福島木工家具店

製作した家具の紹介と日記

作り付け下駄箱と棚

2012-03-31 21:51:50 | キャビネット

作り付け下駄箱と棚の製作・取り付けをしました。

毎度のことながら、現場での仕事というのは不慣れでまだまだ経験不足を感じます。


材料と道具を乗せていざ出発 ↓





作業内容はそれほどたいしたこと無いのですが、

作り付けの場合、取り付ける壁や柱が直角であったり、垂直であったりする訳でなく、

あっちとこっちとで寸法が数ミリ単位で誤差があったりとしますので、

なかなかピシッとは決まりません。

それをなんとかかんとか、四苦八苦しながらできる範囲で合わせながら取り付けていきます。

最初からすべて寸法どおり加工しても、実際には組んでいくうちに誤差が少しずつ出てきて、

最後の仕上げ段階で問題が出てくることは多々あることです。

ですので設計段階で、ここまでは寸法どおり加工して、その後に取り付けるパーツは

誤差を見込んでやや大きめに加工して置いて、最後に現場での寸法に合わせて仕上げ加工します。

ちょっと手間は掛かりますが、間違いなく安心です。


下駄箱 before ↓






after ↓






下駄箱の反対側は棚になっています。

壁を抜いて、隣の本棚(以前私が作ったものですが)に連結して作りつけるという、

この裏表違う棚の設計には苦労しました。



棚 before ↓





after ↓






あまり得意ではありませんが、こんな工事もしておりますので、よろしかったらご相談くださいませ。





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二人がけテーブル

2012-03-28 21:39:38 | テーブル ・ 机

二人がけテーブルです ↓






地杉の天板にセンダンの端ばみを入れました。

今回の端ばみは、反り止めというよりはアクセントとして採用しました。


ご注文頂いたのは3台 ↓






並べてみると ↓






真ん中のテーブルの色が濃いです。

3台に、同じセンダンの端ばみを入れることによって、共通した感じを持たせました。


ランチ・カフェ・ディナーのお店に納入。

この先、年月と共に色艶が増して味わいが出てくることでしょう。



4/2 追記

床接地面の脚の長さが短く、ちょっと不安定でしたので長いサイズに取り替えました ↓





これで大丈夫でしょう。




寸法: 高さ700mm 幅650mm 奥行き740mm

材料: 地杉、センダン

塗装: オイルフィニッシュ





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今日のモッチョム岳

2012-03-21 21:32:07 | 日記

今日のモッチョム岳(お昼前撮影)↓






晴れました!

爽やかに晴れましたー。

気分が乗ってきます。

こんな日は、デジカメでモッチョム岳をパチリ。


新緑も眩しい。

葉なのですが、まるで花が咲き誇っているようにも見える。











この時期の、我が家の敷地のクスノキは、いっせいに葉を落としながら新緑がもこもこと湧き出ています。

こんな陽気に一日中、ボーっとしたいものです。

が、そんなことしていたらボケてしまいますね。

元気に働きましょー。



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センダンの机

2012-03-17 19:35:05 | テーブル ・ 机

センダンで作った机です ↓







一点ものです。

お客様より、幅45cmくらいというご希望があり、自然乾燥してある在庫を探したところ、

幅40~50cmくらいの丁度良い一枚板があり、現物を見てもらい、これで行きましょうということに。



自然木ならではの美しい輝き ↓







割れが入っていましたので蝶ちぎりを ↓







脚には鼻栓を ↓








椅子を置いたらこんな感じ(イメージです)↓






ガイド兼民宿業をされているお客様でしたので、この机は客室へ。

そして、ここに宿泊されたお客様は、屋久島で作った思い出を、

屋久島で作った屋久島産の自然木の机で、

屋久島での出来事をあれこれと手紙に綴るのでしょうか。

まさに屋久島尽くしの一点ものとなりました。




寸法: 高さ700mm 幅1800mm 奥行き400~500mm

材料: 屋久島産センダン 蝶ちぎりと鼻栓は屋久島産山桜

塗装: オイルフィニッシュ



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乾燥のち雨

2012-03-16 23:10:37 | 日記
今日は雨模様。

ちょっと久しぶりの雨もいいな。

地面がほんのりと湿り、乾燥が続いた風景の彩りがしっとりと色濃く変化しました。


一昨日はかなり乾燥が進み、作業場の湿度計を見ると36%!

丁度、板材の加工をしていたのですが、それまで屋外の乾燥した風に晒していた材ということもあり、

微妙に割れが入っていたり、ちょっと乱暴に(斜めに)鉋をかけたりすると、

角や逆目の部分が割れ欠けたりして扱いに要注意。


木材も肌と同じで、行き過ぎた乾燥には弱いのです。

極端な話、超乾燥状態に木材をずーと置いておくと、強度が低下し、バリバリに裂けてしまうでしょう。

まあ、ここまでなることは普段ではありえないのですが、

直射日光による高熱、乾燥、紫外線には特に弱いですね。

この場合、割れるだけでなく、年月がたつと材が痩せていきます。

わかりやすい例が、表面を鉋できれいに仕上げた材でも、木目が浮き立ち、

表面は凹凸(うづくりみたい)になって行きます。


日常では、エアコンや暖房機器類の前(風が当たるとこ)は木材にとっては過酷な環境です。

これは人工的に急激に乾燥するため、おのずと木材の収縮も急激となり、

更に局所的に乾燥した風が当たることにより、木材は均衡を保てなくなり、

ついにピシッと割れてしまうのですね。

やはり、自然の適度な湿度(保湿)というのは生き物にとって大事ですね。


程よい雨はいいのですが、

夕方から本降りとなり、今も結構な勢いで降り続いており、

この数時間のあいだに積算降水量が40mm近くにも・・・。

ちょっと降り過ぎです。

ここ数年、偏った天候が目立つようになってきているのは気のせいでしょうか。


明日は午後から納品があるのですが・・・。

予報では雨のち曇り。

予報は当てにはなりませんが、心の片隅で、納品の時は雨が止んでいることをお祈りしておきましょう。




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杉の小箱

2012-03-13 22:41:12 | 小物

杉の小箱です ↓





観音開き ↓






同じ集落内で、木彫りをしている方からご注文頂きました。

彫り物をディスプレイするための箱だそうです。

どんな風になるのか楽しみです。




寸法: 高さ394mm 幅174mm 奥行き180mm

材料: 地杉

塗装: 無し



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東日本大震災から

2012-03-11 22:49:52 | 日記
衝撃的な映像がテレビに映し出されたのが一年前の今日。

日本人の素晴らしさ、自然と向き合う日本人の姿勢、

漠然とですが、ああ、これが日本人なんだなあと再認識し、

この国に生まれ育ったことを誇りに想う。

その反面、原発問題など、人為的な策には、

現代日本社会の捩れた性(さが)をありありと曝け出しているように見える。

良くも悪くも日本という国が世界の中でも特異な国なのかもしれないと認識しました。


この一年、普段の日常生活を送っていますが、

あの日以来、心のどこか深いところで、ある種の緊張感が生まれたのを感じています。

東日本大震災というのは、一つの過去の出来事というものではなく、

それをきっかけにして、何か新たな展開へ動き出したものであり、

現在進行形であり、全体責任であり、皆それぞれが、何か覚悟みたいなものを

心奥深くに宿したような、そんな感じがするような気がします。

まずは普段の日常をしっかりと一日一日、気を引き締めて生きるをいうことを

意識することが大切なんだなあと思います。


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ぽかぽか幸せ

2012-03-09 21:50:43 | 日記
長雨が続く今日この頃、

先月下旬にひいた風邪がようやく全快になりつつあります。

微熱と頭痛がなかなか治まらない、しつこい風邪でした。

十数年ぶりの発熱する風邪でしたので、そのつけが一気にきたような感じ。

あー辛かったです。


おまけに天気もずーと雨模様で、仕事もはかどらず良いこと無しでしたが、

明日からの予報は晴れマークが続いているので心身共に復活の兆し!


さて、体調不良に長雨で、寝床はジメジメ。

カラッと晴れれば布団を存分にお日様に当てて、

夜はその太陽の匂いをクンクンしながら眠りにつくのが最高なのですが、

残念ながら雨、雨、雨・・・


そんな時、頼もしい味方が“布団乾燥機”、昨年買いました。

アマゾンで4千円ちょっとで売っていて(しかも送料無料)思ったよりも安いです。

これを寝る1~2時間前にセットして布団を暖めて置きます。


普通ならば、手足が冷えた身体を、いざ布団の中に入るも、その中はいっそう冷たく、

身体は自然と丸まり、手足をすりすりして、小動物のように小さくなって、

身体が温まるのをひたすら待つというのがいつものパターンだったのですが、

それが布団乾燥機を使うと、何ということでしょうー!

まず、布団をめくろうと触った瞬間に、あー暖かい、更に布団が羽(ちょっと大袈裟ですが)のように軽いではありませんか!

この短い動作の間に、布団に入る事へのすごーく大きな期待とバラ色の幸せを否が応でも予感させます。

そしていざ布団に身体を入れると・・・

またまた、何ということでしょうー!!

これを言葉で表現しようにもしきれない。

一言でいうならば、ぽかぽか幸せ・・・

です。

手の先から足の先まで満遍なく、それはもう太陽のように慈悲に満ち溢れた恩恵ようで、

身体と布団の境界線がなくなるような、

宇宙に溶け込むようで、それはまるで生死を越える観念であり、

そう、まさに悟りの境地・・・

ああ、幸せ・・・

・・・

・・







!!


暑いっ!!!


あまりにぽかぽか過ぎて寝汗をかいて目が覚めるのでした。

何事もほどほどに。

これでまた風邪ひいたらアホです。



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