透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

「マザー・テレサ展」(愛は微笑から・・・)

2015-09-30 20:39:52 | 日記

雨のち晴れ時々曇り。最低気温10.0℃、最高気温16.1℃。

展示期間が今日までと聞いたので、さっそく、札幌の地下歩行空間へ出かけました。主催は特定非営利活動法人フレンドシップ。この展示会は全国各地で展開されているようです。

我町から新札幌を経由し地下鉄で大通まで。下車して地下歩行空間を札幌駅へ向かって歩きました。ほどなく、イベントスペースへ着きました。

写真だけのものが数葉。写真の下にマザー・テレサ氏の言葉が添えられたものが数十枚ありました。特にその言葉に引き付けられました。心のこもった簡潔な言葉で、具体的に何をしなければいけないのかが伝わってきました。この方は詩人だったのですね。メッセージはどれも、心の深いところに響き、共感を呼び覚ますものでした。その中の特に印象に残ったいくつかを感謝の気持ちを込めて掲載したいと思います。

               

                                 

                   

               

                     

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虹の色は

2015-09-29 20:16:48 | 日記

雨時々晴れ。最低気温10.0℃、最高気温16.1℃。

久しぶりに虹を見ました。それも二重の虹です。神秘的で美しい姿を見ていると、自然現象の一つとは思いつつも虹の橋の袂に宝物があるという言い伝えを信じたくなってしまいます。

虹の色は7色。物ごころついた頃からそう決まっていると思っていたのですが、国によっても、民族によっても異なることをウキペディアで知りました。何色に見えるのかは、科学的な問題ではなく、文化の問題で、何色に見えるかではなく、何色と見るかということらしいのです。例えば現在のアメリカでは一般的に赤、オレンジ、黄、緑、青、紫の6色とみなされ、ドイツでは物理の教科書でスペクトル分類と合わせて赤、オレンジ、黄、緑、青、紫の6色だそう。

あると思えば、探すもので、私は7色あると思っていたから7色を見つけ出していたのでしょう。

空に描かれた虹の橋は数分で消えていきましたが、目の奥に焼き付けられた虹はしばらく消えないままでした。             

              と

                                    《 虹 酪農学園大学構内にて 14:46 》

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スーパームーン

2015-09-28 21:08:16 | 日記

晴れ時々曇り時々雨。最低気温8.9℃、最高気温17.7℃。

大気が不安定で、一日中、雨が降ったり、晴れたり、曇ったりと演歌の一節のような天候となりました。

危ぶまれた空模様は落ち着きを見せ、夜には特別に大きい満月の登場となりました。スーパームーンと呼ばれ、普通の満月に比べて最大で14%も大きく、最大で30%も明るくなるのだそうです。幸運にも、この偉大な名を持つ月を見ることができました。今日、この月を見たかったにもかかわらず見られなかった方々に、もれなく幸運が訪れることを願いつつ写真をアップすることにします。

                     

                                     《スーパームーン 19:23撮影》

                                                         

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中秋の名月

2015-09-27 21:33:30 | 日記

晴れ時々曇り時々雨。最低気温13.6℃、最高気温21.2℃。

朝方、グーグルを開くとロゴマークがメルヘンチックな 中秋の名月 バージョンだったので、記念にお借りました。

 午後、一時的に雷を伴った強い雨が降ったのですが、数十分で収まり、その後は嘘のように晴れ間が広がり始めました。夕方になり、キキョウ色の空には中秋の名月が静かに輝いていました。このお月様を見ることができるのも運がよかったのかと有難く思いました。                    

                                 中秋の名月

時系列にそって今日の天候の移り変わりと中秋の名月までををアップします。

                     

                                   《大雨 我家の前13:45》

                     

                                  《文京台南町公園 14:20 》

                     

                                    《中秋の名月 18:29撮影》

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鶴見俊輔氏  

2015-09-26 22:48:02 | 日記

晴れ時々雨時々曇り。最低気温13.7℃、最高気温21.0℃。

今日の北海道新聞夕刊に鶴見俊輔氏が取り上げられていた。たまたま、この度『鶴見俊輔 流れに抗して』という本を借りてきていたので、小さな偶然に驚いてもいる。哀悼の欄に戦後を代表する思想家として掲載されていた。今年7月に逝去されたそうで、今更ながら悔やまれる思いがする。

                 

                             

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野幌森林公園秋へまた一歩

2015-09-25 20:10:07 | 日記

晴れ。最低気温15.5℃、最高気温22.2℃。

午後、野幌森林公園を散歩しました。一雨ごとに秋が深まっているようです。落ち葉の数や、道の両側を彩る草花の顔ぶれ、流れる雲や風の音、虫たちの声、そして何より日が傾き始めたころのひんやりした空気からそう感じました。

日毎に日の暮れるのがずいぶん早まり、その分夜長となってきました。夜空を照らす月やまたたく星を眺める機会が増えそうです。

「一つのメルヘン」


秋の夜は、はるかの彼方に、
小石ばかりの、河原があって、
それに陽は、さらさらと
さらさらと射しているのでありました。

陽といっても、まるで硅石か何かのようで、
非常な個体の粉末のようで、
さればこそ、さらさらと
かすかな音を立ててもいるのでした。

さて小石の上に、今しも一つの蝶がとまり、
淡い、それでいてくっきりとした
影を落としているのでした。

やがてその蝶がみえなくなると、いつのまにか、
今迄流れてもいなかった川床に、水は、
さらさらと、さらさらと流れているのでありました・・・・・・
           
                     中原 中也

                    

                                        《大沢口》

                    

                                   《ふれあいコース》

                    

                                    《ふれあいコース》

                    

                                  《ふれあいコース》

                    

                                  《大沢口へ向かう道》

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「はがき絵姉妹展」へ

2015-09-24 21:15:39 | 日記

 晴れ。最低気温12.5℃、最高気温22.5℃。

日中は暖かく、穏やかでした。今年の9月も足早に過ぎていきそうです。

このところ、自分で自分に「きっとできる!」と言い聞かせています。このおまじないはけっこう効くような気がして・・・・・・・。「鰯の頭も信心から」ですね。

                                                                                 

 

 

 

                  

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現役の北海道最古の木造校舎

2015-09-23 21:38:24 | 日記

晴れ。最低気温9.3℃、最高気温25.5℃。秋分の日。

当別町立弁華別小学校(とうべつちょうりつ べんけべつしょうがっこう)へ行ってきました。

公立小学校です。現役では北海道最古の木造校舎といわれています。在校生は13人で今年度で閉校となるそうです。

この学校の物置から、1973年(昭和48年)3月頃に、一体の「青い目の人形」が発見されたそうです。

この「青い目の人形」は、シドニー・ ギューリック博士が「日本の雛祭りに人形を送ろう」との呼びかけによって全米から集められたもので、1927年(昭和2年)3月3日に「世界児童親善会」から、「日本国際児童親善会」(会長渋沢栄一)に送られました。その数は12,739体で、日本各地の小学校・幼稚園・図書館などに配布されたということです。この学校で発見されたのはその中の一体です。

シドニー.ギューリック博士は宣教師として数度来日し、通算20年余り日本に滞在し、宣教の傍ら教職にもついていたそうです。

アメリカでは長年キリスト教団体の要職についていたようで、日本から移住した人々に対する排斥気運が高まる中、「排日移民法」の改正を求める運動を起こしてもいました。日本についての啓蒙活動に取り組み、日本とアメリカとをつなぐ民間外交に尽力されたそうです。

戦中、「青い目の人形」はその多くが処分の憂き目にあい、現存しているのは2015年2月現在、331体とか。その中の一体が弁華別小学校の「青い目の人形」で、エリザベス・アンという名前が付けられていたそうです。

二つの国を結ぶかけはしとしての「青い目の人形」が、戦中には疎まれる存在となってしまったのは残念なことですが、こうした民間外交を通じて、緊張を和らげようと尽力したシドニー・ギューリック博士の功績を今こそ偲びたいと思いました。 

「青い目の人形」についてのHPの一つはこちら

                          

                               《当別町立弁華別小学校 12:38撮影》

                   

                                《学校付近の当別町の秋景色》

                   

                              《学校付近の当別町の秋景色》

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「明るいほうへ」

2015-09-22 19:07:04 | 日記

晴れ。最低気温11.7℃、最高気温24.0℃。

我家のコスモスの1本がどんどん伸びていき、やっと今日花を咲かせました。思った通り白い花です。きっと、日当たりが悪かったので、明るい方へ、明るい方へと光を求めて伸びて行ったのでしょう。特に、朝の澄んだ光を見たかったのでしょうか。2m30cmにもなっていました。

金子みすゞさんの「明るいほうへ」という童謡を思い出しました。

   

 「明るいほうへ」

明るい方へ                        

明るい方へ。

 

一つの葉でも

陽(ひ)の洩(も)るとこへ。

やぶかげの草は

 

明るい方へ

明るい方へ。

 

はねはこげよと

灯のあるとこへ。

 

夜とぶ虫は。

 

明るい方へ

明るい方へ。

 

一分もひろく

日のさすとこへ。

 

都会(まち)に住む子らは。

 

                         

                                    《コスモス 10:16》             

                       

                                     《コスモス 16:38》

                                 

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賢治さんの命日

2015-09-21 19:00:29 | 日記

晴れのち雨時々曇り。最低金9.5℃、最高気温25.1℃。

今日は賢治さんの命日です。昨年の今日も賢治さんの命日にふれていました。昨年のブログから。

晴れ。最低気温6.4℃、最高気温21.7℃。(2014年9月21日)

今日は賢治さんの命日。忘れないようにタイマーをセットして、午後1時半に黙祷する。それにしても37歳とは若すぎる死だ。賢治さんの両親にとっては1922年に長女を1933年に長男を失うことになり、その悲しみはいかばかりだったろうか。病死で子を失うことが今よりはるかに多かった時代、その頃の親の精神的な強さや覚悟のほどが偲ばれる。

先日、『宮澤賢治に聞く』(文春文庫 井上ひさし編著 2011年3月15日第4刷)を読み終える。とても読みごたえがあった。井上ひさし氏は2010年4月に逝去されたが、本当に残念なことだとしみじみ思った。この本については後日、感想等書いてみたいと思っている。

                                                               

今回、井上ひさし氏のこの本を読み返してみました。1993年9月11日、12日の二日間、一関市で開かれた、文学の蔵設立委員会主催「文学の蔵づくり・井上ひさし講座パートⅢ」での講演内容をまとめたものが収録されていて、これがとても興味深かったのです。

その講演の最終章にあたる10章の最後の方で、賢治は教育者、芸術家、宗教家、科学者、そして預言者でもあると言っています。預言者という意味は、21世紀に人間が生き延びるために、どういうふうに世界を考えたらよいのかを示唆してくれるということです。

ひさし氏は科学、宗教、芸術、それぞれが独走してもだめで、互いに批判し、支え合っていくことが大事なことだとした上で、賢治は「輝く多面体」(賢治自身の言葉)として、我々の前に存在しているのだと述べていました。

優れた作家の作品というのは、どんなに世の中が変わり、文明が異なっても、あらゆる時代の難問、あらゆる人間の疑問に答えを持っているもので、シェイクスピアなどと並んで賢治はそういう作家の代表的な一人だとも。最後に「われわれの読み方次第で、人生上の、あるいは世界のあり方に対する答えを引っ張り出せるのではないかと思います。」と結ばれていました。

なるほど、「困ったときに宮沢賢治」という私のおまじないは的外れではなかったという思いを強くしたのでした。

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「どんぐりと山猫」の舞台

2015-09-20 21:04:38 | 日記

晴れ時々雨。最低気温15.7℃、最高気温21.7℃。

午後から野幌森林公園を散歩。今日はふれあいコースから大沢口へのコースを歩きました。落ち葉が道に敷き詰められ、その分、森の中はさっぱりして少し明るくなったようでした。

歩きながら、宮沢賢治の「どんぐりと山猫」の舞台を連想して、我家に戻って読み返してみました。

「をかしなはがきが、ある土曜日の夕がた、一郎のうちにきました。

 かねた一郎さま 九月十九日

 あなたは、 ごきげんよろしいほで、けっこです。  

 あした、めんどなさいばんしますから、おいで

 んなさい。とびどぐもたないでくなさい。

                     山ねこ 拝」

このはがきは山ねこの馬車別当が一郎にあてたものです。9月19日の日付があり、土曜日だっったことも伺えます。次の日というので20日、日曜日の朝早く、一郎は出かけました。山ねこに面倒な裁判の応援を求められ、助言者として赴いたのです。裁判とはどんぐり達の仲裁でした。誰が一番偉いのかのもめごとに3日も費やしてまだ決着がつかなかったのです。困り果てた山ねこに一郎はこう伝えます。

「そんなら、かう言ひわたしたらいゝでせう。このなかでいちばんばかで、めちゃくちゃで、まるでなつてゐないやうなのが、いちばんえらいとね。ぼくお説教できいたんです。」

私は、以前もこのセリフが実はとても深い意味があるように思ってブログにも書いた気がしています。

視点を変えると、何が偉いのかも変わります。例えば個を認めることは多様性を認めることにつながり、偉さの順位を決めることとは別次元となるでしょう。偉さを競うことは無意味となるのです。一番偉いのは、一番馬鹿で、めちゃくちゃで、まるでなっていないようなのだと定義づけている点が、さりげなく本質をついているようで、興味をそそられたところです。

昨日の土曜日、今日の日曜日が2015年の日付と符合していたことからも、この作品がさらに印象深いものになりました。

                   

                   

                   

                   

                   

                   

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高村薫さん

2015-09-19 20:58:44 | 日記

曇り時々雨。最低気温14.0℃、最高気温18.8℃。

今日の北海道新聞日刊紙の13面に3名の識者の声が掲載されていた。その中の一人、高村薫さん(作家)が政府側の一連の答弁によって日本語が破壊されていった、と言っている。「丁寧な説明」にむしずが走るようになったとあったのには、全く同感だった。「丁寧」が丁寧ではなく、「説明」も説明になっていなくて、「中身のない呪文」になってしまったというのには、本当にほんとうにホントウにそうだと思った。

高村さんは歯に衣きせぬストレートな書き方をしてくれるので、頭の回転がにぶい私でも分かりやすい。(自分が自分のことを評価することほど怪しいものはなく、分かっているつもりでもほんとに分かっているのか?と疑わしくもあるが・・・)

それで、全文を掲載することにしました。北海道新聞9月19日付日刊紙からです。

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野幌森林公園

2015-09-18 22:46:51 | 日記

曇り時々晴れ時々雨。最低気温12.6℃、最高気温19.3℃。

夕方、時折雨が降る中を野幌森林公園大沢口付近を散歩する。

この公園の木々や野草、花々、他にこの森で生きているあらゆる生き物たちを思い浮かべる。多様性が共有され、外来種の問題はあるけれど、かろうじてバランスがとれているような気がする。懐が深い。

ここに来ると何だか心がほっとする。

                  

                                          《大沢口》

                  

                                       《大沢コース》

                  

                                      《再び大沢口へ》

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一雨ごとに

2015-09-17 21:40:40 | 日記

晴れ。最低気温10.9℃、最高気温23.3℃。

夕方、野幌森林公園を散歩しました。15日の初冠雪のニュースを受けて、厳しい雪の季節を迎える準備を始めていかなければと思いました。一雨ごとに季節は前へ前へと進みます。

                 

                

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大雪山初冠雪

2015-09-16 21:17:08 | 日記

晴れ。最低気温8.9℃、最高気温23.7℃。

生田原から江別へ戻りました。北見峠を通るこのルートは、トンネルがいくつも増設され、起伏の多い曲がりくねった道路に悩まされたのが嘘のようになりました。よくもまあ、この山また山をくりぬいたものです。

北見からは、石北峠を通るルートで旭川方面へ向かったものです。大雪山系の麓を通り、層雲峡などの観光名所が望めます。その大雪山系黒岳(1984m)で15日午後、初雪が観測されたとカーラジオが伝えていました。これは、黒岳ロープウェイ運行会社の「りんゆう観光」が発表したそうで、昨年より1日早いとのことでした。(北海道新聞9月16日付)

いよいよ、雪の季節の到来かと、気持ちを引き締めました。そして、この国が誇りとしている70年にわたる不戦を支えた憲法をないがしろにする法案が、まだ審議も尽くされないままに強行採決されようとしていることにも、気が引き締まる思いです。

 

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