透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

野幌森林公園・フクジュソウとマガモ

2021-03-31 14:09:24 | 日記

晴れ。最低気温1.6℃、最高気温12.6℃。

カツラコース

まだ雪が残るエゾユズリハコース

大沢コースのミズバショウ

大沢口

大沢コースのフクジュソウ

大沢口付近の沼

ふれあいコースからの百年記念塔(久しぶりに足を運びました。)

 

野幌森林公園大沢口付近に出現する沼にマガモのつがいが訪れていました。この沼は雪解け水や雨水が流れ込んだ際に姿をみせるようです。その微妙なタイミングを見逃さないところが野生の彼らの凄さではないでしょうか。今年も来てくれてありがとうと言いたくなってしまいました。

さて、大沢口付近は昨日に比べて雪がさらに消え、大沢コースの遊歩道の一部は乾いて素敵な散策路に。エゾユズリハコースとの分岐点付近の桂コース側の林内のあちこちで、フクジュソウが黄金の花を輝かせていました。

天候は今のところ落ち着いていて、そよぐ風も暖かく、春の日差しに恵まれた三月最終日となりそうです。

コロナ禍ではありますが、皆様にとって、四月がよりよい月となりますように・・・・。

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「言葉を交わす」のコラム

2021-03-30 20:41:00 | 日記

晴れ時々曇り。最低気温4.3℃、最高気温12.8℃。

「顔を合わせ、言葉をじかに交わす大切さを感じている。」とのコラムの結びに共感です。夕方、公園の向こうから飛んできて私のすぐそばへやってきたカラスと夢よりも静かな言葉を交わしてきました。

        🌸        🌸        🌸

コラムに取り上げられている北見には以前住んでいたことがあります。市役所が新庁舎になり、この1月から業務を行っているとのこと。新しい建物はどんなものか見てみたくなりました。

また、コラムの中で写真家・作家の藤原新也氏の説に触れていたのが目に留まりました。私もその文章が気になっていたからです。引き出しの中から、「非接触時代の行方 身体細菌叢 脆弱化の不安」という新聞の切り抜きを見つけました。 

野生の猿の数が減っていると気づいた藤原氏は、アメリカデューク大学の研究チームのレポートに着目。2000年から8年にわたるチンパンジーの行動観察をレポートしたもので、大集団で互いの接触が活発になったチンパンジーの腸内では細菌叢が多様化し豊かになり、反対に小集団化した方は接触率が低下し、腸内細菌叢が脆弱化したという内容。

藤原氏はこの細菌叢の役割に注目しています。

腸内の常在微生物は免疫システムの鍛錬を促し、これによって日和見感染症(免疫力が低下することによって起こる感染症や病気)から保護される。いわゆる抵抗力が生じる。また難消化性分子の代謝、あるいは栄養素の合成が促進されるという。

これらのことから、氏は恒常化した非接触文化と消毒文化が腸内や皮膚に常在する細菌叢を脆弱化させてしまうのではないかと考えます。そのことで免疫システムの鍛錬が失われ、人類が新たな感染症のまん延に見舞われはしないか危惧していると綴っていました。

*腸内微生物の質量についても綴られています。「人体を形成する細胞の数は60兆個と言われるが、それを超える量の細菌類が腸内や皮膚などに生息する。総量は体重の1~3%、つまり私たちは細菌やウィルスの集団と共存しているわけだ。」

 

         🌸        🌸        🌸

子育ては清潔すぎても丈夫に育たないと聞いたことがあったような・・・・。

万物は繋がっている・・・。

まとまりません・・・・。

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野幌森林公園・春の陽気

2021-03-29 14:59:30 | 日記

曇り時々晴れ。最低気温4.5℃、最高気温14.6℃。

自然ふれあい交流館付近

大沢口

大沢コース

エゾユズリハコース

風もなく、最高気温が14.6℃と春の陽気に包まれた一日。野幌森林公園大沢口や自然ふれあい交流館付近では雪が大幅に解け、道端に折り重なっていた枯れ葉からはフキノトウや野草が顔をのぞかせていました。

ゆっくり歩を進めると、肩の力がいつしか抜けていくような心地よさ。透き通った雪解け水はせせらぎとなり、サラサラと清らかな音を立ててもいたのです。

北海道の遅い春の到来。ふんわりした光の中を、程よく温められた空気をまとって、のんびり歩いてきました。

今日の日に因んで、まどみちおさん作の「春の訪れ」を。


春の訪れ       まどみちお

 

太陽がうたう…

小鳥たちが咲く…

花々が照らす…

と言えば少量の嘘と

少量の真実を伝えることになるが

もともと百万言が死力を尽くしたとて

「春の訪れ」に届くわけのものでもない

「自然」はいつも遠いのだ

自身が自然でありながらまるで

それを忘れている人間の

「ことば」からは…

ゆびさす手の先に触れると見えて

ひとりはるかなあの虹のように

 

 『続 まど・みちお全詩集』より


 

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さっぽろばんけいスキー場へ

2021-03-28 17:14:50 | 日記

晴れ時々曇り。最低気温0.9℃、最高気温12.4℃。

春めく陽気の中で、営業を終了するスキー場が相次ぐことになります。さっぽろばんけいスキー場の営業も本日まででした。

膝の具合が悪くてスキーに乗ることができなかったのが残念ですが、センターロッジでスキー場のにぎわいを感じながら、ソフトクリームを頂いて気分転換。

帰り際に、スキー場で目を引いたコスチューム姿のスキーヤーに駐車場で会い、その姿を写真に撮らせていただきました。

赤色のガンダム姿の方のコスチュームは、自分で作ったとのこと。段ボールで型紙を取り、百円ショップなどで購入した硬めのスポンジを生地でくるんで縫い付けるなどの行程をふみ、約一年かけて仕上げたそうです。若い男性のようで、スキー場でお披露目できたことをたいそう喜んでおられました。

趣味もここまで追求して究めると自分だけではなく、他者をも喜ばせることができるのだなと思いました。

そして、それは、とても素敵なことかと。

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美唄国設スキー場へ

2021-03-27 19:06:41 | 日記

晴れ時々曇り。最低気温−3.9℃、最高気温9.5℃。

 

午後から美唄国設スキー場へ。今回もスキーに乗ることはできなかったのでセンターロッジで過ごしていました。スキー場は広々としていて、見ているだけで気が晴れる気がします。ロッジ内も広くて、居心地が良かったです。

スキー場までの往復は車窓からの景色を楽しんできました。さすがに車道に雪はなく、田畑の雪もわずか。山あいの川はまだ雪を残す林の中を勢いよく流れていました。

帰り道の江別郊外の空にねぐら入りの途中と思われる白鳥が隊列を組んで飛んでいました。白鳥たちの姿は春めくおぼろげな空に溶け込みそうです。

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雨に促されて

2021-03-26 20:43:43 | 日記

雨のち晴れ時々曇り。最低気温2.3℃、最高気温5.9℃。

大沢口

ミズバショウ

百年記念塔(埋蔵文化財センター前から)

朝から雨が降るのを珍しく思いながら眺めていました。耳を澄ますと、雨音も聞こえてきました。風がなく、地面を潤していく静かな雨。こういう雨は嫌いではありません。

雨はじきに止み、午後からた野幌森林公園大沢口付近へ。雪解けがぐんと進み、元気なフキノトウをたくさん見かけました。大沢コースのいつものところにはミズバショウの姿も見えて、懐かしかったです。

雨は命を震わせもするのでしょう。たくさんの命で満たされている森は雪解けとともに春へ向かってまっしぐらのようでした。

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流氷残像

2021-03-25 18:45:34 | 日記

曇り時々晴れ。最低気温4.9℃、最高気温10.0℃。


流氷と聞くとオホーツク沿岸の網走で生まれ育った私は耳をそばだててしまいます。

この句に詠まれている流氷は道東の太平洋沿岸に回り込んだもの。その「はしゃぎよう」から、無垢な心を持った流氷の姿を思い浮かべてしまいました。


流氷については、2016年にも綴ったことがあります。

ホーツク海の流氷

2016-02-23 22:06:00 | 日記

晴れ。最低気温-10.0℃、最高気温0.4℃(江別)、最低気温-21.2℃、最高気温1.5℃(生田原)。

網走へ家人と流氷を見に出かけました。

青空の下、オホーツク海には点描画のように漂う流氷の一群が押し寄せていました。目の前に広がる青と白のコントラストは息を飲むほど美しく、その雄大さに心が躍りました。しぶきを挙げて寄せては返す波に、飲み込まれてははき出されているような流氷。ふるさとのの海もまた昔と変わらず、心を和ませてくれるものでした。

部屋に戻り、レイチェル・カーソンの『沈黙の春』の最終章を読み返しました。

「私たちの住んでいる地球は自分たち人間だけのものではないーこの考えから出発する新しい、夢豊かな、創造的な努力には、《自分たちの扱っている相手は、生命あるものなのだ》という認識が終始光り輝いている。生きている集団、押したり押しもどされたりする力関係、波のうねりのような高まりと引きーこのような世界を私たちは相手にしている。」

とあり、今日見たふるさとの海の景色を思い浮かべました。

                 

 《2016年2月23日12:51撮影》

                 

 《2016年2月23日12:51撮影》

                 

 《2016年2月23日12:54撮影》

                  

《北浜駅の展望台から 2016年2月23日13:08撮影》

                 

《北浜駅 駅舎内停車場というレストランにてランチ  2016年2月23日13:03撮影》

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春泥と根開け

2021-03-24 20:15:58 | 日記

晴れ時々曇り。最低気温4.0℃、最高気温12.1℃。


今日は最低気温も最高気温も今年の最高を記録したとのこと。

習い事の帰りに立ち寄った野幌森林公園では雪解けがさらに進み、春泥があちらこちらに。根開けも進んでいます。

そして、昨日あったところに、フキノトウの姿はなくなっていました。きっと、苦さを取り入れて春仕様の身体にしたかった動物のごはんになったのだろうと思っています。


 

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「わらいがこぼれる」時を

2021-03-23 16:41:47 | 日記

晴れ時々曇り。最低気温0.4℃、最高気温8.1℃。

野幌森林公園大沢口へ車で出かけてきました。暖かな日が続いていたので、もしやと入り口付近をのぞき込むとフキノトウが頭をもたげていました。

自然ふれあい交流館前付近のネコヤナギはかなりもふもふになっていて、見ているだけで幸せな気分になれました。コロナ禍で笑いあう場面がものすごく減った気がしている今日この頃。幼い子どもたちも我慢しているのですから、大人は仕方がないのですけれど・・・。だからでしょうか、よけいに柔らかなイメージのもの、おおらかさを感じさせるものに惹かれる気がしています。

先ほど、金子みすゞさんの童謡集をめくっていたら、「わらい」という作品を見つけました。


「わらい」   金子みすゞ 

それはきれいなばらいろで、

けしつぶよりかちいさくて、

こぼれて土に落ちたとき、

ぱっと花火がはじけるように、

おおきな花がひらくのよ。

 

もしもなみだがこぼれるように、

こんなわらいがこぼれたら、

どんなに、どんなに、きれいでしょう。

 

               金子みすゞ童謡集『わたしと小鳥とすずと』


 

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おぼろげな春

2021-03-22 18:38:54 | 日記

晴れ。最低気温1.9℃、最高気温4.7℃。

ミックスサンドセット

美容院はとても混んでいて、女性週刊誌を三冊ほど見終えた頃にやっと順番が回ってきたという具合でした。担当の美容師さんが言うには、「昨日はガラガラだったんですぅ」とのこと。日曜日だったのに空いていたのは、「天候が悪かったからですね」と。

待っている間に手にした週刊誌には室井滋さんとか山田詠美さんのエッセイが連載中で、これらを読むのも楽しみの一つ。この度も、確かな情報を基にした面白くて、ためになるものでした。

さて、およそ3時間後に美容院を後にして、市内商業施設の喫茶コーナーにてランチ。昨年はここでランチを取るのもコロナ禍でビクビクしていたものです。感染者数は今よりずっと少なかったのですが・・・。

夕方、久しぶりに暮れていく空を仰ぎ見てきました。今年の春は昨年にも増して、私の中ではなにもかもがおぼろげです。

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篠津川の白鳥

2021-03-21 18:58:47 | 日記

曇り時々雨。最低気温−1.8℃、最高気温1.3℃。

この時期に渡って来る白鳥を見に、車を走らせました。

いつも、餌場となっている篠津地区の畑はまだ一面の雪。では、どこへ行っているのだろうと、篠津川を訪れたところ、そこに白鳥の姿はありました。

灰色の長い首をもたげているのは子どもたちでしょう。雨が降る中でしたが、白鳥たちは穏やかな様子で水面を滑るように泳いでいました。

今年も白鳥を間近で見ることができ、自由研究を終えた子どものようにひと安心しています。

コロナ禍にあっても、ひたすら自然の流れに身を任せている白鳥。誰に教えられたわけでもなく渡りの頃合いを察知し、方角を見極める磁石も使わず、自前の羽だけで目的地へたどり着くとは・・・。

偉いものです。もっと偉いと感じるのは、それを鼻にかけずに涼し気な顔をしたままさらりとやってのけるところ。それは何と清々しい生きざまかと・・・・。

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萌えだす春を待つ車窓からの景色

2021-03-20 20:41:55 | 日記

晴れ時々曇り。最低気温−3.6℃、最低気温3.2℃。

レストラン

センターハウス

家人の運転で登別のサンライバスキー場へ。私は相変わらず、膝の具合が今一つなので、スキーには乗らず、センターハウス2階のレストランで過ごしていました。

登別までの車窓からは萌えだす春へ向けて、カウントダウンを始めているという景色。 

登別では鬼が出迎えてくれました。何だか存在感があって、頼もしく見えたりもして・・・。

 


転勤を十数回した経験から、掲句の状況が想像できます。三月は「引っ越し狂騒曲?」が頭に鳴り響き、てんてこまいの日々だったと。

ガラスの汚れが三月の強い陽射しでやけに目立ち、磨きまわったこと。荷物を積み終え、ストーブも何もない冷え切った部屋の最後の掃除をふるえながらし終えたことなども。

この時期、手は荒れ放題。

せっかくできた友人たちと別れる寂しさと疲労感でいっぱいいっぱいでしたが、新地で待ち受ける未知の体験への期待がわずかに心の支えだったと思います。

 

今日はお彼岸の中日。牡丹餅を手作りして供えました。


 

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木の芽時の野幌森林公園へ

2021-03-19 21:54:36 | 日記

曇り時々晴れ。最低気温−2.2℃、最高気温3.8℃。


 

雨と雪が入り混じる三月は揺らぎの月

日ごとに強さを増す光は「木の芽時」を誘い、雪解けを促す。

その雪解けの水溜まりには三月特有の雰囲気が溶け込んでいるといつも思う・・・。


 

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江別市立病院へ

2021-03-18 20:15:30 | 日記

曇り時々雪。最低気温0.6℃、最高気温2.5℃。

江別市立病院

江別市民会館内のレストラン「マキシドルパ」

海鮮スパゲティ

 義母の定期健診のため病院へ同行しました。いつもとは違って、椅子が足りないほどの混み具合。呼び出しを待つ皆さんは心なしかうつむき加減に見えたりもして・・。混んでいても、やがて順番は回って来るもので、診察を終え、お薬を頂いてミッションは無事に終了。

 中庭を望む壁の一角には絵画サークルの作品が数点展示されていて、ホッとできる和みの時空間になっていたことを付け加えておきます。

 94歳の義母は読書大好きで、元気に過ごしています。ランチの時、楽しそうに話してくれた生田原・浦島での子ども時代。それはちょうど開拓期と重なり、開拓の村でボランティアを始めた私には、とても興味深く思えたのでした。

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彼岸の入りの風景

2021-03-17 19:55:25 | 日記

曇り時々雨。最低気温0.8℃、最高気温4.5℃。

大麻駅北口

雨の大沢口

残り少なくなった雪


暦には「彼岸の入り」の文字が記されています。春の彼岸の入りの当地は雪ではなく、午後から雨が降りだしました。野幌森林公園内の雪解けがまた進みそうです。


 

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