ふうせんのホームページ

合唱とパソコンを趣味として、つれづれなるままに、書き連ねます。

食の方言

2014-05-10 06:45:32 | 日記

父は福島県、母は茨城県出身。

 

東京三多摩地区に、ずうっと、住んでいる。

 

間に4年ほど大阪市内に居住、貝塚にて3年仕事をしていた。

その時、初めて、天ぷらにソースをかけることを知った。

他人丼にも初めてであった。

焼き鳥屋では、キャベツ食べ放題に会った。

その時、生でいただくキャベツに甘みがあることを知った。

それまでは千切りでソースをかけるか、ざく切りを油でいためて醤油をかけて食することが

多かったので、生で食すことがなかった。

 

たぬきそば、きつねうどんではたぬきそばが好みだった。

大阪で、キツネそばと注文したら、きつねうどんになった。

うどんは、キツネ、そばはたぬきという選択肢になるようだ。

 

生まれ育った三多摩では、普通にあった「もやしそば」が関西では、食べられなかった。

「もやしそば」は三多摩では、醤油ベースか塩ベースに片栗粉でとろみがついたものだった。

実家でのカレーライスは、人参、ジャガイモ、玉ねぎの具がごろんと入って豚肉のこま切れだった。

冬場のすき焼きには牛肉、白菜、長ネギ、シラタキ、大根で醤油と砂糖で味をつけたもの。

たまごをざっと、溶いたたれにからめて食した。

 

すしネタでは、こはだが一番の好物。大阪ではばってらにはまった。

こはだと言うネタはなく、コノシロと言った。

 

家庭の赤飯はもち米で「ささげ」を使っていた。

赤飯には小豆と言うイメージはあったが、母は「ささげ」と呼んでいたので、赤飯用の小豆と

勝手に思ったことがあった。

 

食文化は、日本列島で、はっきり東西で別れる。

あちらこちらで別れると様々あるそう。

 

食の分布地図は、面白かった。

食の方言は、大阪でのことがあったのですぐ納得。

 

天ぷらにソースをかけますか?

ニッポン食文化の境界線

野瀬泰申

新潮文庫