感染症専門家 東京のコロナ新規感染者は７日連続前週下回っても「まだ１カ月厳しい」
2021/08/30 10:45
(デイリースポーツ)
テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」が３０日、新型コロナウイルスの東京の新規感染者数が７日連続で前週を下回ったと報じたが、国際医療福祉大学主任教授・松本哲哉氏は「この１カ月くらいはまだ厳しい状況が続くんじゃないか」と厳しい見方を示した。
２９日の東京の新規感染者数は、前週同じ曜日２２日の４３９２人を下回る３０８１人。７日連続で前週から減少したが、感染症が専門の松本氏は「確かに何となく減っているかのように思われますし、数としても毎日の感染者数は前の週に比べると減ってはきているが、ただ今の人出の出方やそういったことを考えると、このまま順調に減っていくかどうかっていうのは難しいと思う」と、楽観論を戒めた。
「学校も始まってくるし、急激に減るとすごくありがたいが、今この状況を考えると、減るとしても鈍く緩やかにしか減っていかないんじゃないかと思いますし、場合によっては上昇する可能性もある。いずれにしても毎日のように３０００人、４０００人の感染者数が報告されること自体が、その中から重症化される方も考えますと、この１カ月くらいはまだ厳しい状況が続くんじゃないかと思う」と慎重に話した。
