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[F2戦闘機]飛行中に操縦かんが折れる!

2008-01-22 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
 F2支援戦闘機は、米国のF16を、日本の運用の考え方や地理的な特性に合わせ、日米の優れた技術を結集し日米共同で改造開発した戦闘機ですが、その操縦桿(サイドスティック)が『ポキッ』と折れて外れたため、訓練を中止。緊急事態を宣言して無事帰還しました。

 戦闘機の操縦桿は旅客機などのヨークタイプ(車のハンドルに似ている)と違い、片手で握り操るもの。戦闘機の操縦では、急激に操縦桿を激しく動かす動作もありますが、当然想定して強度を確保しているものです。
では、いったい何が原因で『ポキッ』と行ってしまったのか・・・

 同型機75機は飛行を停止して検査を行っているが、金属疲労なのか整備でのミスなのか、徹底して原因究明し、再発を防止していただきたい。


<関連リンク>
自衛隊オフィシャルサイト(F2)



<F2>青森沖で操縦かん折れる 同型機75機飛行停止に 1月21日19時44分配信 毎日新聞

 21日午前9時20分ごろ、青森県三沢市沖の太平洋上空で、戦闘訓練飛行中の航空自衛隊三沢基地所属のF2支援戦闘機の操縦かんのグリップが根本部分で折れるトラブルが起きた。機能は正常で操作可能だったため、操縦士は折れたグリップを根元部分に押し込んで固定して操縦し、約30分後に三沢基地に着陸した。操縦士にけがはなかった。防衛省航空幕僚監部は、松島、築城など5基地の同型機75機の飛行を停止し、検査をしている。
 同監部によると、破断したのは操縦かんのプラスチックの握り部分を固定させる金属部分。トラブルがあったF2機は01年に空自に納入され、飛行前などの点検・整備で、不具合は見つかっていなかったという。
 F2は日米共同開発された戦闘機。操縦かんはセンサー式で、わずかな操作で操縦が可能だ。昨年、愛知県の名古屋空港で整備中のメーカーによる配線ミスで起きた墜落事故後、17日間、全機が飛行を停止している。【本多健】


雪の新千歳-岡山フライト

2008-01-22 | フライト
 

寒気団が日本列島を覆う1月19日、岡山空港から新千歳空港まで飛行しました。帰りは1月21日。

[行き]
ANA379便
12:10岡山発 13:55新千歳着
飛行高度:39,000フィート

定刻にプッシュバックを開始した機は、フラップ5でローリングテイクオフ。
強い西風が吹いていたためか、高度は39,000フィートと高高度の飛行となりました。定刻よりやや早めの新千歳到着となりました。



 
[帰り]
ANA380便
14:40新千歳発 16:50岡山着
飛行高度:40,000フィート

前日から降った雪の影響で、新千歳到着便が遅れ、約1時間遅れの出発となりました。機材は行きと同じB767-300型機。
新千歳空港の3番ゲートから、離陸滑走路01Lへは何と遠い事。タキシングが10分ほどあったように思います。
フラップは10度。「あれっ、5じゃないんだ。」と思いながら待っておりますと、滑走路へ正対してブレーキを踏み、出力を徐々にアップ。一気にTO/GA N1出力までパワーを上げブレーキをリリースするスタンディングテイクオフ。
新千歳の滑走路約半分しか除雪されていなかったので、この方法をとったのでしょう。この離陸方法は本当に迫力がありますね。
※一部訂正:滑走路半分は完全に除雪、残り半分は雪が残っていた状態です。

01Lを離陸した機は、大きく右に旋回し一気に巡航高度を目指します。何と高度は40,000フィート!「えっ、それじゃ今パイロットは酸素マスクをして飛んでいるのか?」と半信半疑でしたが、きまりに従っていた事でしょう。
超高高度での飛行は、強烈な西風の影響を受ける事なく順調に飛行。眼下は雲だらけでしたが、流れが速いこと・・・

富山上空を過ぎたあたりから30,000フィートまで高度を落とし、その後も順調に落として行きます。10,000フィート手前からエアブレーキを立て減速を試みますがスピードが落ちない。水平飛行を繰り返しフラップダウン。ビジュアルでランウェイ25へ着陸。

岡山空港の滑走路が凍っていたためか、短い逆噴射の後、弱めのブレーキ操作で、滑走路すべてを使い誘導路へ向かい無事到着。


今回の北海道フライトで新たに気付いた事は、雪に弱すぎる新千歳空港。いくら北海道にしては雪が少ないからといって、もうすこし滑走路面のメンテナンス、どうにかならないものですかね・・・?


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