福島木工家具店

製作した家具の紹介と日記

大漁

2009-04-27 20:12:26 | 日記
今日は、今シーズン初の大漁でした。

不漁続きだったので喜びも一入(ひとしお)です。

船長さん、船員さんのしみじみとにじみ出る笑みがなんとも良かったです。

私もいい顔していたかも。

良く働き、良く疲れたのでそろそろ寝ます。

今日もありがとうございました。

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彩雲

2009-04-24 22:39:13 | 日記
星の輝きが薄れ始めた薄暗い空の下、今日も出航します・・・。


*木工ブログなのですが、この時期に限り漁師ブログになっています

どうも今年は数年来の不漁のようで、目標の漁獲高を得るまでに例年より期間がかかりそうです。

昨年のこの時期はもう終わっていたのですが、この様子だと来月まで延びそうな・・・冷汗。

ご依頼頂いているお客様にご迷惑をおかけしないように祈るばかりです。


さて、いよいよ東の空が白み、奥岳のシルエットから日が昇り始めます。

屋久島上空に輝く筋状の雲が南北に伸びるところ、太陽の光線が天に向かって放射して

縦と横の光の帯がクロスしました。

まさに字のごとく自然の織り成す芸術!

今日もまた美しい、一期一会の日の出の瞬間!!

思わず見とれていると、左上部に鮮やかな光の塊が!!!

例えるなら、虹の一部を切り取って空にパッと貼り付けたような。

彩雲です。


タイトルといい、この流れといい、ここで写真を・・・

と言いたいところですが、カメラは持っていませんでした。残念。


早起きは三文の徳 ということで。

見れる方は見ることができると思います。

早起きは素晴らしい。

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2009-04-23 21:05:49 | 日記
凪、なぎです。

字を見ると風が止むと書かれています。

海が穏やかになることの意です。

時化のときと比べると、とても同じ海とは思えないほど極端な世界です。

船も軋まず、波が船体にぶつかる音も無く、風も無く、

ただ船のエンジン音だけが静かな海に響いています。

青い空に白い雲。その雲と青空の美しいコントラストが、そのまま海に映っています。

水面を境にして、実世界と鏡の世界の二つが並行していて、ちょっと不思議な感じがします。

こんな中をスルスルと進んでいきます。

最初はこの独特な世界に新鮮さを覚え感動しますが、

これがしばらく続くと逆に不安を覚えてきます。

どんな不安かというと、何も無いことへの不安です。

一定で、刺激無く、すべてが静止しているようで、つまり何も変化がないのです。

犬なら何かを確かめたくて一言ワンと吠えたくなる状況でしょう。

無の世界に飲み込まれそうで、何かをしたくなる衝動が起こってくるのです。

幸い、この状況はそれほど長くは続かず、水面の彼方に色の濃い部分が見えてきます。

これは水面上を風が走って、さざ波ができているのです。

このちょっとした変化を発見してほっとしてしまいます。

そうこうしているうちに凪は終わり、いつもの現実の海に戻ります。

やはり、それなりに変化が絶えず続く世界というのが自然なことと思いました。

人生も 山あり谷あり、苦楽あり が本来なのかもしれません。


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時化

2009-04-21 19:04:35 | 日記
昨日から海は時化ていますので漁は休みです。

結構ハードな仕事なので時々こうした休みがあると助かります。


時化とはご存知の通り海が荒れることです。

最初から荒れている時は出航しませんが、沖に出ているときに天気が急変して

時化になるときがあります。


この時の船の揺れというのは想像以上でした。

荒波の中を邁進する映像をテレビで見たことはありましたが、

見るのと実際に体験するのとでは雲泥の差があります。


最初は、おいおい大丈夫かいな、船が壊れるか転覆するのではとハラハラしたほどです。

でも、それほど心配することでもないようで、海の男は平然としています。

波しぶきをかぶり、一般の人なら海に放り出されるような状況の中でも

スイスイと歩いているのですから驚きです。


私なんか飛ばされないように、ただ懸命にしがみついているしかありません。

さすが!海の男。

まさに荒波の人生。


普段、細々と一人で木工をしている私にとっては大いなる刺激です。

給料を頂いて、こんな体験をさせて頂いてありがとうございます。


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日の出

2009-04-20 16:25:29 | 日記
最近、日の出を拝んでいます。

それも海の上から。


実は、今月上旬より漁の仕事をお手伝いさせて頂いています。

屋久島では毎年この時期、1週間~数週間の期間で魚を捕るお仕事があるのです。

この間、木工仕事はちょっと一休み。


普段、海の上から日の出を拝む機会なんてほとんどありません。

漁師さんはじめ、海のお仕事に携わる方ならではと言ってもいいでしょう。


天気の良い日に限りますが、出航する港の位置関係から、幾重にも折り重なる稜線、

更には宮之浦岳など奥岳のシルエットから昇る日の出を見ることができます。

そして海上には、こちらへ向かってオレンジ色の光の帯が真っ直ぐに伸びています。


この貴重な光景を味わうべく、じっくりと堪能したいのですが、

勤務中ということで、ちらっと遠慮がちに拝んでいます。


直接見なくても、あの生まれたての太陽の、暖かく柔らかな温もりは

全身で感じ取ることができます。

ああー、今日も日が昇る。

今日も一日が始まるんだな。


朝日を浴びながら、体が生き生きと目覚め、力がみなぎって来るのがわかります。

やはり、この早朝のすがすがしさ、日の出の神秘さはいいですね。


漁の仕事が終わり、たとえ海の上からでなくても、

日の出を拝み、今日という一日がはじまることへの有難い気持ちを

全身で味わうことを習慣にしたいものです。


果たして夜型、寝坊助の私にできるかどうか。

課題です・・・。


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薪割り

2009-04-12 20:37:14 | 日記
あっという間に春をとおり越え、初夏のような陽気ですが、

昨日今日と薪割りをしました。

この斧は、昨年の秋に敷地の木を伐採したのを機に買ったものです。

程よい重さで良く割れてくれます。

薪割りは好きです。

無心になって斧を振り下ろし、スパッと二つに割れるのには爽快感があります。


木にも色々あります。

少しの力で素直に真っ直ぐ割れるもの、思い切り腰を落としてやっと割れるもの。

慣れてくると樹種や木の癖を読み取りながら力加減の具合が判ってきます。

といっても、中に節が隠れていたりして、割った薪が思わぬ方向に飛んでくることもあるので要注意です。




↑ 薪置き場です。

今度の冬に備えての仕事でした。

お陰様で、来年も暖かい冬を過ごせそうです。


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座卓 あつらえ

2009-04-10 18:56:27 | テーブル ・ 机
座卓のあつらえです。

以前紹介しました座卓(あつらえ)と同じお客様よりご依頼頂きました。

前回同様、天板はお客様よりお預かりした杉板を使用して製作。



↑ 脚を分解して収納することができます。

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