透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

四月の終わりに

2015-04-30 20:10:12 | 日記

晴れのち曇り。最低気温3.0℃、最高気温19.5℃。

ほぼ半月ぶりに野幌森林公園へ出かけました。雪解けが早かったこの春、四月最後のページが繰られる今日の大沢コース、そしてエゾユズリハコースで見かけた花々です。

時を違(たが)えず、いつも通り咲く花に心がホッと和みました。「年年歳歳花相似たり 歳歳年年人同じからず」という詩の一節を思い起こします。花は毎年同じように咲くけれど、それを見ている人は同じではなく、世の中も移り変わりを余儀なくされることを身に沁みて感じる今日この頃です。 

                 

                                                          《ニリンソウ 大沢コース》  

                                   

                                                      《大沢口への並木道》

                                   

                                  《辛夷 ふれあいコース》

                                   

                    《シロバナノエンレイソウ(ミヤマエンレイソウ) エゾユズリハコース》                                                                                            

                                   

                                    《スミレ 大沢コース》

そして、2013年4月30日のブログを振り返って見てみました。

井上ひさし氏が2010年4月9日に75歳で亡くなられてから今年で3年目となります。『イーハトーボの劇列車』や『国語事件殺人辞典』を手にして、面白くて笑いがこみ上げてきたことを思い出します。あの、「ひょっこりひょうたん島」の作者でもありました。当時の私は毎日楽しみにしていました。社会科のテストで外国の貨幣の単位の名称に関するテストがあり、日本は円、〇〇国ではという問いに「ガバス」と答案に書いた人がいたくらい、生活に浸透していたといえるかもしれません。奇想天外な発想に、説得力ある構成力で、程よい笑いを誘う作品の数々を手がけておられた方でした。作文指導の熱心さについても、文庫本で知り、そのエネルギーに感心させられました。

劇団「こまつ座」の機関紙「the 座」に寄せられた文章の一節といわれている次の言葉は何度読んでもいいなと思います。

「むずかしことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく おもしろいことをまじめに まじめなことをゆかいに ゆかいなことをいっそうゆかいに」

「むずかしいことを」いっそうむずかしくしない、されない、させない、ように日々心がけたい今日この頃です。

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パイナップル

2015-04-29 21:21:34 | 日記

晴れ。最低気温6.8℃、最高気温16.0℃。

四月も順調に育っている我家のパイナップルです。実の部分、約12cm、冠芽約31cm。店先に並んでいるパイナップルに近づいてきているようではありますが・・・・・・・・もう少し、成長を見守っていきます。

                    

                    

                    

                 

                 

 

 

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小さなお客さん

2015-04-28 20:26:22 | 日記

晴れ。最低気温4.8℃、最高気温18.1℃。

今日も我家のエサ台に小さなお客さんが訪れました。

「ご紹介します!シジュウカラさんです。」

「ところで、財布の中身はしじゅうカラなどと揶揄されることについて、どう思われますか?」

「わカラないです。」

「人間界では四十カラは自分の顔に責任を持てなどと一般に言われるのですが、これについてはいかがでしょうか?」

「ですカラ、顔はついていればいいのではないですか。目があって、鼻があって、口があれば餌にもありつけるし、違いがあるから区別がつくし、あとはどうでもいいカラね。」

「なるほど、鳥仲間からみればどうでもいいことが、人間には大事だなんてことがあるカラ、だカラ、いろんなことをこじらせてるのかもしれませんね。」

                    

                    

                    

                    

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ホッキョクグマの赤ちゃん

2015-04-27 20:21:56 | 日記

晴れ。最低気温10.5℃、最高気温22.1℃。

初夏のような爽やかな日。以前から一度行ってみたかった円山動物園へ家人と出かけました。目指すはホッキョクグマの赤ちゃんです。母グマ「ララ」から2014年12月21日に生まれた赤ちゃんは、今日で4か月ちょっとということになります。もこもこした体つきで、転がったり、足をなめようとしたり、下のスペースに落っこちたりと無邪気なしぐさに目が離せませんでした。

人間も熊も赤ちゃんの頃は愛らしいものです。可愛がられ、面倒をみてもらえるようにと神様が仕組んだのかもしれません。こういうことを心理学の分野でも注目しているようですね。

               

               

               

               

               

                              

               

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谷村志穂氏渡辺淳一の文学を語る

2015-04-26 21:02:22 | 日記

晴れ。最低気温4.2℃、最高気温18.9℃。

北海道立文学館にて谷村志穂氏による「渡辺淳一の恋愛小説の魅力と北海道」と題する講演会を聴いて参りました。14時から1時間半にわたり、エピソードを交えながら作品のいくつかを取り上げ、よどみない美しい日本語で語られていたのが印象的でした。

この講演会は北海道立文学館が開館20週年になることを記念し、特別展として昨年4月30日に80歳で逝去された渡辺淳一氏の作品等を展示した「没後1年 渡辺淳一の世界ー『白夜』の青春 リラ冷えを往くー」との関連イベントの一つとして企画されたようです。

ということで、この講演を聴いた後に特別展へも足を運びました。医学と文学のはざまで恋愛小説へ向かったことをどう思うかという問に渡辺氏がこういう風に思ったという切り取り方はできないと前置きし、点と線がある一点で出会った時に人生が交差し、理屈ではなく自分の道が変わっていく瞬間があるのは確かだと谷村氏が応じていたことを思い出しながら展示室を廻りました。権威的なものへの反発からか・・・・などと思いつつ・・・・。

ところで、今日の札幌の最高気温は21.6℃。文学館がある中島公園内では桜が満開となり、柳は青々として、池にはボートを漕ぐ人たちの明るい姿が見られました。陽気な雰囲気が公園内の隅々にまで満ちて、まさしく春爛漫。

                   

                   

                   

                                

                                

                                

                                     

                              《事前の応募により、受諾のハガキ持参者のみ参加できることに》

                                    

                                        《講演中の谷村志穂氏》

                        

                        

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辛夷の花咲く

2015-04-25 19:47:18 | 日記

曇りのち晴れ。最低気温3.8℃、最高気温15.6℃。

暖かい日が続いている。風に冷たさが残るものの、春の陽気に浮かれてツツジが咲き、近所の公園では辛夷の花が満開だった。辛夷は良い香りを放っているはずだが、ただ今風邪引き中なので、匂いを感じることはできなかった。

こぶし大の大柄で白い花はよく目立つ。野山が緑に包まれる前にさっと咲き、ここに春が来ているよと告げているふうだ。実際、種子を播くなどの農作業はこの花が咲くのを目安に始める向きがあるという。

また、花蕾は鼻炎、鼻づまりなどに効果があり、漢方薬としても重宝されているらしい。生薬名は「辛夷(しんい)」とのこと。『広辞苑』によると辛夷(しんい)とは、「モクレン・タムシバまたは同属植物のつぼみを乾燥した生薬。漢方で、鼻炎・蓄膿症・鼻疾患に基づく頭痛に用いる。味は辛く、やや苦い。」とあった。

私の症状は、喉の痛みと鼻づまりなので、この花の蕾の方により魅力を感じ始めた。花より蕾、現金なものだ。

                           

                           

 

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イーハトーブセンターだより第119号

2015-04-24 20:01:18 | 日記

曇りのち雨時々晴れ。最低気温5.5℃、最高気温13.1℃。

昨日、江別に戻り、未だに治りきっていない風邪の中、宮沢賢治学会イーハトーブセンターからお便りが届きました。第119号です。新年度に予定されている賢治学会の事業報告と、これまでに受け入れられた図書・資料が掲載されていました。他に宮沢賢治来弘90年記念事業「宮沢賢治と津軽in弘前」、舘野泉イーハトーブコンサート「kENJI 宮澤賢治によせる」のチラシが同封されていました。

賢治ワールドを吹きわたっている透き通った風を心の眼で見たり、感じてみたいと思う今日この頃です。

いつもながらお忙しい中、地道な活動をされている関係者の皆様、ありがとうございました。

                  

 

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筍が口に入るまで

2015-04-23 21:35:12 | 日記

晴れ。最低気温0.3℃、最高気温18.2℃。

先日、筍を頂いたのだが、これが何とも立派で存在感のあるものだった。写真撮影をしたあと、風邪気味だったのでそのままにして2日後、底の部分が痛んで悪臭を放つようになった。これは、何とかしなければ・・・・。この段階で、一つ目の策、江別に持ち帰るの選択肢はなくなった。残るは、二つ目、せっかく頂いたのだけれど、庭のこやしにする。三つ目は一番前向きな取組みで正攻法かと思うが、何とか灰汁抜きをして料理をする、である。

筍はこの姿で頂いたことがなく、灰汁抜きもしたことがなかった。そこで、ネットで検索することにしたところ、ずらりと出てきた。なんとも心強いもので、さっそく取り掛かることにした。でも、灰汁抜きをする際にどこまで皮をはいだらいいのかは分からなかった。だから、この辺りは適当に。

風邪気味だったものの、ネットの動画サイトを見ながらの挑戦が始まった。そして、借家にある鍋などを工夫して何とか口にできるまでにはなったのだった。少し、えぐみが残るものの、今日の朝、食してみたが、夜になっても腹痛もなく、元気に過ごせている。

それにしても、旬の筍を食卓に載せ、香りや歯ごたえ、独特の味を愛でる方々はどれだけの手間暇をかけているのかと思った。筍を採りに行くところから、始める方もいるのだとしたら、そのエネルギーは相当なものになるだろう。

改めて思うに、筍を含む山菜は手の掛かるものが少なくない。丁寧に下ごしらえをし、美味しく食べられるように工夫を凝らした先人たちの自然や食に向き合う姿には頭が下がる思いがする。

 

                    

                                

                                

                                

                                 

                                

                                     《これで良いのか、分からないままに》

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アースデー

2015-04-22 21:39:32 | 日記

晴れ。最低気温3.5℃、最高気温15.5℃。

グーグルを開くと、動く地球を含めたいつもとは違うロゴマークが出向かえてくれた。今日は「アースデー2015」とのことだ。アースデーとは何なのだろうか。これをウキぺディアで検索すると「「アースデイ(別名:地球の日、英: Earth Day)は、地球環境について考える日として提案された記念日である。4月22日のアースデイが広く知られているほか、それ以外の日のアースデイも存在する。」とあった。

2009年の国連総会で、4月22日を「国際母なる地球デー(英語版)」とすることが採択され、翌2010年から実施されているともあったが、各国それぞれの事情もあり、世界的に統一されている段階ではないようだ。とはいえ、一年に一度、世界中の皆が、大き過ぎるかもしれないけれど地球規模で物事を考えようとする一瞬があってもいいかと思う。

見えづらくなっている事柄の一端が地球規模で考えると、共通認識できそうな気がするし、今や、魑魅魍魎の類に転落した人間が、正気に戻れるかもしれないとささやかな希望を持つことができる。

後世の人たちが、21世紀前半の人たちも「アースデー」を設けていたなんて、多少の理性はあったんだねと言ってくれそうな記念日に違いない。

アースデー 2015

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春の夕暮れ

2015-04-21 20:00:45 | 日記

曇りのち晴れ。最低気温5.1℃、最高気温10.3℃。

清少納言は『枕草子』で春から冬に至る四季の情趣についても闊達な筆致で綴っている。春は曙が素敵で、秋は夕暮れがいいのよとしみじみと書いている。なるほどなと思ったものだ。

実の所、感じ方は人それぞれなので、私もそう感じるわと共感したり、自分とは少し違うなと感じたりすることがまたエッセーの面白さでもある。

ところで、曙や夕暮れ時というものは、おそらく、春、夏、秋、冬、一年を通して印象深いものがあるだろう。今日の夕暮れは久しぶりに見るもので、夕焼けの空が赤く染まっていく瞬間は何とも言えず美しかった。春の夕暮れは、秋とは違い、夏へ向かってエネルギーが湧いてくるような気になる。それもまた心に残るもので、春の夕暮れもいいものだ。

               

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雪解けの川

2015-04-20 20:18:32 | 日記

曇りのち雨。最低気温0.8℃、最高気温9.0℃。

一雨ごとに雪解けが進んでいる。この時期の川の勢いは凄い。今まで間近に見る機会がなかったけれど、この度は恐る恐る一歩ずつ前進していった。幼いころから、「川に近づいてはいけませんよ。」と言われ続けたことが、今だに耳の奥に残っていた。もし、溺れてしまったら、みんなに迷惑をかけるだろうなと思ったのは事実。注意を促す看板があるわけではないけれど、迷った。危ないことに近寄らないことは確かに大切だ。

でも、進むこともたまには必要かもしれない。ただし、注意深く・・・・。

                 

                 

                 

                

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歌句碑ロード

2015-04-19 20:24:40 | 日記

曇り時々雨。最低気温4.1℃、最高気温9.2℃。

今日は義弟の三回会法要でした。月日の経つのは早いものだとお坊さんのお経に耳を澄ませながら思いを深くしました。仏教のこともよく分からないまま今日まで過ごして参りましたが、この頃はお経の言葉に生きる上でのヒントを見つけることが多くなりました。

そして、先日、歌句碑ロードを歩いたときのこと。歌句碑ロードは生田原河川敷沿いにある短歌や俳句の碑が並んでいる遊歩道です。今まではただ通り過ぎて、一つ一つの短歌や俳句に目を向けることがなかったのですが、この度は刻まれた文字を目で追いながら歩くようになり、それが実に楽しいと思ったのです。この中に、今は亡き父のものもあり、しばし立ちどまって文字をかみしめました。

齢(よわい)を重ねることも悪くないなと思うのはこういう時かもしれません。

                 

                 

                           

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生田原の早春

2015-04-18 19:54:26 | 日記

晴れ。最低気温2.9℃、最高気温13.5℃。

生田原へ。この冬の大雪は齢90を超える義父にとっても初めての経験だそうで、その雪が消えている風景を思い浮かべるのはなかなか難しいことでした。でも、あれほどあった雪も、一部を残してほとんど消え去り、川は雪解け水を含んで勢いよく流れていました。

借家のベランダを埋め尽くしていた雪も消え、庭にはクロッカスが咲いていました。春は野にも山にも里にも、分け隔てなくやってきてくれるようです。

                                 

    

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層雲峡へ

2015-04-17 22:56:54 | 日記

雨時々晴れ。最低気温4.0℃、最高気温6.6℃。

層雲峡へ出かけました。早春の層雲峡を訪れたのは初めてです。冬の厳しい寒さに凍りついた滝が、春とともに美しい流れを取り戻すのですから、自然のダイナミックな営みにはいつも瞠目させられます。

             

                                             《流星の滝》

                                               

                                                                     《銀河の滝》

                         

                                             

                        

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旭川駅へ

2015-04-16 19:58:52 | 日記

雨のち曇り。最低気温2.2℃、最高気温8.2℃。

一年ぶりくらいで旭川駅へ向かいました。旭川駅の右側に位置する場所にはイオンが開業し、今日もまたたくさんの人で賑わっていました。駅前の広々とした空間には植木が立ち並び、駅舎を含む全体が森のイメージを彷彿とさせるもので、落ち着いた雰囲気となっていました。

駅構内に通じるイオンショッピングモールがお洒落で都会的な雰囲気となって登場したこともあり、旭川駅周辺はすっかり生まれ変わったようでした。以前は地下街を含めて、昭和の風情漂う人間味あふれたもので、それはそれで良いものでしたが、旭川の玄関となる駅、そして駅周辺が再開発されたことで、老若男女が訪れる活気あふれるものとなっていたのには驚きました。

                       

                       

                        

                   《木がふんだんに使用され、美しい景観となっているプラットホームへ通じる壁》

                       

                                   《駅前空間》

                       

                       

                               《イオン側から見た景観》

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