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[旭伸航空]経営難のため佐渡-新潟線から撤退

2008-02-29 | 業界ニュース
<コメント>
経営難のため、島民の足となっていた離島航空会社『旭伸航空』が、佐渡-新潟間の空路から9月末で撤退する事となりました。採算面では当然あわない路線ですが、公共性の見地からこの撤退はどうなのでしょう?


<佐渡-新潟間の航空機と船舶との比較>
※所要時間
 ・航空機・・・25分
 ・ジェットフォイル(船)・・・60分(1時間)
 ・フェリー・・・150分(2時間30分)

※料金
 ・航空機・・・7,350円
 ・ジェットフォイル(船)・・・6,220円
 ・フェリー・・・2,320円(二等)~15,260円(スイート)

※便数(1日)
 ・航空機・・・3~4便
 ・ジェットフォイル(船)・・・6便
 ・フェリー・・・5便

航空機の方が若干料金が高いが、移動時間はジェットフォイルの半分以下で離島を結ぶ。時間当たりの費用を例えば3,000円とした場合、かかる時間経費は・・・
※航空機・・・1,250円
※ジェットフォイル(船)・・・3,000円
※フェリー・・・7,500円

料金と所要時間の時間当たり金額を足してみると、圧倒的に航空機が勝る。
忙しすぎる日々より、のんびりフェリーで長時間かけて移動するのも良いと思う。が、反面時間を大切に動き回るビジネスマンには必要不可欠だっただけに、撤退は残念でならない。

これは、地方格差の一例に過ぎないと思う。国の抜本的な施策を望みたい。


旭伸航空、9月末撤退へ 新潟-佐渡間 2月29日7時50分配信 産経新聞

 旭伸航空(新潟市)は28日、佐渡-新潟間の空路から9月末で撤退する方針を明らかにした。経営難やパイロットの人材確保難などが理由で、4月からは減便など運航規模を縮小する。
 同社の羽吹登社長は同日、新潟県庁で会見し、「公共性の高い事業として使命をもってやってきたが、厳しい経営環境のなかで存続は難しいと判断した」と事業からの撤退を表明。支援してきた自治体への謝意も述べたが、一方で「(公共性の高い空路維持に)もっと力を入れてほしかった」との本音ものぞかせた。羽吹社長は「運航事業を受け継ぐ会社を探したい」と今後の意向を明らかにし、撤退後に所有する2機を売却する考えを述べた。同社は平成8年に就航し、乗客は延べ約11万人。赤字は数億円に上るとみられる。


<関連リンク>
旭伸航空
佐渡汽船


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