福島木工家具店

製作した家具の紹介と日記

今年もありがとうございました

2013-12-31 18:10:17 | 日記
皆様、今年もありがとうございました。

お陰さまで、このようにして一年を過ごすことができました。

小さなものから、大きなものまで、家具・木工品を通して皆様とのご縁に感謝申し上げます。

まだまだ発展途上中ですが、来年も皆様のお役に立てますよう頑張って行きたいと思います。

それでは良いお年をお迎えください。


福島木工家具店

福島


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杉のテーブル 1800

2013-12-29 20:13:38 | テーブル ・ 机
杉のテーブル1800です ↓






幅が1800mmありますので、6人座っても大丈夫。

小さなお子様のいるご家庭ですので、天板は傷の目立ちにくい荒仕上げにしました。

木目に直交して荒目のサンドペーパーをかけることにより、チェック模様にも見えます。


我が家のテーブルも同じ荒仕上げで作ってあります。

いたずら盛りのチビが二人いますので、既に天板は傷だらけですが、

毎日、汚れては拭いてと繰り返すうちに、独特な光沢が出てきており、

傷とともにいい味わいとなっています。






二つの脚を、貫で通すタイプでぐらつきません。

また、脚を内側に取り付けることにより、余裕を持って両端に座ることができます。








一般的に、杉の家具は傷つきやすいことが難点とされますが、使い込むほどに使う人のものになって行きます。

使う人と共に、その家具も、傷(歴史)を刻みながら一緒に成長していくといってもよいでしょう。




材料: 地杉

寸法: 高さ700mm 幅1800mm 奥行き800mm

塗装: オイルフィニッシュ着色




製作日記はこちら ↓

テーブル脚の組み立て




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杉のソファーテーブル

2013-12-28 00:30:34 | テーブル ・ 机
杉のソファーテーブルです ↓






向かい合う、一人掛けのソファーに合わせて作りました。



形は楕円形 ↓






天板の端は、やや丸味をつけて加工しました ↓










ホッと、くつろげるスペースに、こんな手づくり家具がありますと、

日常生活が楽しくなると思います。




材料: 地杉

寸法: 高さ450mm 幅700mm 奥行き500mm

塗装: オイルフィニッシュ着色




製作日記はこちら ↓

杉のソファーテーブルの製作 その1

杉のソファーテーブルの製作 その2

杉のソファーテーブルの製作 その3

杉のソファーテーブルの製作 その4









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杉のソファーテーブルの製作 その4

2013-12-27 00:15:14 | 製作記録
塗装したパーツが乾いたところで、

いよいよ組み立て作業。


まずは、脚から ↓






予め、ホゾとホゾ穴の嵌まり具合は確認してあります。

接着剤をつけて嵌めこみます。


そして、補強と緩み防止で、ビス止め ↓





今回は、ホゾ側のパーツの形状から、ビスを斜め打ちにしました。


穴を木栓で埋めます ↓






脚をⅩ型に組んだところ ↓






天板に取り付けて ↓






あとは、仕上げをすれば完成です。



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杉のソファーテーブルの製作 その3

2013-12-26 00:24:08 | 製作記録
テーブル脚の形成作業。

ホゾ穴をあけた脚を、更に加工していきます。

今回のテーブル脚は、まっすぐに立つのではなく、

天板から、斜め外に出るように(八の字)なりますので、

脚も斜めにカットします ↓





注)この写真は、わかりやすいように撮影したものです(以下写真も同様)。



墨線よりも外側を、余裕を持ってカットしましたので、

墨線に合わせるために、手押しカンナで仕上げていきます ↓






角ばった脚に丸みをもたせるために、トリマーを使って加工 ↓






加工した箇所が丸くなりました ↓






すべての加工が終了しましたら、サンドペーパーをかけます ↓






機械で出来ない箇所は、手でペーパーがけをします。

機械は万能ではありません。

その反面、人の手が加わることが、手づくり家具の魅力になっていると思います。



ペーパーがけの終わった部材 ↓






着色のオイル塗装をしました ↓






がらっと雰囲気が変わります。

こんな杉の家具もよいものです。



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杉のソファーテーブルの製作 その2

2013-12-25 00:37:35 | 製作記録

テーブル脚のホゾ穴あけ。

定規と、シャーペンと毛引きを使って墨付けをしていきます ↓






毛引きは、一度、寸法をセットしておけば、

墨付けには強い味方です。



ホゾの穴あけには、これ ↓





角のみ機の登場!


前回、5分(約15mm)の刃物を取りつけて作業していたので、

今回使用する3分(約9mm)の刃物へ交換。


交換の際には、付属の治工具を使って、刃物がまっすぐになるようにセットします ↓






ホゾの穴あけ作業 ↓





長方形のホゾ穴の両端から掘って行くのがよいです。

端から順番に掘って行きますと、最後の一掘りの時に、

角のみの刃が、既にあけてある穴の方へ逃げてしまい、

垂直に掘れないことがあります。

こうなりますと、ホゾを入れる際、

最初は入っても、奥に進むにつれて、

刃物が逃げた分、狭くなっているので、ホゾが入りにくいことがあるからです。


角のみ機で掘った穴の底をノミできれいにかき取ります ↓







ホゾが最後までちゃんと入るか、定規で深さを確認 ↓







続いて、ホゾづくり。


昇降盤の刃の高さをホゾ長さにセットして、縦に二回挽きます ↓







横に倒して、裏表二回 ↓






これで、ホゾ穴の幅に合ったホゾができました。

今回のホゾは、四方胴付きホゾですので、

ホゾ穴の長手方向の寸法に+αして、切り込みを入れていきます ↓






以上3点の昇降盤で加工する写真は、わかりやすいように撮影してあり、

単純に写真のように加工すれば事故につながりますのでご注意願います。



切り込みの終わったホゾ ↓






スライド丸ノコで、上下をカットすれば ↓






ホゾの形になりました ↓






スライド丸ノコでは、余裕を持ってカットしましたので、

ノミで、出っ張りの部分を削ぎ落として、四方の面を揃えます ↓






何でもかんでも、機械だけで加工しようとしますと、

その勢いで切りすぎた場合、取り返しがつかなくなりますので、

手作業のほうが無難な箇所は、手間をかけて慎重に行います。



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杉のソファーテーブルの製作 その1

2013-12-24 19:56:51 | 製作記録
ソファーテーブルの製作の様子を紹介します。


これは、現在の私の技量と道具や設備による、個人的な製作方法でして、

もっと効率のよいやり方、より安全なやり方があると思われますので、

ご参考にされる場合は、自己判断でお願いします。



まずは、材木置き場から適当な材を引っ張り出してきます ↓






テーブルの脚の形を、段ボールでおおまかに切り取って、

材にある、節などの部分を避けて木取りしていきます ↓





今回は、一つしか作りませんので、段ボールを使いましたが、

量産する場合は、墨付けも出来るようにべニア板で用意します。



仕上げ寸法よりも数センチ長くカットして、

カンナをかける機械に通す前に、砂埃などをたわしで払っておきます ↓






機械に通す前にもう一度、材をチェックして、砂粒などが材に食い込んでいないか確認。

確認しないままに、機械に通して刃が欠けた経験があります。

そんな時、デリケートなワタクシは大変なショックを受け、落ち込みます。



四角形の材の最初の一面を、手押しカンナから通していきます。


切削深さは、通常、0.5mmくらいに設定しています。


弓なりに反っている材を、手押しカンナで二回通したところ ↓






両端はカンナがかかりましたが、反っていた中央部分がまだ削れていません。

前面が均一な面になるまで手押しカンナをかけます。


四面の内、一面が平らになったところで、

次は、自動カンナへ通します。

平面の出た一面を下にして通しますと、

二面目が一面目を基準にして削れて行きます。



二面目を一回通したところ ↓





やや捻じれがあったようで、左右の削れ具合が違います。

二面も平面が出たところで、三面目のカンナがけに入ります。


直角の定規に沿わせて、三面目を再び手押しカンナにかけます ↓






これで、コの字型の直角形ができました。

そして、四面目を自動カンナに通せば、90度の四角形となります ↓







最後に、仕上げ寸法に合わせて、スライド丸ノコで直角に切り落とせば、直方体の出来上がり ↓







これが基準となり、この先の加工も順調にいくことができます。

この基準が間違っていれば、この先、いくら正確に加工しても、

出来上がりが、ピタッと合わなかったり、ガタついたりして、

見た目が良くても、快適に、長持ちする家具にはなりません。


また、使う機械類もちゃんと正確に設定(直角など)されているかどうか、

ときどき確認する必要があります。

使っているうちにずれてくるものです。



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テーブル脚の組み立て

2013-12-22 22:14:46 | 製作記録
現在、製作中のテーブルの脚 ↓






写真の部材は地杉ですが、着色のオイル塗装をしてあります。


今回、組み立てするのは、4本脚でなく、2本脚タイプ。


一枚の板の上下に、二か所のホゾがあり、それぞれ天板下地材と、足材へのホゾ穴へ嵌めこみます。

通常のホゾに比べて、このタイプはガッチリと嵌まって、

なかなか抜けにくい、つまり緩みにくいので丈夫で堅牢です。



ホゾ穴へ接着剤 ↓






ホゾ側へも接着剤をヘラで伸ばしていきます ↓






組み立て開始 ↓






ある程度、叩いて入れた後には、写真のようにクランプで締め込んでいきます。


ホゾが二か所あるので、なかなか簡単には入っていきません。

これでも、ホゾの締り具合に、遊びを持たせて余裕を見ていたのですが、

最後の数ミリがピタッといきません。



もう一本クランプを追加して ↓






あて木をして、玄能で叩いていきます。




ピタッと合わさって、ボンドがはみ出ました ↓





接合部からはみ出たボンドは、固まる前に、さっとふき取ります。




二つの脚を組み立てた後、それらをつなぐ貫を通して ↓







楔を打ち込みます(楔材は山桜です) ↓







楔には、勾配をつけてありますので、

楔を通す穴にも同じ角度をつけて加工してます。







脚の組み立て終了 ↓








夜になるとぐっと冷え込みます。


今日は、冬至。


明日から、日が長くなると思うと嬉しくなります。




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ディスプレイ台

2013-12-17 19:52:29 | その他作品
ディスプレイ台です ↓






ディスプレイするものは、ジュエリー ↓






ジュエリー作家の中村さんからのご依頼。

作られているジュエリーは、とても緻密で繊細、かつその自然美にうっとりする素晴らしさ!

神が自然を創造したように、

中村さんもまた、自分色の世界を創造しています。

中村さんのHPはこちら


このディスプレイ台の形は写真のように、幾何学的曲線。

これは、中村さんがスケッチブックに手描きされたものを形にしました。


製作日記はこちら。


製作を進めながら、打ち合わせ等で、何度か訪れたことのあるギャラリーへ、

これらの台が出来上がって置かれているイメージをしてみると、

これが実にピッタリと嵌まるように、

ギャラリーの空間と、この台との組み合わせがにくいほど合うのが想像でき、

中村さんのその感性には脱帽したものです。


実際に当日、搬入して設置してみたところ、思った通りの、

いや、それ以上の・・・

言葉ではうまく説明できませんが、

・・・ 実に、いいのです。


中村さんも少年の目を輝かせながら喜んでいただき、

作り手として、うれしい限りです。



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看板彫り込み文字の塗装 その後

2013-12-16 22:54:26 | 日記
大変だった文字の塗装が終わって一息。

乾燥させて翌日のこと。

文字をよく見てみると、

無数の気泡を確認。

まるでクレーターのよう。

遠目には目立ちませんが、これはNG。


気泡の原因を考えてみる。

そういえば、何度も何度も塗料の入っている缶を、

棒でかきまわしながら使っていたのを思い出す。

空気がたくさん入ってしまったのでしょう。

かきまわすのも、空気が入らないように気をつけねばいけません。


気が重くなりそうになりましたが、潔くやり直しで、再塗装。


またその翌日。

もう間違いないでしょうと、文字を確認してみると ↓





しわがよっています。



おまけに、まだ気泡も少し残っています ↓






二回目の塗装ということで、やや薄めに塗ったのが裏目に出たのか?

それとも、乾燥が早く進んでこうなったのか?



この12月納期である、いくつかの納品アイテムが溜まっている最中、

忙しくて、焦りはじめている自分の精神を落ち着かせようと、

だましだまし、心の状態を悪くならないように保っていたのですが、

とうとう、プチっと糸が切れる。


しばらく落ち込み、

他の仕事をするも、どうも焦って、手元が狂いがちになる。

これではいけない。

こんな気持ちでは、いい仕事ができない。


落ち着け、落ち着け。

まだまだ大丈夫(本当は全然大丈夫ではありませんが)。


ただ、焦る気持ちに、心を任せてしまっては、悪循環になる一方。

焦っている自分を冷静に見つめてみて、

何に焦っているのか、

本当にそれほど深刻なことか?

この状況を打開するには、どのような心の持ち方にすればよいのか?

この先、どういう段取りで、スケジュールをこなしていけばよいのか?

気持ちを前向きに保つよう心掛け、

落ち着かせる。



今夜は残業ということにして、自宅に持ち込んで、またまた塗装作業。

何度も塗っているので、1・5mmに設定した彫り込み深さが、

塗料で埋まってしまいました。

看板が朽ちても、この文字だけは残りそうです。



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杉の看板の文字彫り込みと塗装

2013-12-14 21:46:14 | 日記
現在、看板の製作をしております。

高さ1.4m、幅1.2mのやや大きめの看板です。

看板ですから、文字を入れます。


今回は、お客様よりパソコンからプリントアウトした原寸の字体を頂きましたので、

その下にカーボン紙を挟んで、杉板へ写しました。


写す時には、書けなくなったボールペンを使用。

先がボールになっておりますので、やや強く書いても紙が破れにくいです。



まず最初に、文字の縁に切り込みを入れていきます ↓






使うのは彫刻刀をはじめ、各種の鑿 ↓






そして、トリマー(電動工具)にストレートビットを取りつけて彫り込みます ↓






深さは1.5mm程度。

このトリマーは、ものすごく速い回転で刃物が回るので注意が必要です。

細かい彫り込みの最中に、文字の細い部分や端っこが、

回転する刃物の勢いで、パチンと飛んでしまうことがあります。


その後、トリマーで取りきれなかった端っこの部分などを、

再び、彫刻刀と鑿できれいにします。


文章では簡単に書いていますが、

作業は集中力がいりますので、結構大変です。

今回の彫り込みは、看板の表裏ともにしていますので、

文字数にして、56文字!

肩が凝ってきました。


さて、いよいよ塗装 ↓





左から、水性ペンキ、トレイ(汚れないようにビニールを敷いてあります)、コテバケ。



組み立て前に、ホゾと木口まわりもしっかりと塗っておきます ↓






ホゾ穴も念入りに ↓





もし、隙間から雨が入り込んでも簡単には腐ることがないでしょう。


塗装は2回以上。

組み立て後も再度塗装する予定です。



続いて、文字の塗装。


使う道具はコレ ↓






木の棒の先をカッターナイフのように削ってあります ↓






彫り込みの塗装は、刷毛よりもこちらのほうが断然よいです。


普通に文字を書くのでしたら刷毛でよいですが、

彫り込みの場合は、書くというより、塗料を流し込むといえます ↓






木の棒の先は、薄くて斜めになっていますので、文字の角の部分までしっかりと届きます。







彫り込んだ部分に塗料を流し込んでいきます。

彫り込みの深さを1.5mmとしたのはこのためです。

深すぎず、浅すぎず丁度良いです。


塗った直後は、塗料の厚みは、彫り込んだ深さの1.5mmありますが、

乾燥した後は、おそらく0.7mm(1回塗りの場合)くらいになります。


刷毛で書くのに比べると、塗料の厚みがありますので、

耐久性があり、文字がはげにくいです。


しかし、忍耐力のいる仕事です。

ついつい、集中しすぎて、体が凝り固まってしまいます。


この細かい仕事、今日で3日目。

肩の次は、首が痛くなってきました。



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やくしまつみき

2013-12-11 21:29:39 | その他作品

やくしまつみきの紹介です ↓






屋久島で育った8種類の木で作った本格手づくり積み木です。

今回製作のロットでは、地杉、屋久杉、ひのき、くすのき、たぶのき、山桜、センダン、イスノキを使いました。


柔らかい材から堅い材まで、薄い色から濃い色、軽いものから重いものまで、

それぞれの木には様々な特徴があります。


同じ形と大きさでも、手に持った感触を比べてみると、

随分と違うことに気がつきます。


手触りをできるだけ、その木の素に近いように、

塗料は、天然オイルを1回だけ塗装してあります。


屋久杉の渋い香り、ひのきの神々しい香り、くすのきの樟脳の香り、山桜の甘~い香りなどなど、

五感をフルに刺激する玩具となっております。




四角形、円柱、三角形など31ピースあります ↓






積み木には、焼きペン(手書きですが)で木の名前をひらがなで入れてあります。

本物の木の図鑑にもなりますね。




31ピースあれば、こんなことも ↓






こんなものまでつくれます ↓







さらに、ご要望に応じて、生年月日と名入れも出来ます(焼きペンによる手書き) ↓






ご出産祝いにも喜ばれると思います。



蓋つきもあります ↓





*受注生産品です。




材料: 屋久島産の木  箱の蓋と底板: シナベニア4mm厚

寸法: 積み木 基尺40mm(40、80、120mm) 

箱サイズ: 約300mm角

塗装: 天然オイル


価格 23,000円 + 税


     
製作日記はこちらです ↓

積み木の製作

積み木の製作 穴あけ加工

積み木の製作 面取りとオイル仕上げ

積み木の製作 名入れ

杉の積み木箱の組み立て 前篇

杉の積み木箱の組み立て 後篇



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杉の積み木箱の組み立て 後篇

2013-12-08 23:06:14 | 製作記録
木箱本体の目違い払い ↓





部材同士を組み合わせた時に出る、接合部のずれ(段差)を、

カンナと鑿を使って平面にします。



前回、木栓と埋め木をした切り口も合わせてベルトサンダーで平らにします ↓







仕上げ塗装 ↓






今回、仕上げに使う塗料は、ドイツのリボス社のクノス ↓






水がかかっても、シミになりにくい自然オイルです。

下塗りには、同じくリボス社のメルドスという自然オイルを使っています。

積み木には、このメルドスだけを軽く塗装してあります。

オイル塗装は、刷毛でなくウエス(布)でふき取るように塗ります。



塗装後、木栓と埋め木部分がなじみました ↓











続いて、タイヤの取り付け ↓






一つのタイヤに使うパーツ ↓





M6のボルト、SLナット、ワッシャー3個。




箱本体へ取り付け ↓






ボルトは、六角レンチで締め付けられるようになっています。

写真では、小型のインパクトを使っていますが、やはり手で加減しながら締め付けたほうが間違いないです。



固定完了 ↓





このSLナットは、緩まないように、ナットの先端に爪がついており、ボルトのネジに食い込むようになっています。




タイヤがつきました ↓





このタイヤも屋久島の木で作ってあります。




スタッキングできます ↓







そして最後は、紐を取りつけます。


端末処理は、ライターであぶって解れないように ↓






取っ手に結んで ↓






本体に取り付けて完成 ↓







積み木もさることながら、この木箱もなかなか手間がかかっております。


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杉の積み木箱の組み立て 前篇

2013-12-06 21:21:25 | 製作記録
積み木の製作にともない、杉の積み木箱を作っております。

箱の各部材は、既に完成していますので、組み立てを紹介します。



まずは仮組から ↓





組むパーツを並べて、それぞれがスムーズに嵌まるかどうか確認します。




このパーツには、「い 1」と記してあります ↓






今回、積み木の箱は、合計6個作っておりますので、

6個の部材を、「い」から始まるいろはで区別しております。


「1」というのは、箱の四隅の番号のことで、

1は1の部材、2は2の部材同士を嵌め合わすということにしております。


同じように作ってある部材ならば、どれでも同じでは?

と思われるかもしれませんが、今回の部材につきましては、

同じ材木から木目が繋ぎ合うように木取りをしましたので、

このように一つ一つの部材を認識できるようにしてあります。



仮組みしてみて問題ないことを確認してから組み立てです ↓







組んだ直後にスコヤ(直角を確認するための定規)で90°になっているか確認。

箱を組む時には、この直角を確認しておくことが大切です ↓







確認後にビスで補強します ↓





箱本体は、溝を掘って組み合わせる構造になっており、

木工ボンドで固めて完成なのですが、

このようにビス止めして、しっかりと締め付けておけば、

部材同士がピタッと合わさるので、

ボンドが乾くまでクランプで固定しておくという作業を省くことができます。



ビス止めの穴は、木栓で埋めます ↓






出っ張りは、のみで削ぎ落とします ↓






そして次は、

底板を嵌めるために溝を掘った部分が表に出ていますので、埋め木します ↓






溝の穴よりも、0.5~1mmくらい大きくした角材の棒を用意して、

手カンナで棒の先端を細く削って穴に突っ込みます ↓






棒を鋸で切り落とせば ↓






穴は埋まりました ↓





先端に角度をつけて細めることにより、隙間なくピタッと埋め木することができます。


この要領で、すべての穴を塞いでいきます。


後篇へつづく。




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発芽しました

2013-12-05 22:56:26 | 日記
10日ほど前に播いた冬野菜の種が発芽してきました ↓





やはり、例年通り、大根が一番早く大きくなってきています。


ここ数日、いや、一週間ほど雨らしい雨が降っていないようです。

土の中は、それなりに湿りがあると思うのですが、

土の表面はカリカリに乾いており、

今のこの発芽し始めの時期にとっては、

かたい表土を新芽が突破するには、

いささか困難なのではなかろうかと、

老婆心ではありませんが、

少しでも表面の土が柔らかくなればとの思いで、

朝一番に水やりをしました。


今年は、例年よりもずいぶんと遅れての種まきでしたので、

早く生長してくれれば嬉しいです。


毎朝、畑を見て回るのが楽しくなってきました。



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