福島木工家具店

製作した家具の紹介と日記

木栓づくり

2013-07-31 22:35:29 | 日記
木栓の在庫が無くなってきましたので、

木栓づくりをしました ↓





ボール盤に専用ドリルを取り付けて、

切削深さをストッパーで固定して、

ひたすら作ります。


とりあえず数百個くらい作りましたでしょうか ↓





木栓の材料は、普通の杉材を使うこともあれば、

今回のように、屋久杉を使うこともあります。

屋久杉のいいところは、木目が積んで、

頭をノミで削ぎやすいことと、

適度に柔らかいので穴に打ち込みやすいなどです。



木栓は、こんな感じにビス止めしたところに打ち込みます ↓






ちなみに、このドリルで、木栓が入る下穴をあけます ↓





手作り家具にビス(木ネジ)を使うのは邪道かもしれませんが、

ウチでは、基本的にホゾ組をして、その補強に使っております。

使われる材が、軟らかい杉ですので、特に椅子などの負荷のかかる家具では、

このような補強をすることが、少しでも長持ちする家具になると思ってやっております。


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杉の洗面キャビネット

2013-07-27 00:30:35 | キャビネット

杉の洗面キャビネットです ↓





お客様のご要望で、右側には、マグカップ2個、

左側には、タオルをかけられるようにしてあります。

扉のつまみとフックは、お客様からの支給品です。



観音扉を開くと ↓





高さ調節できる棚板がついております。



クラッシック調の飾り面 ↓






こんな感じで取り付けました ↓







寸法: 高さ550mm 幅560mm 奥行き130mm

材料: 地杉

塗装: オイルフィニッシュ



製作日記


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地杉のポスト 壁取付けタイプ

2013-07-25 22:23:59 | その他作品

地杉でつくったポストです ↓





壁取り付けタイプです。

撮影時は取付け前の状態で寝かしています。


このポストの大きさは、郵便屋さんも喜ぶ、

A4の入る封筒がそのまま入る余裕サイズ。



上蓋とサイド扉を開けると、こんな感じ ↓






上蓋アップ ↓






サイド扉アップ ↓






お客様宅へ取り付けました ↓






ポストの大きさや、サイド扉の位置などはご要望に応じて製作できます。


製作日記





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「風立ちぬ」観ました

2013-07-24 22:00:42 | 日記
スタジオジブリの最新作「風立ちぬ」、

機会がありましたので観て来ました。


宮崎監督の作品は、「カリオストロの城」から「崖の上のポニョ」まで、

多分、全作品を観ていると思います。


今回タイトルに「の」という文字が入っていないのと、

殆ど宣伝を目にする機会が無かったので、

いままでの作品とはちょっと路線が違うのかなあという予感はありました。


子供と一緒に見に行ったのですが、どちらかと言うと大人向けの作品といえるでしょう。

でも、あの生き生きとした映像と飛行機の迫力は、大人も子供も関係無く圧倒されます。


「ハウルの動く城」、「崖の上のポニョ」あたりから新たな映像手法になったと感じていましたが、

今回の映画は更に磨きをかけて、単なる映像を超えて、

なんといいましょうか、

映像が生きているというか、

生き物のように動いているというか、

絵が呼吸しているというか、

様々なシーンで、ハッとさせられたり、

一つのシーン(絵)が、そのまま完結して永遠であるような錯覚を覚えたり、

深く琴線に触れることがあったり、

とても人が描いたとは思えないくらい神々しかったり、

まあ、映画館で迫力あるサウンドと大画面で観たというのもあるとは思いますが、

完全にその映像に引き込まれました。 


さらに付け加えるならば、実話を基にしている、

大正昭和という実際の時代設定で、

史実と時代背景も含めた制約がある中での映像だからこそ、

なにか、深く深く、感じるものがあったのかもしれません。


宮崎作品ではありませんが、同じスタジオジブリの高畑監督の

「火垂るの墓」も深く心に染み入る作品でした。


今回の「風立ちぬ」では、戦争シーンはありませんが、

多くの犠牲の上に今の平和があること、

この平和は、ただで与えられている平和ではないこと、

人々がその時代を何があろうとも生きてくれたこと、

その繋げてくれた命を、現代の私達が代表として預かっていることを、

終戦記念日の前に、一つのメッセージとして、

この作品に込めたのではないのかなあというのが感想です。


もう一つ掘り下げるならば、

主人公は戦闘機の設計者。

本来ならば、夢のある飛行機の設計をすることが理想なのですが、

その時代のために、戦争のための戦闘機をつくらなければいけない。

会社の命令、国の命令、軍の命令、ライバルとの競争・・・


きれいごとを言って、そんなもののために作るのならば私はやりません、

と言ってしまえばそれでおしまいなのですが、

そんな矛盾や、やりきれない状況の中でも主人公は淡々と真っ直ぐに仕事を進めていく姿。

そうなんです。

人は生きるためには働かなくてはいけないのです。

しっかりと現実を直視して、

コツコツと自分の足元から土台を作っていくことが、

その人生や歴史となって、

更には、この先の世界を形成していくことになるのです。


過去に生きてくれた人のためにも、

これからの新しい時代をあなた方が創っていってください、

と監督は言っているようにも思えます。


ストレートパンチをくらいました。


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杉のポスト製作中

2013-07-18 20:01:40 | 日記
 杉のポスト製作中です ↓





上蓋以外に、右側に小さな開き戸がつく予定です。



丸窓は、直径寸法を調節できるカッター(ボール盤で)を使って加工します ↓






丸窓の素材は、3mmのアクリル板使用 ↓






専用のアクリルカッターでカットします ↓






定規に沿わせて、5~6回、筋を入れて、

切れ目をテーブルの端に合わせて、

エイッと気合を入れれば、気持ちよくパシッと直線に割れます ↓






カットしたアクリルに、皿取り錐で、ビスの下穴加工をする ↓






このアクリル板は、ガラスエッジという種類で、切り口がガラスのように見えるタイプです。

その他にも様々なカラーがあります。


アクリルの長所は、このように簡単に加工できることです。

ガラスではこのようにいきません。

但し、傷つきやすいという短所があります。



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小型キャビネット製作中

2013-07-16 22:02:23 | 日記
毎日、暑い日が続いております。

まだまだ、蒸し暑く、湿度も高めですが、

朝夜は涼しいのが有難いです。


ここしばらく大型家具が続いておりましたが、

ようやく一段落して、今は普通サイズの家具を作っております。


大きい家具も、小さな家具も、同じ家具であれば、

つくる工程や手間も同じなんですが、

大型家具は部材が大きいのはもちろん、

何よりも重たいので、それを何度も持ち上げたり降ろしたり、

または、機械に通す時には、同じ作業をを繰り返したりと、やはり体力は必要です。

夏本番前に終えてホッと一息。



今製作中の、

壁取り付けタイプの小型のキャビネット ↓






こんな感じで組み上げていきます ↓






観音開き扉の取り付け ↓






蝶番の取付けには神経を使います。



スライド蝶番でしたら、取り付けた後から、

上下左右の微調整ができるので、

極端ですが、蝶番の取り付け位置が1mmずれていても、

あとで調整してピシッときめることができます。


ですが、普通の蝶番では、取り付けのビスの位置が1mmずれてしまえば、

それがそのまま、扉の位置に影響してきます。

これが今回のように観音開き扉であれば、

左右それぞれ1mmずれてしまえば、

最大で2mmのずれとなってしまいます。

2mmもずれれば、相当目立ってNGでしょう。


今製作中の小型キャビネットは、扉が小さいので、

ちょっとしたずれが見た目に大きく影響してくるので要注意。


100%ばっちり、精密機械のように精度よくという訳にはいきませんが、

四苦八苦しながら、なんとかOKになるように努力するしかありませんです。




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夏の収穫

2013-07-12 07:34:59 | 日記
オクラ ↓




今月に入ってから、毎日数本のペースで収穫しています。


数年振りに、夏野菜を作っていますが、やはり難しいですね。

チンゲンサイや小松菜は、双葉の時点で虫に食べられてしまい、

エンドウは実がなりだした頃に枯れて、

春菊も収穫し始めのあたりから勢いがよくなく、

ほうれん草は、最初の頃は順調に収穫していましたが、発芽率がやや悪く、

収穫期間は短いままに終わってしまいました。


意外だったのは、サラダ菜。

真っ先に虫に食べられてしまうだろうと予測していましたが、

殆ど被害なく、存分にいただくことができました。

しかし、ほうれん草同様に収穫期間が短かったです。


そして、今最盛期なのがオクラちゃん。


その他には、人参。

成長が遅いですが、順調に大きくなっています。

これからが楽しみです。


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初泳ぎ

2013-07-07 22:23:32 | 日記
今朝は6時から集落の早朝草刈奉仕作業。

刈払機を使うのは、前回4月にあった奉仕作業以来で3ヶ月振り。


梅雨の間、ずーと使っていなかったせいか、

ちょっとエンジンの吹け上がりが良くない様で、

作業終盤に、ついにエンジンストップ。


今日の早朝奉仕は明け方に雨が勢いよく降ったせいか、

人の集まりが普段より少なかったようで、

いつもより時間がかかり、8時前に終了。


さて、これから自分の敷地の草刈をしたいのですが、

止まってしまった刈払機をなんとかしなければ。


エンジンは全然詳しくは無いのですが、

何となく、吸気とプラグを掃除したら運よく調子が戻る。

そういえば、購入してから12年。

エンジンのメンテナンスは一度もしていなかった。

そのうち、ちゃんと手入れをしなければ。


我が家の敷地の草刈も3ヶ月振りで、草ぼうぼう状態。

これを機にスッキリしたいところ。

夏場で天気も良いので、体調に気をつけながら黙々と機械を回す。


途中、2~3回の水分補給をして、

結局、お昼の12時まで4時間の作業となる。


最後の30分がきつかった。

ちょっと無理をしてしまいました。

気が付けば、全身汗だくになり、右肩が痛い。

両足も疲労してフラフラ。


水浴びして、水分補給してちょっと休憩。

ああ、今日の午後はゆっくりと体を休めようかなと思っていたところ、

子供がお母さんに海に行きたいと言い出す。


こんなに天気が良い夏日の休日!

子供の気持ちは十分にわかるのですが、

お父さんは、聞かない振りして横になる。

四十過ぎのおじさんには午後から元気に出かける気力がもう無いのである。


このまま寝てしまえと思う反面、

一念発起して子供のために頑張るか、

休日のお父さんは、寝たふりしながら、

心の中で良心と我欲の葛藤がつづく・・・


ええーい、と起き上がり、

お父さんと行くぞ!と宣言し、

気合を入れる。


全身疲労感で体が重く、筋肉痛なのですが、

海水浴して、リラックスでもすれば体調も整うでしょう。

ということで海水浴場へ。


車で20~30分も走れば到着してしまうこのお手軽さは島暮らしの特権です。

梅雨明け初めての休日。

海水浴場の駐車場はほぼ満車状態(まだ海開きしていませんが)。

やはり家族連れが多く、皆さん同じような状況で、子供にせがまれて来たのでしょうか。


いざ海へ。

思っていたよりも水温が高く、やや風は強いものの、

海に浸かっていると、とても心地よい。


ああ、幸せな気分。

来てよかった。

子供も大喜び!


二十代の頃、

ジャック・マイヨールに憧れ、

素潜りに夢中になったことがありまして、

インドネシアに2ヶ月滞在して、毎日海に潜っていたことがありました。


透明度はいつも20m以上、深く潜っても水温が高く、

とてもフレンドリーな海で、日に日に潜るのが楽しくなり、

素潜りで20m、時間にして1分半くらい潜れたことがありました。


今日、この海の中で、ふとあの頃を想い出して海に浸かる。

あまりに水中が気持ちよいので、

このまま息をしなくても、大丈夫のような錯覚を覚えるほど。


なんだか、半漁人というか、人魚というか、海の中の生き物になった不思議な気分。

この海水と肌といいましょうか、海と体内とを隔てるものが曖昧になってきて、

このまま、海に溶けてしまうような感覚。


生物は海から生まれたというのが、遺伝子の記憶として残っているのでしょうか。

ちょっと嬉しい気分になりました。


この青い星に生まれて、人類(先祖)の連綿とした営みがあってこそ、

今こうして生きていることに感謝する。

この感謝の気持ちを、雑多な日々の生活の中でも意識して生活していければと、

思うのでした。



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やっと

2013-07-06 21:08:50 | 日記
やっと、

梅雨が明けたようです。

週間天気予報を見ると、晴れ、晴れ、晴れマークが続いております。

嬉しいです。


梅雨の期間中でも、週間天気予報に出てくる晴れマークを当てにして、

ああっ、やっと希望の光が・・・

よし、明日はコレして、明後日はアレをして、

よしよし、これでこの日までには、この仕事を終えてー、

などと、自分にとって都合の良い作業工程を組んだりしていましたが、

何度も何度もことごとく外れまして、

それに伴い、仕事のスケジュールが遅れに遅れて、

悶々とした日々を過ごし、

ずーっと天気予報不信に陥っておりましたが、

ようやくこれで抜け出せると思うとウキウキしてきます。


しばらくは湿度の高い蒸し蒸しとした日が続くと思いますが、

カラッとした晴れの日がくるのを、楽しみにしている今日この頃です。



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