曇りのち雪のち晴れ。最低気温-5.5℃、最高気温-1.8℃。
いよいよ大晦日となりました。
忘れていいことと忘れてはいけないことを織り込んだ2016年の幕が下りようとしています。
皆様、この1年間、ありがとうございました。2017年が皆様にとって、良い年となることを願っております。
曇りのち雪のち晴れ。最低気温-5.5℃、最高気温-1.8℃。
いよいよ大晦日となりました。
忘れていいことと忘れてはいけないことを織り込んだ2016年の幕が下りようとしています。
皆様、この1年間、ありがとうございました。2017年が皆様にとって、良い年となることを願っております。
晴れのち曇り。最低気温-8.5℃、最高気温-1.9℃。
2016年12月25日 野幌森林公園ふれあいコースにて撮影
今年もいよいよあと一日を残すのみとなりましたね。
夕食を終えて一息つき、ふっと茨木のり子さんの詩集を手に取りました。その中の一つ「聴く力」という詩がまるで今を語っているかのようで、なんとも言えない気持ちになりました。
『茨木のり子集 言の葉2』から
「聴く力」
ひとのこころの湖水
その深浅に
立ちどまり耳澄ます
ということがない
風の音に驚いたり
鳥の声に惚(ほう)けたり
ひとり耳をそばだてる
そんなしぐさからも遠ざかるばかり
小鳥の会話がわかったせいで
古い樹木の難儀を救い
きれいな娘の病気まで直した民話
「聴耳頭巾」を持っていた うからやから
その末裔(すえ)は我ことのみに無我夢中
舌ばかりほの赤くくるくると空転し
どう言いくるめようか
どう圧倒してやろうか
だが
どうして言葉たり得よう
他のものを じっと
受けとめる力がなければ
曇りのち雪。最低気温-11.6℃、最高気温-2.3℃。
暮れも押し迫ってまいりました。今日の新聞の片隅に「こだま」というコラムがあり、しばし目を凝らしました。
上手に泳ぎ回ることができなくなった黒い金魚を、赤い金魚が餌のある水面まで押し上げているような写真が載っています。
きっと例年の私ならば忙しさの中、この記事に目が留まらなかったかと思います。
今年は思うように動けない状況もあり、こうした記事に導かれていくような気もします。
道新ウェブでは動画もアップされています。一連の動きを追っていると、「介護している」かのようにも見えました。
水槽で暮らす二匹の金魚。なにげない姿なのですが、ピリピリした師走の雰囲気を和らげてくれそうです。
曇り時々雪。最低気温-15.2℃、最高気温-6.6℃。
くるぶし付近の亀裂骨折でシーネ固定をしてから三日目を迎えました。痛みはまだあります。
今日も患部を動かさないように、ほとんどを椅子に座って過ごしました。
朝、家人が所用で出かけた後に隣の奥さまが訃報の回覧板を持って我家のチャイムを鳴らしました。
ここでは訃報の場合のみ声掛けが原則で、留守などの場合は飛ばして次のお宅に回すことになっているのです。
「すみませんが、骨折してしまったので・・・」とドア越しに声を掛けると、「えっ、大丈夫?ドアを開けてもいい?」と言った後、松葉づえ姿となっている私を見て驚いていました。
続けて、「うちの夫も一週間前に足首を骨折してギブスに入っているの・・・」とのことで、今度は私の方が驚きました。
骨折を経験した近所の奥様は、松葉づえを使って2回も転んで大変だったので、這って移動するようにしていたとのことです。
それは大変、気をつけなければと思いつつ改めて見ると、玄関のたたきに降りるのは段差があって恐ろしいこと限りなしです。たたきから玄関ドアまで行くのも相当に難しいなと感じました。
部屋の中では、電話にとっさに出られず、2回もパスしてしまい、手元に子機をおくことにしました。
いずれも二歩くらいのところなのにですよ。
夕方、クリスマスプレゼントを持ってきてくれたのは、今年4月から始めた習い事の若い先生(女性)です。電話でのやりとりではピンポンの合図をして外側のドアノブにかけておきますとのことだったのですが、ちょうど帰宅していた家人にドアを開けてもらって、先生に直にお会いすることができました。
わざわざ届けてくれた先生には本当に感謝です。
食事の準備もできるところだけで、家人の手を借りています。みんなに支えられつつ、本日も無事に過ごせそうです。本当にありがたいことですね。
雲り時々雨時々雪。最低気温-3.7℃、最高気温-0.5℃。
オキザリス(紫の舞)
昨日から咲き始めた2輪目のコスモスと紫の舞の名称も持つオキザリスです。我家に色取りのある花はこの二つだけであとは観葉植物。冬の日にこの花たちの存在感は増すばかりです。
さぁ、元気を出して今日もできることをしようとこの花たちを見ながら思いました。
お医者様には保冷剤で患部を冷やすように言われているので、冷凍庫から取り出して貼るを繰り返しています。痛みは少々あり、処方してもらった頓服を服用しました。
松葉づえも少しは使いこなせるようになってきました。改善に改善を重ねて今の姿になったのでしょう。ありがたい相棒です。
相棒といえば、ラジオとテレビもです。録画しておいた「ベイマックス」は昨日見ました。外傷だけではなく心の傷にも寄り添ってくれる、介護ロボットの先駆けのような存在に先見性を感じました。
今の私にベイマックスなら何と声をかけてくれるのかなとも思ったのでした。
晴れのち曇り時々雨時々雪。最低気温-8.2℃、最高気温4.9℃。
いよいよ年末も押し迫ってまいりました。上の写真は昨日のものです。大雪後の野幌森林公園の様子で、道の大部分は膝までぬかりながら自然ふれあい交流館まで歩くことになりました。大沢口からは除雪された道をを通ってもどりました。
実は私、昨夜、右足首を亀裂骨折しまして、しばらくは 安静に暮らすことになってしまいました。今日、病院へ行くと、まだ、腫れているということでシーネ固定という治療を施され、松葉づえを渡されました。
まさか、この写真が年内の森林公園撮り納めになるとは思わなかったのですが、人生いろいろですね。
皆様にはくれぐれも御身を大切に年の瀬をお過ごしください。
晴れ。最低気温-9.2℃、最高気温0.2℃。
札幌では36回目となるホワイトイルミネーションが11月18日から点灯されています。3会場に分かれそれぞれ、駅前通会場、南一条通会場、そして、今日までとなっている大通会場です。
夕方の電車で家人と出かけ、駅前通会場から大通り会場へ向かいました。メインは今日を限りに終了となる大通会場でしたが、途中、北海道庁旧本庁舎(赤レンガ)を望む通りのイルミネーションも素敵なのでカメラに収めました。
大通り会場では予想通り、大勢の人でにぎわっていて、活気があり華やいでいました。
この会場で使われる電気は家庭や企業からの廃油を原料としたバイオディーゼル発電で賄われ、地域参加型のエコ・イルミネーションとなっているとのことです。会場内2丁目に廃油の回収ボックスを設置しているとか。
大雪などで停電になったら、イルミネーションは消えるのだろうかと心配していたのですが、自家発電であれば大丈夫なのでしょう。
また、このホワイトイルミネーションをデザインされた長谷川喜美(クリエイティブディレクター)氏はフランス国民美術協会主催サロン展2014年金賞、審査員賞金賞他を受賞。デザインアソシエーションNPO理事を務められている若く美しい女性の方でした。パンフレット参照。
赤レンガを望む通りから
3丁目 雪のいぶき
4丁目 光の噴水と光の宮殿
4丁目 光の噴水と光の宮殿
テレビ塔を望む
晴れ。最低気温-12.0℃、最高気温-4.6℃。
朝から晴れ間が広がりました。今日の、野幌森林公園大沢口の様子です。自然ふれあい交流館敷地内の積雪計は72.5㎝を示していました。
大沢口は光り輝く雪景色となり、大雪の後ならではの光景が広がっていました。
ドラム缶の上には卵を半分にしたような形の、アイスケーキのようなオブジェができていました。
大雪は確かにしんどい状況なのですが、その後には純白の世界が広がることもあるのです。
今日はこれが自分への何よりのクリスマスプレゼントだと思いました。
車止めの看板も埋もれて
日差しが戻り、美しい雪景色
アイスケーキのようなオブジェ
自然ふれあい交流館敷地内の積雪計は72.5㎝を示していました。
このブログへお越しの皆さんには、神戸の北野異人館街で見かけたサンタさんの姿をプレゼントしたいと思います。(12月6日の出来事です。)
そして、北海道新聞夕刊のコラムには、今日という日だからこそ忘れてはいけない事柄が列挙されていて、身が引き締まる思いがしました。
雪。最低気温-3.5℃、最高気温0.1℃。
朝からの雪は風を伴って、夕方まで降り続きました。
午前、午後と除雪作業は続きます。今日だけで雪は40㎝くらい積もりました。
各家の玄関前には、積まれた雪の山がすでに身の丈を超えたものもあります。
それは、屋根の雪も落ちてくるからで、降った雪と合わせると2倍強となるのです。
「師走の冬将軍、大暴れの巻・第二章」はまだ完結せず、続きもありそうです。
12:55
12:55
17:55
17:58
曇りのち雪。最低気温-3.4℃、最高気温0.5℃。
細かな雪がコツコツ降り積もり、散歩に出かける前とその後の2回、除雪をすることになりました。
雪が降り積もった松の木はどれもクスリマスツリーのように見えます。これは大沢口附近のものです。クリスマスが近づいてきました。クリスマスは心が優しくなれる数少ないイベントだと思います。
昨日、「「猫のしっぽカエルの手」という番組にくぎ付けになりました。イギリスから来日して45年、京都・大原での生活が20年目を迎えたベニシアさんという女性の暮らしぶりを伝える番組です。
今までもたびたび見ることがあった番組でした。
この番組の中で、刺繍についての解説があり、そこで流れていたテロップの言葉に、目が離せなくなったのです。
お
驚くべきことに刺繍は世界各地で同時期に発展を遂げたようです。人間は違う文化の下に生まれてもみんな同じ体験をするのです。暑い、寒い、お腹がすいた、疲れた・・・・・・。違いではなく共通点に目を向ければ、それぞれが心の奥の部分では同じであることが分かるでしょう。
本当にその通りだと思います。それなのになぜこうも胸が痛むことばかりが報道されるのでしょう。いや、報道されない重要なことがたくさん隠されているのかもしれません。
クリスマスが持っている平穏で暖かな世界を夢見させてくれる力で、いっときでもみんなが安らげることをと願ってしまいます。根拠を問われるといささか戸惑うばかりですが。
金子みすゞさんの童謡に「みんなちがって、みんないい」とあるように、落ち着いて相手の真意を分かろうとする誠意をお互いに持てたならばわずかでも希望が持てるのにと思いました。
晴れのち曇り。最低気温-2.1℃、最高気温3.1℃。
いよいよ師走も押し迫り、二十四節気の冬至となりました。
一年で昼がもっとも短いといわれる冬至。明日からは昼が日ごとに長くなっていきます。そう思うだけで、これからますます寒くなるのに、明るい気分になれそうです。
冬至の縁起物である南瓜も甘辛の煮物にして頂きました。90歳の義母が丹精込めて作った南瓜です。これで、不足しがちなビタミンAの補給もでき、年末も体調を崩さずに乗り切れるでしょう。ありがたいことです。
そして、冬至の今日、コスモスが一輪の花を咲かせました。氷点下になる前にプランタンに移植していたものです。良く咲いたものと嬉しく、元気をもらえた出来事でした。
晴れのち曇り。最低気温-13.9℃、最高気温-1.3℃。
札幌の駅前からつるつる路面となっていました。滑り止めの砂状のものが多少撒いてあるものの、慎重な足運びとなりました。
今日は札幌の駅から数分のところにある教室で3コマのお仕事をしてきました。国語総合、国語表現、現代文Bです。現代文Bの「永訣の朝」では、詩の前半部分に限定して学習しました。
この度も機材などのトラブルがなく、順調に終えることができ、ホッとしているところです。
駅前のつるつる路面
国語総合の授業のひとこま
晴れ。最低気温-1.4℃、最高気温3.5℃。
朝から晴れの良いお天気です。午後から青空の中、野幌森林公園へ散歩に出かけました。
青空に映えるものは数々あるのですが、今日は白樺の木が目に留まりました。
白樺の木は白樺というくらいなので、全部が白でできているかと思っていたところ、枝先が黒かったのを見て驚いたものです。これは大人になってから気付いたこと。
その白のイメージでは、白鳥も全てが白だと思いこんでいたのが、足を見てひどく驚きました。黒かったのです。えーっ、それってサギ?
イメージは想像され創造され、事実と離れるものなんだなーと思ったものです。私の場合。
曇りのち晴れ。最低気温-10.3℃、最高気温7.0℃。
朝5時半に起きて外に出るとまだ暗く、雲間から星が見えました。星を見るのは久しぶりかと。
午後からは気温がプラスに転じ、暖かくなりました。夕方になってもプラスのままで、ゆるやかな気分で散歩へ。最近の天気予報は当たります。予報に頼って、空模様を見て予想することも忘れてしまいました。
ふれあいコースから百年記念塔を望む
野幌森林公園大沢口付近にある自然ふれあい交流館です。葉の形を模したという造りが魅力的です。
曇り時々晴れ。最低気温-16.6℃、最高気温-2.4℃。
午前、氷点下の中を野幌森林公園へ向かいました。
森の中は、青空も垣間見え、大沢口の車両禁止の立て看板は半分以上が雪の中です。大沢口付近の木々は自由に枝を伸ばしていました。以前は大きな木がもっとあったのですが、嵐がやってくるたびに倒れていき、今はその跡がぽっかり空いたままです。
何事もなかったかのような森ですが、微妙に姿を変えていたのです。
何事もないような平凡な流れの中にも微妙な変化はあるのでしょうが、ゆるやかで平凡な流れに溺れそうになる時もありました。そんなときに反芻していた言葉です。
「平凡な毎日を自分の手で魔法の時間に変えること」、今は亡きアメリカの絵本作家、ターシャ・テューダーの言葉です。
実際のターシャさんは亡くなる92歳まで、本業の絵本作家と庭づくりと彼女が理想とした19世紀の暮らしを丁寧に続けていたので、平凡な生活とはかけ離れていたように思えるのですが。
「ターシャからの贈り物」というターシャさんがアメリカのバーモントで暮らす映像を見たことがありました。また、彼女の暮らしをまとめた本『ターシャ・テューダーの世界』も手元にあります。
森が静かに息をするように、体のリズムに見合った素朴ながら良質の暮らしを淡々と続けられていた姿に気負いは感じられませんでした。心をこめ、手をかけた暮らしの中から生まれた上記の言葉。魔法の時間に変えるのは自分自身なんですね。
『ターシャ・テューダーの世界』(ターシャ・テューダー&リチャード・ブラウン 相原真理子訳 文藝春秋 1996年11月25日 第1刷 2001年3月1日第12刷)