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<国土交通省>焼津沖JALニアミス事故に和解金8246万円

2006-03-31 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
刑事で無罪、民事で有罪。
「矛盾」という言葉を思い出してしまう。何が正しくて何が間違いだったのかまったく解らない。見舞金ではなく、和解金との事なので、自分の非を認めた事となっている。「訳が解る」しくみになる事を望むばかり・・・

(読売新聞) - 3月31日13時32分更新
 静岡県焼津市上空で2001年1月、日本航空機2機が異常接近(ニアミス)し、乗客100人が重軽傷を負った事故で、国土交通省は31日、日航などに対して計約8246万円の和解金を支払う民事調停が東京地裁で成立したと発表した。
 同事故では今月20日、日航機側に誤った指示を出したとして業務上過失傷害罪に問われた管制官2人が無罪判決を受けたが、民事調停では、国側が「当時の管制のシステムなどに不十分な点があった」と過失を認めた。
 日航と、航空保険契約を日航と結んでいる東京海上日動火災保険が04年7月、国に損害賠償を求めて民事調停を申し立て、調停委員会が30日、和解案を提示して双方が合意した。
 国交省は賠償金の内訳は公表できないとしているが、けがをした乗客に対する賠償金の補てんのほか、機体の修理費用なども含まれているという。
 この事故で同地裁は、衝突防止装置(TCAS)の指示に従わなかった日航機の機長の判断ミスも事故原因の一つと指摘。便名言い間違えで誤った指示を出した管制官については、「事故を予見できなかった」と述べ、過失を認めなかった。
 岩崎貞二・国交省航空局長の話「事故で100人が負傷されたことは事実で、これを真摯(しんし)に受け止めて賠償に応じた」

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2 コメント

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シナリオ通り? (PAX)
2006-03-31 15:51:37
こんにちは。トラックバックありがとうございました。



お役所のお偉い方々のすることは、凡人の小生には「訳が解かりません」。まったくもって不思議の国ですね。



折りしもきょうは平成17年会計年度最終日、その前日にこれだけの(国家予算からすれば僅かばかりのお金なのでしょうが)和解金で調停するとは…。17年度予算から手当てするのか、18年度予算から手当てするのか、どちらなのでしょうか。



20日に刑事訴訟の一審判決、30日に地裁の民事調停と、日程からして全て織り込み済みだったとは下衆な勘ぐりでしょうか。
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コメント感謝です (flight2005)
2006-03-31 16:11:35
>PAXさん

「何でこうなるの?」

コントではありませんが、本当に訳が解りませんよね。世間への発表までに水面下でギリギリの調整が行われていたのでしょう。

きちんと、人を責めず事を責める体制になって頂きたいものです。
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