透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

コラム「朝の食卓」に寅さん登場

2022-08-04 16:47:19 | 日記

晴れ。最低気温17.9℃、最高気温24.8℃。

紫の舞(オキザリス)

亜麻の花

三十数年前に亡くなった母は寅さんの番組を好んで見ていました。

寅さんのキャラクターが際立つあの番組が何故に病の母を慰め、元気づけたのかを改めて思い出しています。

寅さんの憎めないキャラクターは山田洋次監督が創り出したものです。

ところが、このコラムにより寅さんを演じていた渥美清さん自身も心の底にある大切な部分が寅さんと似通っていたことを知り、納得がいきました。

「渥美さんは偉い人や権力者には全く興味のない人で、不幸な人や大きな声を出せない人、つまり社会の弱者に寄り添っていました。」と監督が言われたという箇所でです。

亡き母にはそこのところが分かっていたのでしょうか。

演じる時に、役者の内面に役柄と相通じるものがあるとしたら、それは見る側にとって大いに有難いことです。メッセージを素直に受け取れる確率が高くなる気がするからなのですけど・・。

コラムは「寅さんをめぐる旅」を楽しみにして、これからの人生の糧にしたいとありました。「風の吹くまま気の向くまま寅さんのように」と締めくくられています。

おそらく、こう思う人はコラムの筆者以外に、この世に少なくないだろうと思いました。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

コメント
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