透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

野幌森林公園雪景色

2015-11-30 21:19:34 | 日記

晴れのち曇り。最低気温-5.7℃、最高気温4.0℃。

11月最終日となりました。11月もかなりのスピードで過ぎていきました。風邪気味のために控えていた散歩ですが、11月を見納めするために行ってきました。雪景色のふれあいコース、大沢口へと歩き、綺麗な空気に思い切り触れてきました。(あとは野となれ、山となれの気分で・・・)

笑顔で優しく迎えてくれた(ような気がする)野幌森林公園でした。こうした森や野原が身近にあって、自由に歩き回ることができるのは幸せなことと思います。感謝しなければいけないことですね。

何とか(右手の親指を突き指したものの)11月を見送ることができそうです。明日から師走、12枚あったカレンダーも最後の1枚となります。

                   

                   

                   

                   

                   

                            《茶房も今年は閉鎖のままでした。大和口付近》

                   

                        《雨水が溜まってできる池も凍りついたままでした。大沢口付近》

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『ワルトラワラ39号』届く

2015-11-29 21:01:36 | 日記

晴れのち曇り。最低気温-4.5℃、最高気温3.4℃。

昨日、『ワルトラワラ39号』が届きました。賢治を慈しみ、イーハトーヴを愛する方々の賢治研究の成果や賢治関連の作品が掲載されたほぼ定期の刊行物です。

                     

    

「作品現場からの検証」というコーナーで岡澤敏男氏が執筆されている「『狼森と笊森、盗森』の異聞(中)」を拝読しました。狼が犬や家畜のみならず、子どもを含む人間を襲ったことが記録されていたことを突き止め、そのような面をもっているにもかかわらず狼森の狼が子どもに優しかったのは何故かを紐解かれていました。

これから、他のコーナーも順に読み進めたいと思っているところです。

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札幌学院大学「開け!おもちゃ箱」展へ

2015-11-28 20:42:19 | 日記

曇り時々雨雪。最低気温-2.4℃、最高気温3.9℃。

我家の近くにある札幌学院大学へおもちゃの展示会を見に家人と出かけました。この大学の学芸員課程を履修している学生さんたちが「開け!おもちゃ箱~おもちゃとあの頃のわたしたち~」と題して展示を担当したとのことです。実習の経験を生かし、企画から展示、運営まですべてを手がけたそうです。今日は二人の男子学生が私たちに説明をしてくれました。「なかなか、自分たちの意向が伝わらなくて難しい。」と感想をもらしていましたが、その気づきがとても貴重なことで、彼らのこれからが頼もしく思えたのでした。

発想から実際に展示物を収集し、ある意図をもって展示し、それを見てもらう人に感じ取ってもらうという一連の流れは教育に通底するものがあると思いました。

                       

                                 

                                                  《おもちゃ年表 1910年代~2000年代まで》                 

                      

                   

                      

                   

           《「戦争の度に軍人将棋や戦闘機の模型飛行機など戦争に関する玩具が流行する・・・以下略・・・・」と解説文にありました。》

 おもちゃの変遷は私たちの生活の変遷であり、その時々の社会の影響を受けているのですね。おもちゃや遊び方、おもちゃをどのように手にしたのかなどを細かく見ていくと、当時の社会状況があぶりだされることになるのでしょう。この分野も、奥が深いものだと思いました。

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(「雨ニモマケズ」 最愛の妹への思い― 宮沢賢治 × 宮沢トシ)を見て

2015-11-27 20:30:00 | 日記

雨時々曇り。最低気温0.6℃、最高気温3.9℃。

昨日、NHK総合で石川九楊の臨書入門という番組の再放送があった。第8回目の「『雨ニモマケズ』 最愛の妹への思い― 宮沢賢治 × 宮沢トシ」というタイトルで、録画しておいたものを今日見たのだった。

今日はトシさんの命日であり、賢治が書いた「永訣の朝」の日付もこの日になっている。番組は賢治とトシさんのプロフィールを辿り、「永訣の朝」の原稿や「雨ニモマケズ」が記された手帳が取り上げられていた。番組内ではこの手帳の「雨ニモマケズ」の最初のページが臨書の対象になっていた。

賢治の文字は味わいがあるとは思っていたけれど、臨書の対象として見たことがなかったので、新鮮な驚きを感じたのだった。番組のゲストだった羽田美智子さんが臨書を通して、賢治のその時の心情や体調を憶測していたが、そういういうことも可能なのだと改めて思った。

「永訣の朝」の原稿を見るだけではなく、真似して書いてみるということも一度試してみたいものだ。

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                             《トシとの交信を求めた賢治は大正12年7月末から青森、北海道、樺太へ傷心の旅へ出かける》

                   

                           《昭和6年11月3日、手帳に「雨ニモマケズ」を記す》

                   

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版画家 佐藤国男氏

2015-11-26 19:46:58 | 日記

晴れ。最低気温-14.8℃、最高気温1.4℃。

昨年の5月、苫小牧市で賢治学会が開催され、市内の美術博物館では「宮沢賢治の世界をアートする2014~佐藤国男の版画を中心に~」と題する展示会が催されていました。木が持つ文様をそのまま生かしたことなどを楽しそうに語られていたことなどを思いだしつつ、このコラムを読んだのでした。

明日は賢治さんの最愛の妹トシさんが亡くなられた日です。北海道のこの辺りも明日はみぞれが降って、外は変に明るくなるかもしれません。

        

                                     《北海道新聞 2015年11月17日付掲載》

           

           

                             《昨年の宮沢賢治学会苫小牧のポスターです。》

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緑から白の世界へ

2015-11-25 15:24:26 | 日記

晴れ。最低気温-7.4℃、最高気温-1.3℃。

昨日、茶畑やみかん畑が広がる緑の世界から白の雪の世界へ戻ってまいりました。富士山静岡空港では、雪により出発が定刻より20分遅れとなることを告げられ、「まだ11月なのに、雪のために?」と一瞬、耳を疑いました。そのうえ千歳空港に降りられない場合は再びこの空港か羽田空港に引き返す条件付きということだったのです。結果として、約50分遅れで千歳空港へ着陸したのですが、その間、順番待ちのため、上空を7回ほど旋回して時間かせぎをしていたようです。

今日も昨日と引き続き真冬日となり、本格的な冬景色を見ながら、喉の痛みをかかえつつ、静かに過ごすことにしています。「人生は紙飛行機 願いを乗せて飛んでいくよ 風の中を力の限り ただ進むだけ♪」であり、「思い通りにならない日は 明日頑張ろう♪」(NHK朝の連続ドラマ「あさが来た」の主題歌)ですね。皆様も風邪などひかれませんよう、ご自愛ください。

                 

                                  《我家の前の雪景色 13:28》

               

                    

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富士山

2015-11-24 22:54:28 | 日記

晴れ。最低気温-7.8℃、最高気温-0.8℃。

「富士には、月見草がよく似合う」という一文で知られる太宰治の短編小説「富嶽百景」をもう一度読んでみたくなりました。やはり、距離が近づくほどに富士山という山の個性がいかに他の山々と比べると際立って見えるのかが、分かる気がしたのです。

バスの車窓から所々で見え隠れする富士山は存在感があるものでした。帰りのバスの中では「見送ってくれているようだね。」「何か言っているようね。」との声も上がりました。今日は晴れていたので、富士山の様々な表情がみられたのです。なるほど、経験しなければ、実感として分からないことばかりだとこの度も思ったのでした。

                

                                       《河口湖から 9:53》

                

                                        《河口湖から 10:05》

                

                                       《月と飛行機  16:44分》

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浜松城へ

2015-11-23 21:19:54 | 日記

曇り時々晴れ。最低気温-2.5℃、最高気温3.3℃。

浜松城は野面積みの石垣で有名な他に「出世城」としてもその名を馳せているとのことだ。そう称されている所以はこの城の主となったお殿様の多くが後に江戸幕府の重い役についたことからといわれている。

後に260年余りを治めることになった徳川の礎を築いた家康が三方が原の戦いで武田信玄に追われて、かろうじて逃げ帰った城であり、そのことを戒めとして強く意識した所でもあったそうだ。

北海道から他県へ赴き、観光スポットとなっているところを訪ねる度に思うことは、歴史の重みだ。時間と共に積み上げられた地層のように、それぞれの時代を貫いてそこにあるということだ。

このあと、三保の松原へ向かった。この砂嘴は富士を望む景勝地として、また、羽衣伝説の発祥地として名高く、日本三大松原の一つとなっている。この日は雲が立ち込め、富士の姿はぼんやりとしか見られなかった。

                 

                                          《浜松城》

                 

                                 《三保の松原を訪れていた観光客》

 

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静岡県へ

2015-11-22 21:19:53 | 日記

晴れ。最低気温-0.6℃、最高気温2.7℃。

新千歳空港発10時25分、富士山静岡空港12時25分着のANAにて、静岡県へやってきました。こちらは紅葉どころか山も早も緑のまま。茶畑はもちろん緑で、民家の庭には鈴なりのオレンジ色のミカンが目に飛び込んできました。こちらの最高気温が20.4だったようで、立冬を過ぎたのに北海道の感覚では夏の終わりのような感じでした。

 

 

 

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ふれあいコースの夕暮れ

2015-11-21 19:07:03 | 日記

雨時々晴れ。最低気温0.9℃、最高気温5.1℃。

雨が断続的に降ったりやんだりしていました。午後からはみぞれが交じり始め、冷たい雨となっていました。夕暮れが迫ってきたころ、野幌森林公園ふれあいコースへ出かけました。見上げると木の枝越しに月齢9.4の月が出ていましたが、数分で雲間に隠れてしまいました。「チャンスの神様は前髪しかない」と聞いたことがありました。

その時、その場所での一瞬の出会いを大切にしたいなと思いました。

                 

                                                                   《2015.11.21 16:34撮影》

                 

                                       《2015.11.21 16:37撮影》

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三浦綾子記念文学館へ(その2)

2015-11-20 21:05:02 | 日記

晴れ。最低気温-1.4℃、最高気温6.4℃。

昨日、三浦綾子記念文学館を訪ね、展示コーナーを回った後に二階の図書室で本を手に休んでいました。窓の外には見本林が広がっています。たまたま手に取ったのは、綾子さんの著書『石ころのうた』でした。ここには他に誰もいなかったので、ぱらぱらとめくって読んでいるうちに読みふけってしまいました。

「あとがき」には

「いったい、時代とは何なのか。自然にでき上がって行くものなのであろうか。私が育った時代、その時代の流れは決して自然発生的なものではなかったと思う。時の権力者やその背後にあって権力を動かず者たちが、強引に一つの流れをつくり、その流れの中に、国民を巻きこんで行ったのだと思う。そして、そのために、どれほど多数の人命が奪われ、その運命をくるわされたことか。」

とありました。

『石ころのうた』は1974年4月30日初版発行となっていました。41年前のことです。今、「強引に一つの流れをつくり」、私たちを巻き込んで行こうとしているその先に、何が待っているのでしょうか。その答えを綾子さんが示唆してくれていたとは・・・・・。

                   

                          《見本林 記念館エントランス前から 2015年11月19日11:30》

                   

                                      《二階 図書館》

                   

                                      《二階 図書館》

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三浦綾子記念文学館へ

2015-11-19 23:21:34 | 日記

晴れ。最低気温-1.5℃、最高気温4.8℃。

生田原から我家へ帰る途中、旭川で下車して、見本林の一画に建つ三浦綾子記念文学館を訪ねました。この度は、道南を三浦文学の重要なスタート地点と位置付けた展示となっていて、いかに生きるべきかを問い続けた三浦綾子さんの文学の魅力がより深まっていたように感じました。

展示されていた中で印象に残った言葉がいくつかありました。その中からこの言葉を。(略された部分も含めて展示されていたものです。)

「戦争の恐ろしさは数々ある。その中で最も恐ろしいのは、人間が人間性を失うことだ私は思う。/・・・・・/私たちは人を殺すために生まれてきたのでもなく、殺されるために生まれて来たのでもない。私たちは愛し合うために生まれてきたのだ。」(『わが青春に出会った本』より)

「私が絶望しないで生きて来ることができたのは、『それでも明日は来る』という希望があったからだ。それがどんな明日であるかはわからぬにしても、とにかく神が私に与えて下さる明日なのだ。そう思うと勇気がでた。」(『それでも明日は来る』より)

                     

                                 《見本林内に建つ三浦綾子記念文学館》

                     

                                        《館内カフェにて 紅茶を頂きました。》

                     

                                            《氷点ロード》

                     

                                         《氷点橋の上から 旭川駅方向》

                     

                                    《氷点橋の上から   大雪山連峰を望む》

 

                    

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朝焼け

2015-11-18 20:08:57 | 日記

晴れ。最低気温3.3℃、最高気温6.8℃。

生田原町は山に囲まれた盆地です。山が近いので、日の出は定刻よりも遅く、日の入りは早まる傾向にあります。今朝は東の空が紅黄色に染まる朝焼けが見られました。

朝焼けについてネットで検索すると、『ブルタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説』によると「朝焼け あさやけ morning glow」とは以下のように書いてありました。「日の出のときに東の空が紅黄色に染まる現象。日の出や日没時には,太陽光線は最も厚い大気の層を通過して地上に達するが,散乱光の強さは入射光の波長の 4乗に反比例するため,波長の長い赤色が最後まで散乱されずに残り,赤い空が生じる。本文は出典元の記述の一部を掲載しています。」

                  

                                    《朝焼け 6:55撮影》

この重く垂れこめた雲の色を見ていると、北国の11月という時期が不安定さをともなう独特の雰囲気を持っているのではないかと思えてくるのでした。ぞれは、日没が早まっていくことや雪が降ったり解けたりを繰り返しながら辺りがまるごと冷やされていく過程にあり、生活の仕方をがらりと変えざるを得ないからなのかもしれません。

それはともかく、この雲をみていると、11月27日の日付を持つ「永訣の朝」の中で、賢治さんが「うすあかくいつそう陰惨(いんざん)な雲」、「蒼鉛(さうえん)いろの暗い雲」と表現していた雲のイメージと重なって見えました。みぞれは降ってこなかったので、かすっている程度の類似なのでしょうけれど。

 

永訣の朝  (宮澤家所蔵手入れ本)

   けふのうちに

   とほくへいつてしまふわたくしのいもうとよ

   みぞれがふつておもてはへんにあかるいのだ

      (あめゆじゆとてちてけんじや)

 

   うすあかくいつそう陰惨(いんざん)な雲から

   みぞれはびちよびちよふつてくる

      (あめゆじゆとてちてけんじや)

        

   青い蓴菜(じゆんさい)のもやうのついた

   これらふたつのかけた陶椀(たうわん)に

   おまへがたべるあめゆきをとらうとして

   わたくしはまがつたてつぽうだまのやうに

   このくらいみぞれのなかに飛びだした

      (あめゆじゆとてちてけんじや)

  

   蒼鉛(さうえん)いろの暗い雲から

   みぞれはびちよびちよ沈んでくる

   ああとし子

   死ぬといふいまごろになつて

   わたくしをいつしやうあかるくするために

   こんなさつぱりした雪のひとわんを

   おまへはわたくしにたのんだのだ

   ありがたうわたくしのけなげないもうとよ

   わたくしもまつすぐにすすんでいくから

       (あめゆじゆとてちてけんじや)

   

   はげしいはげしい熱やあえぎのあひだから

   おまへはわたくしにたのんだのだ

    銀河や太陽、気圏などとよばれたせかいの

   そらからおちた雪のさいごのひとわんを……

   …ふたきれのみかげせきざいに

   みぞれはさびしくたまつてゐる

   わたくしはそのうへにあぶなくたち

   雪と水とのまつしろな二相系(にさうけい)をたもち

   すきとほるつめたい雫にみちた

   このつややかな松のえだから

   わたくしのやさしいいもうとの

   さいごのたべものをもらつていかう

  

   わたしたちがいつしよにそだつてきたあひだ

   みなれたちやわんのこの藍のもやうにも

   もうけふおまへはわかれてしまふ

   (Ora Orade Shitori egumo)

 

   ほんたうにけふおまへはわかれてしまふ

   あぁあのとざされた病室の

   くらいびやうぶやかやのなかに

   やさしくあをじろく燃えてゐる

   わたくしのけなげないもうとよ

   この雪はどこをえらばうにも

   あんまりどこもまつしろなのだ

   あんなおそろしいみだれたそらから

   このうつくしい雪がきたのだ

   

       (うまれでくるたて

       こんどはこたにわりやのごとばかりで

       くるしまなあよにうまれてくる)

   

   おまへがたべるこのふたわんのゆきに

   わたくしはいまこころからいのる

   どうかこれが兜卒の天の食に変って

   やがてはおまへとみんなとに

   聖い資糧をもたらすことを

   わたくしのすべてのさいはひをかけてねがふ

  

 註             あめゆきとつてきてください

               あたしはあたしでひとりいきます

               またひとにうまれてくるときは

                こんなにじぶんのことばかりで

                くるしまないやうにうまれてきます

                                     

                                     

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生田原残像

2015-11-17 20:27:51 | 日記

曇り時々晴れ時々雨。最低気温2.9℃、最高気温12.2℃。

今日は義父が北見の病院を受診する日です。日中は厚手の上着が要らないほどの暖かさとなり、心配していた雨もぱらつく程度で、無事病院から生田原へ戻りました。

借家に戻った後、散歩に出かけました。辺りは刻々と暗くなり始め、見上げる空には雲間から細い三日月が顔を見せたり、隠れたりしていたのでした。

散歩の帰り頃には、闇が深まり、国道242号線沿いに建つ「木のおもちゃワールド館 ちゃちゃワールド」がライトアップされ、お洒落な姿を見せていました。

                 

                       《「木のおもちゃワールド館 ちゃちゃワールド」 2015年11月17日16:39撮影》

ちゃちゃワールド館について、2015年2月10日のブログで触れているので、その一部を掲載します。

生田原町内にある「木のおもちゃワールド館 ちゃちゃワールド」を訪ねました。借家から徒歩で5分ほどで到着しました。一階は世界の木のおもちゃ館、休憩コーナー、ミュージアムショップ(売店)、木工房ゼベットからなり、2階はカプラコーナー、あそびの広場、ユニセフコーナーがあります。そして、1階から2階にまたがり、影絵の巨匠として知られる藤城清治氏の作品約30点が展示されている藤城清治影絵美術館を擁しています。圧巻は、高さ9m、幅18mと世界最大級の大作」「光彩陸離」です。札幌芸術の森美術館で開催された藤城清治氏の展覧会においては、このレプリカが展示されていたことを思い出しました。

身近にあった「ちゃちゃワールド」は、開館したばかりの頃に一度訪れたのですが、これほど、魅力的な場所だったとは思わず、この度は大いに満足して館を後にしました。

今日は1階の世界の木のおもちゃ館の中の「くるみ割り人形」付近をアップしました。(藤城清治影絵美術館以外の撮影は許可されていました。)

くるみ割り人形をはじめとする木工芸品はドイツ・エルツ山脈地方の、かつて栄えた鉱山の樹木等を利用して始まったこと、また、硬いクルミを割るということは難しい課題をやり抜くという意味合いもあり、時の権力者に対する庶民のひそかな「仕返し」の思いもあったのではないかと解説にありました。「くるみ割り人形の多くは王様・警官・兵隊といった権力を持った人々がモチーフとなって」いることが多いともあり、くるみ割り人形の形相をじっくり見直しました。

                         

                                      《2015年2月10日撮影》

 

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生田原川郷愁

2015-11-16 19:02:15 | 日記

晴れ。最低気温3.9℃、最高気温13.1℃。

昨日、雨の中生田原の借家へやってきました。

借家でするべきことの一番は、ストーブの点火です。これが、無事に済んで、ひとまずホッとしました。

次のハードルは水を出すことです。氷点下が予想されるため、先月この家を発つ際に、水の元栓を閉めて、水を落としていたので、蛇口は開け放したままになっています。それを一つ一つ点検しながた締め直し、元栓を開けました。こちらも無事に水が出て、ライフラインの二つ目は通過です。

最後にガスレンジの点火がうまくいかず、業者さんにみてもらうことになったのですが、これも無事につきました。三つのライフラインが整って、ここでの4泊5日の生活がスタートしたのでした。

さて、今日は晴れたので、用事を済ませた後、午後から散歩にでかけました。

信盛橋、中央橋からは生田原川がゆったりと流れ、郷愁を誘う晩秋から初冬への風景が広がっていました。

               

                                     《信盛橋から遠軽方面の生田原川を望む 15:25撮影》

               

                                   《信盛橋から北見方面の生田原川を望む 15:25撮影》

               

                                      《中央橋から信盛橋を望む 15:32撮影》

               

                                       《中央橋から平和橋を望む 15:33撮影》

               

                                  《中央橋から河川敷沿いに続く歌句碑ロード 15:34撮影》

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