はなうたまじりにひとりごと

私視線で、観て聴いて♪素直に気ままに我儘に。主に宝塚の舞台のこと、その他諸々?についてお喋りを。

MGN…3

2011-04-06 20:30:11 | Weblog
逆転裁判の1をクリアし直しました。
正確には、第一話は、やり直しから外したので、オールクリア、とは言わないかもしれないけど。

何故、今再び?
というのは、以前にも書きましたか、
電話を新しくしたら、再び逆転裁判のモバイル版が出来るようになった…
そして、ポイントが死ぬほど貯まってるはずなので、
やり放題だから…
という理由ですが。

つまり、少しポイントが残っている状態で解約するのが忍びなく…
逆転裁判そのものを切ってしまうような錯覚に襲われたから、でもあります。

しかし…
年間おいくら?って考えたら、結構な金額を、お支払いしたともいえ、
とにかく、全部使う気持ちで、プレイしてしまわなくちゃ。
(何だかんだ言って、貧乏性…)

てなことで、「蘇る逆転」まで再クリア。
二度目ったって、まぁ、忘れてること、忘れてること。
2年以上経ってるんだもん…そりゃ、そうだ。
特に、私、だからね。

そして、舞台の内容が、完全に頭に入った状態だと、
意外に舞台の記憶がヒントになったりして。

先に舞台を観た感覚でプレイすると、
思った以上に、舞台の脚本に、ゲームからの焼き直しが図られてることに感心するやら、
ああ、これをこう持ってきたのか!と思うことやら…
御剣くんの台詞まで、ニックが喋ったのか…!とか。
先生のゲームに対する愛情を、
深く深く感じる次第であります。

ゲームファンの皆さんが、
ここまで、原作を引っ掻き回されても、
ある程度納得して観て下さった(と、信じたい…んだけど)のも、何だか理解出来ました。
引っ掻き回しても、みんなが大事にしている台詞は、大切に、きちんと配置してあるんですね。

ここまで違うのに、でも、
ここは、ちゃんと拾ってくれて
る!
逆転裁判の魂を感じられる…みたいなね。
…そんなことを、今更ながらに思ったのです。


で。
たまたま、ゲームをやり直してる最中に、ディナーショーがやってきたというわけ。
逆転裁判の歌は、歌うだろうとは思っていたけど、
まさかの「コント」での再会だとは!

コント(笑)。
だって、コントって、蘭ちゃんが言うんだもん。
…まぁ、、、確かに、そうだよね。

それも、蘭ちゃん作、演出。
蘭ちゃん手書きの台本が配られたそうですよ。

配役は…まぁ、そりゃ、ラリーは、大ちゃんだよね。
ラリーのジーンズと靴は、大ちゃんのご自前だそうで、
再びこのジーンズと靴を使える時が来た!
(2に出るつもりでいたら、出られなかったために、使う機会を逸した気分だったご様子)
と、喜んだという大ちゃんに対し、
蘭ちゃんも、あの大ちゃんご自前の衣裳があるし♪と思ったそうで。

そして、冥ちゃんは、…フランジスカは、当然、えりちゃんだ。

逆転裁判といえば…やっぱり真宵ちゃんですが、
ここに、珠洲さんで…
とくれば、、、?

蘭ちゃんは、珠洲さんには、裁判長をやってもらおうと思っていたそうですよ。
しかし、待てよ?と閃いた。
マヤちゃんの方が、面白いんでは?

…そして、あいこちゃんには、レオナをやってもらおうと思っていたのも、大変更。
そうだ、エッジワースだっ!!!

これを思いついたことを、
大変得意げに語る蘭ちゃん。
そうそう、パロディというのは、そういう閃きが降って来ることが命ですよ。
(…って、私は何者だ?(笑))

そんな訳で、やや大きいマヤちゃんと、
ちっちゃいエッジワースが、登場。
会場は、大爆笑でした。

マヤちゃんは、普通に出れば、多分普通に可愛いのですが、
それ以上に、激しく瞬きをし、かなりのぶりっ子っぷり。
…濃い(笑)。

しかも、蘭ちゃんのご指摘によれば、
「上半身は、可愛いんだけどさぁ…脚ががに股なんだけど」
でも、片足で、前のめりに立って、もう片足をチョンと跳ね上げてのキープは、
本役さんよりも、バランスがよく…かなり我慢出来ておられました。
…流石、ダンサー。

そして、エッジワースあいこちゃん。
「待ったっ!」
と叫んでから、登場されるのですが、
ここで、演出のダメ出しが。

当初、
「待ったぁ♪」
と可愛らしい声でのコールしか出来なかった、あいこちゃん。
それじゃダメだということで、
腹から声を出すご指導が。

千秋楽が一番よかったとのお褒めがありましたが、
確かに、声だけ聞けば、男役さんみたいに響き渡る、「待った!」の声。
かっこいいんですよ。

しかし、そこに登場するのは、ちっこいエッジワースでしょ?
ものすごく面白かった。

しかも…
お衣裳の上着は、お直し無しで、
まさに、パパの背広みたい。
でも、かなりいっちょ前に、キザり、前髪を人差し指で撫で、腕組みしておられるのだ。
ご本人も、男役の快感を体感されて、嬉しそう…
その嬉しそうな感じが、すごくよかった。

で、コントの内容は、
逆転裁判といえば、誰か?
という争いで、
最後に、
「異議あり!」
の声とともに、ニックが登場するという流れ。

内容は…とっぴなネタもないのですが、
それぞれのキャラが、しっかりおさえられてて、
代役?の皆さんも、物真似がちゃんと出来てて、
観ていて、あの舞台の記憶が蘇りながらも、パロディに笑わさせる。

フランジスカの台詞なんかも、よく出来ていて、
「馬鹿が馬鹿なりに……」
きゃあ、これを再び聴けて…そしてムチも飛んでくれちゃうなんて♪
と、テンションがとっても上がりました。

そして、ラリーの、「トキメキとヤスラギ」の語りも再び(笑)。

総てに、演出家の細かいご指導やら、
MDを再生しながらの、
「ここまで聞いてから、出て来てね」
との指示まで…
つまりは、音を選んで、きっかけや長さや間まで、全部つけたんですね。

「まゆさんって、本当に何でも出来るんですね」
「………」

そういう、全体を俯瞰(ふかん)して、客観的に舞台を見て動かせるというのは、
普段、そういうことをきちんと捉えながら舞台に立っていたり、
芝居を観たり…
コントを観たり?(笑)、
しているからなんだろうなぁ。

そして、蘭ちゃんが、
「逆転裁判」を、とっても大切にしているんだということを、
ひしひしと感じたのでありました。
引き出しの、いつでもすぐに出せるところに、
さりげなくしまってあって…。
というのが、見えたような気がする。


コントと歌とMCと。
楽しく、幸せな逆転裁判タイムを、たっぷり…有り難うございました!


つづく。