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合唱とパソコンを趣味として、つれづれなるままに、書き連ねます。

河北新報

2014-06-06 09:03:46 | 日記

ショックと、感動、そして痛み。

 

3.11の、ことは、直接、間接に影響を受けたので、まだ生々しい記憶にある。

 

あれから、生活がずいぶん変わったことがある。

 

JR青梅線は、今でも、扉の開閉が半手動。

店舗や公共の場所や鉄道関係の照明は、カットされたまま。

 

時折、目にする、3.11関連の話題。

福島(東京電力)原発の話題。

避難している、被災地の話題。

その他、諸々。

 

紙名はなじみの河北新報の、3.11の文庫本は、今まで知りえなかった、生々しい現実と

新聞そのもの、新聞記者たちと新聞を取り巻く人々のあれこれを、知ることになった。

「SOS」の写真は、見た記憶がある。

新聞は、記者や編集者によって、どうしても真実ではあっても、フィルターがかかるもの。

編集された、記事は、受け手側の感覚によっても左右されるものなので、距離をいつも感じている。

 

そうしたなかでも、この文庫本は、多くを教えてくれた。

知ることのなかった、大切なこと。わからなかった、感動を知ることができた。

 

ノンフィクション作家の解説にあったこの言葉が、心に沁みた。

『河北新報は、<東日本大震災>を担うべき運命にあった新聞なのだと思う』

 

河北新報のいちばん長い日

震災下の地元紙

文春文庫