透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

開拓の村で蚕の繭から糸繰り

2022-08-25 22:00:40 | 日記

晴れ。最低気温11.5℃、最高気温25.7℃。

今日も農村群の旧田村家北誠館蚕種製造所の担当でした。

蚕種から育てていた村の蚕が一部を除いて繭となっています。

この繭とは別の昨年以降の繭を用いて、今日から糸繰り作業の実演を来村者の方にお見せすることになりました。

糸繰り作業は60℃ほどに暖めたお湯に繭を入れて、糸口にあるセリシンというたんぱく質を溶かすことから始まります。1個の繭からとれる糸は大変細く(0.001mmから0.002mmほど)、通常、7個から10個ほどを1本の糸にするそうです。

今日は午前、午後とこの作業に取り組むことに。

昼休みには農村群を散策。胡桃や栗の実が大きくなり、エゾリスが道を大急ぎで駆けていく姿を見かけました。開拓の村に秋の気配が漂ってきています。

今日の新北のうた暦の掲句は秋刀魚の不漁が続く今の状況を詠んだ句です。

豊漁の記憶があるからこそ、侘しさもひとしおという感慨が偲ばれました。

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