山本藤光の文庫で読む500+α

著書「仕事と日常を磨く人間力マネジメント」の読書ナビ

庄野潤三『明夫と良二』出た

2019-02-14 | のほほんのほんの本
庄野潤三『明夫と良二』出た
近所の書店には置いていないので、アマゾンで庄野潤三『明夫と良二』(講談社文芸文庫)を買い求めました。手に入らなかった作品が文庫化される喜びにしたっています。「500+α」では『夕べの雲』(講談社文芸文庫)を紹介しています。庄野潤三の研究をしている友人は『明夫と良二』がベストだといっています。到着するのが楽しみです。
山本藤光2019.02.14

126 cut:別れ

2019-02-14 | 完全版シナリオ「ビリーの挑戦」
126 cut:別れ
――21scene:ビリーの下半期
影野小枝 9月下旬の釧路営業所です。現在午前8時。漆原さん、石川さん、寺沢さんの姿があります。
漆原 そうか、テラが抜けるのは痛いけど、きみががんばらなければ、お父さんの夢が絶たれる。苦渋の選択だったな。
寺沢 ご迷惑をおかけします。せっかく仕事が楽しくなって、チームもひとつになって張り切っているのに、残念です。
石川 テラのあとは、おれたちがしっかりとカバーする。だからテラは、お父さんのためにも目一杯がんばるんだな。
寺沢 ありがとうございます。漆原さんや石川さんにお世話になったことは一生忘れません。ぼくを男にしてくれたのは、漆原さんのあの土下座でした。あれをみて、もう怖いものはなくなりました。
漆原(寺沢の肩を抱いて)テラ、がんばれよな。今日までありがとう。
影野小枝 寺沢さんは泣いています。漆原さんも石川さんも、あふれる涙をこらえられません。 


海千山千

2019-02-14 | 知育タンスの引き出し
海千山千
「海千山千」という言葉があります。経験豊富で、物事によく通じていてしたたかなことを意味します。この語源をご存知ですか。

――蛇が海に千年、山にも千年棲むと竜になるという言い伝えから。「油断のならない」「ずるがしこい」というマイナスの評価をふくんだことば。(日本語語源辞典)

現在では解説通り、完全にマイナス用語になっていますね。
山本藤光2019.02.14

285:塘路の活性化

2019-02-14 | 小説「町おこしの賦」
285:塘路の活性化
 恭二は、部下の三島と和田を呼んだ。二人には、観光資源の開発を命じている。
「昨日、塘路を見てきた。あの地区を一大観光スポットにしたい。釧路湿原に、三人乗りのカヌーの姿があった。あれでは四人家族は乗ることができない」
「局長、十五人乗りがありますよ」
「そうなのか」
「民間の営業なので、料金は高いのがネックになっています」
「どうすれば塘路に、目を向けてもらえるようになるだろうか?」
「釧路集治監とエコミュージアムだけでは、観光客はきません。湿原を見るのも、観光客は細岡展望台へ集中しています」
「あそこは釧路町の管轄だ。塘路にはサルボ展望台がある」
「サルボ展望台は私有地です。ご厚意で借用させていただいています」
「鉄道マニアは、サルボに集中的にきています。のろっこ号やSLの撮影には、こっちの方がよいようです。ただし木が邪魔をしていて、視界は必ずしもよいとはいえません」

 恭二は二人の受け答えを聞きながら、よく勉強していると感心した。そして家族連れを迎えられる、何かが必要だと思った。

「ベカンベ祭りの復活。親子連れが訪れる塘路の建設。そして冬のわかさぎ釣りにも、何か盛り上がる仕かけがいるな」
「さっそく、現地調査をしてきます」
「小規模でもいいから、遊園地を作ってはどうかな? それと、どんそく号で塘路湖を一周させる。それに大型の電動遊覧船だ。何としても塘路地区を活性化させたい。そんな感じで、ラフでもいいから企画案を作ってもらえないか」
 二人は声をそろえて、「はい」と答えた。

桜田五輪相は辞めろ

2019-02-14 | 妙に知(明日)の日記
桜田五輪相は辞めろ
桜田五輪相は国会答弁でもたつきまくり、官僚の助けがなければ機能していません。その人が白血病に罹患したと告白した池江選手に、「がっかりした」と投げ返しました。どうなっているのでしょうか。このおっさんでは、五輪は乗り切れません。国会答弁すら乗り切れない人が、五輪を成功させられるわけがありません。それにしても、なぜお粗末な言葉を口にするのでしょう。もはや、脳みそがくずれているとしかいいようがありません。
山本藤光2019.02.14