子どもの友だち関係に、どこまで口をだすか

2021年03月05日 09時51分00秒 | 日記
りょうちゃんが小学校に上がってから、りょうちゃんのお友達関係のことに頭を悩ませることが時々ある。幼稚園時代には、正直一度もなかったから、それだけでも恵まれてたんだなぁ。


何か自分の思い通りにならないと、すぐに手足が出る子が一定数いる。まぁ、男の子の場合、私の時代もいわゆる「ジャイアン」的な子は必ずいたから、そんなもんなのかもしれないけど。

りょうちゃんは、そういう子相手にも決してやられっぱなしではないし、友だちも多い方だから、それほど心配してなかったんだけど、おととい、夜に、あるお友だちとのことで、

「学校行きたくない😭」

と泣き出したから、ちょっとびっくりした。

その子はすごく活発な子で、1年の時はりょうちゃんを変なあだ名で呼んだりしてたけど、りょうちゃんも言い返しながら追いかけたりして、じゃれて仲良くしてる感じの相手だった。お互い運動ができる方だから、ライバルみたいなところもあり、楽しそうでいいなと思ってたんだけど、りょうちゃんいわく、2年生の2学期の始め頃から、思い通りにならないと、ぶったり、ひっかいたり、みんなで遊んでいる時にわざとりょうちゃんだけ仲間外れにするような言動をとったりするようになったそうだ。

それで、最近は公園に行っても、「あいつとは遊びたくない」と言ったりしてたんだけど、まぁ一過性のものかなと思っていたら、りょうちゃんの中では色々と積もり積もっていたらしく、おとといの夜に何かの話をしている時に突然泣き出した。

それまでも、他のお友だちとの間で何かあった時に、「今日、あいつにぶたれた」とか、「あいつがこんなこと言ってさ、すごく嫌だった」なんて言うこともたまにあったけど、今回のは、ちょっと深刻な感じだなと思ったので、先生にお手紙書こうか? と聞いたら、りょうちゃんが、

「うん」

と言った。

それで、すぐにその場で連絡ノートに書き始めたら、

「わっ、長げ〜、たくさん書きすぎ」

とか言って、泣き止んで笑っていた。

りょうちゃんに聞いたことを先生に説明したら、このくらいの量(連絡ノートに12〜13行)にはなるよ〜、と言いつつ、ちょっと胸を撫で下ろした。多分、私がりょうちゃんの気持ちを聞いて、すぐに行動に移したことで、りょうちゃんは安心したんだなと思った。


先生には、気をつけて様子を見ていていただけますかとお願いしたんだけど、幸いなことに、昨日、先生が早速、当事者2人を呼んで、両方から聞き取りをしてくれたらしい。その上で、言葉の行き違いや、うまく伝えられなかったことがあって、そのせいで暴力を振るってしまったり、仲間外れにしたりという行動につながっていたこと、先生からは、そういう方法で解決するのは、相手に嫌な思いをさせるから良くないという話をしていただいたようだ。

りょうちゃんに聞いたら、相手の子は、他の子のせいにしてたところもあったらしいんだけど、概ね自分のしたことを認めて、先生もそれを注意してくれたらしく、りょうちゃんとしては納得できたらしい。

正直、あとちょっとで3年生も終わるしなぁと思わなくはなかったんだけど、子どもの世界って狭くて逃げ場がない。それは自分も経験して知ってたから、今回は先生に相談して、結果、良い方向に向かったみたいだけど、どこまで親が口を挟むかって、本当に難しいよね。

放っておいたらイジメに発展したり、本人が学校に行けなくなるかもしれない。かと言って、あまり私が口を出しすぎると、「あいつはいつも、何かあるとすぐにお母さんに言いつける」みたいに、りょうちゃんが周りの子に思われちゃうかもしれない。親としては、どうしたって自分の子どもが一番かわいいから、過剰に反応してしまうこともあるかもしれない。

でも、りょうちゃんからしたら、ママが自分の味方をしてくれなかったら、どんなに悲しいだろう? そう思ったら、りょうちゃんが泣くほど辛い時は、連絡ノートに書くくらいのことはためらう必要もないのかもしれないな。
大人から見たらたいしたことなさそうでも、どのくらい辛いかは、本人にしかわからないもんね。いつも楽しく学校に行って、友だちとも仲良くできている子が、「学校に行きたくない」と泣くくらい辛いなら、それは相当辛いってことなんだと思う。

難しい問題だけど、結局、こういう時は、親は我が子の気持ちを一番に考えて行動するしかないんだろうな。