電影宣伝自由人

香港映画を中心にしたアジア映画のよもやま話などを紹介

天龍八将

2007-09-29 23:22:42 | Weblog
今日は事務所で手元に来ているゴールデン・ハーベストの字幕仮ミックスの1本『天龍八将』を観ました。仮ミックスというのは、本チャンの商品にする前の仮の字幕を入れたテープで、これで字幕の間違いがないかをチェックするのです。
この『天龍八将』は、1970年にレイモンド・チョウが立ち上げたゴールデン・ハーベスト社の配給第一回作品です。8人の名将軍たちの遺児たちが、自分たちの父親を殺した悪の将軍に復讐するというストーリーとなっており、10大スター共演というふれこみで、チャン・チュン、アンジェラ・マオ、ノラ・ミャオ、ジェームズ・ティエン、パイ・イン、ハン・インチェといったスターが出ているのですが、この中に皆さんがご存知のニコラスパパことパトリック・ツェが名前を連ねております。
ニコパパは、それまでキャセイという映画会社に所属していたのですが、系列会社のキャセイ航空の飛行機事故で、会社の上層部の面々が墜落死してしまい、会社が存続できなくなったという経緯がありました。その後、レイモンド・チョウ氏がGH社を立ち上げるにあたって、キャセイのスタジオを手に入れ、そしてスター不足だったために、ニコパパとも契約したという経緯があります。
これまでニコパパといえば、『少林サッカー』ぐらいしか日本ではお目にかかっていませんが、若き日のニコパパの姿がついに日本でも観ることができるわけです。来年のDVD発売ですが、ぜひ覚えておいてください。

男兒本色

2007-09-27 21:17:05 | Weblog
月末です。締切に追われまくってます。なので、本日は手短に。
本日、『男兒本色』のフイルムが輸入されました。その保税試写があったので、見てきました。関係者しかいないのですが、翻訳担当のもにかるさんもみえておりました。(いまごろ、気がついた部分をチェックして訂正していると思いますが)
さて、作品ですが、あれやこれや書くと映画祭での楽しみ半減ですが、やっぱりベニー・チャン監督のアクションは安心してみることができるというか、2時間9分、アクションの間に話が進むような展開で、あっという間です。それと、『ジェネックスコップ』の時から比較して、ニコちゃんも大人になったなあ、というのと、『龍虎門』以降、クンフーアクションもすごくサマになってきた、というのが感想です。ショーン・ユーもワイルドだし、ジェイシーのナイーブさもいいし、また悪役のウー・ジン、アンディ・オンもいいですね。悪役は強ければ強いほどいいです。また、ロー・ワイコンやサム・リーやマーク・チャンと、この出演もうれしいかぎり。それと某スターが意外な形で出演しているのも、この映画の楽しみというか、香港映画らしいネタになってます。
香港映画祭のチケットをゲットされる方は、ぜひでっかい画面で堪能してください。

東京フィルメックス

2007-09-26 22:27:12 | Weblog
本日26日に情報解禁ですよと言われ、知っているのに書けませんでしたが、ご報告です。
東京フィルメックスでジョニー・トー監督の『放・逐』が上映されます。1回だけの上映ですが、来年劇場公開を予定してます。この作品に関しては、いろんな映画祭より上映したいとのオファーがあり、担当者も相当頭を悩まされておりましたが、最終的にフィルメックスで決定しました。なお、それと同時に『アンジェラ・マオ 女活殺拳』も1回だけ上映します。この作品は33年ぶりに見れるわけですが、なんとDVD発売前に彼女を招聘しようと動いております。本人はアメリカにいるとのことなのですがコンタクトをとった人がいないので見つかるかどうか、どうなることやら。それから、コンペにはジェイシー・チェンの『ドラマー(戰?鼓)』、レオン・カーファイの『アイ・イン・ザ・スカイ(跟蹤)』があり、招待作品にジャー・ジャンクー監督の『東』『無用』などが決定しております。
ところで、今回、東京国際映画祭、香港映画祭も含め、ジョニー・トー作品が並んでおりますが、彼はどの作品で来日するのかどうか。それと、どうも彼とユンファで映画を作るという話も出てきてますね。ハリウッドからのオファーもあるようですし、『ザ・ミッション』のハリウッド・リメイク化なんていうのもあるようだし、ジョニー・トーの周辺は賑やかです。
あ、それと先日『天堂口』の件で、大陸版はオリジナルの30分カットされていると書きましたが、これ、DVD屋の親父話で、香港版DVDが2時間ととったのですが、そこのところは情報不明です。ちなみに香港映画祭で上映されるのは、ちらしに書いている上映時間は95分になっているので、もしかすると大陸版なのかもしれませんね。まだ、プリントが届いてないので言語が何なのかが気になるところです。
(香港映画祭のちらしが完成しました。近々に都内に置かれます。某新宿のショップの方、よろしくです!)

11月下旬~12月上旬アジア作品レンタル情報

2007-09-25 20:34:36 | Weblog
11月下旬~12月上旬アジア作品レンタル情報です。
以前はセルをやっておりましたが、最近、問屋誌もセル情報を扱わなくなってしまいました。それだけセル商品が売れていないということですね。

中国
12月7日
『女帝[エンペラー]』
監督:フォン・シャオガン 出演:チャン・ツィイー、ダニエル・ウー
「大旗英雄伝」6~11
監督:ユエン・インミン 出演:ドゥ・チュン、ツィイ・リン

香港
11月28日
『ドッグ・バイト・ドッグ』
監督:ソイ・チョン 出演:エディソン・チャン、サム・リー
12月7日
『ぼくの最後の恋人』
監督:イー・トンシン 出演:ダニエル・ウー、ミリアム・ヨン


韓国
11月21日
『マジシャンズ』
監督:ソン・イルゴン
出演:チョン・ウンイン、チャン・ヒョンソン
「英雄時代」15~19
監督:キム・ジンミン 出演:チャ・インピョ、チョン・グァンリョル
「がんばれ!グムスン」7~13
監督:イ・デヨン 出演:ハン・へジン、カン・ジファン
「朱蒙(チュモン)」12~14
監督:イ・ジュファン 出演:ソン・イルドク、ハン・へジン
11月22日
『絶対の愛』
監督:キム・キドク 出演:ソン・ヒョナ、ハ・ジョンウ
11月23日
「90日、愛する時間」1~4
監督:オ・ジョンロク 出演:キム・ハヌル、カン・ジファン
12月3日
「彼女が帰ってきた」1~6
監督:キム・ミョンウク 出演:キム・ナムジン、キム・ヒョジン
12月5日
「オーバー・ザ・レインボー」1~4
監督:キム・ナムウォン 出演:チ・ヒョヌ、ソ・ジテ
「海神 HESHIN へシン」18~25
監督:カン・イルス 出演:チェ・スジョン、ソン・イルグク
「魔王」1~5
監督:パク・チャンホン 出演:オム・テウン、シン・ミナ 
「恋愛時代」1~4
監督:ハン・ジスン 出演:ソン・イェジン、カム・ウソン
12月7日
「男が愛するとき」1~8
監督:チェ・ユンソク 出演:コ・ス、パク・イェジン
「商道(サンド)」1~5
監督:イ・ビョンフン 出演:イ・ジェリョン、キム・ヒョンジュ
「噂のチル姫」21~30
監督:ぺ・ギョンス 出演:イ・テラン、チェ・ジョンウォン
「ジョンフンのオレンジ」
監督:イ・ヨンエ 出演:キム・ジョンフン、ハン・ウンジョン
「19歳の純情」1~3
監督:チョン・ソンヒョ 出演:ク・へソン、ソ・ジンク
「めっちゃ大好き!」9~16
監督:キム・ジンマン 出演:イ・ミンギ、ユジン
「ノンストップ tei×チョンジン&ミヌ(神話)」
「ノンストップ ヒョンビン×BUZZ×エリック&ミヌ(神話)」
「K-POP Super Live in さいたまスーパーアリーナ」
出演:SHINWA、チョンジン、ペク・チヨン

日=韓国
11月22日
『初雪の恋 ヴァージン・スノー』
監督:ハン・サンヒ 出演:宮崎あおい、イ・ジュンギ

あいかわらず、韓国のテレビドラマが多いですが、そのうち出すものなくなってしまうんではないかという勢いですね。
香港は少ないですが、『千杯不酔』がついにストレートで登場です。

それからレンタルでは出ませんが、ジミー・ウォング主演
「ジミー・ウォング シーマンズNo.7/波止場のドラゴン」
「ジミー・ウォング 大剣客/無敵の七剣」
「ジミー・ウォング セブン・ウォリアーズ/戦神灘」
が12月5日にセル発売されます。

天堂口

2007-09-24 20:31:08 | Weblog
ここのところ3連休が続いていいのか悪いのかわかりませんが、私にとっては「でも、そんなの関係ねえっ!」で、今も事務所で仕事しております。
で、今日は事務所に入る前に、秋葉原へ行き、またまたDVDを買いました。
いつも行く某輸入DVDショップで、買ったのは『天堂口』中国大陸版、ニコラス・ツェーとユンピョウ共演の『双龍記』、そして日本映画『混血児リカ』のアメリカ版です。
『双龍記』は香港題名が『詠春』となってた作品ですね。出だしをちょっと見ましたが、冒頭から武術大会でニコがクンフーしておりました。
さて、『天堂口』中国大陸版はついつい買ってしまい、このブログ書きながら見ておりますが、大陸版は90分しか上映時間がなく、香港版よりだいぶ短いようです。香港映画祭で上映されるので、内容に関してはそれまでのお楽しみというところですが、この映画で描かれている1930年代の上海は、私が大昔宣伝した『コットンクラブ』を思い出しました。
『コットンクラブ』は1930年代のニューヨークが舞台で、リチャード・ギアとダイアン・レインが主演のギャングムービーでした。リチャード・ギアはミュージシャンでギャングのボスとダイアン・レインの歌姫を助けたことから、危ない世界へと関わって行く話です。場所は中国とアメリカと違えども、その時代のギャングの利権争いや裏切り、ファッションといったところまでが似ていて、題名になっているのがナイトクラブの名前というところからも、中国版『コットンクラブ』と思ってしまいました。特にスー・チーが演じている露露は、この天堂で歌姫として活躍していて、映画スターに憧れています。(彼女、劇中で歌まで披露していますし、セクシーです。)香港、中国、台湾の人気男優の顔合わせはファンにとっては楽しみなところですが、これが皆、雰囲気あってかっこいいので惚れ直すかもですね。特に冷酷になっていくリウ・イエが意外な顔を見せているのと、殺し屋のチャン・チェンがいいですね。
それと、ダニエル・ウーとスー・チーが一緒に映っていると『硝子のジェネレーション』を思い出してしまいました。

社内DVDレンタル屋

2007-09-23 00:50:56 | Weblog
このブログでさんざんDVD購入の話を書きましたが、実は香港ものだけでなく、邦画洋画とわず、50%オフなんてのを見つけるとついつい買ってためこんでおります。
最近はTSUTAYAなどで、新品のセル商品がディスカウントされて売られていますが、これはメーカー側が返品なしで商品を卸しているために、在庫を抱えた商品は安くしてでも売ってしまおうという理由があります。なので、『日本沈没』や『ゆれる』といった作品が安く売られていたので、ついつい買ってしまいます。
ところで、昨晩はそんなことで安く売られていたのを買った『プラダを着た悪魔』を観ました。昨年の秋、劇場に女性が大挙してヒットした作品ですが、有名女性ファッション誌の編集長のアシスタントとなった女性の奮闘ぶりを描いたこの作品、衣装やバッグ、アクセサリーと、映画の内容よりはそういったものに興味を惹かれてヒットしたといっても過言ではないでしょう。
作品を観た感想としては、内容うんぬんというより、やっぱりメリル・ストリープの鬼編集長はぴったり、といったところなのですが、全編を見終わってから、カットされた未公開シーンというのを観ました。すると、このカットしたシーンがあるのとないとでは、この作品の細かい面白さを知ることができないのです。
映画はどうしても上映時間の関係があるためにカットされることがよくあります。ジョン・ウーの『男たちの挽歌』シリーズや『狼/男たちの挽歌・最終章』はロングバージョンが存在していましたが、同様の理由でカットされて上映されたわけです。でも、そのカットされたシーンの意味が問題であり、それが存在したことで、登場人物の関係がもっと深く描かれたりしているわけです。
今はDVDの時代となって未公開シーンなどが特典映像として入るようになりましたが、その映像を観た時に、その映像の中身をもっと知ることができる、これがいいのかわるいのかはわかりませんが、少なくとも映画を撮った監督の意図がよくわかるようになったのは確かです。
で、話はうちのDVDですが、最近はうちのスタッフに貸し出して、社内DVDレンタル屋と化しております。

明22日公開のアジア作品

2007-09-21 22:42:39 | Weblog
明22日公開のアジア作品です。

『夜の上海』
本当は中国映画ではなく、日本出資の合作映画なのですが、キャストにご存じの顔が出ていますので、紹介いたします。
夜の上海で出会った、お互いに言葉の通じない男女の恋を描いたロマンティック・コメディで、ヴィッキー・チャオ、ディラン・クォ、そしてサム・リーが出演しています。
カリスマヘアメイクアーティストの水島(本木雅弘)は、音楽祭の仕事で上海を訪れるが、一人で街に繰り出して迷子になり、いきなりリンシー(ヴィッキー・チャオ)が運転するタクシーに背後から追突される。
監督:チャン・イーバイ
出演:本木雅弘 、ヴィッキー・チャオ
   西田尚美、ディラン・クォ、サム・リー、竹中直人
東京:東劇ほか全国ロードショー

経理と会計

2007-09-20 21:09:44 | Weblog
最近のバラエティ番組は、知性を競うような内容のものが増えていますが、この前、中国語で“経理”はどうゆう意味かという問題がありました。正解は“社長”で、日本でいう経理を中国では会計という、との回答をしていました。
この中国語の“経理”を初めて知ったのが、1988年にツイ・ハークのフイルムワークショップにいたテレンス・チャンの名刺で知りました。彼の名刺には“総経理”と肩書にあったのですが、その時は「どうゆう役職なんだろう?」とすご~く考えたものでした。
今ではすぐにわかる中国語の肩書ですが、なじみがあると使いたくなるのが私の性格で、うちの社名FREEMANのロゴには自由人という言葉もあしらっていて、最近、新しく名刺をデザインしたので、役職名の英語表記のところに(経理)というれようかなあ、なんて考えましたが、スタッフに注意されたので、それはやめました。話が変わりますが、この名刺というのも「ビジネスカード」なわけですが、『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』のツイ・ハーク監督のキャンペーンの時に、監督名の日本語名刺を作って、すごく喜ばれました。なんか、そうゆう名刺って、もらえるとうれしいかなあと思ったのですが、見事に媒体からも監督からも喜ばれたのでした。

東京国際映画祭

2007-09-19 18:18:36 | Weblog
今日は午後2時に東京国際映画祭の記者会見があり、上映作品の発表がありました。そんなに来ていないだろうと思っていたら、満杯の会場でした。入り口入るとマスコミ席のすぐにもにかるさんの姿も見かけ、軽く挨拶して私はそのまま奥の席へ。始まるぎりぎりだったので、残り少ない席になんとか座ることができました。
さて、上映時間に関してはこの資料には残念ながら載っておりませんので、後日調べていただくしかありませんが、香港映画祭以外でのアジア系作品がわかりましたのでお知らせいたします。

まず、「アジアの風」は
『マッド探偵』(ジョニー・トー、ワイ・カーファイ)香港
『出エジプト記』(パン・ホーチョン)香港
『さくらんぼ 母の愛』(チャン・ジャーベイ)中国
『スーツケース』(ワン・フェン)中国
『帰郷』(チャン・ヤン)中国
『遠い道のり』(リン・ジンジー)台湾
『壁を抜ける少年』(ホンホン)台湾
『息』(キム・ギドグ)韓国
『永遠の魂』(ホァン・クドク)韓国
ほかです。

「ディスカバー亜洲電影」では
『高麗葬』(キム・ギヨン)韓国を上映

「エドワード・ヤン監督追悼特集」では
『光陰的故事』『海辺の一日』『タイペイ・ストーリー』の未公開作
『恐怖分子』『ヤンヤン 夏の想い出』が上映

コンペティションは
『鳳凰 わが愛』(日本=中国)
『思い出の西幹道』(リー・チーシアン)中国といったところです。

またコリアン・シネマ・ウィークもあり、
これは日程が
10・26  19:00 『裸足のキボン』出演:シン・ヒョンジュン
10・27  15:30 『優雅な世界』出演:ソン・ガンホ
       19:00 『眩しい日に』出演:パク・シンャン
10・28  11:30 『アイスケーキ』出演:パク・チビン
       15:00 『マウミ。。。』出演:ユ・スンホ
があり、この先行発売はチケットぴあプレリザーブが9・21~28、一般販売が9・29になってます。
なお、2007東京・中国映画週間もありますが、この上映作品は、『雲水謡』『恋人結』『彼らの船』『レッド・ジャケット』『コールド・フォー・ラブ』『圓明園』『シャンハイ・レッド』『勇士』『ラブ・イン・ザ・シティ』そしてなぜか『傷だらけの男たち』といった作品になっております。

さて、あなたはどの作品を見に行くか?
明日、ぴあが映画祭6P特集なので、上映スケジュールが出ているかもしれませんね。

ラッシュアワー3

2007-09-17 17:24:08 | Weblog
今月は3連休が続きますが、土曜日にやっと『ラッシュアワー3』を有楽座で観てまいりました。夕方4時50分の回でしたが、お客さんは50人弱。業界で仕事をしている私としては、やはりこの入りは寂しいかぎりです。
今回の第3弾は、第一作からすでに10年も経っているわけですが、その第一作目に登場したキャラクターとリンクした話になっています。作品としては、何にも考えずに楽しんで観ましょうという、ポップコーン・ムービーだと割り切ってみると楽しい作品かもですが、いくつか残念な部分もありました。
一つ目は、始まっていろいろな登場人物が出てきますが、すぐに黒幕が誰かわかってしまうこと。二つ目はジャッキー・チェンとデューク真田が初共演ということでアクションを楽しみにしていましたが、クンフー的なアクションがほとんどなかったということ、そして三つ目はジャッキーや工藤夕貴の顔のアップでした。
二つ目に関してですが、映画の中でのジャッキーのクンフー・アクションのシーンがこんなに少ないのも珍しいのですが、ジャッキーとデューク真田が刀で戦うというよりは、クンフーで戦うのが観たかった!というのが私の願う気持ちでした。これが遅くとも10年前だったら、もっと壮絶なアクションが観れたはずです。二人の年齢から考えると、やはり遅すぎた共演と言わざるを得ないところでしょう。
そして3つ目に関してですが、ジャッキーの年齢的なものが顔に出てしまっているので、顔のアップになってしまうと年を感じてしまう欠点がありました。それは殺し屋役の工藤夕貴もそれを感じてしまったのです。
今回はあまり情報を入れないで見たのですが、大使の娘役を演じていたのが張靜初だったのにはびっくりしてしまいました。最初画面に登場した時に、「どっかで見たことのあるような???」と思っていたら、『門徒』で子持ちのジャンキーを演じていた彼女であることに気づいたのです。すごく英語の発音がきれいで、今後ハリウッドでも活躍できるのではないかと思った次第でした。
もし、まだこのシリーズをご覧になられていない人がいましたら、第一作を見てからのほうが楽しく観れるかもしれませんね。

東京アジアミュージック・マーケット

2007-09-16 01:13:33 | Weblog
秋はいろいろなイベントが目白押しですが、第4回東京アジア・ミュージックマーケット <2007 4th TAM TOKYO ASIA MUSIC MARKET>が開催されるとのことで、情報をいただきました。
音楽業界が主催する音楽イヴェント、TAMの中の、<海外アーティスト・ショーケース・ライヴ>の中で、なんと、ポール・ウォン(黄貫中)がライヴをするとのことです。ポールというのは、1983年に結成され、1985年アルバムデビューして以来、香港で唯一無二の大成功したロックバンド、BEYONDのメンバーでした。解散後、ギタリストのポールは、ソロアーティストとして、骨太なロックを展開しています。
そのポール・ウォンが、ソロとして初めて日本でライヴをするということで、ぜひ映画祭ともども行ってみてはどうでしょうか?香港の最も洗練されたロックは、必見だと思いますよ。


ポール・ウォン(元BEYOND)ライヴ
第4回東京アジア・ミュージックマーケット
<2007 4th TAM TOKYO ASIA MUSIC MARKET>

日時:10月19日(金)開場18:00 開演 18:30
場所:東京 代官山UNIT
料金:立見2000円(税込) 1ドリンク付
詳しいことは
第4回東京アジアミュージック・マーケットにて。

香港映画祭

2007-09-15 01:26:36 | Weblog
やっとYAHOOのニュースで紹介されましたので、わがブログでも情報解禁いたします。

<香港映画祭 HONG KONG FILM FESTIVAL>
期間:10月23日(火)~25日(木)
会場:渋谷Bunkamura オーチャードホール
料金:前売券 1,000円/当日券 1,300円
※10月6日(土)よりチケットぴあにて前売券発売。
≪上映日程≫
『鐵三角 TRIANGLE』 10月23日(火)18:00開場/18:30開映
『父子』 10月24日(水)14:30開場/15:00開映
『男兒本色』 10月24日(水)18:30開場/19:00開映
『天堂口』 10月25日(木)12:30開場/13:00開映

『鐵三角 TRIANGLE』はオープニングなので、セレモニーありますが、来日ゲストはまだ正式決定していません。
今回は4作品だけですが、なかなか中身の濃い作品が集まりました。日本で購入されていない作品ばかりなので、この機会をお見逃しなく。ちなみに宣伝している私がこれらを見れるのかはまったくわかりません。
こういった仕事していると、意外と見ることができなかったりします(泣)
それから、来週20日発売のぴあで東京国際映画祭特集です。前日19日が映画祭の記者会見なので、ある程度決定した作品の情報が出ると思います。


明15日公開のアジア作品

2007-09-14 21:03:21 | Weblog
明日15日(土)公開のアジア作品です。

『サイボーグでも大丈夫』
監督:パク・チャヌク 出演:チョン・ジフン、イム・スジョン
カンヌ国際映画祭グランプリ受賞の『オールド・ボーイ』や『親切なクムジャさん』といった“復讐三部作”のパク・チャヌク監督最新作。
自分がサイボーグだと信じ込んでいる女の子ヨングンが入った精神クリニックに、個性豊かなたくさんの人々の中にいた、人の物ならクセまで盗んでしまう青年イルスン。彼はヨングンを観察しはじめるが、あるとき、彼女はイルスンに“あるもの”を盗んでほしいと頼む。
REIN(ピ)ことチョン・ジフンは、ちょうど今年の春、香港に行っている時に、この作品のキャンペーンと映画賞のプレゼンテーターで来港していて、テレビや新聞で大きく取り上げられていました。香港でもすごく人気があるんだと、その時知りました。

東京:新宿武蔵野館にてロードショー

レスリー誕生日BY1日遅れ

2007-09-13 22:26:37 | Weblog
今日の夕方、ふっと気がつけば木曜になっていて、明日は金曜日。土日がきて、またあっという間に金曜がきてと、ここのところ1週間が経つのが早くて、これでまたあっという間に年末がきてと、1年が過ぎていくのが早いなあと、つぶやいて、スタッフからも「そうだ!」との合唱。忙しいと逆に時間が過ぎていくのがいいのか悪いのか。って、またまたYAHOO映画のニュースに「レスリー生誕を世界のファンを祝うBY12日」というのが出ていて、これもまた1年経つのが早いなあと感じました。というのも、ちょうどいまごろ、大阪にレスリー生誕映画祭に呼ばれてトークやったのですねえ。その開催の記事もこのニュースの記事一連でリンクされていて、昨年の記事と気付かずに開いて見て、自分の名前があって驚いたら、あら、昨年の記事と気づいた次第でした。
http://movies.yahoo.co.jp/m2?ty=nd&id=20070913-00000031-scn-ent
今週はキングレコードからも『夢翔ける人・色情男女』がリリースされましたが、私はこの映画、封切り時、シネマミラノで観ました。3級映画の世界を描いたこの作品は、ある意味、レスリー作品としては異色な作品だと当時思っていました。香港映画界のことを知っていた自分にとっては、あの撮影風景の状況や実際の映画界の裏話なども描かれていることがおかしくて、大笑いしながら見ていました。
私生活がちょっとダメさ加減の監督を演じるレスリーも見事ですが、この映画でポルノ女優として登場したスー・チーの裸には目がくらくら(というか、レスリーの映画でこれ、いいの?とも思いましたが)してしまった記憶があります。
ラウ・チンワンの使われ方もおかしかったですし、まだご覧になられていない方がいらしたら、あの当時の香港映画界の撮影現場の匂い(3級片ですが)を知れる作品だと思いますので、ぜひ見てください。なお、ラストシーンは・・・お楽しみに。

都会人へのあこがれ

2007-09-11 23:42:00 | Weblog
この前、雑誌を読んでいたら、ある記事で、「上海で仕事をして知り合った女性が知っている西安の女性に似ていたので、あなたは私の知っている西安の人に似ていますね。と聞いたら、相手がとたんに気分を悪くした。それを聞いていた他の人から、それはあなたは上海の人ですか?と聞いたほうが相手は喜ぶ。上海人だと都会の人にみられるから。」ということが書かれておりました。ふ~んと思っていると、そういえば私が行っているマッサージ店のいつも揉んでくれる子が『幸せの絆』のウーラン・ターナ監督の顔の感じに似ていたので(もしかすると内モンゴルかな?と思い)、「出身はどこ?」と聞いた時に「内モンゴルだよ。でも北京から近い。」とやたらに北京を強調していて、今も話をすると北京の話をよくするのです。
どうもこの記事同様に大都市に住んでいる人にみられるほうがうれしいようで、こういったところからも中国人の見栄というか都会人へのあこがれが見えたように思えます。(ちなみにここのママは上海に近い田舎、一人はハルピン、もう一人は西安)
ところでマッサージ店に週一で通っているおかげで、オーナーのママさんやスタッフの子たちとよく話をするのですが、なんでああやっていともたやすく日本語を覚えられるのかが不思議。こっちは挨拶程度の中国語しかできないのに~。仲良くなったおかげで、電話予約するときは「ウォ~シートンチン」(これ私の名字、わかる人にしかわからんか)というとすぐに私だとわかっていただいております。と、最近は覚えた言葉をそこで使うようにしてみますが、この前は「シンクーラ~(辛苦了)」でその子に受けを狙い、「発音大丈夫。」と合格点をもらいました。