奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2267)

2022-11-07 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「日本が飢える~世界食料危機の真実(山下一仁著・幻冬舎新書2022刊)」を読んだ。山下一仁(やましたかずひと1955生れ)氏は、1977東大(法学部)卒/農林省入省/1982ミシガン大学(応用経済学)修士/2005東大(農学博士)。2088農水省退職。2020東大(公共政策大学院)教授。---------

この本「日本が飢える」の目次は次の通り。“食料とは何か”、“貿易から見える世界の食料事情”、“真実を歪められた日本の農業”、“食料自給率と云うまやかし”、“持続可能な日本の水田農業”、“食料危機を作る農政トライアングル”、“食料危機説の不都合な真実”、“日本が飢える/餓死者6000万人”---------

この本「日本が飢える」の内容紹介文は次の通り。人口増加や気候変動により/近年/世界的な食料不足が問題になっているが/ロシアのウクライナ侵攻で/事態は一気に深刻化した。穀物価格は高騰し/途上国では暴動も勃発。食料の多くを輸入に頼る日本でも/憂慮すべき事態が進行している。長きに亘る減反政策で米の生産が大きく減り続け/余剰も備蓄もない状態なのだ。軍事危機で海上交通路を破壊された時/国は国民にどうやって食料を供給するのか。日本は有事において/武力攻撃ではなく食料不足で壊滅する。元農水官僚による緊急警告。--------

山下一仁氏は、農水官僚であるがゆえに/日本の食糧事情/実態を最も詳しく知っておられる御仁の一人だ。その山下一仁氏からの警告は真摯に受け取らねばならないのだろうけど/過去の歴史/特に第2次大戦後の日本国内の食料事情を振り返れば/それ程に心配することは無いのではないかと思った。1年程度を非常時の備蓄食で凌(しの)げば/学校の運動場や耕作放棄地にイモ類を植えるなど工夫をすれば/8000万人は生き残れる。4000万人は苦労するのかも知れないが。

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 古都奈良・修学旅行と世界遺... | トップ | 古都奈良・修学旅行と世界遺... »

コメントを投稿

奈良・不比等」カテゴリの最新記事