ショーについて、まず先生に言いたい事

お芝居についても、
まだ、女性陣については、ちゃんと述べていないのですが、
これは、多分、次回観た後の方がいいんじゃないかと思うので、
先送りしておきますね。


ショーの感想…
初日のパレードでは、私は泣きそうでした。
……いくらなんでも、これを全ツまでだなんて！

演出家って、
何をどう計算してるんだろう？

私は、蘭ちゃんが踊っているのを観るのが、大好きですけども、
ショー55分のうち、何分間踊っておられるのか？
場面が変わったと思ったら、もう、出て来てるし。
しかも、大変な振り満載。

そりゃ、
蘭ちゃんにしか出来ませんよ
と言われたら、本当にそうかもしれませんが、
長期間に及ぶ公演に於いて、
……もう少し、やりようがあるでしょう？

ファンは、嬉しいより先に、心配してしまうもので…
喜びきれない……というのが、本音です。

観ている側も、集中しっ放しだし、
おかげで、他の人を観ることが出来ない…。
宙の時には、蘭ちゃんが出ていない場面に、出会えた皆さんがいるために、
私は、今でも宙ファンなんですよ？
それ、大切ですよね。


二日目以降、ほっとしたのは、
初日と比べ、力が抜ける箇所が見えてきたことで…
ショーの構成で、メリハリが無い以上、
(テンポがゆっくりになったからって、
ダンサーな方たちは、楽をしないものであります)
演者が工夫するしかないのでしょうか。


先生は、
蘭ちゃんを中心にショーを作る、ということで、
やってみたいことがいっぱいおありだったんだろうなぁ…
と、想像はするのです。
ファンが待っていたのと同時に、
演出家さんたちも、待っていらしたのかも。

でも…
雑技団じゃないし、、、
やりたいことを全部組み込めばいいってものではないし、
もっとやりようがあるんじゃないかと思うし、
そもそも、トップさんへの一番の信頼とは、別のところにあるのではないか、
そこに向かって、作って欲しいと…。

健康管理、ケアは、演者本人の責任、みたいに思われていますが、
使う側も「度」というものを意識して欲しい。
観客が、安心して、楽しめるものを作っていただきたい…。

組の中には、素敵な個性を持った子たちが、
きらきら沢山いるのですから、
その子たちを、活かし、伸ばし、育て、更に活かすのは、
演出家の大切なお仕事であり、
沢山きらきらした子たちがいることが、
宝塚の一番の豪華さだと、私は思うのです。

そのてっぺんに、君臨し、
組を引っ張り、観客を引き付けるのが、トップさんのお仕事で、
組の皆さんも、トップさんが、そうあるように務めている。

それが、ベストバランスじゃないかなぁと…。


一本ものの時は、ショーが観たい、なんて言うくせに…
というツッコミは、ごもっともなんですが、
どうにも、両極端な気がするんですもん。

とにかく、無事に全ツまで走り切れることを、
祈りつつ……。