福島木工家具店

製作した家具の紹介と日記

今年もありがとうございました

2016-12-31 21:52:10 | 日記



今年もありがとうございました。


皆様のお陰でこの一年を忙しく過ごすことが出来ました。

また、大変長い納期にも関わらず、ご注文を下さったり、お待ち頂いたりと頭の下がる思いです。

まだまだ至らない点やスケジュール通りに進まないことなど反省することが多々ありますが、

少しでもお客さまにとって良いものを作り続けていきたいと思います。

また、同時に地杉をはじめ、木の魅力を少しでも多くお伝えしていく努力を惜しまぬよう精進していきたいと思います。

来年もよろしくお願い申し上げます。


それでは良いお年を。



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ソファ製作 その7

2016-12-29 18:20:35 | 製作記録
ソファ製作も今回が最終回となります。




2.5人掛けソファの組み立て直後 ↓
















幅は、1730mmとワイドであり、今回の材のセンダンの木は緻密で重たく、

接着剤の塗布と組み立てクランプ作業には予想以上に手間がかかりました。


幸い、夜の作業で、室温も13度と割と低い温度の条件だったこともあり、

接着剤の乾き具合も遅くて順調に組むことが出来ました。





フレームの完成 ↓








基本的にセンダンの木なのですが、

座面を支える貫と板は地杉を使用しています。





すのこ状にして、クッションの通気性を確保しています ↓








フレーム、美しいです ↓








クッションを置いてみました ↓







これで完成です!

何とか年末に間に合いました。

ふう~。


納品後にとても素晴らしい歓待を受け、お酒もすすんで嬉しい限りでした。

ありがとうございました。



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ソファ製作 その6

2016-12-27 00:53:43 | 製作記録
今、虫が鳴いています。

暖かい日が続いています。

この冬、薪ストーブはまだ1~2回くらいしか使っていません。


さて、ソファ製作の紹介ブログですが、今回で6回目となりました。

こんなに回数を重ねるとは思っていませんでした。


長引いております。

スケジュールが押しています。

あと数日で年を越すなんて全く実感がわきません。






座面下の貫のホゾ穴開け ↓






角ノミ機を使うには、材の幅が広いのでドリル(ボール盤)を利用した手彫りとしました。





ドリルで垂直に下穴開けをしておけば、それなりにまっすぐ掘れます ↓















いよいよ組み立て。



まずは、背もたれの格子部分から ↓






先月、高性能(高価格)クランプを買い増ししたお陰で良い仕事が出来ます。





角度のついた脚のクランプも簡単確実です ↓








ソファ1人掛けの仮組 ↓






すべてのパーツが正しく加工されているかどうか確認します。

微調整が必要なところは追加工します。




そして本組み ↓







組み立ての際は、毎度のことながら大変緊張します。


ソファクッションを仮置きしてみたところ、

肘掛部分の切り欠き部分が狭かった・・・。

設計上は、5mmの余裕を見ていたのですが、実物を置いてみたところ、

あと10mmほど広げなくてはいけません。

今日は日付が変わる前に仕事を終えて明日にしましょう。

一品一品の注文家具なので、手間暇かかり結構大変なんです。

でも、その分おもしろいのですが。



しかし、残業を重ねてもなかなかペースが上がりません。

お待たせしているお客様に申し訳ないなあ。




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天は二物を与えず

2016-12-25 09:25:06 | 日記
と、言いますが、

このお兄さんは歌って踊れるようです。


Wintergatan - Marble Machine (music instrument using 2000 marbles)




That’s awesome!


勿論、それ相応の苦労と努力の賜物だと思います。
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家庭菜園

2016-12-24 02:06:56 | 日記
昨年は、冬野菜は時間が無くて作るのを断念したのですが、

今年は忙しいのには変りありませんが、頑張って畑を耕して畝を作り、種蒔きをしました。

しかしながら、播種したのが11月の半ばを過ぎた頃と遅くなってしまったので、

まだまだ小さく、お正月の収穫には間に合わないようです。




大根 ↓








小松菜 ↓







その他には、ホウレンソウ、チンゲンサイなどの菜っ葉類、ニンジンなどなど。




今日は冬らしく冷え込みましたが、今年は、例年にない程に暖かい冬です。




オクラの花がまだ咲いています ↓







冬の花といえば、


ツワブキ ↓








ポインセチア ↓







色鮮やかですね。





そして今日は天皇誕生日です ↓







子供たちは冬休み。

お昼までは家族サービス。



午後からは仕事。

ついつい今日も遅くなってしまいました。



ソファの肘掛部分 ↓



















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ソファ製作 その5

2016-12-22 03:17:27 | 製作記録
ソファ製作も先が見えてきました。



反りカンナで曲線加工 ↓






主要なパーツはほぼ形が出来上がり、塗装準備にかかります。

仕上げとして、機械だけでは研磨できないところを手作業でペーパーがけしていきます。

腱鞘炎にならないよう作業工程を考えながら無理をしないようにしています。




研磨作業が終わったパーツ ↓







明日は雨の予報ということで、今夜のうちに塗装を済ませることにしました ↓







塗装したセンダンの木 ↓







今回のセンダンは木目が綺麗で輝いています。







磨けば磨くほど輝きが増していきます。

ついつい調子に乗って、深夜までの作業となってしまいました。












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ソファ製作 その4

2016-12-21 01:13:14 | 製作記録
今日も暖かい。

日中は20度近くまで気温が上がり、12月半ばとは思えない日が続いております。


さて、ソファ背もたれ部分の製作に続いて、フレーム本体の製作に入っています。


二丁鎌毛引でのホゾ穴の墨付け ↓





ホゾ穴が中心でなく、片方に寄っている時に使います。

この毛引も古くなってきたので新しいものが欲しいところです。




脚のホゾ穴開け ↓





背もたれ部分の枠組み同様、二段ホゾとなっています。









斜めホゾ加工をしている時に、何か違和感が・・・







図面の寸法通りに墨付け加工をしているのに1mmの狂いが生じてきた。

何度も図面を見直して確認してみるが、ちゃんと寸法通りに加工はなされているのにおかしい・・・







間違っているようには思えないので、墨通りに加工してしまおうとも思ったのですが、焦りは禁物。

ここは、一度止まってPCを立ち上げて、CAD図面を確認してみることにする。




確認したところ、

CADの寸法をとる箇所を拡大して見てみると、あった! 間違い発見。

採寸ポイントの基点が隣の線になっていた。


早速、現物の墨付けを修正してみると疑問解消!

危なかった。

そのまま強引に加工を続けていたらと思うとゾッとする。



製作再開。


自信を持って加工を進められることの清々しさと気分の良さにご機嫌となる。








斜めのホゾ加工は神経を使います。


また、手間も多くなり時間がかかります ↓







肘掛部分の墨付け ↓







曲線有り、角度あり、複雑な組み合わせとなる立体的なパーツということもあり、

頭をフル回転させて、間違いの無いようにに墨付けをしていきます。

こういう作業は、体を動かさなくても腹が減ります。



このカッターは、ノコ刃を何枚も組み合わせて、何通りかの厚みの切削加工をすることが出来るものです ↓





便利な刃物なのですが、機械を回した時の音がおどろおどろしく、コワイです。

すごくビビりながら加工しました。







今日は久しぶりの雨。

乾燥した日が続いていたので、緑が喜んでいるようです。


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写真

2016-12-18 22:47:13 | 日記
もう、先月の11月ことなんですが、知人の中村圭さんにお声がけ頂き、商品撮影の講習会に行ってきました。

撮影会場は、志戸子にある kiina さんとその周辺。

お店はもちろん、お庭が素敵で、どこを切り取っても絵になるようなところです。

また、目の前は海岸が広がり、隣にはガジュマル公園もあって、撮影には申し分無いロケーションで驚きました。


マイカメラ持参での参加なのですが、皆さんお高そうなデジタル一眼もしくはミラーレスカメラなのにたいして、

私は恥ずかしながら何年も前に買ったお安いコンパクトデジカメでちょっと場違いのような気がしたのですが、

まあ、これがありのままなので仕方ありません。


今回の講師となった中村圭さんはジュエリー作家なのですが、こちらのブログ Kei Nakamura Jewellery blog を見てみると分かるのですが、写真が美しすぎます。

ジュエリーの製作工程から作品紹介、また、四季の移ろいを切り取った写真がたくさん物語のように紡がれています。


私も、一応、家具作りをしていることから、このブログで作品を紹介したり、製作工程なんかの写真も載せたりしているのですが、

正直、公にするは恥ずかしい写真であることは自覚しております。


木材の木目や艶、色など木の質感を表現できれば・・・と思っていたのですが、

なかなか重い腰が上がることはありませんでしたので、良いタイミングでした。


今回は午前中の講習会で、前半は、各自が持参した自分の商品の撮影と、

後半は、撮った写真のデジタル編集という形で受講しました。


おなじモノづくりをする中村さんの作品に込める想いとその演出方法には頭が下がりました。

また、デジタル面での手際良さには感心しました。

現代のモノづくり(だけではありませんが)にはアナログな部分だけではなく、デジタル面でも熱心に勉強していかなくてはとは思いました。























以上、4点の写真は、中村さんが撮影してくれたものです。


いつか、こんな写真を撮ってみたいな。


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ソファ製作 その3

2016-12-15 20:00:57 | 製作記録
ソファ背もたれ部分の製作をしています。

背もたれは格子入りとなります。


四角い穴をあける機械、角ノミ機 ↓






9mm×30mmの穴あけをしています ↓





穴あけの順序として、両端から穴をあけるのが原則です。

片方から順に穴あけをしていくと、角のみの刃が斜めに入ってしまい、面に対して垂直に掘れないことがあるからです。



角ノミ機の刃(中のドリルが回転して、四角い部分はハンドルレバーで押し下げていきます) ↓






穴あけ完了 ↓






メスの穴あけの後、オスのホゾ製作(ノコで切れ目を入れました) ↓





この材は、背もたれの格子では無くて横につなぐ部分です。



両サイドを切り落としたのち、真ん中部分にドリルで穴をあけます ↓






こうなって ↓






二段ホゾの出来上がり ↓






こんな感じで嵌まります ↓






今回はセンダンの木ということで、いつもの地杉での製作ではないので、ホゾ穴とホゾのサイズはほぼ同じにしてあります。



昨日から冷え込み始めました。

今夜は、この冬初、薪ストーブに火を入れました。

例年よりも1~2週間くらい遅いかな。


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ソファ製作 その2

2016-12-11 22:08:06 | 製作記録
なかなか冬らしくならない12月の屋久島です。

今日も日中は強い日差しでした。

前回、木取りした材を再び製材します。



まずはバンドソーで大まかに厚みを揃えます ↓







200ボルト仕様なので、そこそこパワーあります ↓







自動カンナできっちりと厚みを揃えました ↓






これで2台分のソファの背もたれ部分の材です。


その後、ドラムサンダーで研磨。

途中に、水引といって、濡れたタオルで材を湿らせる工程を加えます。

自動カンナやドラムサンダーなど、材に圧力を加えながら加工する機械を通すと、

その時に木材の繊維が押しつぶされいることになります。

その材を湿度の高いところへ置くと、木材が湿気を吸い込み、潰れていた繊維が元に戻ろうとして膨らみます。

一生懸命に磨いて、木材の表面を綺麗にしたはずなのにガサガサになってしまった経験からです。

特に、現在加工しているセンダンの木は要注意のなのです。

水引の後に再びドラムサンダーを通して表面を均一に研磨。






これで材は大人しくなりました。

十分に乾燥させてあるので、少々のことでは材は狂わないでしょう。



こちらは型作りの原図で、A4用紙を3枚繋げています ↓





パソコンのCADでR3000のラインをプリントアウトしました。

R3000とは、半径3m、つまり直径にすると6mの円。

その円弧となります。


べニア板に円弧を描き写してカット ↓






後日、ソファの部材加工に型として使います。



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ソファ製作 その1

2016-12-06 22:08:13 | 製作記録
いつかは作ってみたかったソファ。

そのご注文をいつもお世話になっているお客様といいますか、友人といいますか、

福島木工家具店存続の危機を救ってくれたともいえる恩人より頂きました。

ご注文を頂いたのは随分と前のお話でして、毎度のことながら大変お待たせしてしまっている次第なのです。

その分といってはいけませんが、長い間、材料を良好な状態で乾燥・保管することが出来ました。

ご注文頂いたのは、1人がけソファと2人がけソファの2点。


以前、1人がけソファの試作を作っています → ソファの試作



保管してあった材料のセンダンを引っ張り出して並べてみる ↓






ここから木取りを始めます。

この部分は、背もたれ、これは肘掛、脚はこれにしようか・・・

出来るだけ各パーツに材のばらつきが出ないように組み合わせていかなくてはいけません。

また、材も無尽蔵にある訳でなく、限られた中からの選択となるので一筋縄にはいかないのです。

帯に短したすきに長し・・・

いつまでも悩んでいてはいけませんので、思い切って決断していきます。



長尺材を丸ノコでカット ↓






丸ノコの刃の出し加減は、最初は切断深さの半分程度、そして二回目で切断します。

一発で切断しようとすると、途中で材が反って丸ノコの刃が挟まれて危険なこともあるからです。

各パーツ寸法より一回り大きくカットして自動カンナを通します。

ある期間、乾燥させてから、再び製材します。

良く乾燥しているせいか、材の色つやと感触が良いです!

製作が楽しみです。


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12月

2016-12-05 23:22:05 | 日記
生温かい季節が続いていますが、実際はもう12月です。

あまりカレンダーを見たくないのですが、もう12月です。

感覚としては、まだ10月くらいのような気がするのですが、もう12月です。

何かの間違いで、10月から12月へと、時間を飛び越えてしまったと思えるほどです。



今日は積み木への、焼きペンによる文字書きと、発送準備。






↑ 少しでもまともな字を書くために、子供の使っていた練習本を見ながら書きます






↑ ピンボケだな




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