今朝も空を見ると、青空と雲がせめぎ合っているように見え、
青空がやや優勢・・・
今日一日(半日ぐらい?)はいい天気が続きそうな気配・・・
少し冷たい空気の中、雀が3羽降り立ち2羽は同じ方向を向き、
もう一羽は背中合わせで芝生の根元に向かってそれぞれが忙しそうに
頭を上下に動かしている。
椿の木の枝と葉っぱだけが忙しそうに動いているのは「強」にセットした
レンジフードの排気ファンによって送り出された排気が天井裏の配管を通り、
庭側の壁へと続く排出口から強い排気風を押し出しているからだとわかった。
壁面から出る排気風が少し離れた場所の木の枝を揺さぶることに何故
今まで気づかなかったのだろう・・・
暫くすると予想にたがわず、少し強く感じる太陽の光も参加し、椿の葉の
光沢を一層際立たせているようだった。
椿の枝や葉っぱの集団(?)はその強い排気風と陽射しの温もりに
やや困惑気味なのか、ざわざわと大きく揺れ、お互いにぶつかり合いながら
触れ合う様子が時には小さく、そしてまた大きく騒ぎ、それぞれが勝手に
何かを喋っているようにも見える。
椿の枝が揺れ、硬い葉っぱ同士が擦れる音が意外に大きいものだと
わかりその収拾のつかないような葉っぱたちの「おしゃべり」は
まだ花は咲いていないが椿の品格を損なうような気がして私は急いで
部屋に戻り、キッチンの換気扇のスイッチを「OFF」に・・・
そして再び庭に出ると椿の葉たちは何事もなかったかのように
口をつぐんだまま微かな音もたてず一枚、一枚が温かい陽射しの中で
来たるべき日(開花)のために役立とうとお互いに無言のサインを
交わしているようにみえた。
換気扇から出る風は椿の木には迷惑だったのかもしれないと思った。
人も動物も植物も太陽の恵みを受けていると知りつつも私にはそれを
深く考えたり本当に感謝するという機会はあまり多くはなかったような
気がする。
今、無風状態でこの陽射しの温かみを全身に感じながら少しずつ
感謝の気持ちが太陽に、そして自然界に向きつつあるような気がする。
これは決して他人事(ひとごと)ではないと思う自分にも少し気が付いた
ような気がするのである。
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