福島木工家具店

製作した家具の紹介と日記

刃物研ぎ

2011-02-28 18:54:24 | 日記



久し振りに、刃物研ぎしました。


こまめにすればいいのですが、いつも溜まりに溜まった刃物を一気に研ぐものですから指に血が滲みます。

刃物研ぎは、まだまだ下手くそで自己流でやっており、更にはたま~にしかしないのでなかなか上達しません。

ですのでいつも力が入りすぎて、また、刃物の角度を確認するために指の腹も一緒に砥石に当てながらすることもあり、

気がついたときには時すでに遅しで皮が磨り減って赤く染まります。。


今回は無理をしないよう、指をかばいながらしたので出血はしませんでしたが、利き手の親指の腹にまめができました。

あーよかったよかったと思ったのも束の間、木工仕事では見ただけではわからない木材の仕上がり具合を手の感触に頼っていることが多々有り、

まめがあることにより感触が鈍くなっていることに気づき、これはこれでよろしくありません。

何はともあれ、一通りの刃物が研がれた状態であり、それらを使うときの切れ味の良さ(自分なりにですが)を考えると心が弾んでくる!

使うのが待ち遠しいなあ。



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オリジナル取っ手

2011-02-26 21:48:48 | キャビネット

オリジナル取っ手を作ってみました。




杉で作った観音開き戸です。


お客様のご要望で、既製品の金物取っ手ではなく、自然を生かした取っ手がいいとのこと。

さて、どうしようか?

こればかりは机上で設計はできませんので、木材置き場にある材料を眺め・・・

何気に手に取ったタブノキをおもむろに鏨(たがね)で割ってみる。

木工用のノミよりも刃先が鈍い鏨のほうが木の繊維に沿ってうまく割れる。

それをカンナで削りながら形を整えて出来上がり↓





やはり自然美は最高です。

一期一会です。

これと同じものは作れません。


続いて、抽斗(ひきだし)の取っ手↓





これもタブノキで作りました。

抽斗の幅が70cm以上もありましたので、自然美を利用するのは材料の関係で難しいので自分で形作りました。

手がかかりやすいように裏にはしゃくりが入れてあります。

長~い曲線が優美です。

これは、寸法が同等でしたら同じ様なものは作れます。


既製品の取っ手もいいけれど、無垢の手作り取っ手もトッテモいい。

失礼しました。





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ベンチ 1100

2011-02-24 18:22:06 | 椅子
ベンチです。



*外の光の関係で実際より色合いが明るく写りました。


先日納品しましたダイニングテーブルとセットです。

ダイニングテーブルの幅1400mmにたいして、ベンチ幅は1100mmとし、

コーナーに丸みをつけましたので足の出し入れはスムーズに行くと思います。







今回も傷模様をつけてあります。

なかなか風格があっていい感じになりました。




寸法: 高さ400mm 幅1100mm 奥行き360mm

材料: 地杉

塗装: オイルフィニッシュ着色





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ディスプレースタンド

2011-02-16 17:33:53 | その他作品
ディスプレースタンドです。

屋久杉の髪どめ、ブレスレット、勾玉などのアクセサリー類を展示するための台です。

本体は地杉で、アクセサリーを引っ掛ける丸棒は屋久杉でつくってあります。





写真のように、板は意図的に白と赤の材を組み合わせで作りました。

最初に試作として、飾る作品が栄えるようにと下地は単調の方が良いと考えて、

白い材だけでつくったのですが、実際にディスプレーして見たところ・・・

意外とパッとしないことに気づき、このようになりました。


一つの木はそれで完全体なのですが、それがまた別の木と組み合わさる時、

それを行う人との間で色々なドラマが生まれそうです。

あーでもない、こーでもないと・・・

この過程が木工の醍醐味の一つでもあるのですねー。


濃淡の木目と、屋久杉でつくられたアクセサリーとの絶妙な組み合わせ、バランスを見ながら、

ディスプレーを楽しまれることと思います。





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今日のモッチョム

2011-02-15 21:23:01 | 日記

今日のモッチョム岳




爽やかな青い空にモッチョム岳が栄え





畑の野菜達は花を咲かせ


今日は、空気が良く澄み、カラッと乾燥した風が吹き





木材乾燥には最高の日でした。





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ダイニングテーブル 1400

2011-02-08 15:06:21 | テーブル ・ 机


ダイニングテーブルです。




天板、幕板、脚を細めにして、すっきりスマートな仕上がりとなりました。

軽快感があって、なかなか良い感じです。



天板の仕上げは・・・↓



ちょっと写真ではわかりづらいですが、木目に直行して意図的に筋をつけてあります。

小さなお子様がいるご家庭や、傷が気になる方には、予めこのように傷模様をつけておくのもグットです。

また、塗装もこの方がしっかりとのって耐久性に優れます。

広葉樹などの硬い材には余り意味がありませんが、杉材を使う場合には、有効な方法と思います。


この度は、お二人目のお子様がご誕生されたのとほぼ同時に納品させて頂くことになりました。

お子様と一緒に年月を重ねていく、記念家具となりました。

ありがとうございます。




寸法: 高さ700mm 幅1400mm 奥行き800mm

材料: 地杉

塗装: オイルフィニッシュ着色





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