透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

旭川の橋と川と夕陽とPM2.5

2014-02-28 19:06:21 | 日記

雪のち晴れ。最低気温-1.0℃、最高気温1.8℃。二月も今日でおしまいです。無事に過ごせたことに感謝です。

昨日、所用で旭川へ出かけました。旭川駅の西口から外に出ると、ゆったりとした川沿いに散歩道が続いていました。旭川の街は川が多く、いろいろな表情の橋が架かっています。ぼんやりとかすんだような夕暮れに映し出される川と橋の光景に見とれてしまいました。

ぼんやりしていると感じた風景だったのですが、本日付の北海道新聞一面にPM2.5について報じられていたのを見て、この影響だったのかもしれないと思いました。

新聞によると、旭川は27日、午前10時現在、道内の観測地点14か所の中で最大の64マイクログラム(大気1立方メートル当たり)で注意レベル近くに達していたとのことです。(環境省は1日平均70マイクログラムを超えると健康に害があるとして、自治体に注意を喚起するよう求めるとのこと)

27日、夕方のPM2.5 の濃度については分からないのですが、下の写真の風景はその影響だと考えられるのではないでしょうか。

                                 

                                                  《16:19》

                      

                                                   《16:21》

                      

                                                  《16:22》

                       

                                                   《16:23》

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『沈黙の春』その5

2014-02-27 19:14:11 | 日記

晴れ。最低気温-13.1℃、最高気温2.5℃。

レイチェル・カーソン著の『沈黙の春』は、化学薬品に対する警告の書として、1962年9月に出版された。およそ50年前の著書ではあるが、昨日のコラム「アブラムシの警告」と通底する部分が多いと感じる。そこで、その一部を引用したいと思う。

二・負担は耐えねばならぬ

 この地上に生命が誕生して以来、生命と環境という二つのものが、たがいに力を及ぼしあいながら、生命の歴史を織りなしてきた。といっても、たいてい環境のほうが、植物、動物の形態や習性をつくりあげてきた。地球が誕生してから過ぎ去った時の流れを見渡しても、生物が環境を変えるという逆の力は、ごく小さなものにすぎない。だが、二十世紀というわずかのあいだに、人間という一族が、おそるべき力を手に入れて、自然を変えようとしている。

 ただ、自然の秩序をかきみだすのではない。いままでにない新しい力―質の違う暴力で自然が破壊されていく。ここ二十五年の動きを見れば、そういわざるをえない。たとえば、自然の汚染。空気、大地、河川、海洋、すべておそろしい、死そのものにつながる毒によごれている。そして、たいていもう二度ときれいにならない。

  中略

 めまぐるしく移り変わる。いままで見たこともないような場面―それは、思慮深くゆっくりと歩む自然とは縁もゆかりもない。自分のことしか考えないで、がむしゃらに先をいそぐ人間のせいなのだ。放射線といっても、岩石から出る放射線でもなければ、またこの地上に生命が芽生えるまえに存在していた太陽の紫外線―宇宙線の砲撃でもなく、人間が原子をいじくってつくり出す放射能なのだ。

     中略

いったいなんのために、こんな危険を冒しているのか―この時代の人はみんな気が狂ってしまったのではないか、と未来の歴史家は、現代をふりかえって、いぶかるかもしれない。

 

 

 

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コラム「アブラムシの警告」

2014-02-26 19:27:48 | 日記

晴れ。最低気温-13.0℃、最高気温3.7℃。

本日付北海道新聞夕刊に「アブラムシの警告」というコラムが掲載されていた。北大の秋元信一教授がイギリスの専門誌「 エコロジー・アンド・エボルーション」に発表した論文を受けて帯広畜産大学(環境昆虫学)の岩佐光啓教授が執筆している。

秋元信一教授がこの調査を試みたのは震災後1年3か月後の2012年6月。福島第1原発から32キロ離れた場所(警戒区域外)と全国7か所の対象地域でこの調査は行われ、それぞれの奇形率が導き出された。ちなみに福島第1原発から32キロの地点での空間線量は毎時4マイクロシーベルトとのこと。一般に昆虫が生存・発育および繁殖が影響を受けるのは数万~数十万ミリシーベルトといわれているそうだ。『広辞苑』によるとマイクロは100万分の1、ミリは1000分の1の単位の接頭語。

岩佐教授は、低線量レベルでの放射線の影響下においてもアブラムシ幼虫が奇形となる率が高いという調査結果をアブラムシからの警告かもしれないと結んでいた。物言わぬアブラムシ幼虫の奇形が発するメッセージをきちんと受け止めなくては・・・・・・。

 

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冬の大三角

2014-02-25 22:28:46 | 日記

晴れ。最低気温-18.3℃、最高気温-1.5℃。

今から10年ほど前、斜里に近い清里町に住んでいたころ、よくシリウスを見ていた。星空を見ながら散歩するのが好きで、凍てつく雪原の向こうにひときわ輝くシリウスを見つけると不思議な力が湧いてくる気がしたのを思い出す。そのおおいぬ座のシリウスと  こいぬ座のプロキオン、オリオン座のベテルギウスを線で繋ぐ冬の大三角もとてもきれいに見えていた。5年前にこの地に越してきてから、星をみる機会が少なくなってきたが、最近、我家の屋根の真上あたりに冬の大三角を見る。街灯の明るさもあり、すっきりとは いかないので、オリオン座のベテルギウスを見つけてから他の星を探したりすることになり苦笑したりして・・・・・・・。

あれから10年、10年一昔かと思いつつ、時の流れを思う。

                      

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春の兆し

2014-02-24 22:33:40 | 日記

晴れ。最低気温-16.2℃、最高気温2.3℃。

午後からいつもの散歩に出かける。プラスに転じた気温に道路は雪解けが進んでいた。立春から日々陽射しが力強さを増している。ここにきて光の春に本当の春を思わせる暖かさも加わった。三月上旬から下旬の暖かさとかというので、暦の上で一気に10日くらい前に進んだということか。

予報では、この暖かさは木曜日まで続くということだ。明日も明後日も明々後日(しあさって)も、春の陽気を感じられそうだ。

                        

                                 《雪解け 13:43》

                        

                                   《雪解け 13:43》

                        

                             《野幌森林公園大沢口 13:51》

                        

                                 《大沢コース 13:52》

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エキシビションで一つの輪に

2014-02-23 21:09:15 | 日記

曇りのち晴れ時々雪。最低気温-8.9℃、最高気温-0.5℃。

録画しておいたフィギュアスケート上位入賞者らによるエキシビジョンを見る。重かったミッションから解き放されたように、笑顔が次から次と映し出される。選ばれた特別な方達による、完成度の高い演技は、ユーモラスであったり、かわいらしかったり、優雅であったりとそれぞれに魅力的で感動的だった。

20日までのフィギュアスケート競技で5位までに入った選手のほか、推薦された選手、開催国ロシアのジュニア選手らが出場。日本からは男子金メダルの羽生結弦君、5位の町田樹君の他に推薦枠で、女子で6位だった浅田真央ちゃん、男子6位の高橋大輔君が参加していた。

スケートを通してエレガントで友好的な雰囲気の中、国の枠を超えて一つの輪になった皆さんの笑顔が忘れられない。

                         

                                 《雪降る桂コース 15:34》

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野幌森林公園桂コース

2014-02-22 16:41:25 | 日記

曇りのち晴れ。最低気温-10.7℃、最高気温-2.2℃。

日中気温が高めだったようで、屋根に積もっていた雪がズズズーッと断続的に落ちてきた。まるで誰かが、屋根の上で除雪をしているような感じだ。自然のお仕事ぶりは相変わらずダイナミックで、ついに我家のベランダ側は5分の4が埋まってしまった。眠くなるのはこのかまくら状態のためか、定かではないが、冬眠中の熊の気持ちが何となく分かるような気がした。案外、ストレスがなくいい気分かもしれない・・・・・。

とはいえ、私は熊ではない。冬眠できるはずもない。それでいつものように、午後から散歩に出かけた。青空が広がっていて、空気のきれいな戸外はやはり開放感も手伝ってなかなか良いものだった。

                     

                                 

                                 

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野幌森林公園ふれあいコース

2014-02-21 18:00:35 | 日記

晴れ。最低気温-8.7℃、最高気温-1.1℃。

午前は、16位から6位に巻き返した真央ちゃんのフリーの演技にもらい泣きしてしまった。こういう、まさかなら嬉しい。神様が仕組んだ奇跡のような逆転劇・・・・。ここにきて、ジャンプをプログラム通りに成功させるとは・・・・・。22時間ほどの間にどう気持ちを切り替えたのだろうか。底力を見せつけられた内容だった。

午後、野幌森林公園ふれあいコースのいつもの場所へ向かう。スキーの跡と誰かの足跡をたよりに一足一足歩いた。まっさらな雪面が午後の陽射しを受けて静かに時を刻んでいた。ふれあいコースのこの場所は私のお気に入り。やはり、ほっとする。

いつのも道路脇の樹木には、今日も元気な鳥たちの姿が見られた。

         

                                 

                                 

                                 

 

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晴れの野幌森林公園

2014-02-20 18:49:03 | 日記

晴れ。最低気温-9.5℃、最高気温-1.1℃。

夕方、野幌森林公園を散歩。日の光に雪景色が様々な色合いに染まり、とても美しかった。

                   

                                    《自然ふれあい交流館 16:37》

                          

                                    《大沢口 16:24》

                          

                                   《大沢コース 16:24》 

                          

                                  《大沢コース 16:24》

                          

                                   《桂コース 16:27》 

                          

                                   《桂コース 16:28》

                          

                                 

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雨水の野幌森林公園

2014-02-19 14:58:51 | 日記

晴れ時々雪。最低気温-11.7℃、最高気温-0.4℃。

午前、野幌森林公園大沢口まで散歩する。時折、吹雪模様になり、前方が見えなくなるほどだったけれど、それはそれで楽しむことができた。気温が高めだったからだろう。まあ、高いと言っても氷点下ではあるが。

今日は雨水。「二十四節気の一つ。太陽の黄経が330の時で、正月の中。太陽暦の2月19日頃にあたる。」以上は広辞苑による解説。

新明解国語辞典によると、広辞苑にない表現としては、「雨水の肌に与える冷たさが和らぎ、草木が芽ぐみ始める自分の意。」とあり、草木の芽生え始めということで春のイメージが強まっている。雪の中の木々も芽吹きに備え、静かにエネルギーを発しているのだろう。

                            

                                《久しぶりの野幌森林公園 11:24》

                            

                                        《雪降りの町内》

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風の中のヒヨドリ

2014-02-18 21:17:31 | 日記

雪のち晴れ。最低気温-4.6℃、最高気温-1.4℃。

午後、向かい風の中を郵便局へ行ってきました。晴れてはいたけれど、冷たい風だったので、風よけのマスクをしました。風邪予防にもなるわけで、一石二鳥かと思ったり・・・・。帰りは追い風で、見えない手で背中を押されている感じで、上り坂も快調でした。それで、まっすぐ野幌森林公園大沢口へ向かって前進し、少し遠回りをして我が家に戻ったところです。

途中の木々の梢にはヒヨドリが元気な姿を見せていました。いつも、にぎやかな印象の鳥です。厳しい寒さの中、エサを求めて力強く羽ばたいて飛んでいきました。

                          

                                    《大沢口への道》

                          

                          

                          

                          

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低気圧と雪雲

2014-02-17 20:37:23 | 日記

雪のち曇り時々雪のち晴れ。最低気温-6.4℃、最高気温-0.7℃。

バス停から通りを見ると、晴れ間をめがけて、道の両側の方たちが除雪を始めていた。北西側の空には厚い雲が層になってこちら側へ向かってくる様子だった。関東甲信越では大雪による被害が広がっている。北海道でも道東、オホーツク海側は大荒れのようだった。

札幌管区気象台によると、正午までの24時間降雪量は紋別市で40㎝、オホーツク管内遠軽町で38㎝と、北海道新聞本日付夕刊は伝えていた。また、これらの地区で通行止めやJRの運休が相次いだととのこと。

JRは正午現在、石北線では網走、札幌間を走る特急オホーツクなど特急を含む37本、釧網線は26本が運休または部分運休。空の便では新千歳と中標津を結ぶ路線など52便が欠航となった。

北電北見支店によると、網走市嘉多山や大空町女満別町など計226戸で停電とのこと。北海道教育委員会によると、オホーツク、根室、釧路の3管内21市町で小学校133校、中学校80校、高校30校、特別支援学校2校が臨時休校とのこと。

天気図の縦の線が6本以上になると荒れた天候になるという。以前、民放で気象予報士の方が言っていた。明日、18日午前9時の天気予報図を見ると北海道上空には低気圧の等圧線が6本以上となっている。                                                                 《南東を見ると》 

                                                     《北西の空には》  

    予想天気図(24時間(2014年02月17日09:00発表))

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水道凍結・油断大敵

2014-02-16 20:21:36 | 日記

曇りのち雪のち晴れ。最低気温-3.3℃、最高気温-0.4℃。

先日、広島から戻り、先ずは水の出具合を確かめるために、蛇口をひねった。細い糸のような水がちょろちょろと出始めたので、ホッとしたのもつかの間、500mlほど出た後、ぴたっと止まってしまった。凍ったようだった。でも、蛇口付近が凍っただけだろうと思い、お湯をかけるなどして温めてみた。しかし、うんともすんとも反応がない。仕方なく、付近の業者さんに見てもらうことにした。

業者さんが床下にもぐって調べることになり、結局、床下部分の水道管が凍結していることが分かった。業者さんの奮闘の甲斐あって、およそ3時間後、流し、お風呂場、洗面所とどの蛇口からも水がでるようになった。思わず、「水が出ました!」と叫んでいた。プロの方の目と腕はさすがに素晴しい。

それにしても、蛇口をひねるだけで水がでることは有難いものだ。北見で断水があってから、何年経つだろう。再び水の有難さを味わうことになろうとは。教訓もいろいろ得た。立春を過ぎても、二月中に家を数日空ける時は、必ず水道の元栓を閉めること。

 

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羽生結弦君

2014-02-15 21:28:47 | 日記

晴れのち曇り時々雪。最低気温-17.5℃、最高気温-3.9℃。

14日、15日とソチ五輪フィギュアスケート男子シングルをテレビで観戦していたので、すっかり寝不足になってしまった。フィギュアスケートは曲目や振付、衣装などを含めて、とても興味を惹かれる競技だ。自分の審美眼を頼りに観るとはいえ、解説があり、大変参考になる。この度は本田武史氏の解説がとても分かりやすく聞きやすかった。本田氏は元男子シングル選手で現プロスケーター兼コーチ。現役時代はソルトレイクオリンピックで4位に入賞している。この道の草分けと言ってもいい存在だろう。

15日、つまり、今日の午前4時頃だったろうか。羽生結弦君はついに金メダルを獲得した。フラワーセレモニーで花束を受け取る19歳はどこにそのようなエネルギーを秘めているのかと思うほどの細身の長身姿だった。初出場となったオリンピックで、よく頑張ってくれたものだと思う。彼の地元、3.11東日本大震災の被災地となった仙台の方々が「よくやってくれた。」と嬉しそうに語っていた。被災地の方々をこういう形で明るくさせることができるとは・・・・・、羽生結弦君は本当に凄い19歳だ。

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広島城へ

2014-02-14 21:23:33 | 日記

晴れ。最低気温-14.8℃、最高気温-3.2℃。

先日、広島城へ行ってきました。広島城は別名を鯉城、在間城、当麻城というのだそうです。主な城主は毛利氏、福島氏、浅野氏とか。

雪が降りしきる中、傘をさして歩きました。平地に建てられたお城ですが、天守閣からの眺望は美しいものでした。雪のベールは、堀の向こうに建つビル群を霞ませ、この地で繰り広げられた歴史を包み込んでいるようでした。

また、ボランティアガイドの方に丁寧に説明して頂き、歴史の勉強もできました。

                           

                           

                           

                           

                            

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