福島木工家具店

製作した家具の紹介と日記

梅雨真っ只中

2012-06-27 16:36:39 | 日記

朝、6時前の土砂降りで目が覚める。


今日も雨、昨日も雨、毎日雨、雨、大雨・・・

連日、数十ミリから100ミリ以上の土砂降りが続いております。


もう十分すぎるほど梅雨は満喫いたしました。

そろそろ、お天道様が恋しくなってきた頃です。


この大雨つづきで、木工仕事は一向にはかどらず、体もなまってきました。

作業場のデジタル湿度計は、90%を超えている表示のHばかり。

木材は湿気を吸って膨らんでいると思われます。


そういえば、屋久島へ移住したのは6月でした。

今まで経験のしたことの無い、ものすごく高い湿度!

ありとあらゆるものが、カビていく様を目の当たりにして、

慌てて買った、最初の電化製品は除湿機でした。


一日18リットル除湿できるハイパワータイプ。

タンク容量は6リットル。


これが優れもので、見る見るうちに水が溜まっていくのを見て、

当時は大変驚いた記憶が残っています。

室内の空間から、数時間で6リットルもの水が溜まるのですから、

除湿機初心者の私にとっては驚愕モノでした。


あれからずいぶんと年月が経ち、今年で12年目となりました。

今日も元気に除湿機は働いてくれています。








挿し木で育ったプルメリアが開花し始めました。




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幼児番組について

2012-06-26 16:43:24 | 日記

ここ数年、個人的にモノゴトの見方がちょっとずつ変わってきています。


例えば、一昔前はハリウッド映画のようなメジャー映画は見てて面白かった。

単純に、新しい大掛かりな舞台・装置・映像、新しいスケール感覚、意外な展開などなど・・・


そこには、視覚と、何か満たされない欲求を心地よくしてくれる、ただの娯楽と割り切っていたのですが、

ちょっと見方を変えてみると、ヒットするような映画には決まって共通するモノがあるように思えてきた。


正義と悪、光と影、やるかやられるか、駆け引き、勝ち負け・・・


例えば、

こういう状況になった時に、こういう風にするとカッコいい(○+○=x)、

こうされたら、こう返すのがスマートな方法(○×○=x)、

こういう場合には、こう対処するのが正義で、周りの賛同も得られる(x×y=z)、

家族を守るため、友情のため、国を守るためと大義をつけて・・・


様々なタイプの映画を多くの人に見せ続けることにより、

意図的に、ある種のロボット人間(思考・感情のパターン化)を生産しているようにも見える。

その結果、利権まみれのおかしな世の中になってしまっているというのは考えすぎだろうか・・・

本当の、本来あるべき人間の姿とはかけ離れているようにも思える。


まあ、以上は、ひねくれた穿った見方かもしれないのですが、

世間がコロコロ変わって、周りに流されて、情報量多すぎて、自分自身何をどうしたいのか、

本当の自分の気持ち(良心)が、わからなくなってしまう世の中ですので、

そういう部分を冷静?に見ることも悪くないかもしれません。

私自身もどっぷりと浸かっているので、素直に変だなあ~と思ったことは改めて行こう思う。



さて、タイトルの幼児番組についてなのですが、

ちょうど我が家には、5歳と1歳の子供(幼児)がおり、ちょっと気になることを書き留めて置きます。


不幸中の幸いか、我が家は田舎で、地上波TVは見れないです(共同ケーブルを引けば見れますが)。

ということで、見れる番組はBSです。


最近のBSは、チャンネル数は多いのですが、中身はテレビショッピングや外国ドラマ、観光地紹介などばかりで、

私なんかは殆ど見ること無いのですが、子供向けのアニメ番組はいくつかあるので、

一応、子供には見せております。


小学生くらいが見るアニメやヒーローものは、ある意味とても過激で見せられるものではないので、

というか、変な話、まだ免疫力がついておりませんので、

代表的な幼児向けアニメ(パトロールして困った人を助ける、頭あんこ男)などを見せております。


この、頭あんこ男のアニメは、大人になって初めて見たのですが、

その登場人物の多さから(主に食べ物ばかりですが)、ものを覚えるのにはよいと思いました。


また、正義(頭あんこ男)と悪(バイキン男)の戦いにしても可愛らしいもので、

悪いことは人に迷惑をかける、困っている人を助ける、良いことをするという模範を示す、

教育的(道徳を教える)な番組だなあというのが第一印象でした。


これが映画になると、物語にテーマがあり、大人が見ても十分に楽しめる(勉強になる)内容で、

今まで、頭あんこ男のDVDを何本も見たのですが、不覚にも感動して涙腺がゆるむことしばしばでした。


ということで、無条件に、子供に良い番組と思い込んでいたのですが、

ふと、ひょっとしてこれは、まだ世間を知らない純粋無垢な子供(幼児)に、

大人が作った正義と悪の概念を頭に刷り込ませているのではと思えてきたのです。


たとえば、一歳、二歳の子供(まだしゃべれませんが)に、正義とは?悪とは?何ですか、

と聞いてみても、その二つのものは一体ナニ?という感じだと思うのです。

それを、親が、大人が、世間、社会(テレビなど)が定義づけて教え込んでいくのですから責任重大です。


まあ、そういう社会(時代)の中に生まれたのですから、それも自然の成り行きかもしれませんが、

その社会そのものが健全かどうかということは、やはり感じとっていかなければと思います。


確かに悪を際立たせることにより、より正義が発露するという構図はわかりやすいです。

でも、正義と悪の対決、力と力のぶつかり合い、平和を勝ち取るという発想では、

ちょっと幼稚で奥深さが無いようにも思えます(頭あんこ男アニメは好きですよ)。


この先、180度転換したような、新しい価値観(この言葉も不適切かもしれませんが)みたいなものを

意識して一般化(これも押し付けみたいですが)していく時世に来ていると思います。


白黒の二極でなく、中庸な発想、着眼点でモノゴトを見ていけるように心がけていきたいものです。

これを踏まえたうえで、子供を導いて行ければと思う今日この頃です。


まずは大人がしっかりしなくてはいけませんね(自分に言いきかせています 反省)。



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梅雨の晴れ間に

2012-06-22 21:59:00 | 日記

朝、起きて外に出てみると、空気がすごく軽く感じる。

今までの雨続きで、いかに空気がジメジメベトベトで重苦しかったのがわかる。


さて、梅雨時の木工仕事はあまり仕事にならず、やきもきしていたのですが、

この晴れ間を最大限にいかして、雨の日にでもできる仕事をせっせと準備する。


木材置き場から、色々なサイズの材を引っ張り出して、

適材適所となるよう、あれでもないこれでもない、やはりこれにしよう、

いや、ちょっとこれとあれでは色や木目が合わないか・・・などと材料選びをする。


この一見、なんでもない作業ですが、まあ、いいっかと妥協して選んだ材で作った家具というものは、

完成してみると、正直に、妥協したところが見えてきてしまうので手が抜けません。

かといって、すべて完璧な材を求めていると、木材の歩留まりが恐ろしいことになるので、

これは許容範囲の中でパズルのように組み合わせを考えながら頭をフル回転させています。


大体の木取りが終わって、自動カンナと昇降盤を使って部材の形作りをする。

そして、外気の影響が少ないように作った部材を保管。

時計を見てみると6時。

きりが良いので今日はこの辺で仕事はお仕舞い。


結局、雨続きで中断していた板材の仕掛品は手がつけられなかった。

まあ、仕方ない。

ちょっとこの板材、反る癖があり、一度カンナをかけて修正しておいたのですが、

また反ってきている。

今日一日かけて、反りが治まるように日や外気に晒したりしたのですがダメでした。

こういう材は再びカンナをかけて修正しても、何度も何度も反りを繰り返すことがあるので、

予備の板材を用意しておくことに。

なかなか予定通りには進みませんね。


梅雨時の仕事、気長にいきましょう。



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初水浴び

2012-06-18 21:17:51 | 日記

今日はうだるような暑さ。

ちょっと作業するだけで玉粒の汗が吹き出るほど。


時々小雨が降るが、晴れ間ものぞく。

雨で湿ったところに、すかさず強い日差し。

この繰り返しで体力も消耗していく。


お昼前、ちょっと早めに仕事を切り上げて、

今年初の水浴び。

まだ水道水はちょっと冷たいが、最初慣れればあとは気持ちよい。


汗もサッと引く。

火照った体が少しずつ冷えていく。

外での水浴びは気分も清々しくなる。

水浴びは夏場の楽しみの一つである。

暑くて大変な分、このようなリフレッシュは有難く、嬉しいものです。


さて、台風4号が接近中。

今のところ、屋久島の東側を通る予測。

強風域に入るのは間違いない様子。

暴風域に入る確立も結構高そう。


今回は台風対策をする天気と時間の余裕があったので、

そこそこ納得するまで準備を終えることが出来た。

あとは成るように成れという感じです。


台風さん、どうぞお手柔らかにお願いします。



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損得について

2012-06-15 14:41:05 | 日記

ここ最近、色々と思うことが、ふと頭の中で発酵し始めることがあり、

それをちょっとまとめてみようかと思って書き出してみる。



損得について。

損すること、得すること、生きていくうえで、こういう機会はよくあります。


損得とは何か?


損のイメージをしてみると、保身という言葉が浮かんできます。

まあ、自分を守るということですが、守るといっても何を守るのか?

目に見えるものとしては、お金や物でしょうか。

目に見えないものとしては、地位・名誉、プライドなどでしょうか。

実際には、この二つが絡み合って損ということが多いかもしれません。


損したーと、強く感情的になるときは、そのモノへの執着が強ければ強いほど、

損感情が増すようで、個々人の価値観に大きく左右され、

実状から見ると、たいしたこと無いのに騒いでいたり、

逆に、たいしたことなのにケロリとしている人もいるから様々と思われます。



一方、得とは?

勝手に分類しますと、得には二種類あります。

受動的得と能動的得です。


受動的というのは、意図せず偶然から結果として得となったことで、

バーゲンセールでお買い得であった、お礼で金品を頂いたなど。


能動的得というのは、値引きするのをはじめ、

巧みに説得して自分の都合の良いようにする。

本来は、自分で完結できる、現状で本当は足りている、

または自己努力でまかなうことができるであろうに、

ついつい甘えてとか、得することはいいことだ、

得するのが勝ち、得することが出来るのも才能の一つなどと

思い込んでいることがあります。

このように他所から物を得るという発想は、

詐欺、窃盗、強盗、さらには戦争まで行き着くこともあります。

怖いですねー。


そもそも損得なるもの、いつの頃から当たり前になってしまったのか?

集団生活をして、皆で支え合わないと生きていけない状況、

つまり、個人を尊重するとか、自己主張するとか、オンリーワン(意味はわかりません)

という発想とは全く逆な生きていくためには皆の協力と調和が必要な中では、

損得による行動は出来ないと思うのです。

ということは、利権(モノが集中=権力により余分に集める)というものが出てきた頃から、

または、損得という感情が利権を生んだのかどっちが先かはわかりませんが、

要は、他を利用し搾取するというズルイことを考えついた人から始まったとも考えられます。


いまだに、このズルイという発想が世の中蔓延しています。

このように知ったかぶり、偉そうなことを書く私もズルイという所が多々あると思います。

こんな私ですら、最近、損得ばかりを重視(基準に)して生きる人たち(おじさん)が

目に付いてしまうのですから、どうしましょう・・・と思っているのです。

まあ、どうするもこうするもないのですが、勝手に一言二言三言いわせていただきます。


世の中がバブリーな頃、

株・不動産売買、右肩上がりの業績、分不相応な報酬、

実相を見ずにこれも実力と勘違いして調子に乗って、

バリバリ、イケイケガンガン、お金の上で踊っていた大人たち!

いまだに痛い思いをしないでひょーひょーとしている人たち!


いつまで損得勘定で生きているのですか?

(この場合の損得は能動的意味でして、健全な生活上の損得とは違います)


世の中激動しています。

昔の栄光(虚)の時代はとっくに終わっています。

基準が大きく変わってきているのです。

得をする=人から物を得るということは、その分を相手が肩代わりしているのです。

得をするのがいいことではないのです。

勝ったと思っていても、必ず後でその分の帳尻が合わせられるということを忘れないでください。

こう考えますと、得することは恥ずべきことです。

ましてや、これだけ得したとか、いくら稼いだとかなんて口が裂けてもいえないことです。

もし、不相応に得をしてしまったら、形を変えてもいいから何かに還元しておくことが無難です。

勝ち逃げはあってはいけません。

自分(良心)を一生懸命誤魔化していると心当たりある方!

周りの空気をよーく感じ取ってください。

誰にも相手にされない、寂しい老後となってしまってからは遅いです。

どうかご自愛ください。

自戒を込めて。

苦言、失礼致しました。




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ショーケース

2012-06-15 11:59:01 | キャビネット

ショーケースです ↓





屋久杉を磨いたアクセサリーなどを展示するため、

お客様より、色はベージュとのご要望があり、こんな感じに仕上がりました。





通常は、植物ベースのオイル塗装をしているのですが、

そのオイルでベージュを探しても、なかなかこれといった色が見つからず、

仮に調合して作っても、下地である杉の木地の色や木目の濃淡が汚く浮き出てしまう恐れがあるので、

今回は思い切ってペンキ塗装としました。

木の素材感は、ほぼ無くなってしまうのは残念ですが、

主役は、中に入れるアクセサリーで、それを引き立てるのがお役目なので、

こういうのも有りでしょう。


後ろから見ると ↓





背面と底板には、5.5mmの合板を使用しています。

本当は無垢の板を使いたかったのですが、安価な価格設定にしましたので、

合板を使わせて頂きました。

自在キャスターがついておりますので移動が楽々です。


こちらは組み立て前の部材 ↓





組んでしまえば、ただの箱ですが、箱物は結構手間が掛かります。

その分、上手く組みあがった時の達成感は嬉しい限りです。




寸法: 高さ1060mm 幅900mm 奥行き400mm

材料: 地杉 合板(5.5mm) ガラス(5mm)

塗装: ペンキ塗装




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地杉の額縁

2012-06-14 21:33:05 | その他作品

地杉で額縁をつくってみました ↓





サイズは画用紙が納まるように設計して、

子供の記念の絵を飾るために製作しました。


表は、ガラスでなく、アクリル(3mm厚)を採用しておりますので、

落ちても割れることなく安心です。

好きな材料で好きな寸法に製作できるのはありがたいことです。


記念品、大事なものなど、額に飾って大切にしたいとお考えの方、

どうぞご相談くださいませ。




寸法: 縦330mm 横450mm 厚み28mm

材料: 地杉 アクリル

塗装: オイルフィニッシュ




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ウッドデッキ用下駄箱

2012-06-09 18:11:39 | キャビネット

ウッドデッキ用の下駄箱です ↓






奥行きのある軒下に、広いウッドデッキのある新築に合わせてあつらえました。

ご夫婦お二人分の靴などを収納するとのことでサイズはコンパクト。

また、長靴もということで、日頃の掃除などお手入れしやすいように壁に固定しました。






中空に浮かせて取り付ければ、下に溜まった泥などの掃き掃除が楽ですね。

現場を見て、それぞれのお宅に合った家具を提案できるのが注文家具のいいところです。




寸法: 高さ480mm 幅700mm 奥行き296mm

材料: 地杉

塗装: オイルフィニッシュ着色




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台風一過

2012-06-06 21:23:12 | 日記

朝から素晴らしい天気!





台風一過。

空気も清々しく、気分も高ぶってくる。

しみじみと晴れの有難さを堪能する。


連日、晴れの日ばかりでは、このような感動は無いでしょうね。

楽ばかり、いいことばかりでは、それに慣れてしまって感動が無くなってしまう。

やはり、人生は、山あり谷あり、苦楽があったほうが味わいがあるのでしょう。



ということで、気分ノリノリで仕事していたのですが、

手押しカンナの刃を痛めてしまいました。


いつもは、あまり使わない合板を手押しカンナをかける作業をしていたのですが、






最初は良く削れていたのですが、何度か機械を通すうちに、

どんどん削れなくなり、これはおかしいと、

よーく近づいて見てみると・・・

見事に刃が欠けております(泣)





小さい三角の欠けが二箇所あります ↑


実は、先月新しい刃に交換したばかりで、

こんなに簡単に早々と欠けてしまうとはショックです。


通常は、4mm合板ばかりですが、今回は5.5mmでした。

4mmでは、このようなことは無かったのですが・・・

何が違うのか判りませんが、今後、5.5mmの合板を手押しカンナへ通すのは注意が必要。

次回からは手カンナにしようと思います。

このような痛い失敗が一つ一つ、確実に経験となって身についていきます。



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台風の憂鬱

2012-06-05 17:13:52 | 日記

雨風が強い日が続き、とうとう台風3号が屋久島へ接近してきました。

今年最初の台風です。


現在、屋久島は強風域に入っているくらいでしょうか。

そこそこ風は強いのですが、今のところ雨戸をするほどでもなさそうな感じ。


予想進路図を見ると、強風域をかすめながら、そのまま北東へ抜けていきそうなので、

暴風になる心配はなさそうである。


ここ数年、屋久島には大きな台風は来ておらず、台風に対する緊張感がすっかり薄らいでしまっている。

今回も直撃する様子は無く、昨日も終日雨で、作業場周りの台風の備えをしないままに今日を迎えてしまった。


仕事も朝からお休みさせて頂いて、雨の中、作業場の様子を見ることも無く、

まあ、大丈夫だろうと高を括っていたところ、

先ほど、外出先から帰ってきた妻が、木材置き場にかけてあるシートがめくれているとのこと。


それはいかん!

ということで、早速見に行く。

見事にシートはめくれており、木材もびしょ濡れであった。

すぐに使う木材でなく、在庫分なのが幸いなのですが、

後日、乾燥させる手間を考えると、溜息と共に気分はブルーとなる。


わが、福島木工家具店はとても脆弱なので、

つまり、ちゃんとした建物でありませんので、

端的に言いますと、プレハブとビニールシートで出来た作業場でして、

台風が来るたびに、その対策にそれなりの労力が要るのが難点です。


とりあえず、他の木材置き場のシートを台風仕様に縛りなおして、

作業場のビニールシートも点検し、強風で緩んだり、切れたりした紐などを補修する。

このまま、無事に台風が通過してくれることを祈る。


備えあれば憂い無しといいますが、

要塞のような作業場であれば何も心配することはありませんが、

現在のような不十分な作業環境では、やはり台風がくると憂鬱です・・・。


何も責任もない無垢な子供時代の台風というのは、

不謹慎ですが、実にワクワクして楽しみでありました。

自然の力強さを肌で感じて、その勢いが増すと共に、体も同調して素直に興奮した覚えがあり、

心身ともに自然と共にいることが日常だったような気がします。


それを振り返ってみれば、大人というのは、つまらん知識と、未熟な経験から、

世界を歪めて見てしまい、アレコレと余計な心配ばかりして、

今をちゃんと見ていないかもしれませんね。

結局、憂鬱に成るも成らないも本人の心構え次第ということでしょうか。



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