福島木工家具店

製作した家具の紹介と日記

今日のモッチョム岳

2013-05-24 20:49:00 | 日記

今日のモッチョム岳です ↓






かすんでいます。

モワモワとして空気がどんよりとしています。

ここ数日、黄砂と思われる靄がかかり、はっきりとしない天気が続いております。

そらまめ君で、九州のPM2.5の項目をチェックしてみると、連日赤いマークが・・・


5~6年ほど前までは、澄んだ空気が当たり前だったと記憶していますが、

大気汚染は確実に進んでいるようです。

特にニュースでPM2.5が話題になってからは、より一層酷くなって来ているように感じます。


モノが溢れて、大量消費して、当たり前のように物質的豊かさへの欲を求め続けたツケでしょうか。

地球の浄化力も限界に来ているかもしれません。


自然は好きです。

サラリーマン時代は、毎週のように、山へ川へ、自然を求めて出かけておりました。

ストレス社会からのひと時の開放、気分転換、明日への活力、心の浄化・・・。

自然に何かを求めて、何かを得て満足しておりました。

そしてついに、自然溢れる屋久島へ移住。

緑は濃くて活力があり、水は弾ける様に美味しい、島そのものに自然の力がありました。


自然は、絶大、絶対的、超越的、何者にも揺るがすことのできない、未来永劫無限に続いていくものと、

少なくとも、この人生においては、そう思っておりました。


ですが、近年、よーく周りを見てみますと、自然が病んできていることを肌で感じています。

自然というより、地球といったほうがわかりやすいかもしれません。


人は、物質的に地球から資源を利用(搾取)して、豊かさを求め、

さらには、精神的癒しのためにも自然を利用してきました。

地球に対して、物も心も求めてばかりです。


地球が人間の親だとしますと、

親(地球)は子供(人間)にお金(資源)を与えて、生活を成り立たせ、

子供が落ち込んだり、疲れたりしているのを癒すために、

美味しい水と空気を提供し、優しい風で頬を撫でてみたり、

時には美しい花を咲かせて励ましてくれて、

心身ともにサポートしてくれていました。


子はいつしかそれが当たり前となってしまい、

もっと、もっとくれ、まだ、まだ足りないと我がままになってしまい、

親は疲れ果ててしまいました。

体は痩せ細り、血の巡りは悪くなり、深いしわが刻まれ、

足腰は弱り、息も絶え絶えと深刻な状況です。


自然に癒されたい、パワースポットへ行って力をもらい、

元気になろうという考えは・・・?。


本当は、親(地球)を子供(人間)が労わってあげるというのが正しい姿なのかもしれません。


いつまでもあると思うな親と金ではありませんが、

(自然を)無くしてしまってからでは遅いと思います。


すぐには何もできないかもしれませんが、

せめて、自然に目を向けて、太陽が出てくれること、風が吹くこと、緑があること、

花が咲くこと、川が流れていること、海が青いことなどに日常から感謝できればと思います。


地球(親)もきっと喜んでくれることでしょう。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

毛引き

2013-05-14 22:55:24 | 日記

家具の製作において、墨付けは神経を使います。

切ったり、掘ったりと、木材を加工する時の基準となりますので手は抜けません。


大工さんは、墨壷(墨のついた糸をパチンとするやつ)や墨差し(竹で出来た筆)なんかでやりますが、

私は主にシャープペンシルを使っています。

鉛筆では使っていくうちに芯の太さが変わってきますが、シャープペンシルは一定ですので間違いありません。


たまーに、長い直線を引くときなんかは、墨壷を使ってみたりするのですが、

墨糸を長く出せば出すほど、パチンとやった時には真っ直ぐに墨付けすることが出来ません。

ピンと張った糸をつまみ上げて、慎重にパチンをするのですが、線が曲がってしまうことが多々あります。

つまみ方が悪いのか、パチンする時の指使いが悪いのかわかりませんが、墨壷は結構難しいのです。

つまり、下手くそということです。

墨差しについては、むかーし、買った覚えがあるのですが、使い方がよくわからないので、どっかへいってしまいました。

まあ、普段使い慣れているものが一番ということです。


タイトルにあります毛引きですが、

これはホゾ穴を掘る線をつけるときに重宝しています。


黒檀と真鍮で出来た欧米の毛引き(¥3,150) ↓





毛引きは、材へ押し当てて使いますので、何度も使っているうちに本体が磨り減ってきてしまいますが、

この毛引きは、堅い材に真鍮が埋め込んでありますので、簡単には磨り減ることがありません。

見た目も格好良いです。


線をマークするのは刃です ↓






ですので、シャープペンシルよりも細くマーキングできます。

例えば、柱材のセンターへ、ホゾ穴の線を罫書く時には、柱の左右に当てて、一回ずつ引けば、

丁度真ん中に、均等に墨付けすることが出来ます。

いちいち、定規を当ててメモリを読んでから記す必要がありませんので、作業が早いです。



つづいてこちらの毛引き(数百円の日本製)↓





材はカシの木だと思います。


この毛引き、マークするところを、よーく見てみると ↓





刃が二枚ついています。

ということは、ホゾ穴幅の位置をセットすれば、一回引けば二回分のマーキングをすることが出来ます。


先ほどは、センターへの墨付けでしたが、

この毛引きの場合は、センターでない場合に使います ↓






このように二種類の毛引きを使い分けております。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

杉の炉付テーブル

2013-05-13 06:51:06 | テーブル ・ 机

杉の炉付テーブルです ↓






炉の蓋は、センダンで ↓






炉の内側は、タイルを貼って防火対策をしてあります ↓






ここへ、角型の七輪を入れて、調理しながら食事を楽しむとのこと。

七輪には空気調節弁がついておりますので、炉内には空気取り入れ口を設けてあります。









材料: 地杉 センダン

寸法: 高さ750mm 幅1500mm 奥行き900mm

塗装: オイル塗装 着色




コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

木工とタイル

2013-05-02 21:56:49 | 日記

ちょっと慣れない作業をしております ↓






板とタイルの組み合わせ。

青いテープはマスキングテープ。


箱に組み立てて ↓






つなぎ目にコーキングをします。

無垢の木とタイルとでは、あまり相性は良いとはいえませんので、

木の収縮を考慮して、弾力性、伸縮追随性のあるコーキングをすることによって、

木の動き吸収しようという考えです。

まあ、箱は溝を掘って組み立てましたので、木がそれほど暴れることは無いと思うのですが、

念のため。

それにしても慣れない作業は予想以上に手間隙が掛かり、

なかなかスケジュール通りにはいかないものです。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする