透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

11月の終わりは雪景色で

2022-11-30 19:02:45 | 日記

雪時々曇り。最低気温−2.1℃、最高気温5.8℃。

朝から降り出した雪が木々に降り積もり、美しい雪の花を咲かせていました。

辺りは一気に雪景色となり、シンプルな色合いながら繊細な彫刻を施したような世界が広がっています。

今日は初めて、冬靴使用でのお出かけでした。車専用のスノウブラシが初の出番となりました。

玄関には除雪用の機具がすまし顔です。早ければ、明日が出番となるかも・・・・・。

夕方の空にはお月様が顔を見せていました。11月最終日の記念にアップします。

雪が降り積もった本日の景色を頭の片隅に置いて、解説の助けを借りながら掲句を数回読み返しました。

この句の情景も雪と白鳥に共通する白を基調としたモノトーンの世界のようです。

雪の降る夜に隊列を組んで羽ばたき続ける白鳥たちの姿はさぞかし感動的だったことでしょう。美しさと凛々しさが立ち上ってくる印象深い句だと思いました。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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「新渡戸の夢を映画に」の記事など

2022-11-29 12:07:30 | 日記

雨。最低気温3.5℃、最高気温13.4℃。

〈2022年11月29日付け北海道新聞朝刊〉

札幌農学校教授などを務めた新渡戸稲造は今年160年を迎え、来年は没後90年にあたるのを機に映画を作ろうとなり、現在、製作が進行中との記事が掲載されていました。

埼玉県在住の監督で、在日韓国人の半生を描いた「HARUKO」(平和・協同ジャーナリスト基金奨励賞受賞)などを手掛けた野沢和之氏(68歳)、東京在住で北大出身のドキュメンタリー映画の配信サイトを運営する並木秀夫氏(64歳)がプロヂューサーを担うとのことです。

お二人は新渡戸が教育について、「教育を受ける権利はどんな状況の人にも与えられるべきだ」や「人格を高めることこそ最も大事な教育の目標」という考えで私費を投げだして創設した「遠友夜学校」や、その流れをくむ「札幌遠友塾」に着目して取り組みを始めているようです。

新渡戸稲造の教育哲学ともいうべき思考と実践が、今も「遠友夜学校」に息づいているのだとしたら、何と素晴らしい事かと思います。

新渡戸の教育に対する思いが今にどう受け継がれているのかをこの映画の中で知ることができるかもしれないと思うだけで近未来に少しだけ希望が持てる気がしました。

改めて、未来を担う子どもたちのために「教育を受ける権利はどんな状況の人にも与えられるべきだ」や「人格を高めることこそ最も大事な教育の目標」という新渡戸稲造の思いが現実になることを願ってやみません。

そして、本日の新北のうた暦の掲歌です。

自然豊かな地で育った私は、春先の川辺に柔らかな緑を添えている柳の木が連なっている風景が大好きでした。

それが、いつも頃からか、消えて行ったのです。曲がった川をまっすぐにする工事の後に、柳の姿はなくなっていることが多くなりました。

この歌に詠まれた風景のあっけらかんとした川辺にがっかりする作者の姿が我が身と重なる気がします。

川辺をうっすらと緑に染める柳の木が連なる風景は絵本の中でしか見られなくなるのでしょうか。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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「主役にはなりたくないと人参は」の句

2022-11-28 21:20:52 | 日記

曇りのち雨。最低気温1.0℃、最高気温4.2℃。

本日の新北のうた暦の掲句です。

確かに人参は主役を張る場面が無いように思います。でも、なくては困る根菜野菜なのは確かです。人参の華やかさは大根や牛蒡などの根菜には望めません。

この季節になるとトマトは高級食材になりつつあります。彩に添えるにも日々薄くなるばかり。そんな時に人参入りの一品でたいそう食卓が明るくなるのです。

今日は肉じゃがを作ったのですが、冷蔵庫の野菜庫にあると思った人参がなく、仕上がりが今一つの色合いになってしまいました。

解説にあるように、人参は「名脇役」、間違いなしです。

でも、「主役にはなりたくないと人参は」となるのです。きっと、人参は自分の役割や立ち位置を知りつくしているのでしょう。

  🥕             🥕             🥕

この人参のことが頭の隅から離れないうちに、ラジオから「声でつづる昭和人物史」という番組が始まり、沢村貞子さんという方の語りが流れてきました。昭和45年3月にラジオ第1で放送された「人生読本 脇役」収録のものです。

沢村貞子さんは、俳優で戦前は築地小劇場で初舞台を踏み、プロレタリア演劇運動に進み、その後映画界に入って名脇役として活躍した方とのことです。

映画界へ入った頃に自分が脇役を選んだ理由として、主役はどこから見ても美しいことが必要条件だと思ったからだそうです。自身は斜めのある角度からは良い感じだけれど、横から見たら100点満点で50点以下だと。

それゆえに脇役の道を進もうと思ったのだそうですが、脇役の心構えは主役がその能力を存分に発揮できるようにすること全般だと話されていました。その役目を果たすためには努力を惜しまず、ハプニングにも対応できるように取り組んだとも。

役者に限らず人生でも脇役は重要で、家庭の中でも脇役を努めることが自分の性に合っていて、その方が上手くいくと話されていたのが印象に残っています。

脇役に徹することを自分に課した、思慮深い方だったのだろうと思いました。よく考えてみれば、沢村貞子さんは物書きとしても賞を頂いているし、注目度の高い女優さんだったので主役の座も十分用意されていた方だったように思います。

さて、脇役とし掲句に登場した人参ですが、ありました!主役の料理が。キャロットケーキです。

人生いろいろ、脇役、主役の座がコロコロ入れ替わるのも人生の綾かもしれません。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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トシさんの命日と「永訣の朝」

2022-11-27 18:28:42 | 日記

晴れ時々雪時々曇り。最低気温0.1℃、最高気温3.1℃。

今日は宮沢賢治の最愛の妹、トシさんの命日。

大正11(1922年)1127日。賢治はこの日の日付を持つ「永訣の朝」「松の針」「無声慟哭」の3編の作品を書き残しています。

「永訣の朝」の冒頭では「けふのうちに/とほくへいつてしまふわたくしのいもうとよ」に続けて「みぞれがふつておもてはへんにあかるいのだ」とあり、霙が降るほどに低い気温であり、光線の加減で暗いというよりは「へんにあかるい」という不安定な外の様子が描かれています。

この日の午後830分、「永訣の朝」の冒頭に綴られた、「けふのうちに/とほくへいつてしまふわたくしのいもうとよ」の言葉通り、トシさんは遠くへ旅立っていきました。享年24歳という若さでの逝去です。

こういう哀しい結末を予め知っているから言えることかもしれませんが、不安定な天候の描写はそのまま賢治の心情と重なるような気がしてなりません。

トシさんのご冥福を祈り、合掌。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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野幌森林公園の夕空

2022-11-26 18:46:56 | 日記

曇り時々雨時々晴れ。最低気温8.4℃、最高気温12.8℃。

あったかな一日となりました。

明日は雪かもしれないと思い、夕方、野幌森林公園へ足を運ぶことに。

大沢口から折り返して戻ると、ふれあいコースにたなびく雲が美しい茜色に染まっています。

遠くには百年記念塔も見えます。

初冬の夕暮れのひととき。

ここにだけ流れている静かな静かな時間。

この自然からの贈り物をストレートに受け取ることができるというのも

貴重で有難いことに違いありません。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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にしん蕎麦と野幌森林公園と新北のうた暦

2022-11-25 20:06:05 | 日記

晴れ。最低気温2.6℃、最高気温9.3℃。

レンガ造りの工場を改装した江別市のショッピングモール・EBRI(エブリ)へ。

ランチは「蕎麦と牡蠣のことぶきや」にてニシン蕎麦を頂きました。

一周年を記念して11月18日から11月27日まで800円以上の食事をした人に開きホッケ1枚が、毎日先着30名にプレゼントされるとのことで頂いて参りました

夕食はこの開きホッケが食卓に上りました。一人1枚ずつでさすがに食べ応えがあり、美味しかったです。

エブリ館内のチョーク絵

チョーク絵も見て参りました。

北海道立図書館の前庭

日が傾く頃に野幌森林公園を散策。本日も小春日和の良い日でした。

して、本日の掲句です。

ネギの緑が根雪になるまでの期間はことに目にさやかに映ることでしょう。

辺りが枯れた色になっていくこの時期の緑は貴重です。

根雪に埋もれる前の雪とネギの色のコントラストに注目して詠まれたとの解説になるほどと思いました。ネギの頑張りも伝わってくる気がしました。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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森林公園近くの新カフェと新北のうた暦と

2022-11-24 20:30:38 | 日記

晴れ。最低気温0.7℃、最高気温9.8℃。

我家から徒歩5分ほどのところに新しくできた「Ume Cafe」にて、家人とケーキセットを頂いてきました。わたくしはガトーショコラを。

クリスマスモードの室内は明るさの中にも落ち着きが感じられるもので、貸し切り状態だったこともあり居心地が良かったです。

桂コース

大沢コース

ランチタイムの後は野幌森林公園を散策してきました。

郵便局からの行き帰りに見た立札です。「”いじり”でもあの子にとっては”いじめ”かも 言葉はね 時によっては武器になる」とあります。その通りだと思いました。

笑えない、許せない言葉というものは個人個人により幅があるかもしれません。でも、最低限、変えようにも変えられない身体的なものなどを揶揄するのは、いけないことだと思います。

「自分が人からされたら嫌だと思うことを人にしてはいけない」という「思いやり」をお互いが持てる世の中になると良いなと思います。

また、「違和感」やはっきり「嫌だ」と思った時にはそれを言葉にして伝えなければ相手に理解してもらえないので、「NO」ということも必要かなと。

ナナカマドの赤い実がたわわでした。

本日も小春日和の暖かな日となりました。

この句のようになる日も近いと思いつつ、読み返しています。

動作は「払いけり」と普通なのですが、払っているものが「星屑とクルマの雪」というところが新鮮で目を見張りました。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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當瀬規嗣氏の講演へ

2022-11-23 21:16:34 | 日記

晴れ。最低気温0.1℃、最高気温7.1℃。

江別市野幌公民館

公民館内には彩の会廊下展が開催中でした。

冬将軍がやってくるらしいので、野幌森林公園の風景から始まる一日の流れを写真でまとめてみました。

語らずして語るものを感じて頂ければ幸いです。

野幌公民館での當瀬規嗣氏の講演、「心臓はなぜ動くのか~心臓自動能の解明~」が15時からあり、受講してきました。レジュメには表題に続いて「札幌医科大学医学部細胞生理学講座」と記されています。

當瀬先生曰く、「生きているということは、今まで心臓が止まったことがないということですね」とのこと。うかつにも途中で記憶が飛んでしまい、この言葉だけが記憶に残っています。

終了後、外は真っ暗。久しぶりに「びっくりドンキー」に入って、びっくりでした。

注文はテーブルにセットされたタブレットをタッチしてで、支払いも自動精算機で行うことになっていました。待つ順の番号札も含めて、デジタル化が進んだようです。

押し寄せるデジタル化の波に乗れるのだろうか・・・・。

読み終えて、涙が出そうになってしまいました。聴いたことがあった、あの美輪明宏さんの「ヨイトマケの唄」の歌声を思い出します。この記事の中で取り上げられているのは強くて優しい母のまっすぐな心で胸に刺さりました。

コラムの「どんな仕事も必ず誰かが必要としているもの。」を肝に銘じて、わたくしも明日から一歩、一歩。 

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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「チャリティ小品展」という美術展へ

2022-11-22 21:09:30 | 日記

晴れ時々曇り時々霰。最低気温2.5℃、最高気温9.4℃。

藤の木公園

民家の庭先に黒猫発見!

大麻公民館のギャラリーにて開催中の「第48回チャリティ小品展」へ。

江別美術協会の主催で、売上金の2割を社会福祉協議会に寄付するとのことでした。

鑑賞するだけでお役には立てませんでしたが、こうした活動を48回も続けてこられた会員の皆様に敬意を表したいと思います。

絵画を見るのは好きなので、ギャラリー内の作品をゆっくり鑑賞して脳内をリフレッシュしてきました。

我家へ戻る途中に見た凛々しい黒猫と近所の藤の木公園の写真も本日の記念にアップします。

今日は雨から霰がパラパラと路面を転がる天候となりました。風は冷たく、コートの襟をしっかりと閉め直すことに。

掲歌のように北風に真向かうには第一ボタンをしっかり留めることになるのでしょう。それも一度ではなく二度三度と摘まみ直すことになるのかもしれません。

「北風に間向かう 心とうものの第一ボタン」だとしたら意味深いものになるなと解説を読みつつ想像を掻き立てられました。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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野幌森林公園へ&新北のうた暦と

2022-11-21 20:52:47 | 日記

曇り時々雨。最低気温6.9℃、最高気温10.0℃。

午後から出かけた野幌森林公園。駐車場にはハイヤーを入れて5台の車しかなく、森の一部はいっとき貸し切り状態でした。

森の住人たち(動物も植物も)はきっとリラックスしていたのではないかと思います。

忘れていました。わたくしがお邪魔・・・。

 

本日の新北のうた暦の掲句にはオオウバユリが取り上げられていました。

今日、散策してきた森林公園内にオオウバユリの姿は影も形もなかったのですが、少し前に立ち枯れたこの花の姿を見ていて、記憶に残っています。

オオウバユリはユリ科の多年草で、7年ほどかけて花を一度だけ咲かせるのだそうです。アイヌの方々は根からでんぷんを採り、代表的な保存食として重宝していたとのこと。

7年間も黙々と準備を整えて、花を咲かせるも一度だけ、根にはでんぷんを蓄えてと底力を感じさせられました。

「うばゆりのたくましく枯れ立ちてをり」

オオウバユリに敬意を表しつつ、この句を読み返そうと思います。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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北海道立図書館へ

2022-11-20 20:51:15 | 日記

晴れ時々曇り。最低気温−0.2℃、最高気温10.8℃。

ビールのコーナー

北海道立図書館へ。1階ロビーの特設コーナーでは「絵本でオノマトペ」のテーマで各絵本が並んでいました。

そして2階では「美酒の大地」をテーマにビール・ワイン・日本酒・蒸留酒にまつわる資料が展示されていました。本日はそのビールについての展示をアップします。

というのも、北海道開拓の村でボランティアを始めた頃、開拓使が札幌に麦酒醸造所を設置し、日本で初めて日本人による国産ビールを誕生させたという物語に酔いしれたことがあったからです。

中川清兵衛、村橋久成、青木周三などが立役者となった、札幌でのビール醸造の物語。人のつながりの機微や特に中川、村橋の両氏が成功に向けて注いだ情熱の質量には驚くばかりです。

そして、本日の新北のうた暦は室蘭市の製鉄所で詠まれた作品だそうです。

冬の海に捨てられて漂う「溶滓(のろ)」と呼ばれる物質に折りかさなるように「たたむ波」。

先日室蘭へ列車で通り、かつて隆盛を誇っていたであろう鉄の街を歩いたことが思い出されました。

主力産業が衰退した街は判を押したようにシャッター街となり、寂しさというようなものが幾重にもコーティングされていく気がします。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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飛鳥山公園へ

2022-11-19 21:13:45 | 日記

晴れ時々雨。最低気温1.9℃、最高気温7.0℃。

午後から飛鳥山公園(あすかやまこうえん)へ。飛烏山公園は江別市緑町西2丁目11にあります。

今日はこの公園内にある飛鳥山へ登ってきました。飛鳥山の標高は17.5メートルで、日本で15番目、北海道では4番目に低い山とのことです。

でも、江別市内では野幌森林公園を除いた他の地域は平坦 なので、最も高い場所に位置するのだそうです。丘のようであっても山なので、登山と言っても過言ではないでしょう。

飛鳥山の登山はたいそう楽しく、頂上からの眺望も低いなりに味わいがありました。

飛鳥山公園の歴史については以下の通りです。(ウキペディアから)


歴史

1889年(明治22年)、丘の上に飛鳥山神社が創建される。この社は1893年(明治26年)、萩ヶ丘に遷移して江別神社となった。

1915年(大正4年)3月、名越源五郎村長あてに、光雲寺住職の北川実現、江別兵村の矢沢染三、藤倉祝八の3名連署による「飛鳥山公園起業方法書」が提出される。そこに記載された計画には、三十三観音像の建立、遊歩道や休憩所の設置、サクラの植樹が盛り込まれていたほか、5年以内に競馬場を設けたいという展望も含まれていた。

1916年(大正5年)、園内に競馬場が造られる。1928年(昭和3年)には公認の地方競馬場となって賑わったが、元江別に移転した後の1938年(昭和13年)、戦争のため競馬は中止となった。

1945年(昭和20年)5月、元江別連合警防部長の石井巌が江別町長に願書を出し、飛鳥山に防空壕を構築する旨を訴える。防空壕は実際に造られ、その過程で三十三観音像は光雲寺の境内に移された。


この公園は神社が創建され、競馬場が造られ、終戦間近の5月には防空壕が造られるなど多様な用いられ方がなされたようです。こうした歴史を持つ公園の今は、丘とグランドにテニスコートなど市民の憩いの場となっていました。本来の公園のあるべき姿のように思えます。

 

それでは今日はこの辺で。

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車窓からの風景と新北のうた暦と

2022-11-18 20:01:53 | 日記

晴れ時々曇り。最低気温−0.6℃、最高気温8.4℃。

車窓から酪農学園大学の敷地内にある農業実習地の風景に癒されました。

白樺並木を今日はカメラに収めることができ、良かったです。

15時台なのにもう日が傾き始めていました。

平野から彩が失われていく中、空は美しい色に染められていきます。

空は遠くにあっても、近いものなのかもしれません。

石狩地方に組み入れられている当地。解説によりこの句の意味が深まった気がします。

「石狩の冬へ球根深く埋め」

冬への覚悟と春に希望を繋ぐ思いとが感じられました。

 

それでは今日はこの辺で。

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雪と虹と新北のうた暦と

2022-11-17 20:08:25 | 日記

雨時々雪。最低気温1.0℃、最高気温4.5℃。

雪が残る庭

上の2枚の写真に虹が映っています。

朝、カーテンを開けると庭の所々にまだ雪が残っていました。その後、消えましたが・・・。

午後から所用で出かけた時に虹を見かけました。うっすらと映ってはいるのですが・・・。

そして、帰りに眺めた空には天使の梯子が見えたはずなのですが・・・。

そういえば、この時期に虹や天使の梯子と呼ばれる雲間から矢のように光が差す光景をよく見ていた記憶があります。くるくる変わる天候が出現の条件に見合うからでしょう。

11月は美しい紅葉もきらめく雪景色もなく、茫洋とした枯れ葉色の景色とともに過ぎていく月です。徐々に冷え込みが強くなり、木枯らしが吹きすさぶ月でもあります。

季節をいろどる何かがあるわけでもない一方で、寒くて、日没が早まるのですぐ暗くなり、雪がないので何を羽織ったらよいのかと服装選びに困るなど、何だか負のイメージばかりが思い浮かんでしまいます。

かわいそうな11月。たまたま11月の担当になった神さまがいたとしたら、北海道でどうやって力を発揮したら良いのでしょう。 

そう思っていたところでの虹や天使の梯子の出現でした。11月だけの特権ではない気もしますが、パッとする所があって、ホッとしています。他にも探せば何かあるに違いありません。

そして、本日の新北のうた暦です。

北見に住んでいたことがあるので、「タマネギ列車」という言葉に引き寄せられました。

北海道には農業という心強い生業が残されています。北海道の最後の砦のような農業の希望の一つでもある「タマネギ」は「タマネギ列車」で北見から旭川へ運ばれるのですね。

8月から翌年4月までの期間なので、生産量日本一の北見産タマネギを積んだ列車は真冬も石北峠のトンネルを抜けて旭川へ向かうのでしょう。

「頑張ってください!」とエールを送りたくなりました。生産者にも列車にも関係者の皆さんにもです。

さらりと詠まれた句と丁寧な解説に、北見で過ごした日々が懐かしく思い出だれました。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・

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初めての雪と新北のうた暦と

2022-11-16 21:03:27 | 日記

晴れ時々雨時々雪。最低気温−3.4℃、最高気温6.1℃。

雪が降る

雪のち晴れ

ついに、この地に雪が降りました。今のところ、積もってはいないのですが、明日の朝には一面真っ白になっているかもしれません。

そして、本日の北のうた暦の掲句です。

「木枯へ胸の火を吹く硝子工」

小樽の街が舞台のようで、ガラス製品作りをしている「硝子工」が取り上げられています。

小樽の街のガラス製品を観光客に交じって手に取ったことがありました。美しい光彩を放つガラス製品は繊細さゆえに細心の注意を払ったという記憶があります。

そのガラス製品は小樽で昔栄えたニシン漁での浮き玉の流れを汲んでいると解説にありました。

歴史ある小樽の街に「木枯」が吹き、そこに「胸の火を吹く硝子工」の姿を思い浮かべることができるような句です。

また、勝手ながら「木枯」からは”冷”、「火」からは”熱”、「硝子工」からは”冷と熱”というような連想もできそうな気がしました。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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