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本日の新聞の「まなぶんクイズ3302」の問いと答えに思わず目が留まりました。
このクイズは連載されていて、とてもためになっています。
それなのに、すぐに忘れてしまうので、こうしてブログにアップして記憶に残そうと思います。
「夏は酢のもの 秋辛味 冬は油」と旬の味がすすめられ、では春の味はと問いかけられ、答えは次のページを繰らなければならない仕掛けが施されています。
答えは「春の皿には苦味を盛れ」と。
「夏は酢のもの 秋辛味 冬は油 春の皿には苦味を盛れ」と明治時代の医師・石塚左玄が詠んだそうです。
季節ごとの身体に効く旬の食べ物が、字足らずや字余りながら韻が踏まれて短歌仕立てなのに驚くばかりです。
ともあれ、この歌を読んで、フキノトウなどの苦味を武器にこの世に生まれた山菜に改めて注目です。
思えば子どもの頃、農業を営んでいた我家は、貧しいながらも畑や林の他に山を二つ持っていて、裏山と呼んでいた山の麓には小石が見えるほどに透き通った小さな川が流れていました。
前山の麓は湿地でミズバショウが咲いていたものです。
山や林、川、湿地、藪があり、あちこちに生えていた山菜は取り放題だったのです。
ワタクシの五人兄弟の長姉は山菜採りが好きで、山菜料理も得意だったことを思いだしました。特にイラクサの胡麻和えが美味しかったなと・・・。
山菜は自由に採れ、すぐに手に入るものだったので、ありがたみを感じなかったことも思い出されて苦笑いです。
今、山菜は手に入りづらい上に、この時期の体調を整えるのに大事な働きをすることを知り、有難さは倍増です。
冬眠から覚めた熊がフキノトウの苦味で体調を整えると聞いたことがありました。熊ではないワタクシも冬眠から身体を覚ますために、それが必要かもしれません。
それでは今日はこの辺で。
明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。