透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

九月の最終日

2014-09-30 09:29:04 | 日記

晴れ時々雨。最低気温3.7℃、最高気温17.9℃。

新千歳から女満別空港へ出発しました。網走の実家で父の13回忌・母の27回忌の法要に参列するためです。 空港には網走在住の長兄と神奈川から少し先に空港に着いた次兄が出迎えてくれました。空港から兄の車で網走湖畔へ。鮭が遡上する様子を見学。呼人にある亡き母の実家のお墓をお参りし、続いてしばらくご無沙汰していた網走の我先祖のお墓をお参りしました。雨はいつしか晴れ、お参りするときに傘は入りませんでした。

                          

                                       《網走湖》

                           

                               《網走湖 鮭の遡上が見られる地点》

                          

                         《数匹の鮭が 多いときは数えきれないほどの鮭が・・・》

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「賢治 青春時代のはがき」の記事

2014-09-29 20:24:31 | 日記

晴れ時々曇り。最低気温5.5℃、最高気温19.6℃。

本日付の北海道新聞に「賢治 青春時代のはがき」との見出しのコラムが掲載されていた。同級生に宛てたはがきなどの他に写真も含めて11点の未発表資料が見つかったとのこと。大妻女子大学の杉浦静教授のコメントも掲載されていた。何となくではあるが、まだ他にも賢治さん関係の資料がみつかりそうな気がしている。それにしても、『春と修羅』の単行本の背表紙に印刷された「詩集」の文字を本当に消し去っていたとは・・・・・。「心象スケッチ」へのこだわりは相当なものだったのだと改めて思った。

                

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御嶽山噴火

2014-09-28 18:37:47 | 日記

晴れ時々曇り。最低気温15・0℃、最高気温22.4℃。

昨日の午前11時53分ごろ、御嶽山が噴火し、現在31名の方が心肺停止であると夕方のテレビニュースは伝えていた。突然の噴火に登山客の方々が無防備なまま命の危険にさらされる結果となった。この時期は独立峰で見晴らしが良い御嶽山の紅葉が見ごろとなることもあり、二連休の土曜日ということもあって、登山客が多数この地を訪れていたことだろう。まだ取り残されたまま発見されずにいる方々の安否が気にかかる。また、けがをされた方々も無事に手当てを受けられ、全快することを願っている。

避難した方々のコメントの中に死を覚悟したというものが多かった。リュックを頭にのせて避難したという女性は、リュックの中に入っていた魔法瓶が潰れていて、それがなかったら、自分の命がなかっただろうと言っていた。この度の噴火で紅葉を楽しむ場が一瞬にして修羅場と化した。

日本列島には活火山が110もあると初めて知る。その活火山がいつ噴火するのかの予知は非常に難しいという。これは、記憶に留めておこう。

 

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紅葉の定山渓方面へ

2014-09-27 20:43:23 | 日記

晴れ。最低気温4.1℃、最高気温20.6℃。

紅葉を求めて、家人と定山渓方面へ出かけた。最初に支笏洞爺国立公園の豊平峡を訪ねた。豊平峡までの車の乗り入れは出来ず、手前の駐車場から電気バスを利用することになる。乗車料金は大人往復620円。紅葉は4分くらいだろうか。風が強く帽子を飛ばされないように注意が必要だった。レストラン「だむみえーる」にて昼食。

続いて、通称定山渓レイクラインをドライブして札幌国際スキー場まで紅葉を追いかけることにした。こちらはスキー場だけにゴンドラに乗って往復する。頂上に向かうまでの紅葉は見ごたえがあった。頂上では仲の良い高齢のご夫妻が私たちの写真を撮ってくださった。何気ないこうした人とのつながりも紅葉がもたらす効用の一つかもしれない。

                        

                              《豊平峡ダムからの放水》

                        

                                   《豊平峡ダム》

                        

                                  《豊平峡ダム》

                        

                              《豊平峡のレストラン 「だむみえーる」》

                        

                               《豊平峡のレストラン 「だむみえーる」》

                        

                             《札幌国際スキー場 ゴンドラ内から》

                        

                             《札幌国際スキー場 ゴンドラ内から》

                        

                               《札幌国際スキー場 頂上から》

 

 

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「ムーミンの世界展」

2014-09-26 20:01:43 | 日記

晴れ。最低気温10.4℃、最高気温20.5℃。

北海道立文学館で開催されている「トーベ・ヤンソン生誕100周年記念 ムーミンの世界展」を見に札幌へ出かける。ムーミンはアニメでテレビ放映されていた頃から、気になる存在で、不思議に見終えると安心感があり、楽しみにしていたことを思い出す。

 会場内では写真を撮っても良いとのことで、それだけでも主催者や関係者の懐が深く感じられ、なんだか嬉しかった。さて、作者のトーベ・ヤンソンさんであるが、1914年にフィンランドのヘルシンキで生まれ、1966年には 国際アンデルセン賞を受賞。2001年に86歳で死去している。父親は彫刻家で母親は画家だった。幼い頃から芸術的な家庭環境で育ったという。才能と環境と本人の努力があって、あの心優しいムーミンが誕生したのだ。

ムーミン・トロールはどうして生まれたのかという問いに、トーベ・ヤンソンさんは二つのエピソードがあったと答えている。一つは絵についてで、それは子ども時代に小屋に書いた落書きから。二つ目は名前の由来についてで、16歳の時におじさんが「ガス台の後ろにはムーミン・トロールという生き物がいるぞ。こいつらは首筋に息を吹きかけるんだ」と言ったことからだそうだ。

メジャーになる画家の落書きもまた貴重な作品になるのだ。残っていて良かったと思いつつ、セピア色の(展示してあったのはレプリカだと思うが)破れかけた落書きに目を凝らした。そこにムーミンらしき姿を見つけ、まるでムーミン誕生の瞬間に立ち会っているような錯覚がしてわくわくした。

                        

                           《北海道立文学館前の掲示板》

                        

                                《北海道立文学館》

                        

                              《展示会場前のホールにて》

                        

                          《ムーミン一家とスナフキン 会場内にて》

                        

                                  《会場内にて》

                        

                                  《会場内にて》

                        

                                      《落書き》

                        

                               《魚のななめ左下に注目》

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気温と雪の予報

2014-09-25 21:01:11 | 日記

晴れのち曇り一時雨。最低気温14.3℃、最高気温23.1℃。

最低気温が9月12日に続いて14℃台となり、朝方の冷え込みもなく、ストーブを一度もつけずに過ごしている。さて、気になるのは今後の気温の推移と初雪や積雪量のことだ。本日付の北海道新聞に札幌管区気象台が24日、10月から12月の3カ月予報と12月から来年2月までの長期予報を発表したと報じていた。それによると、10、11月は平年より冷え込む日が多く、12月以降は気温、降雪量とも平年並みとのことだ。10月は数日周期で天候が変わり、11月は冬型の気圧配置となる日が平年より多いと予想している。

12月から来年2月は寒波をもたらす冬型の気圧配置は長続きしないとの見込みながら、日本海側とオホーツク海側は平年同様、曇りや雪の日が多く、太平洋側は平年同様、晴れの日が多いとのこと。気になる根雪の始まりは平年並みか平年より早めとか。

予報なので、実際はどうなるか分からないが、昨冬の雪の多さは記憶に新しい。初雪のどこかロマンチックな印象を思い浮かべつつも、傍若無人などか雪にあわてさせられたことが交錯している。

今年は「アナと雪の女王」の映画が大ヒットしたようだが、数々の雪のシーンがあり、美しく優しくロマンチックな面や猛々しく凍りつくような冷たい面など、雪の多彩な面がリアルに表現されていたのも印象的だった。

また、雪の研究で知られる中谷宇吉郎博士によると、雪の結晶は六角形が基本形であり、一つとして同じものはないそうだ。いつの頃からか、静かに雪降る夜には一片一片が折り重なる姿をイメージしながら眠りについたことを思い出す。

何事も良いことばかりでもなく、悪いことばかりでもないということか・・・・・・・。

 

 

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旭岳の紅葉

2014-09-24 21:29:04 | 日記

晴れ時々曇り。最低気温8.1℃、最高気温22.2℃。

紅葉が見ごろだという大雪山系旭岳へ家人と出かけた。ロープウエイに揺られること10分、眼下に広がる紅葉に歓声が上がった。何でも今年は10年に一度の美しい紅葉だとのこと。

標高1100mの旭岳ビジターセンターから標高1600mの姿見駅へ着くと、「秋というより、冬のようだね。」との声が聞こえた。長袖はもちろん、中綿の上着などの防寒着が必須だろう。姿見駅からさらに標高1670mの姿見の池へ。高山植物や彩られた木々が織りなす錦秋の景色を眺めつつ、旭岳の姿が池に映る最高のスポットへ辿り着いた。旭岳の標高は2291m。この地から、さらに頂上を目指す登山者の姿が豆粒のように見えた。

今日は好天気に恵まれ、冠雪した旭岳と美しい紅葉を間近に見ることができ、本当に幸運だったと思う。感謝しなければ・・・・・。

                 

                                          《中別ダムと旭岳》

                               

                                         《ロープウエイから》

                               

                                         《ロープウエイから》

                               

                                        《姿見駅からの旭岳》

                               

                                           《姿見の池と旭岳》

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百年記念塔を見る

2014-09-23 19:26:50 | 日記

晴れ。最低気温6.5℃、最高気温23.1℃。

午前から午後にかけて、野幌森林公園のふれあいコースから百年記念塔を経由して大麻口までの約2キロを歩いた。久しぶりに百年記念塔を見る。秋が深まっていく今日この頃、からっとして、日差しも柔かだったので楽しく散歩できた。

                           

                                      《11:57》

                           

                           

                           

                           

                           

                                     《大沢口 12:41》

 

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秋の片付け方

2014-09-22 20:48:14 | 日記

晴れ一時雨。最低気温6.6℃、最高気温21.8℃。

夕方、野幌森林公園を散歩する。今日も秋の陽射しを浴びながら、柔らかな色合いに染まる景色の中を歩いた。冬至まで、日は短くなっていき、自然界の動物も植物も冬に向かって片付けと準備をしていく。何より、ものを持ち過ぎない。必要なものだけを持ち、必要なものだけを取り入れるその様は見事で、見習わなければと思う。あれも捨てられず、これも必要と持ちすぎて、家の中が片付かない。江戸時代の長屋暮らしのように身の周りはさっぱりとしたいものだ。

                       

                                            《16:19》

                       

                                            《16:21》 

                       

                                              《16:46》

                       

                                               《16:48》

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賢治さんの命日

2014-09-21 21:01:35 | 日記

晴れ。最低気温6.4℃、最高気温21.7℃。

今日は賢治さんの命日。忘れないようにタイマーをセットして、午後1時半に黙祷する。それにしても37歳とは若すぎる死だ。賢治の両親にとっては1922年に長女を1933年に長男を失うことになり、その悲しみはいかばかりだったろうか。病死で子を失うことが今よりはるかに多かった時代、その頃の親の精神的な強さや覚悟のほどが偲ばれる。

先日、『宮澤賢治に聞く』(文春文庫 井上ひさし編著 2011年3月15日第4刷)を読み終える。とても読みごたえがあった。井上ひさし氏は2010年4月に逝去されたが、本当に残念なことだとしみじみ思った。この本については後日、感想等書いてみたいと思っている。

                                                               

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雨粒の輝き

2014-09-20 19:27:05 | 日記

晴れ時々雨。最低気温8.8℃、最高気温20.4℃。

午後、野幌森林公園ふれあいコースを散歩する。日毎、木々が色付いてきて秋の深まりを感じる。途中、雨が降りだし、傘を差しながら歩いた。雨を降らせた暗い雲をバックに秋色に染まった景色がより映えていた。道を縁取る草花には今降ったばかりの雨粒が宿り、それが午後の日の光に輝きを放っていた。まるで宝石をちりばめたようだったのだが・・・。小学校の時、作文に雪の輝いているさまを宝石のようなと書いたら、本当に見たことあるのかなと先生に言われたことを思い出す。

実際に宝石をデパートで見る機会はあっても、購入するには至っていないのが現実というもので。やはり、宝石の輝きについては、是非とも宮沢家のご長男の、賢治さんにいろいろお聞きしたいものだ。

明日は宮沢賢治さんの命日。賢治さんを忍んで花巻では賢治祭が行われるが、私は北海道のこの地で偲んでみたいと思っている。いつもの散歩道が数千、数万の雨粒の輝きにこの世のものとは思われない美しさだったことを思い出しながら、久しぶりに『十力の金剛石』を読む。賢治さんは自然現象、森や林の細かなところまでよく観察していた方なのだとつくづく思った。また、石の色や輝きをよく御存じだからこそ描ける宝石のきらめきなのだろう。賢治さんの手にかかると何もかもが一瞬にして魔法がかけられたかのように魅力が増すようだ。

                            

                           

                           

                           

                           

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2014-09-19 22:00:49 | 日記

雨時々曇り時々晴れ。最低気温10.7℃、最高気温19.5℃。

夕方、散歩する。途中、ぽつぽつと降りだした雨。振り返ると大きな虹がかかっていた。久しぶりだった。日が射していながら雨が降る天候では虹が出る条件はかなり整っているけれど、見ることができるのはさらに見る側の条件が必要になる。そう考えると、今日、私が虹を見ることができたことは幸運だったと思うのだ。通りがかった小学生高学年くらいの女の子に「虹がでているよ」と声をかけると、その女の子は友達を呼びに行ったらしく、3人くらいで虹の出ている方へ駆けて行った。幸運があの子たちの上にも降りかかるといいと思った。

                          

 

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ストーブの出番

2014-09-18 22:24:06 | 日記

晴れ。時々雨時々曇り時々晴れ。最低気温7.5℃、最高気温16.8℃。

朝方からストーブのスイッチを入れることにした。2012年9月18日の最低気温21.9℃、最高気温30.1℃と比べると、一体、大気の具合がどうなってしまったのかと思うほどだ。ただ、昨年、2013年9月18日の最低気温9.1℃、最高気温20.8℃と比べると差はそれぞれ2℃から4℃となっているので、9月半ばとしては今年の気温が普通なのだろうか。

札幌に出かけ、狸小路を歩いていると、厚手のコートを着込んでいる人も多かった。狸小路を吹き渡る風は冷たく、私もコートを着てくれば良かったと思った。ショーウィンドウには秋・冬物の商品がずらりと並び、寒さ対策をしなければならない季節が遠からずやってくることを実感させられた。その覚悟はあるけれど、もう少し秋の陽射しを浴びながら紅葉する木々を見ていたいものだ。

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微笑みの意味とは

2014-09-17 22:03:24 | 日記

曇り時々雨。最低気温9.7℃、最高気温18.3℃。

今日は北海道新聞夕刊の魚眼図というコラムの「日本人の微笑」から。日本人ようの微笑が明治期の西洋人に理解されなかった要素として「気持ちのよい顔」を作ることを叩き込まれた礼儀として解釈したのがラフカディオ・ハーンだったという。それに対して新渡戸稲造の解釈は違っていた。それは、「心の平衡(バランス)を恢復せんとする努力を隠す幕」と考えたのだ。なるほど、微笑にも解釈がそれぞれあるものだ。

ただ、無味乾燥な関係性が漂う昨今には、微笑が作られたものであってもその場を和ませることも多々ある。心の葛藤を踏まえて、微笑まで心をコントロールするエネルギーは他者をおもんばかることでもあり、今の世にあっては相当の価値があるのではないかと思う。

    

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大雨と地震

2014-09-16 21:01:12 | 日記

曇り時々雨時々晴れ。最低気温13.1℃、最高気温22.2℃。

午前に二度ほど激しい雨に見舞われた。一時は辺りが白っぽく見えるほどの豪雨となり、その間、雷が絶え間なく鳴っていた。稲光の後、何秒でゴロゴロ鳴るのかと時計を見る。いつもの癖だ。とりあえず、その後、断水も停電もなくホッとしながら過ごしていた。

ところが、午後12時28分ごろ、栃木県南部、群馬県南部、埼玉県北部で震度5弱の地震があったとの速報があり、すぐに原子力発電所は大丈夫だろうかという思いが頭をよぎった。

自然が暴走し始めているようだ。このような中で、そこそこに豊かで幸せに暮らせる「懐かしい未来」への切符を得る必須条件は何なのだろうと思った。

                       

                                   《町内 10:36》

                       

                                   《町内 10:36》  

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