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[ANA機]車輪格納に異常、目的地を変更(大阪)

2008-02-12 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
2008年2月11日午後6時過ぎ、東京羽田空港発福岡空港行きのANA(全日空)261便の主脚格納庫に異常が発生し、目的地を大阪伊丹空港へ変更し無事着陸した。
乗客はその後別の飛行機で福岡に向かい午後9時前到着した。

離陸後すぐに主脚の格納異常を確認したが、整備士と連絡をとり飛行に影響がないと判断したためそのまま飛行を続けました。
が、燃料の減りが通常より多いため、福岡空港への飛行を断念し、途中の大阪伊丹空港へ着陸したものです。

原因などは発表されておりませんが、異常燃料消費の可能性は以下の二つ。
①格納扉が締め切っておらず、空気抵抗が増し余分に燃料を消費した。
②主脚を制御する部分破損または欠落し、主翼の燃料タンクを破損。

昨年8月には、中華航空機がフラップ部分の異常により燃料が流出し機が炎上しています。原因は同じではありませんが、主翼には飛行に重大な影響をおよぼすシステムが詰まっています。
単なる主脚エラーでなく、重大なインシデントにつながるものだったと認識し、徹底した調査を行って頂きたい。


<全日空機>目的地変更、大阪空港に着陸 主脚格納庫に異常 2月11日23時57分配信 毎日新聞
 11日午後6時6分、羽田発福岡行き全日空261便(ボーイング777-200型機)が目的地変更し、大阪(伊丹)空港に着陸した。胴体右側の主脚格納庫に異常があったため。乗客225人と乗員11人にけがはなかった。乗客は、別の飛行機で福岡に向かい、同8時41分に到着した。
 全日空などによると、羽田空港を離陸した同4時48分ごろ、格納庫の扉の異常を示すランプが点灯。パイロットは整備担当者と相談して飛行に支障がないと判断。そのまま飛び続けたが、燃料消費量が通常より多いため、目的地変更した。主脚が完全に格納されない状態で飛行していたとみられ、同社で詳しい原因を調べている。【衛藤達生】