透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

市内美術展めぐりとブルームーンと

2020-10-31 21:10:54 | 日記

曇りのち晴れ。最低気温0.4℃、最高気温13.2℃。

 今日はブルームーンの日とのこと。一月に満月が2回ある時の後者をブルームーンといい、およそ3年に1回の割合で見ることができるそうです。次回は2023年の8月31日。

 また、今日の満月は今年の中で一番小さく(地球から遠くにある)、ハロウィン日でもあることから46年ぶりのハロウィン満月とか。

 こんな風にいくつもの口上が奉られると、この満月が普通の身分ではなく、珍しくも有難い身分のように思え、何としてもカメラに収めたいと、月を追いかけているうちに野幌森林公園大沢口近くまで行ってしまいました。

 絵を見るのは昔から好きでした。コロナ禍で札幌へ行くのもためらわれる中なので、なおさら、地元での美術展は嬉しいことです。心惹かれる絵も数点ありました。

 絵に親しみ、満月を謳歌できた十月最後の日のあれこれです。

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北海道開拓の村・秋深まる

2020-10-30 20:42:12 | 日記

晴れ時々雨。最低気温0.8℃、最高気温11.1℃。

にしんそば

 

 ボランティア同期の方と村内を歩いてきました。途中から解説学習の方々の輪にソーシャルディスタンスを条件に加えて頂き、青山家から農村群、山村群を散策。

 ランチは開拓の村食堂で「にしんそば」を。麺の上に置かれたまるごとの鰊は骨まで食べられる上に、生臭みが全くなく、出汁にも鰊のうまみが加わって、予想していた以上にとても美味しかったです。私にしては珍しく、誰かに伝えたくなるほどにです。

 さて、途中、雨が降ってきて傘をさす場面もあったのですが、その雨も直に止み、食事を終えて帰る頃には青空も広がっていました。今日がこの村の紅葉の見納めかと思いつつ、ゆるやかな坂を下り、もう一度振り返って札幌停車場を眺めて帰途につきました。

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「平岡樹芸センターみどりーむ」へ

2020-10-29 20:13:07 | 日記

晴れ時々雨。最低気温6.5℃、最高気温13.7℃。

日本庭園

ベニシダレ

 我家からおよそ車で30分の「平岡樹芸センターみどりーむ」へ。

 このセンターは、故竹澤三次郎氏から土地と樹木の寄贈を受け、日本庭園や樹木の相談所などを整備して昭和59年に開園したとのことです。約2.9haの敷地内に東屋を有する日本庭園、西洋風のトピアリ(刈り込み物)広場があり、約3000本のイチイ、ヤマモミジ、ノムラモミジ、シダレモミジなどを含めた8種類のモミジ約700~800本が植えられているそうです。

 紅葉したモミジが地面にこぼれ、じゅうたんのように敷き詰められているのも美しかったです。また、シダレモミジを下から見上げると深紅の切れ長の葉が枝垂れていて風情がありました。 

 明日は雨模様で気温も今日より下がるとか。今日が今シーズン最後の美しい紅葉の見納め時だったりするのかもしれません。

 ところで、先程チラシを見返していると、開園期間が11月3日までとなっていました。またしても閉園間近に駆け込んだ形で、運がまだ残っていたのかと苦笑してしまいました。

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晩秋の野幌森林公園

2020-10-28 18:23:28 | 日記

晴れ。最低気温−0.1℃、最高気温15.9℃。

アカイタヤ

オヒョウ

野幌森林公園

 夕方近くから野幌森林公園ふれあいコースから大沢口までを歩きました。秋の日は短く、傾きかけた日が雲間から差し込むと、木々がスポットライトを浴びたように突然清楚ながら華やいだ表情を見せ始めます。

 木々の中には葉をほとんど落として裸木同然のようになっているのもありました。まるできれいさっぱり装いを脱ぎ捨てたかのように・・・。 それは厳しい冬に向けてエネルギーを極力抑えて来春へと命をつなぐ自然の叡智といえるでしょう。

 葉を落として向こうまで見通せるようになってきた森の中。そういう森もなかなか良いものです。

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北海道開拓の村・秋のひだまり

2020-10-27 20:17:56 | 日記

雨時々晴れ。最低気温2.9℃、最高気温13.6℃。

 北海道開拓の村の秋景色を目に焼き付けてきました。思わぬコロナ禍の中で、いつもとは違う春・夏・そして秋を終えようとしています。

 今日は雨のち晴れでした。爽やかな青空が広がり、秋の日差しが優しく感じられる午後、園芸同好会の皆さんと農村群、山村群をのんびりと散策してきました。

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ランチタイムをMARUKIYAで

2020-10-26 16:53:50 | 日記

雨時々晴れ時々曇り。最低気温5.6℃、最高気温14.0℃。

サラダ

和風タラコ パスタ

カフェオレ

いちごジェラート

黄色く色づいたイチョウ並木、続いて赤く染まったナナカマド並木を通り、しばらく車を走らせて「MARUKIYA」へ。

初めて入ったお店でしたが、店内はお洒落な雰囲気で、運ばれてきたお料理や飲み物、デザートもすべて美味しかったです。

残念なことに、11月1日から来年2月28日まで冬季休業予定とチラシにありました。

このところ、公園などの閉園が目前に迫る中で、ぎりぎり滑り込む形だったことが頭をよぎります。以前からこのお店には一度訪れたかったので、またしても薄皮一枚のところで夢が叶えられました。使い果たしたと思っていた私の運はまだ多少残っていたようです。

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野幌森林公園・ふれあいコースの爽やかな秋

2020-10-25 19:29:30 | 日記

晴れ。最低気温6.0℃、最高気温14.0℃。

 十月の最終週。そろそろ、平地でも初雪が降る気配を感じます。朝、玄関掃除をするときに頬をかすめる風の冷たさや、散歩に出かける時の空気の冷え加減に羽織るジャンパーを薄手から厚手のものにするというような具合に。ストーブの出番も多くなりました。

 アメリカの絵本作家、ターシャ・テューダーさんは、雪が降り始める前に匂いで分かると書いています。空気にはっきり雪の匂いが混じるからだそうです。

 いざ雪が降ってしまうとできなくなることがいろいろ起こります。靴も、タイヤも雪使用にしなければなりません。雪で閉ざされる道もでてきます。

 およそ20年前、西興部村に住んでいた頃、一晩で30㎝ほど積もった雪がそのまま根雪になったことがありました。10月17日のことで、住宅の周囲を取り巻くように蒔いたコスモスは蕾のまま雪の下になり、そのまま花を咲かせずに枯れてしまいました。

 大げさではなく雪が降る前と後では景色が一変し、暮らし方も変わる場面が多くなります。労力を要し、不便なことも。それでも、初雪の朝の美しさは息をのむほどで、スキーなどの冬の楽しみも数多くあります。

 先のターシャさんも、初雪が降った時は木々の枝が凍っていないので、雪がくっつきやすいため素晴らしい景色が楽しめると書いています。また、夜の間に音もなく雪が降り出して、朝目が覚めると世界が一変しているというのも好きで、雪が積もると寝室の光の具合がいつもと違うので、すぐに分かるとも。

 そのような雪の季節を前にした今日の森は、色づいた木々の葉が秋の日差しに映え、爽やかな透明感のある姿を見せていました。森は秋の終焉を思いきり謳歌しているようにも思えました。

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ゆにガーデンの秋

2020-10-24 20:01:07 | 日記

晴れ時々曇り。最低気温7.1℃、最高気温13.0℃。

コキアの和名はホウキギ。この和名のとおり、刈り取った後、陰干しして、草ボウキを作ることができるそうです。また、畑のキャビアと呼ばれる「とんぶり」は種子の大きな系統の果実から作られるとのこと。

 我家から車でおよそ50分の夕張郡由仁町にある「ゆにガーデン」へ。ここは14.2haの敷地内に、12のテーマガーデンがあります。

 本日の気温は全道的に低めとの予報だったので、セーターを着こみ、コートを羽織ることに。これが大当たりで、日差しも加わり、肩をすぼめずに散策を楽しめました。

 敷地内の約2万株のコキアは、ほとんどが色を失くして茶系の色になり、本来の赤色が残っていたのは一部のみ。とはいえ、園全体が暖かな色合いとなり、遠くの山々とつながって、おとぎの国のようにも見えました。

 一方、センターハウス内のインテリアも素敵で、いずれも秋の雰囲気を醸し出していて、目を楽しませてくれました。

 さて、この「ゆにガーデン」ですが、明日まで開園の予定で、26日からは閉園になるとのことです。

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虹の架け橋

2020-10-23 22:56:40 | 日記

雨のち晴れ。最低気温11.4℃、最高気温18.0℃。

一時、辺りが真っ白になるほどの大雨にたたきつけられるコスモスの一群れ・・・。

小降りになった雨の向こうに、虹が掛かっていました。いつの間にかもう一つの虹(副虹)が現れて空は急に華やかに・・・・。

雨が止んで、広がり始めた青空に静かに溶けてゆく虹。虹の橋の片端はまだ残っていました・・・。

こちら側の虹は、今にも消えそうです。

 

虹は儚く消えゆくものですが、吉兆をもたらす自然の贈り物、と言っても過言ではないでしょう。詩人をはじめ表現者の創作意欲を掻き立てずにはいられない自然現象かもしれません。

詩人のまど・みちおさんの『まど・みちお全詩集』と『続 まど・みちお全詩集』には合わせて12編の虹・にじを題名とする詩が掲載されていました。

今日はその中から、以下の作品を。

にじ」  まど・みちお 

ひさしぶりに あらわれた

あめあがりの そらと

その みはらしが

あまりに すがすがしいので

おもわず そこに

かんげいの レイを

おかけくださったのだろうか

おてずから

てんの かみさまが

 

ひごろ あいそのつきはてた

このへん

そのへん

あのへんの

ゴミの やまなんかには

このさい いっさい

おめを おつぶりになって

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滝野すずらん丘陵公園・染まる秋色

2020-10-22 22:55:41 | 日記

晴れ。最低気温11.6℃、最高気温19.6℃。

 我家から一時間弱の滝野すずらん丘陵公園へ。この公園は北海道唯一の国営公園です。園内の2千㎡のカントリーガーデンには約6千株といわれる坊主頭をしたコキアが紅く色づき、ユニークで独特の景観となっていました。コキアはアカザ科の1年草で直径は30~50㎝ほどだそうです。

 来春、この場所をチューリップ畑にするため、26日に抜き取られる予定と新聞にあり、出かけてきました。                                                        

 青い空に白い雲、秋の日差しに映える木々の紅葉。コキアの他にも数種類の花々が園内を美しく彩り、冬を前にした自然の息遣いと潔さが感じられる素晴らしい景観となっていました。

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紅葉の野幌新林公園とスズメ

2020-10-21 20:18:08 | 日記

晴れ。最低気温−1.2℃、最高気温17.5℃。

 今季初めて氷点下を記録。習い事の帰りに紅葉が進んだ野幌森林公園を散策してきました。

 私のすぐ前を枯れ葉に交じって数羽のスズメたちが、ぞろぞろと移動していきます。すぐには逃げようとせずに、あちらからこちらへと歩く姿が珍しくもあり、可愛くも思えてシャッターを切りました。

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冷え込んだ夜明け前の空

2020-10-20 22:18:59 | 日記

晴れ。最低気温0.9℃、最高気温16.8℃。

5時57分撮影

 本日の最低気温は5時52分の0.9℃。上記の写真を撮影したのは5分後なのでほぼ同じ温度かと。日が昇る前の冷えた朝の情景。

 一番寒い時が一番暗いとは限らないのかもしれませんが、「夜明け前が一番暗い」という言葉を思い出しました。「最悪の状態の後には必ず事態が好転するということ」と広辞苑にあり、どん底をしのぐことができれば、次のステップに希望を繋ぐことができるということなのでしょう。

 雪の季節を前にした夜明け前の空は雲一つなく澄みきっていました。その空を見ていると、どんよりした気分も薄れていき、今日というかけがえのない一日のスタートをしっかり切れた気がします。

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秋晴れのふれあいコースと雪虫

2020-10-19 19:00:36 | 日記

晴れ時々雨。最低気温2.9℃、最高気温16.8℃。

朝方は一桁の気温でしたが、日中は風もなく、秋の日差しに温かさが感じられるほどに。午後、野幌森林公園・ふれあいコースを散策してきました。

途中、雪虫に幾度となく出会い、あるものは服にくっつきそうに。雪虫を見てからおよそ二週間ほどで雪になるというデーターもあるようで、雪虫はこの時期の風物詩となってもいるのです。

昨年の10月23日付け北海道新聞夕刊にこの雪虫の摩訶不思議な生態が記されていました。身近に飛び交う雪虫は居場所や姿や性別をも変えるユニークな存在。その変幻自在な生きざまは私の意表をつくもので、この記事を読む度に目が点になります。

2019年10月23日付け北海道新聞夕刊

 

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江別高校デザイン科展示会と講演会「知里幸恵ノート」と『アイヌ神謡集』

2020-10-18 20:30:40 | 日記

晴れ。最低気温2.6℃、最高気温18.5℃。

午後から北海道立図書館へ。青少年アートギャラリーでは北海道江別高等学校生活デザイン科で学ぶ生徒さんたちの作品展が催されていました。

この学科は専門的な知識・技術を習得するために、2年生から染色・インテリアコースと服飾コースに分かれて学習を深めるとのこと。デザインの知識・技術を基した発想力や表現力がそれぞれの作品に昇華されていたように思います。

若々しい力で創り出された作品がこうした発表の場を得て、多くの方の目に触れることは、個々のモチベーションアップに大いにつながることでしょう。それは地元にとっても刺激になり、地域の活性化にもつながる良い取り組みだなと思いました。

14時から16時までは館内研修室で講演会があり、耳を傾けて参りました。講演の題名は「知里幸恵ノート」と『アイヌ神謡集』。この講演はアイヌ文化普及啓発事業の一環とのこと。講師は矢崎春菜氏。(公益財団法人アイヌ民族文化財団・国立アイヌ民族博物館研究学部展示企画室学芸員)

矢崎氏はアイヌの口承文芸、アイヌ語が研究分野だそうで、休憩をはさんでの後半で神謡集の中からいくつかの物語を節をつけて謡いあげて下さいました。その節回しが耳に心地よく、お話の内容も理屈があっていて納得がいくものでした。改めてアイヌの方々の倫理観や文化に目を瞠らされた次第です。

同館で先日まで展示されていた神謡集などが表記されている「知里幸恵ノート」は1974年、金田一京助の遺族により北海道立図書館に移管されたもので、2010年に道指定有形文化財となっています。

図書館を出ると秋の陽はもうずいぶん傾いていて、ポプラの木の影が長く伸びていました。

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自然ふれあい交流館周りの樹木の名前など

2020-10-17 21:10:55 | 日記

晴れ。最低気温2.4℃、最高気温17.3℃。

自然ふれあい交流館

(アイヌ語)ニレ科の落葉高木。材は器具用・薪炭用・樹皮の繊維で織った布は「アツシ」と呼ばれアイヌの衣料。

~『広辞苑第六版』~

美しく晴れた秋の一日。

午後から野幌森林公園・ふれあいコースから自然ふれあい交流館へ。今日は交流館の周りの樹木に付けられた名札を見ながら歩いてきました。

先ずはオヒョウに注目。この木の樹皮から採った糸で織った織物や、それで作ったアイヌの上着を「アツシ」というのだそうです。オヒョウの他にハルニレなどニレ科の樹木、シナノキなどシナノキ科の樹木の皮も用いられたとか。

「アツシ」の原材料には耐久性に優れたオヒョウが好まれましたが、深い山の中に生えていたため、雪が積もって歩きやすくなった冬に何日もかけて採取しました。ちなみに一反を織るのに約10日ほどを要したとのこと。

 (*「アツシ」の表記は広辞苑第六版によるもの。)

ハウチワカエデは大きな葉を天狗の羽団扇にたとえて命名されたそうで、紅葉が美しいと広辞苑にありました。ですが、今は緑の葉の一部だけが紅くなっていました。

花には花の、木には木の名前があって、その由来を辿っていくと暮らしぶりが垣間見えてくることもあります。名前のついた扉を開けると、その一つ一つの向こうに脈々と今につながる道が続いている気がしました。

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