曇り時々晴れ。最低気温2.8℃、最高気温9.2℃。
泣いても笑っても水が流れるように時は過ぎ、早くも今日で三月はおしまいです。花粉症をかわし、風邪を遠ざけ、元気に過ごせていることに感謝しつつ四月を迎えたいところです。
このところ毎日やってくる元気いっぱいのヒヨドリです。エサをほおばっている姿は愛らしいものです。ネットを覗くと「ひよどりのこぼし去りぬる実のあかき（蕪村）」、「ひよどりや霜の梢に鳴き渡り（惟然）」の句がありました。リンゴや柑橘類が好物で甲高い声を発するヒヨドリの特徴が詠みこまれていますね。
晴れ。最低気温－0.3℃、最高気温11.5℃。
野幌森林公園は春の陽射しを浴びて、雪の下で準備をしていた草花が艶やかな緑色の姿を現し始めました。ネコヤナギは一部分が金色に輝き、青空によく映えていました。幼い女の子が、「さわってみたい！」と言って、お母さんに抱っこされながら手を伸ばしていました。ネコヤナギに触ってみたくなる気持ち、よく分かります。あの子はいい経験をしたなと何だか嬉しくなった散歩の一コマでした。
《積雪０㎝》
曇り時々晴れ。最低気温4.6℃、最高気温14.4℃。
北海道の今頃の気温としては高めで推移している。エサ台にはヒヨドリが今日も個性的な鳴き声を響かせてやってきた。
午後から、百合が原公園へ家人と花見に出かけた。5月上旬並みの陽気に誘われて、お花見ということだが、あくまでも室内でというのが北海道ならではの事だろう。温室育ちのお嬢様桜というところだろうか。うっすらとピンクに染まった桜の花は満開となっていた。
暖かな室内には桜以外にもツツジ、蓮華、桃、椿、パンジー、スミレ、ミモザなどの花が咲き誇っていた。雪景色から春直前の殺風景な景色に慣れた目にはどんな色彩の花々も、美しく愛しく思え、気持ちがほぐれる気がした。撮影してきた花々を見ながら、花の底力をじんわり味わっている。
晴れ。最低気温2.8℃、最高気温14.4℃。
今日も暖かな陽気となり、緊張の糸がほぐれたためか、頭のネジが数本抜けてしまったのか、眠気に度々襲われながら何とか夜を迎えている。
日中、札幌共済ホールでハリー・ポッターの翻訳者として有名な松岡・ハリス・祐子氏の講演会へ出かけた。13時半から15時までの限られた時間の中で、端正な美しい日本語でお話されていたのが印象に残っている。喉が不調だということでトローチを含むなどしながらだったが第一部の講演も第二部の質問コーナーでも、竹を割ったような話しぶりに聞き終わった後はすっきりした気分になれた。「どうしたら良い通訳ができるのか」という質問に、会議を二つ三つ壊して上達するものなどとの答え。ユーモラスながら直截的だと納得がいった。
16年ぶりに札幌へ来られたとのこと。「翻訳は孤独な障害物競争」とおっしゃっていた。原本には付箋がびっしり貼られていた。（画像から）できる限りの手立てを尽くして謎を解いていった様子が伺えた。語られたエピソードの数々はシンデレラストーリーそのもの。でもその一つ一つが血のにじむ努力の賜物で、示唆に富むものばかりだった。
晴れ。最低気温1.3℃、最高気温12.0℃。
昨年の最低気温−1.7℃、最高気温6.2℃だと比べると、今年は昨年より最低気温が3℃、最高気温は5.8℃高くなっていた。近所の子どもたちは上着なしで縄跳びをして遊んでいた。寒がりの私もさすがに今日は薄手のコートでお出かけすることに。イソップの童話、「北風と太陽」のように、暖かくなれば、自然に重いコートを脱ぎ捨てるものだ。全道的にも4月下旬から5月上旬並みの気温となったところが多かったようだ。
野幌森林公園の雪解けはまたも進み、水辺にはミズバショウが顔をだしていた。ネコヤナギはふっくらとして弾ける日を夢見ているようだ。
《ミズバショウか》
《積雪20ｃｍ 自然ふれあい交流館付近の計測器》
晴れ。最低気温－3.7℃、最高気温8.3℃。
『ことばの花束 宮沢賢治のこころ』（佼成出版社）を読み始める。初版第一刷は2005年2月28日となっており、今から約10年前ということになる。とはいえ、それぞれの方が賢治の膨大ともいえる作品の中から幾点かを選び、自分の思いを添えているこの本は、とても新鮮で興味を惹かれている。
晴れ。最低気温－3.2℃、最高気温4.0℃。
新札幌からバスでサッポロファクトリーへ。サッポロファクトリーは、「ショッピング・アミューズメント・レストラン・ホテルなど約160ものショップと施設が集まる大型商業複合施設として1993年（平成5年）にオープン。明治9年に創業された日本人の手による初のビール工場、サッポロビールの前身である開拓使麦酒醸造所だった跡地に造られ、当時の赤レンガを残した開拓使時代の歴史をたどる見学施設もあります。」とサイトにありました。
全天候型のアトリウムはドーム型で、日が差し込んで暖かく、花と緑がいっぱいの公園のような空間となっていました。冷たい風が吹きすさぶ外とは全く違う別天地でした。
ランチはアトリウム1階の「ネイチャートレイルカフェ」で。ここのスタッフは全員女性で、アイデアを出し合って、子育て中のママさんも気軽に参加できる催しなどを提供しているとのことです。お料理もおいしかったのですが、子育て支援に関するチラシも店内に置いてありました。ランチ込みの講演会などユニークで柔軟な催しが予定されていて、女性ならではの発想かと感心しつつお店を後にしました。
ここには十年くらい前に、賢治学会の皆さんと訪れたこともありました。
《ネイチャートレイルカフェから頂いてきたチラシ各種》
《アトリウム》
《「ランチコース」￥1100 ネイチャートレイルカフェにてのランチ》
《サッポロビールの前身である「開拓使麦酒醸造所」の文字が》
曇り時々晴れ。最低気温－2.6℃、最高気温2.3℃。
その後もパイナップルは順調に育っています。今日、良く見ると脇から芽が出ていました。12月半ばに花芽を見つけてから3カ月が過ぎようとしています。東京では桜が開花したようですが、この町に桜が咲く頃にこのパイナップルは食べごろになっているかもしれません。また、成長の様子をアップしたいと思っています。
晴れ時々雪。最低気温0.3℃、最高気温4.6℃。
日中に雪が一瞬舞っていた。冬と春が行き交い、季節が行きつ戻りつする日々が続いている。体調を崩す条件が勢ぞろいしそうなこの時期。空がブルーとグレーの微妙な配色に覆われていき、雪を輝かせる春の光が差し込んで一幅の絵を見ているようだった。
曇りのち晴れ。最低気温0.8℃、最高気温6.5℃。
いつもの野幌森林公園を、今日は自然観察会の皆さんと歩きました。「森のなかで春をさがそう」（主催は自然ふれあい交流館と北海道ボランティア・レンジャー協議会）というイベントに参加したのです。、参加者は幼児から大人までの約90名ほどで、5～8名の小グループに分かれて森へ繰り出しました。
観察会のコースはエゾユズリハコース、大沢コースの約3キロで、踏み固めた部分からそれるとひざ上までぬかるという、まるで平均台を歩いているような道が続きました。グループの全員が何度もぬかりましたが、お互いに助け合って、無事に？大沢口へ戻ることができました。大沢口付近ではフキノトウが顔をだしていて、ここにはまちがいなく春がやって来ていました。
ボランティアガイドさんの説明もあり、いつもは背景としてしか見ていなかった木々と向き合うこともでき、悪路を苦労して歩いたことも含めて新鮮で味わい深いひとときとなりました。
《積雪約40ｃｍ 自然ふれあい交流館付近の計測器》
晴れ。最低気温－1.7℃、最高気温8.1℃。春分の日。
今日は風もなく穏やかな春分の日となった。気温はぐんぐん上昇し、野幌森林公園では、雪解けの澄んだ水がせせらぎとなっていた。「春分の日」は「国民の祝日」の一つ。内閣府のホームページを覗いてみると、「国民の祝日」は、「国民の祝日に関する法律（昭和23年法律第178号）に定められているそうで、
その第1条に「自由と平和を求めてやまない日本国民は、美しい風習を育てつつ、よりよき社会、より豊かな生活を築きあげるために、ここに国民こぞって祝い、感謝し、又は記念する日を定め、これを『国民の祝日』と名づける。」とあった。続いて第2条に祝日一覧が取り上げられ、その春分の日のところには、「自然をたたえ、生物をいつくしむ。」となっていた。
以前も書いた気がするが、この第1条が耳に心地良く美しい文章だけに、「自由と平和を求めてやまない日本国民」の心情を汲んで、いつまでも平和であってほしいと願う。それがあってこそ、「自然をたたえ、生物をなっていたいつくしむ。」春分の日を祝うこともできるだろう。
』 
晴れ。最低気温－3.9℃、最高気温3.5℃。
久しぶりに北海道立図書館へ出かけました。我家に戻り、ニュースを見ていると札幌市内の小学校の卒業式の様子が映し出されていました。女子児童の多くが袴姿だったのを見て、大学の卒業式かと錯覚しそうになりました。中学校の制服で小学校の卒業式に臨んだ昔を思い出し、昨今の親は小学校からファッションにもお金をかけるのかと驚きました。中学、高校、大学へと進学することになれば、多大な出費がかさむでしょうに、親も大変なことですね。
それはそうと、図書館内では新入学に向けた図書がセットされていて、卒業式から入学式へとこの時期の目まぐるしさを感じさせられました。新幹線なみの速さに感じるこの時期は振り落とされないように乗り切っていくのもなかなか骨が折れそうですね。
晴れ。最低気温－3.2℃、最高気温6.2℃。
現職でご逝去された方の献花台が置かれている附属旭川幼稚園へ家人とお参りに出かけました。今から20年ほど前に家人が勤務していたこの附属旭川幼稚園で、お世話になった方です。庭先には咲き始めたクロッカスが春の日を浴びていました。再び、職場に戻ることを望んでいたとのことでしたが、叶わぬこととなってしまいました。
晴れ。最低気温－2.1℃、最高気温5.7℃。
職場の学位授与式がありました。盛装した学生の皆さんが見せるいつもとは違った姿に心からエールを送りました。女子は華やかな袴姿が多く、スーツ姿の男子はこの日ばかりは引き立て役となっていました。いつから、女子が袴姿で式に臨むようになったのでしょうね。
《早い時間帯のひとこま》
晴れ時々曇り。最低気温2.3℃、最高気温6.4℃。
日中の気温が上昇し、家々の屋根から雨だれが音を立てて落ちていた。車道には水たまりがあちこちにでき小さな流れができていた。自然ふれあい交流館へ向かう途中の測定器を見ると、積雪は54.5㎝。その近くのネコヤナギもゆっくり膨らんできている。小さな春が顔を見せた一日だった。
《積雪は約54.5ｃｍ》
