透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

「マウントレースイスキー場」へ

2023-02-28 20:58:57 | 日記

晴れ。最低気温−10.8℃、最高気温8.7℃。

廃線前のJR夕張駅(三代目)今はCafe&Sweet和

 

家人の車で夕張市のマウントレースイスキー場へ。

我家を11時少し前に出発したので、12時頃にはスキー場へ到着。お昼時だったので、近くの「Cafe&Sweet和」(廃線前のJR夕張駅・三代目だった建物)にてハンバーグ定食を頂きました。

この後、家人はスキーへ、ワタクシは「SHTTLE BASE」などでのんびり過ごしました。

久しぶりにこのスキー場に足を運ぶことができ、スキー場ならではの新鮮な空気を思う存分味わえました。

今シーズンは無理かもしれませんが、来シーズンは滑ってもみたいものです。スキーでですが・・・。

スキー場へ向かう途中でキタキツネを見かけました。

キタキツネはこれから自慢の?毛並みが入れ替わる時期になり、ぼろぼろのコートのようになっていくのですが、本日、ちらっと見たときはまだ立派でした。

キタキツネの立派な姿を「流星のやうな尻尾を曳きながら」とは何と美しい表現かと思いました。

今度、キタキツネに会う機会があれば、このように詠まれた尻尾に先ず目がいくことになるだろうと思います。

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ヒヨドリの眼差し

2023-02-27 20:01:35 | 日記

晴れ。最低気温−16.6℃、最高気温1.2℃。

歯医者さんへ出かけた帰りに公園で見かけたヒヨドリ。

凛々しい姿と澄んだ目が印象的です。心根はきっとまっすぐなんだろうな・・・。

「弱さとは可能性、可能性は弱い人にこそあると思う」とは、一昨年の第18回ショパン国際ピアノコンクールで日本人最高位の第2位に輝いた反田恭平氏の言葉だそうです。このコラムの筆者は反田氏の言葉を複数引き、教育者としての自身の経験を踏まえて、「弱きものにこそ機会を」という結論を導き出しているのです。

コラムを読んで、若い人たちが自分の未来を切り開く鍵となりえる、いろいろな機会を経験できる環境が整えられると良いなと思いました。

春一番をこのように詠んだ作者は日高地方にお住まいとのこと。馬産地に春一番が吹き渡ってくる光景が浮かんできます。何ともさわやかで明るい句だなと思いました。

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北海道立図書館へ

2023-02-26 18:56:45 | 日記

曇りのち雪。最低気温−12.7℃、最高気温−1.4℃。

午後から北海道立図書館へ。

行きは曇りでしたが、帰りはホワイトアウトの吹雪。北風が吹きすさび、雪が吹きつける中、凍えそうになりながらの帰宅となりました。

とはいえ、図書館内はいつものように暖かく、静かで居心地が良かったです。

文書館へ通じる階段付近に興味深い展示がありました。その一部です。

そして、本日の新北のうた暦の掲句です。

厳寒期の海辺は凍えるように冷たい風が吹きすさび、流氷が「氷屑のしぶき」となって打ち寄せているのでしょう。

「結氷期」の厳しい環境に身をおいてこその迫力だろうと作品に寄せられた解説にあります。

厳しい寒さは心得のある人にとっては、言葉が磨かれる場ともなるのかと思いました。

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野幌森林公園へ

2023-02-25 20:10:52 | 日記

晴れ時々雪。最低気温−8.2℃、最高気温0.9℃。

シジュウカラ

今日も最高気温がプラスに転じました。

午前中、野幌森林公園へ。風もなく暖かな森の中。

透んだ空気を震わせて、鳥たちのさえずりが耳に運ばれてきます。桂コースでシジュウカラをカメラに収めることができました。

雪の上には動物たちの足跡がいくつか。彼らは確かにここを走り去っていったのでしょう。彼らの息遣いが伝わってくる気がしました。

春めいた日射しに誘われて、大沢口からふれあいコースへ向かうことに。

百年記念塔を望むこのコースは遠くまで雪原が広がり、樹木に覆われた森とは別の解放感があり、好きなコースの一つです。

野幌森林公園には他にもいろいろなコースがあるので、もっと暖かくなって雪が解けた頃には、少し遠くのコースへも足を延ばしてみようかなと・・・・・・。

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「卓上四季」に賢治さんの言葉が

2023-02-24 19:46:58 | 日記

晴れ。最低気温−13.3℃、最高気温0.8℃。

本日の「卓上四季」に宮沢賢治の「曠原淑女」〈1924年(大正13年)作〉の作品の一部が引用されていました。

「曠原の淑女よ あなたがたはウクライナの 舞手のやうに見える」です。

賢治の脳裏に浮かんでいたのは穀倉地帯・ウクライナの豊かな大地を踏みしめ、笑い声を振りまきながら陽気にふるまう異国の乙女の姿だったようです。

そのウクライナがロシアに侵攻され続けて1年。

賢治ならば、「ウクライナの景色が荒れ果て、人命も財産もないがしろにされる今日の惨状を目の当たりにしたら、何と思ったであろうか」と筆者は綴っています。

「一刻も早く戦火に終止符を」とも。同感です。

解説の「さっぱりと明るく、さりげない一句だが、その背景は重い。」を念頭に置いて、作品を読み返しています。

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「賢治の風と月と星と」の朗読会へ

2023-02-23 21:24:00 | 日記

雪時々曇り時々晴れ。最低気温−6.4℃、最高気温1.7℃。

〈永山邸カレー〉

13時30分開演予定だったので、その前に和洋折衷喫茶ナガヤカレストにてランチ。この度は永山邸カレーを頂きました。

公演は予定通り13時30分から15時30分まで行われました。会場となった旧永山武四郎邸と繋がる旧三菱鉱業寮2階和室は満席。

和室の畳の上に座椅子が用意されるなどの嬉しい配慮があり、最後まで朗読の世界を楽しむことができました。

公演の間に10分間の休憩があり、館内に飾られていた多種多様なお雛さまをカメラに。その中で、今年の干支の兎に因んだものをアップすることにします。

公演終了後は札幌ファクトリーを眺めながら地下鉄を目指しました。

そして、本日の新北のうた暦の掲句です。

「番屋」という言葉に親近感を持ちました。というのも、ボランティアでお世話になっている北海道開拓の村に旧青山家漁家住宅というニシン番屋が移築されていて、私にとってのお気に入りの建物の一つとなっているからです。

かつて、ニシン漁が盛んだった頃、二月はその年の本格的なニシン漁へ向けての準備が始まるのだったような・・・・・。

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空の移り変わりと新北のうた暦と

2023-02-22 20:37:02 | 日記

雪のち晴れ。最低気温−9.7℃、最高気温−1.9℃。

早朝には降っていた雪も、日中には止んで青空も広がってきました。

習い事の帰りに回廊のように続く歩道や両側が雪山になった車道を眺めてきました。

今は冬将軍の陣が敷かれている当地ですが、日が永くなっているのは確かです。

春へ近づいてきているのを肌で感じながら、今は雪と共に一歩一歩

「流氷来羽の生えたる背ナ持たず」と流氷を詠んだ本日の新北のうた暦の掲句です。

このところ、流氷を詠んだ作品が登場し、流氷が漂うオホーツク海を懐かしく思い、流氷がこうして取り上げられるのが嬉しくてたまりません。

当たり前ですが、それぞれに着眼点が異なり、それゆえに着地する世界もいろいろで趣があるなと感じ入るばかりです。

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新札幌へ

2023-02-21 20:02:43 | 日記

晴れ。最低気温−17.7℃、最高気温−5.2℃。

新札幌へ。作文サークルの皆さんとアークシティホテルのレストランアバンティの一角にて先生の評を伺ってきました。

ランチタイムにはロコモコ丼を。そういえば、先月はあったテーブルの間仕切りが、この度は撤去されていました。コロナ禍への向き合い方が変わったようです。

 

真冬日でしたが、風もなく日差しが強くなってきたためか、暖かく感じられた本日。

新北のうた暦の掲歌は「指」「音叉」「木霊」と順に辿っていくうちに、響きの向こうに隠れている繊細な思いが感じられました。

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スズメの隣人

2023-02-20 18:12:10 | 日記

雪時々晴れ時々曇り。最低気温−3.9℃、最高気温−0.6℃。

いつもの所にスズメが群れていました。

仲間と過ごすスズメの姿を遠目で見ながら、そっと通り過ぎることに成功。

離れたところからは見えない一羽一羽の表情はアップにするとなかなか凛々しいものです。

これからもスズメの隣人として、ヒトの気配をなるべく消して静かにそばを通らせてもらおうと思っています。

物事は考えようで大変だけれども「易し」と真逆の捉え方にもなるものです。心安らかに暮らすすべでもあり、知恵と言い換えてもよさそうです。

本日の新北のうた暦の掲句のように、

ドカ雪から逃れられない雪国育ちの身としては、こういった気持ちの切り替えはおおいに共感できるものでした。

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酪農学園大学の白樺並木イルネーションへ

2023-02-19 20:54:05 | 日記

晴れ時々曇り。最低気温−5.2℃、最高気温1.4℃。

酪農学園大学構内の白樺並木と農地が一夜限りのライトアップで彩られるというイベントへ出かけてきました。

我家から徒歩で片道20分。

辺りが暗くなり、様々な色にライトアップされた白樺並木が浮き上がります。一面の雪原をバックにした白樺並木が幻想的な雰囲気に包まれていました。

会場となった白樺並木の一角にはキッチンカ―が数台繰り出され、ジャズが流れる中、大勢の観客がスマホやカメラを手に詰めかけ、大盛り上がりを見せていたように思います。

冬の日ならではの美しいイベントでした。

1972年と言えば明治5年です。その頃の網走は最果ての地であり、流氷が姿を見せる時期は寒さが厳しい時です。

まさに凍死も覚悟の網走行だったというのも現実味を帯びている気がします。

流氷を詠んだこの句から新しい視点で流氷を思うことができました。

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人も歩けば  

2023-02-18 18:59:08 | 日記

曇りのち晴れ。最低気温−3.8℃、最高気温3.5℃。

5時42分

暖かかったので、埋蔵文化財センターを通り越して、国道12号線を目指して歩くことにしました。ところが、途中の北翔大学敷地内側の木々に鳥たちの姿を見かけ、小さなカメラの能力を最大限に発揮してもらうことにしたのです。

ボケかかってはいますが、ナナカマドをついばんでいるアカゲラや餌を探しているツグミの奮闘を捉えることができました。

この場にややしばらく立ち止まっているうちに、空模様が怪しくなってきたので、戻ることにしました。

人も歩けば野の鳥に出合うということでしょうか・・・・・・。

世の中はコロナ禍であっという間にこの歌にあるように消毒スタイルが定着していきました。

その姿はなるほどこのようにも捉えることができます。このように捉えることができる作者の感性に惹かれました。

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百合が原公園と新北のうた暦と

2023-02-17 19:51:43 | 日記

曇り時々晴れ時々雪。最低気温−11.2℃、最高気温2.6℃。

百合が原公園の温室で開催中のアザレア展へ。白と青の景色に見慣れた眼に、アザレアの花の赤やピンクがまぶしく映りました。

大温室内にはクリスマスローズやツバキ、そしてひと際目を惹いたのが奥に立つギンヨウアカシアです。雪景色が広がる北海道のこの時期に、ミモザとも呼ばれるこの黄色の花が明るさだけでなく暖かさも分けてくれた気がしました。

晴れていたので、公園の散策路を歩くことに。温室の花々も良かったのですが、外の雪景色もやはり美しかったです。

「湯豆腐にひとつの嘘をゆらしをり」

湯豆腐から生まれたこの句をしみじみ味わっています。

解説を踏まえて、ただただ、味わうのみです。

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北海道立図書館へ

2023-02-16 21:42:39 | 日記

曇り時々晴れ。最低気温−13.8℃、最高気温−2.7℃。

北海道立図書館へ。

降ったばかりの雪が図書館前の庭をより美しく仕立てていました。

その景色が青空に映えて、目を見張るほどです。

久しぶりの図書館はやはり静かで心落ちつくもの。

もう少し居たかったのですが、その気持ちを館内に残したまま、用事があったので、急ぎ我が家へ。

昨日の新聞のコラムです。東京都と道内の季節感の違いを「白梅と紅梅」に注目して綴られています。

歌人の馬場あきこさんによる「花のうた紀行」から浜名理香さんの歌を引いて、北海道と「遅れて」咲く紅梅の美しさを重ね合わせて「厳寒期に力を蓄え、遅い春に花をいっせいに開花させる北海道」と読めるのではと説いています。

なるほどそうかもしれないと思い、厳しい寒さに耐えてこそ生まれる尊いものが北海道にあってほしいと改めて思ったのでした。

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冷えた朝と「朝の食卓」の記事と

2023-02-15 19:10:22 | 日記

晴れ時々雪。最低気温−20.2℃、最高気温−7.9℃。

 

今日も当地は氷点下20℃を下回る強い冷え込みとなりました。これまでの最低気温26.6℃までは下がらなかったのですが。

北海道新聞夕刊によると、道内は各地で厳しい冷え込みになり、174観測地点のうち28地点で今季最低となったと伝えています。上川管内幌加内町幌加内で氷点下31.4℃、同管内美深町で同29.9℃を記録したとのこと。

さて、本日は新聞のコラム・朝の食卓の「くだらなく適当に生きる」に共感を覚えたのでその記事をまるごとアップすることにしました。

コラムの筆者はカヌーイストの野田知佑氏と獣医師・野生動物写真家の竹田津実氏のお二人の暮らしぶりや言葉から薫陶を得て、「くだらなく適当に生きる」という地点に着地しようという思いに至ったようです。

ワタクシごとですが、今までの我が越し方に限りなく近いと感じ、何だかお墨付きを得たようで勝手ながらホッとしたりも・・・。

生き方は人それぞれで何が良いのかもそれぞれだと思いますが、ワタクシにはこういう生き方が望むところだったのかもしれないと改めて思ったのでした。

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野幌森林公園と魚眼図というコラム

2023-02-14 20:09:18 | 日記

雪時々晴れ。最低気温−16.2℃、最高気温−4.2℃。

午後から野幌森林公園・ふれあいコースを歩いてきました。踏みつけ道なので、バランスを崩すとずぼっと足を取られます。2~3回ほどで済んだので、良かったと言えます。

そして、ふれあいコースから車道に出るところでアカゲラに出合いました。食事にやってきたようです。

散歩しているとこうした生き物たちに出合うことがしばしばです。厳しい寒さなのに、気負うことなく暮らしている姿を見ると、いつもこちらが元気になれるから不思議です。

〈北海道新聞本日付け夕刊〉

 筆者はこの「スチュワードシップ」という言葉を留学から帰った知人から耳にして、目の前の扉が開かれる思いがしたそうです。この意味するところは土地や川や海、またそこに生きる植物や動物の恵みを人が受けながら、それらを守り、次世代に引き継いでいくことかと。

 特に大事なのは、大地も生きていて、その大地の中で、草木も、虫も、魚も、人を含む動物も生きているということ。さらに人は生きものの一員として切っても切れないこの命の循環が滞らないようにケアをする立場なのではないかと。

 筆者はそのようなつながりを示す言葉が「スチュワードシップ」で、日本語に訳すとすれば「大地のケア」辺りではないかと思い至るのです。

 最後にコラムはこう結ばれていました。

「人が大地をものとしてコントロールするのではなく、いのちとしてケアをし、大地からもケアされる。それを指す言葉が暮らしの軸となった時、そこにいのちの風景があらわれるだろう。」


命の循環が途切れることなく続くことと美しい地球という星が美しくあり続けられることとは同じなのだろうと思います。

壊されて、失われて初めてかけがえのないものが何かを浅はかな生き物は気づくのでしょう・・・・。

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