ふうせんのホームページ

合唱とパソコンを趣味として、つれづれなるままに、書き連ねます。

引退の潮時

2009-08-09 00:17:09 | 日記
バレリーナが膝をつくことがある。
すとんと普通落ちると思う。
バレリーナは、すっと膝をつく。
この繊細な演技は、見てくれに反比例して過酷な
ものなのだろう。

先日、テレビで「ここの団員は40歳までです」とのコメント
を聞いた。

過酷なバレリーナは40歳で引退ということか。
スポーツの世界は32、3歳で引退という選手も
いるし、2年ほど前に大車輪をやっている70歳
か80歳かの人がCMに出ていたことがあった。

野球の打撃選手は40歳を超えると引退。
体操系は引退が早いようだ。

合唱は、声がでれば、続けられるが、声の張りが
なくなったり、かすれたり、伸びがなくなったり
して、でも、判断は本人次第。

2年ほど前に高齢のソリストを迎えて演奏会があった。
バリトンもベースもこなせ、オケあわせでは素敵な声を
聞かせてくれた。
体調を崩し、本番はアリアはカット、合唱との共演のみ
の出演になったことがあった。

ご本人は演奏を辞退という話もあったようだったが、団から
ぜひとお願いしての共演となったと聞いた。

しかしながらお互いに、おそらく後悔を残す結果となってし
まったように思う。

身体が資本の仕事はたくさんある。
引退を自分で決められるものもたくさんある。
潮時の見極めは誤りたくはないが、潮時の判断は難しい。

速い潮時は迎えたくはないが。