コロナとインフル勘違い、3回目ワクチン誤接種 仙台の医療機関
2021/10/27 06:00
(河北新報)
仙台市は26日、市内の医療機関がインフルエンザワクチンと間違え、30代女性に新型コロナウイルスワクチンの接種をしたと発表した。医療機関が本人確認を怠ったことが原因。女性は既に2回接種を終えていた。
市によると、女性はインフルエンザワクチン接種のため、10月23日に医療機関を訪れ、米ファイザー製のコロナワクチンを接種された。女性は8月に2回、市内の別の医療機関でファイザー製ワクチンを打った。
誤接種した医療機関はワクチン接種の診察室をコロナ用、インフルエンザ用と分けていたが、女性が通されたのはコロナ用の診察室だった。接種後、医師が予診票が別の名前であることに気付き、その場で女性に謝罪したという。
市内の医療機関ではインフルエンザとコロナのワクチン接種が平行して進んでおり、市と市医師会は接種前の本人確認を徹底するよう改めて注意喚起する。