福島木工家具店

製作した家具の紹介と日記

VADANIAさん提供のスライドレール

2021-05-29 12:05:21 | 製作記録

スライドレールを扱っているVADANIAさんより、

ロック付きスライドレールのご提供をいただき、クランプ収納をつくってみました。

 

製作の様子やスライドレールのレビューについては、前回のブログをご参照ください。

ブログ記事 2021.5.28 クランプ収納の製作

 

今回は、そのスライドレールを使って製作したクランプ収納の写真と動画を紹介。

 

完成写真・・・仕事場の一角にちょうど良い場所があり、そこをクランプ収納にしました

左右の青いレバーを下げ、ロック解除して引き出します

 

 

木工で使うクランプ6本を収納 ↓

重量: クランプ6本と抽斗を合わせて 約25Kg

動作: 90cm 引き出してもスムーズに動きます

 

 

設置場所の都合でスライドレールは抽斗の上部に取り付け。

通常は、下部へ取り付けた方が安定感が増すと思います。

 

 

かんたんな紹介動画をつくってみました ↓

 

 

VADANIA 公式ホームページ はこちら↓

VADANIA スライドレール各種(住宅用・工業用)

スライドレールの他にスライド蝶番などのヒンジもあります。

 

今回紹介したスライドレールは Amazon でも取り扱っています ↓

VADANIA Heavy Duty 引き出しスライドロック付 900mm 重量用スライドレール VD2053 完全スライド 左右1セット

 

 

 


 

 

 

福島木工家具店

オーダー・造作家具 木製品設計製作

〒891-4404 鹿児島県熊毛郡屋久島町尾之間752

mail :  fukumoku1@gmail.com

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クランプ収納の製作

2021-05-28 17:36:55 | 製作記録

木工の製作風景で、度々登場するクランプ。

板材をはぎ合わせて、棚板やテーブルなどをつくる時に必須の道具。

 

 

私が主に使っているクランプは、BESSEYというメーカー ↑

アタッチメントで、角度(15°まで)つけてクランプできるパットを常時取り付けているため、収納スペースがそれなりに必要な代物。

 

いままでは壁面に引っ掛けていたけれど、① 見栄えが良くない、② ホコリをかぶる、③ クランプ作業の場所から離れていて取りにいくのが大変などの問題がありました。

いつかは快適なクランプ作業ができるよう何とかしたいと思っていたのですが、なかなかそんな余裕がないまま年月が経っていたのですが・・・

 

■ メールが届く

どういう巡り合わせ、縁なのかはわかりませんが、海外の金具販売店よりメールが届きました。

メールには、福島木工家具店のブログで、他社のスライドレール紹介の記事を見たとのこと。

そして、「弊社のスライドレールを無償提供するので、あなたのブログに載せてほしい」という内容でした。

 

最初は失礼ながら、こういう上手い話は怪しいと思いましたが、

日本に拠点を持ち、HPもあり、Amazonでも販売しているとのことなので恐る恐る承知した次第。

 

希望するスライドレールの型番と、発送先住所をメールすると、90分後に発送しましたとの返信!

すごく迅速な対応に驚く。

 

2日後、スライドレール到着 ↓

(Amazonギフト券が入っていた)

 

 

先方からは、ブログに載せるだけという条件だったので、

こちらからは「スライドレールの品質については正直にコメントさせて頂きますのでご了承ください」と伝えておきました。

 

クランプ収納の設置場所(取り付け前)はこちら ↓

ツールキャビネット上のスペースを活用します。

 

抽斗(ひきだし)箱の部分を仮組みし、クランプを仮置きしてみた ↓

うん、よい感じ。

抽斗の底板は不要なのでありません。

 

本組、接着の様子 ↓

底板がないので、変形しやすい。

実際、組んでみたら直角が出ていなかったので、

曲尺を当てながら、直角になるようクランプで矯正しているところ。

 

 

こちらはスライドレール本体側を取り付けているところ ↓

 

■ スライドレール取り付け方法

取り付け穴は1箇所につき3つあります。

手順として、まずは真ん中の上下に楕円となっている穴に、仮止めのビスで固定。

仮止めの状態で、抽斗を取り付けて、スムーズに動作するか、取り付け高さが左右均等かなどチェックします。

右と左で高さが違えば、どちらかのビスを緩めて調整。

位置が決まれば、仮止めの左右にある本留め用の穴にビスを打ちます。

 

このスライドレールは重量用仕様のためか、ビス固定部分は皿頭になっていますね。

しっかりとセンターにビス留めすれば、重みで下がってくることはないと思います。

左右2箇所に本留めすれば相当な力に耐えることができるでしょう。

 

■ 耐荷重は?

ちなみにこのスライドレールの耐荷重は、L900mmの場合、57Kg。

*スライドレールの長さが短いほど、耐荷重は高くなります・・・ 例)L300mmは120Kg

実際に収納するクランプ重量は、約3Kg × 6本 = 18Kg + 抽斗重量約7Kgで、合計約25Kg なので余裕ですね。

 

 

こちらは抽斗側のビス取り付け

仮止めの際、こちら側が少し下がっていたので、墨線よりやや上にしてビスの本留めをしました。

抽斗側のビスは、適当な長さの皿頭がなかったのでナベネジで固定。

写真を撮った後、念の為、左右ともにしっかりとビス留めしておきました。

 

スライドレール取り付け終了

3段引きスライドレールなので、抽斗の奥まで引くことができます ↑

 

 

クランプを収納してみた ↓

 

収納後、実際に開け閉めを何度もして念入りに動作確認。

 

レビュー

  • しっかりした品質 25Kgの重量でも片手で開け閉めできるほどスムーズに動く
  • L900mmと長いスライドレールを初めて使ってみたが、想像よりグラつきは少なく精度は良い
  • コスパについて 国内メーカーで相当品を探しましたが類似している商品を見つけられなかったので何とも言えません
  • 仮に相当品があったとしても、ロック付きで同じ仕様なものを作った場合、やはり国内メーカーの方が高くなるでしょう
  • ロックなしでの比較:L700mm以下(900mmで相当品見つからず)の場合は、国内メーカーでコスパの良いものが揃っている
  • ロック付きの利点:勝手に開いたり閉まったりしないことから車載におすすめ。また、安全対策(小さな子ども)にも対応
  • 要望として、プッシュオープンタイプはL600mmまでそろっているが、もっと長い(例:L900mm)スライドレールがあれば嬉しい

 

 

次回は、完成品としてあらためて紹介する予定です。

 

紹介記事アップしました ↓

ブログ記事 2021.5.29「VADANIAさん提供のスライドレール」

 

 


 

 

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お知らせ

2021-05-24 17:12:09 | 日記

あさって放映されるTVにて、

屋久島特産品の一つとして、屋久島町ふるさと納税返礼品(JTBふるぽ)として出品している、

福島木工家具店の家具を紹介する予定とのお話をいただき、その家具の写真提供依頼がありました。

 

こちらがそのTV番組↓

はっけんTV ▽初夏屋久島 シャクナゲ見ごろ

NHK 総合 5月26日(水)午前 11 時 40分 〜

 

ただし、写真提供先のJTBさんより、

※実際の放送に使用されるかは、最終テレビ局判断の為、お約束ができませんのでご了承くださいませ」とのことでした。

 

 


 

 

屋久島の地杉でつくった家具にご興味のある方はこちら↓

屋久島町ふるさと納税  JTBふるぽ(工芸品)

 

どこでもスツール(特産品コンクール受賞品)・・・現在品切れ中ですが、6月下旬に出品予定です。

 

 

森のイージーチェア・・・こちらは在庫あります。

 

 

 


 

 

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ボール盤の集塵

2021-05-12 18:21:40 | 製作記録

ボール盤とは

木材などに、ドリル等で穴を開ける工作機械のことです。

家具づくりにはそれほど出番はないように思えますが、私の場合、使用頻度の高い機械の一つ。

 

 

ボール盤(ドリル)で穴を開けると、当然ながら削り屑がでます。

一つだけの穴あけ作業ならそれほど気にならないのですが、

たくさんのピースを連続して穴あけ作業する場合、屑がたまり、それが干渉して加工精度が狂ってきます。

同じ位置で加工していく場合、加工材をフェンスに沿わせたり、ストッパーに押し当てたりするため、

そこに削り屑があると加工位置がズレてしまうのですね。

 

上の写真では、ボール盤の下にマキタの集塵機を設置しています。

今までは、集塵ホースをその都度、ワイヤーで固定したり、クランプなどで調整していたのですが、

これが結構面倒なことで、微調整も難しかったのです。

 

そこで今回、突貫ですが、とりあえず集塵ホースを任意の場所で固定でき、微調整も容易にできるようにしてみました。

 

↑ 集塵ホースの口が大きく、吸い込みが悪かったので、ホースを斜めにカットしたのち、1/3を残して塞ぎました。

ホースの口からの伸びている白い紐を引っ張って、ホースの形状をJ型にしてドリルに近づけています。

本当は自在ホースがあればいいのですが、このサイズでは見つかりませんでしたのでとりあえず。

 

 

ノブ + 六角ボルト + 鬼目ナットの組み合わせで任意の位置で固定できるようにしてあります。

 

これで穴あけ作業が快適になり楽しくなりました。

もっと早く作ればよかった。

 

 

マキタの集塵機は、ボール盤のほかに、ビスケットジョインターや、

下の写真にあるトリマーでも使用でき、重宝しています。

 

 

その後、改良しました ↓

ブログ記事 2021.6.13「ボール盤の集塵 その後」

 


 

 

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