福島木工家具店

製作した家具の紹介と日記

掃除

2011-10-31 21:21:49 | 日記

最近、滅多にしない掃除をよくしています。


掃除と言っても、家の中でなく、家の外回り。

(家の中は嫁さんに任せております。スンマセン)


掃除だけでなく、草刈や、茂ってきた木の枝落とし、

冬野菜に向けての畑作りなども。


また、仕事でも掃除しています。


掃除と言っても、知人より自宅外壁の塗装をして欲しいとのご依頼。

塗料と道具は支給して頂いたのでやりやすい。


たまにはこんな仕事もいいかもと思ったのですが、

いざ塗装しようと外壁をよく見てみると、これがスゴーく汚れているのですね。


くもの巣はもちろん、カビのようなコケのようなものから水垢まで。

雑巾で水拭きしてみると真っ黒な汚れ!


いやーこれは凄い。

水と空気のきれいな屋久島と思っていたのですが、

この汚れ具合は、大型車がガンガン通る国道沿いの外壁のような黒さ。


これはこれは大変だ。

なんといっても家一軒丸ごとなので。

とにかくきれいにしないと。

真っ黒になる雑巾を何度も何度も洗いながら拭き掃除を進める。

最初はこの汚さに閉口していたのだが、

少しずつきれいになっていくのを見ていくうちにある種の快感と達成感を覚える。


掃除というのは、特に技術や経験が必要な仕事でなく、

誰でも行動すればそれなりに結果が目に見えて出来るものであり、

そして人にも喜ばれる行為だと再認識する。


世の中には色々な仕事があるけれど、

一般的に、偉い仕事が優れており、誰でも出来る単純な仕事は低く見られる傾向がある。

実際、給与もそれに比例している。


でも、この掃除という行為を、世のため人のためにと思い、黙々と続けていると、

ふと、これはひょっとしてひょっとすると、スゴーく尊い仕事なのかもしれないなあと感じる。

なんか、目から鱗が落ちたような、なんか、大事なことを発見したような気分。


普段あまり掃除をしないほうなので、ひとつ心して家庭でも頑張ってみるか ・ ・ ・ な。




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気持ちの良い季節

2011-10-19 21:26:15 | 日記

気持ちの良い季節になってきました。

朝晩は適度に冷え込み、日中は暑さと涼しさが程よい加減です。


夏の間は、午前の仕事が終わった時に、外で水浴びをするのが習慣になっています。

汗臭い服を脱ぎ、庭にあるホースで頭から水を浴びる。

ほてった体と汗が水で流されてリフレッシュされ、なおかつ疲れもとんでいきます。

幸せを感じるひと時。

気分は最高!


この習慣は、10月半ばを過ぎた今でも続いています。

日中の気温が25度を超えて、晴れている時ならば水浴びは気持ちいいですが、

25度を下回ってくると、水浴びしている最中に少しだけ寒さを感じます。

この日課もそろそろ終盤になりつつあり、ちょっと寂しさを感じます。


そのかわりに、心地よい風がひゅーと吹く季節。


仕事の合間に、この風を感じ、風は見えないのですが、

揺れる草や木を目で追って風の行き先を眺める。

そこには秋の景色と空が広がっていました。


仕事の手を止めて、しみじみと眺める。

ああ、気持ちの良い季節だなあ。

生きているって素晴らしいなあ。


たまにはこうして、心にゆとりを持って周りを眺めてみるのも大切なのかも。

と感じた今日この頃でした。




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お役立ちツール ヒンジドリル編

2011-10-14 21:32:53 | 日記

木工仕事をしていると、時々金物を使った加工があります。

とくにキャビネットなど箱物では、扉や抽斗などに、蝶番やスライドレール、

マグネットキャッチや取っ手など、様々な金物を取り付けたりするものです。


この取り付け作業には、ミリの誤差が出来上がりに大きく影響を及ぼすので

毎度毎度非常に気を使います。


一番目立つのが蝶番を使った両開き扉の取り付け。

左右の扉を、それぞれ上下左右のぶれなくピシッと取り付けるためには、

当然それぞれの蝶番を正確な位置に合わせてネジ止めする必要があります。

(スライド丁番の場合は取り付け後に調整できます)


このネジ止めがいつもネックで、しっかりと墨付けするところまではいいのですが、

いざドリルで下穴をあけようとすると、これがなかなか難しい・・・


蝶番などに使うネジは、長さ20mm前後の小さなものが多いので、

下穴ドリルもそれに応じて細く、そーと慎重に印をつけた材に押し当てるのですが、

木目(年輪の硬い部分)に流されて逸れてしまうのです。

そのため、下穴あけのドリルを使う前に、更にその下穴として、錐などの先端の尖ったもので

逸れるなよーと祈りながら手業で真ん中目指して小さな穴をあけるという手間をかけていました。


この作業、非常に疲れます。

何とかならんものかと考えていた時、ヒンジドリルというものがあるのを何かで読んだ記憶がよみがえって来た。


早速ネットで調べて購入 ↓




構造はというと、通常のドリルに、ばねと穴の開いたコマのようなものがついている。

これを押し当てるとコマの中心からドリルが出てくるというもの。

先端にあるコマの円錐状になった形が、蝶番などの金物の穴にフィットさせれば中心が出るという仕組み。





使ってみた感想は、

これは良いですねー!

今までの苦労から開放されると思うと浮き浮きする。

かといって調子に乗って目を閉じてやっても中心に穴をあけられるかというとそうでもなく、

当たり前ですが、材料に対して直角に押し当てなければセンターに穴は開きませんのでご注意を!





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今日のモッチョム岳

2011-10-07 19:10:05 | 日記

今日のモッチョム岳です (お昼頃撮影)↓





非常に霞んでおります。

遠くだけでなく、数十m先でも霞んで見えるので、最初はメガネが曇っているのかと思ったほど。


気のせいか、空気が汚れているような気がして、

ひょっとして、大気エアロゾルか?

大気エアロゾル(微粒子)週間予測 をクリックしてみる。

どうも怪しい。

でもこれはあくまでも予測なので確証は無いのですが。


大気エアロゾルも様々で、中には相当危険な物質も含まれていることもあるそうで、

核含む毒性の強い兵器の実験によるものや化学工場などからの物質が風に乗って、

隣の大陸から流入している可能性は否定でき無いと思います。

原発の放射能汚染がありますが、地理的に離れているからと言って西日本も油断は出来ないという話もあります。

こんな日は、念のためマスク対策などして防備するよう、出来る範囲で努めたいと思います。





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和風照明傘

2011-10-06 21:43:39 | その他作品

和風照明傘です ↓





よくある丸い蛍光灯二連の照明で、スイッチのオンオフは中央からぶら下がった紐をカチカチするタイプ用です。

写真では見づらいですが、下の蓋部分中央にはカッターナイフで数ミリの切込みを入れてあり、

スイッチの紐を通すようになっています。



下の蓋を外すとこんな感じ ↓






傘をひっくり返すと ↓





黒い縁取り部分は、粘着テープ式のマグネット(厚み0.8mm)。

あれこれと悩んだ結果、磁石による脱着方法にしました。

思っていたよりもしっかりと引っ付き、よほどの地震が起きても脱落することは無いと思います。

これで脱着は容易になり、お手入れも楽々です。



下から見ると ↓





お客様のご希望で格子が見えるようにしてあります。

障子紙は、桜のすかし模様の入ったプラスチック障子紙を採用。

丈夫で破れ難く、水拭きできます。

明かりをつけると、格子と桜のすかし模様のコントラストが綺麗。

夜になるのが楽しみな一品です。





寸法: 高さ200mm 直径500mm

材料: 杉、ヒノキ、桜、合板、プラスチック障子紙、マグネット

塗装: 無し






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ダイニングテーブル 1600

2011-10-01 21:47:32 | テーブル ・ 机

ダイニングテーブルです ↓





ようやく、念願叶って我が家のためのダイニングテーブルをつくりました。


今までは小さめの座卓でした。

座卓は好きなのですが、ずーと胡坐をかいていると、昔痛めた膝が痛くなってきます。

また、立ったり座ったりするのが億劫になってきました(お年寄りみたいな・・・)。


更に、下の子が10ヶ月の男の子。

食事をしていると、ニコニコしながらハイハイして接近、

お父さんの服を掴みながらスクッと立ち上がるや否や、

視野に入ったコップや茶碗を、アッと言う間にひっくり返してしまうのです。

最近、その手わざがスピードアップしてきたので油断できなくなってきたところ。


丁度、仕事の進行状況が、発注してある部品待ちで、ちょっと猶予ができたので

急遽思い立って作った次第です。


木工を仕事にしているだけあって、自宅用にはさぞ立派なテーブルでも作るのではないかと思われるでしょうが、

そんなことはありません。

ごくごく庶民的でリーズナブルな仕様となっております。

これでゆっくりと食事が出来そうだ。

嬉しいです。



小さな子供がいるので角は丸めてあります ↓





脚の上部はアクセントとして切込みを入れてあります。

材料はもちろん地杉。

やわらかくて傷つきやすいですが、それは杉材の宿命。

傷や凹みなどはその家具の歴史として刻まれていきます。

年々風合いが出てきて、一層その家に馴染んでいくと思います。




寸法: 高さ670mm 幅1600mm 奥行き800mm

材料: 地杉

塗装: オイルフィニッシュ着色





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