山本藤光の文庫で読む500+α

著書「仕事と日常を磨く人間力マネジメント」の読書ナビ

2019-03-19 | 知育タンスの引き出し

「鼻の下が長い」は誰もが知っている慣用句です。これは「鼻の下を伸ばす」などとも用いられることがあります。「鼻の下が干上がる」は生活に困るという意味です。では「鼻毛」にまつわる慣用句を何かご存知ですか。「鼻毛が長い」「鼻毛らしい」「鼻毛をのばす」「鼻毛を読む」「鼻毛を数える」などがあります。興味がある方は、意味を調べてみてください。
山本藤光2018.09.03

中沢新一『日本文学の大地』文庫に

2019-03-19 | のほほんのほんの本
中沢新一『日本文学の大地』文庫に
中沢新一『日本文学の大地』(角川ソフィア文庫)が文庫化されました。日本の古典文学をやさしい眼差しで語った好著です。私は単行本で読んでいます。本書が文庫化されたのは、うれしい限りです。一人でも多くの人が、本書を手にしてくれることを願っています。中沢新一の研ぎ澄まされた言葉が印象的でした。
山本藤光2019.03.19

028cut:磯貝MRへの内示

2019-03-19 | 完全版シナリオ「ビリーの挑戦」
028cut:磯貝MRへの内示
――Scene04:SSTプロジェクト準備
山崎 きみはSST事務局長に選ばれた。残念だけど、会社の命令だから仕方がない。
磯貝 SST事務局長ですか? 例の同行専任部隊のことですよね。
山崎 そうだ。河野リーダーとともに、SSTを全面的に推進する役割だ。
磯貝 どのくらいの期間ですか?
山崎 2年間、住まいは自由に決めていいとのことだ。
磯貝 私のあとは誰が担当するんですか?
山崎 当面は私が引き継ぐ。その後様子を見ながら、少しずつ振り分けるつもりだ。
磯貝 2年が終わったら、また札幌に戻してくれるんですね。
山崎 その保証はないらしい。
磯貝 転勤ということですね。驚きました。
山崎 きみは本当によくやってくれた。33歳のMRの配属を知らされたとき、支店長に「迷惑です」といったことを反省している。
磯貝 山崎さんは、購買課時代の優れた営業マンを思い出して、まとめてみなさいといわれましたよね。最近気がついたのですが、私が書いた優れた営業マンの共通点は「豊かな人間力」だったのです。営業マンの基本はこの一点にあります。
山崎 SSTプロジェクトの陰の責任者は、漆原部長だよ。私はあの人に育ててもらった。あの人の行っている基本も、やっぱり「人間力」だったと思う。
磯貝 購買課時代の優れた営業マンは、一様に共感力に富んでいました。共感力って、相槌を打つ力のことです。的確な相槌を打つためには、そのまえに傾聴力がなければなりません。
山崎 漆原さんは、いつも「それいいね」といってくれていた。「ありがとう」も共感力だと思う。
磯貝 山崎さん、長い間お世話になりました。SSTが大成功するように、力のかぎり尽くさせていただきます。

変換ミス

2019-03-19 | 知育タンスの引き出し
変換ミス
よく変換ミスをやってしまいます。ずっとタッチタイピングの弊害だと思っていました。違いました。単なる緻密さの欠落。そのことに遅ればせながら、最近気がつきました。

これからご紹介するのは、何かで見たか聞いたかした「変換ミス」です。実際に私自身も「児童販売機」と、やってしまった苦い体験があります。

・「怪盗アンデス」(回答案です)
・「お客彷徨うトイレ」(お客様用トイレ)
・「妄想するしか方法がなかった」(もうそうするしか方法がなかった)
(以上は日経新聞06/12/26朝刊より)

ここまでは、出典が明らかなものです。笑いながら、メモを取ってしまいました。以下は別の書物で見たものです。企業人時代に実際に「カードは現金です」とのゴルフの案内状を受け取ったことがあります。

・「児童販売機」(自動販売機)
・「カードは現金です」(カードは厳禁です)
・「あなたの乱暴な朝鮮に、韓国したい」(あなたの乱暴な挑戦に、勧告したい)
・「会社が父さんした」(会社が倒産した)
・「母さん税が発生した」(加算税が発生した)
・「穴馬券は兄さんだ」(穴馬券は二、三だ)
・「先生攻撃あるのみ」(先制攻撃あるのみ)
・「ここでは着物を脱ぐ」(ここで履物を脱ぐ)
・「便座を飲んだ」(ベンザを飲んだ)
・「金玉蹴るな」(キンタ負けるな)

最後の1つは、九十九という歌手の作詞だと聞いています。出典がわからぬままの引用、ごめんなさい。かん便してください。
山本藤光2018.01.30初稿、2019.03.19改稿

318:おあしすの里の内覧会

2019-03-19 | 小説「町おこしの賦」
318:おあしすの里の内覧会
 四月。おあしすの里の、内覧会が催された。まだ改修工事の最中であったが、居室や浴槽は見てもらうことができた。参加希望者が二百人を越えたので、抽選で二十三組の夫婦と六十三人の一人身の人を招いた。参加者の四分の三は道内の人で、他は全国にまたがっていた。
加納雪子はハンディマイクを持ち、最初に浴槽へと案内した。
「こちらは、居住者が主に使用する浴槽になっています。植物性のモール温泉ですので色は真っ黒ですが、湯上がりのさっぱり感が特徴です。温泉に入っているときは、ぬるぬるしています。ちょっと手を入れて、確かめてみてください」
 一斉に湯船に手が入れられ、ぬるぬる感とさっぱり感を検証している。

「この浴槽は渡り廊下で、他の温泉ホテルの浴槽とつながっています。これから一つずつご覧いただきます。居住者は自由に、どの温泉も楽しんでいただけます」
 参加者からは、驚きの声が上がった。雪子は続いて、食堂へと案内する。

「こちらが、朝と晩利用できる食堂です。食堂の利用料金は、毎月のお支払いのなかに含まれております。長期にご利用なさらないときは、管理室にご連絡いただければ、その分は返金されます。
朝は和食と洋食の、バイキングになっております。自由にどちらでも、召し上がることができます。夜は和食が中心になります」
「あのー、朝食は自分で用意したいので、なしでも構いませんか?」
「入居時の契約で、そうすることは可能です。ただし居室には、ガスの設備はございません」

 続いて雪子は、単身用の居室と夫婦用の居室を案内した。
「ここはホテルでしたので、スペースは狭くできております。トイレと洗面所とベッドとテレビが、あるだけになります。エアコンは完備しております。シーツなどの取り替えは、一週間に一回となります。お洗濯は地下に、コインランドリーがありますし、フロントでお受けすることもできます」

 最後に雪子は明日の予定を伝えた。
「明日はバスで、町のなかをめぐります。釧路行きの電車に間に合うようにしますので、お荷物はお持ちになってください。では本日はお隣りの藤野温泉ホテル・アネックスで、おくつろぎください」

保育園落ちた

2019-03-19 | 妙に知(明日)の日記
保育園落ちた
保育園希望児童の4人に1人が落ちた。昨日の朝刊に衝撃的な記事がありました。昨年から全く進展していないとのことです。これは政治家の怠慢という以外に言葉がありません。どうして改善できないのでしょうか。これでは安心して子育てなどできません。こうした問題で与野党が意見割れすることはないので、改善策がでればすんなりと成立するはずです。情けない。
山本藤光2019.03.19