はなうたまじりにひとりごと

私視線で、観て聴いて♪素直に気ままに我儘に。主に宝塚の舞台のこと、その他諸々?についてお喋りを。

帰ってきた"R"語り

2010-09-30 23:56:45 | Weblog
ジャズの場面の冒頭。
♪ジャズはどうして生まれたか♪のところまでを、書いてありましたね。
あおいちゃんの、素敵なドレスのお話。

ヤンさんが、旅回り公演の合間に、振り付けに来てくださって、
本当に大変そうなご様子に、
「でも、とむのために頑張る!」
って仰って…
ってお話は、書いてなかったか。

蘭ちゃんご自身も、じーーんとされたことでしょうが、
聴いてる私たちも、いろんな意味で、じーんとしたり、きゅんとしたり…
そんなヤンさんの、愛と情熱のこもった場面は、
まだまだ、続くのです。


男の子も、女の子も、蝶ネクタイにジャケット、パンツに帽子を被って、のパフォーマンス。
ここの音楽が、「42nd STREET」だったり、「アメリカ」だったりするの。

グループで出てきて、一踊りして、また舞台袖に走り込んでいく。
娘役ちゃんたちも、結構、クールに決まってたりして。
カッコいい、元気いい、美しい。

蘭ちゃんも加わり、
舞台中央に、一列に並び、
…何て言うんでしょうね、正面から観るとなると状回転を感じられる…
アレでございます。

前の人から、順に列を離れていくのですが、
ココも、センターで観ると、見事な揃い方、見事な一列であります。

最後は、総踊り。
更に、フォーメーションもピシッと揃い、
そして、ジャンプ、ジャンプ、ジャンプ!の振り。

観てる方は、
パワーを感じて、テンションが上がるけど、
続ける方は、キツいんだろうなぁ。

だけども、それでも、
見事に揃ってるし、元気な笑顔!掛け声!!
緞帳が、ゆっくり下りてくる間も、
踊り、跳び続ける面々。

緞帳が下りきって、音楽が終わって、
客電が入って…
観ている方も、息を弾ませて休憩に入るような感じでした。
ざわざわざわっとするんですよね。
思わず、隣と話したくなる。
楽しかったぁ。

クライマックスで、幕を下ろす…
休憩後に、ベクトルが向いてく、テクニック。
最高に効果的でした。
手拍子しながら、こちらもリズムに乗っかって、一緒に刻んでるよう。
舞台と客席が一体になった感覚とは、これでしょう。



♯ダイナ

さて、2幕!
幕が上がると、スーツにドレスな、カップルたち。
ダンスホールみたいなイメージなのかなぁ。
お芝居めいた空気から、始まります。

蘭ちゃんが、レディ珠洲さんと出会って、素敵に踊るのが、♪ダイナ。
珠洲さんは、男役が女役を演じてるって域ではない。
真っ赤なワンピース姿は、知らない人が見たら、娘役にしか見えないでしょう。

身のこなしに、男役さんのかほりがしないんだけど、
だからといって、ぶりぶりなところもないし、
蘭ちゃんを立てるために、膝を曲げる…みたいなふうはない。

物凄く、対等。
そもそも、男役さんの演じる女役の魅力というのが、対等であること、なのかもしれませんが、
それにしても、珠洲さんの場合、ダイナミックさと、細やかさが素敵に共存してる。

蘭ちゃんが高まれば、
同じ高さまで高まって、クールに微笑みを浮かべて覗き込むし、
その、付かず離れずの距離感が、実に素敵でした。

蘭ちゃんも、珠洲さんに対しては、
やや強めに接して踊り…
女役さんに対する、ほんわり包み込むような優しさとは違う、情熱のぶつけ方が出来てる。
ワイルドに…

そう。
その「ワイルド」っていうのが、
この服部メドレーに一本通った軸かもしれない。


ところで。
「誰鐘」のストーリー紹介を読んでいたら、
老人が出てきました。

ふぅん、誰がやるんだろ?
って、隣に開いておいた配役表を見たら……

珠洲さんっっっ!
マジですか…!

ああ、あの綺麗でカッコいい、色っぽいお姉さんが…
勝手に、よろめきそうなほどの老人を想像して、
そのギャップに、クラクラしてしまったワタクシです。

役の巾が広いったら!!
広すぎるだろう?(笑)
素晴らしいことだけど、、、いやぁ、スゴいなぁ。

「誰鐘」を観たら、また、
あのお姉さんのことを思いだそうっと。
ニヤリと出来そう。
素敵なお芝居をみせてくださいね、珠洲さん!


つづく。