

寒気団が日本列島を覆う1月19日、岡山空港から新千歳空港まで飛行しました。帰りは1月21日。
[行き]
ANA379便
12:10岡山発 13:55新千歳着
飛行高度:39,000フィート
定刻にプッシュバックを開始した機は、フラップ5でローリングテイクオフ。
強い西風が吹いていたためか、高度は39,000フィートと高高度の飛行となりました。定刻よりやや早めの新千歳到着となりました。


[帰り]
ANA380便
14:40新千歳発 16:50岡山着
飛行高度:40,000フィート
前日から降った雪の影響で、新千歳到着便が遅れ、約1時間遅れの出発となりました。機材は行きと同じB767-300型機。
新千歳空港の3番ゲートから、離陸滑走路01Lへは何と遠い事。タキシングが10分ほどあったように思います。
フラップは10度。「あれっ、5じゃないんだ。」と思いながら待っておりますと、滑走路へ正対してブレーキを踏み、出力を徐々にアップ。一気にTO/GA N1出力までパワーを上げブレーキをリリースするスタンディングテイクオフ。
新千歳の滑走路約半分しか除雪されていなかったので、この方法をとったのでしょう。この離陸方法は本当に迫力がありますね。
※一部訂正:滑走路半分は完全に除雪、残り半分は雪が残っていた状態です。
01Lを離陸した機は、大きく右に旋回し一気に巡航高度を目指します。何と高度は40,000フィート!「えっ、それじゃ今パイロットは酸素マスクをして飛んでいるのか?」と半信半疑でしたが、きまりに従っていた事でしょう。
超高高度での飛行は、強烈な西風の影響を受ける事なく順調に飛行。眼下は雲だらけでしたが、流れが速いこと・・・
富山上空を過ぎたあたりから30,000フィートまで高度を落とし、その後も順調に落として行きます。10,000フィート手前からエアブレーキを立て減速を試みますがスピードが落ちない。水平飛行を繰り返しフラップダウン。ビジュアルでランウェイ25へ着陸。
岡山空港の滑走路が凍っていたためか、短い逆噴射の後、弱めのブレーキ操作で、滑走路すべてを使い誘導路へ向かい無事到着。
今回の北海道フライトで新たに気付いた事は、雪に弱すぎる新千歳空港。いくら北海道にしては雪が少ないからといって、もうすこし滑走路面のメンテナンス、どうにかならないものですかね・・・?
冬の北海道も良いものですよ! あなただけのフライトプランを。

除雪に携わる者として回答します。
ありえません。
なお冬期間除雪しない(使用しない)誘導路はあります。
ですよね、あり得ないですよね滑走路の半分が雪に覆われているって。
写真撮れれば良かったのですが、なにぶん誘導路をタクシー中に「えっ、半分雪まみれ」に気付いたのです。
語弊があると不味いですから、再度書きますが、滑走路半分は、完全に除雪が済み路面良好、ただしエンドに向かう半分は雪が残り航空機が進んだ形跡がない。という事です。
言える事は、離陸距離を短くするため、普段のフラップ5を10に、またスタンディングで離陸推力確保の上一気に加速し離陸したと言う事です。
また、ご意見お待ちしております。