電影宣伝自由人

香港映画を中心にしたアジア映画のよもやま話などを紹介

K-POPブーム

2010-08-28 15:57:34 | Weblog
ここのところのマスコミの話題は、K-POP韓国女性グループの日本上陸です。なんと国営放送○H○までもがニュースのトップで少女時代をとりあげたという、宣伝に携わっている者にとっては今まで見たこともない、とってもありえないことが起こっているのですが、今年の夏から来年にかけてマスコミはこのK-POP女性グループを追っかけていくようです。
日本での韓流映画が30代以上のファンが多い反面、K-POP女性グループのファンは10~20代が多く、その熱狂ぶりは驚くばかりです。
そんな日本もAKB48の人気によって、モーニング娘から10年、女性アイドルグループが次々に登場して、アイドルブーム到来となっていってます。ものがなかなか売れない今、このブームがエンタメ業界に大きな風が吹くかどうか。とにかく、今の日本は女性グループがブームのキーポイントとなっていることは確かです。

その半面、韓国映画は日本で公開はあるものの、興行的に厳しくなっている現状があります。つまり収支があわなくなっているわけです。この映画と音楽の温度差、この先どうなっていくのやら。

ソン・ガンホ、カン・ドンウォン主演『義兄弟』は10月30日公開となってます。

ふたたび、ブルース・リー

2010-08-27 16:28:29 | Weblog
今日の読売新聞夕刊にブルース・リー記事が出ているのですが、時々、映画のページでないところでこういった記事がひょっこり出てきます。今年は生誕70周年ということもあり、記事がいろいろ出てるわけですが、死してもなお、これだけ人気を保つスターというのはなかなかいないと思います。
これまで亡くなった世界的人気スターといえば、ジェームズ・ディーン、スティーブ・マックイーン、オードリー・ヘップバーンなどなど、ほんと数えるくらいの人数しかいませんが、そんな中でもブルース・リーはいろいろな角度から見ても特別なスターであると思います。
そんなブルース・リーの雄姿が東京国際映画祭のアジアの風で観れることが発表になりました。なかでもお宝は1978年の東宝東和配給版の『ブルース・リー 死亡遊戯』の上映です。なぜこのプリントがあるかというと、東宝東和は設立者の故川喜多長政氏の考えもあり、フイルムセンターに自社で公開した作品のプリントを寄贈していた経緯があります。なので、フイルムセンターには東和のプリントがいろいろ残っていると思っていました。聞いたところによると『ドラゴン怒りの鉄拳』のプリントも今回の特集のために試写で確認したそうなのですが、こちらはプリントが退色していたとのことらしいので、今回の上映ではできなかったようです。でも本当はこういったプリントが残っているのならば、フイルムセンターで香港映画特集を組んでほしいものです(例え退色していても)。それからこのブルース・リー特集の中では『ギャランツ~シニアドラゴン龍虎激闘(Gallants 打擂台)』が上映されるのはうれしいかぎり。前にもブログで紹介しましたが、なつかしのクンフースターたちが出演しているので、なんとかチケットをゲットしたいところなのですが、今年はこの映画祭に出品する作品の宣伝をしなければならないので、それと日程がぶつからないかが冷や冷やものです。 生誕70年記念-ブルース・リーから未来へ

ジャッキーの8月

2010-08-24 20:22:56 | Weblog
夏興行も夏休みの終わりとともに落ち着いていくわけですが、ジャッキーの『ベスト・キッド』もまあまあの成績を上げており、まずはよかったと。そんなタイミングにビデオストレートで、昨年の東京・中国映画週間で上映された作品が『ジャッキー・チェン カンフー・キッド』の題名で今月26日から発売されます。
また雑誌「ビデオでーた」の最新公開作特集にジャッキー・チェンの『大兵小将』が入っており、日本でもやっと配給会社が決まったのだと知りました。プレシディオ配給ですね。ファンはまずは一安心ですね。

下町コメディ映画祭

2010-08-23 18:06:42 | Weblog
今年の暑さは本当に異常で、暑さに強い私もうんざりする毎日。昼間外出して歩くだけでも汗が滴り落ちて体力を奪っていきます。ん~、眠い。
さて、今年の9月に浅草コメディ映画祭が開催されますが、東京国際ファンタスティック映画祭がなくなって、その代わりに登場したこの映画祭も今回で3回目。今回、個人的には、ジェフ・ラウ監督、ジリアン・チョン久々の主演作品『水も滴るお姫様』(原題:出水芙蓉)がプレミア上映されること。香港でもつい最近の公開だったことと、この手のコメディ作品は日本でもなかなか買い手がつかないので、ちょっと注目です。上映日程

童眼

2010-08-19 17:02:10 | Weblog
日本のお盆は終わりましたが、中華圏は陰月なので9月が旧盆となります。この時期でいえば月餅がおなじみのものですが、映画もちょっと時期はずれな感じでホラーっぽい映画が公開されたりするのですが、今年もパン兄弟の新作『童眼』が予定されているようです。それも3Dですが、香港も中国本土も3D映画は今後も増えるようで、ツイ・ハーク監督が『ドラゴン・イン』のリメイクを3Dで考えているという話も聞こえてきています。
また世界初のこんな映画まで作っております。世界初の・・・

童眼予告

資料2

2010-08-18 09:45:38 | Weblog
前の家で自分の資料類を置いていた部屋はほとんど入っていなかったので、今回の引っ越しでは忘れてたものがいろいろ出てきてついつい見てしまいます。それにしてもビデオの量、半端ない。よくカビが生えていないと驚きます。
さて、そんな中、以前、『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』の話の中で、日本の当時のレスリー・ファンの話に触れたことがありましたが、会社にコンタクトしてきた方からいただいた、当時その方が日本のファンクラブを運営していた会報誌11部が出てきました。1987年10月号から88年9月までの号です。8Pだてで全部ガリ版刷りという、その手作り感は懐かしさを覚えますが、香港の情報を写真入りで作っているというのは、香港の情報をすぐに知ることができなかった時代、よく作られているなあと思います。
ちなみに1号目は、香港国際ファンクラブが装いを新たに活動する最初のイベントとして企画されたパーティのことが書かれていて、当日参加したファンが約2000人と云われたと書かれてあります。あとは「無心睡眠」の歌詞にカタカナがふられたページとかになってます。

綫人・新予告片

2010-08-17 16:09:56 | Weblog
今日の東京は最高気温だということで、昼過ぎに会社の外をちょっと出ただけで、日差しの強さにへろへろです。
日本がこの暑さだと東南アジアはどうなんでしょうね。
来週はダンテ・ラム監督の『綫人』が香港で公開されますが、新しい予告がアップされてました。綫人新予告

それからツイ・ハーク監督&アンディ・ラウの『狄仁杰之通天帝国』の新予告です。この映像を見る限り、ツイ・ハークらしい映像ですね。
D狄仁杰之通天帝国新予告

資料

2010-08-16 16:12:54 | Weblog
映画の宣伝をやっていると、まず劇場との会議のために、宣伝企画書なるものを作り、この作品をどうゆう切り口でマスコミに売って行くかという資料を作ります。そして公開直前になると、再び宣伝会議資料を作り、宣伝の状況、公開直前の広告の運びなどを伝えるのですが、宣伝にとってはここが劇場会議の正念場になるわけです。
これまで四半世紀この業界にいて、この宣伝資料を数多く作ってきましたが、それらは今なお自分の仕事のあかしとしてとってあります。ただ、引っ越しするたびに、どこに片付けたのかがわからなくなってしまうのが痛いところですが・・・
そんな宣伝会議資料のなかで、『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』の会議資料一部が見つかりました。
この資料に露出パブリシティの一部がわかったんですが、面白いのは、1988年12月5日CX「君が嘘をついた」ドラマの中で映像が流れる、というのがあり、はてそんなことあったかいなと思い出せないようなパブやっているのを発見。『オールナイトフジ」にジョイ・ウォンが出演したのが12月10日の深夜、ジョイとレスリーが「笑っていいとも」に出たのが12月12日、など、いろいろわかったのですが、新聞や雑誌のことを書いた一部がなく、ほかインタビューなどどうだったかが不明のまま。でも、こういった資料を見ると懐かしさと、当時、テレビパブだけで30番組で作品が紹介されているという事実がわかったのには驚きでした。

終戦記念日

2010-08-15 16:40:01 | Weblog
今日は8月15日「終戦記念日」です。テレビではこの日にあわせた企画番組が各局で放送されていますが、CXのドキュメンタリーは、中共戦で、日本の元軍人が蒋介石の懐刀となって戦略を練っていたという話が非常に面白かったです。

さて、外に出ると相変わらずの暑さでうんざりしておりますが、ジャッキー・チェンの『ベスト・キッド』が公開され、直前のテレビではキャンペーンのインタビューが流れていました。三十年の間に教わる立場から教える立場の役になったジャッキー。逆に年相応の役を演じていることに好感を覚えます。まだ劇場に行ってないので、落ち着いたら早く見ようと思ってます。それにしてもここ最近観たのが『仮面ライダーW』だけで、ちょっと映画を見なさすぎですが・・・・
ところで掲載写真はうちの資料庫にずっと入っていたある小道具のひとつ。これに手袋と靴、ベルトにマフラーがセットになっているのですが、うちの師匠が持っていたもので、たぶん、ジャッキー・ファンならピンとくるはず。

倩女幽魂

2010-08-12 01:09:19 | Weblog
倩女幽魂こと『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』は私にとって、非常に大きなものをもたらせた映画でしたが、あれから23年の時を経て、ウィルソン・イップ監督によってリメイクされます。
今回はルイス・クー、リウ・イーフェイになるわけですが、そのティーザートレーラーがありました。イメージだけですが、どんな出来になるのやら。
1987年の夏に香港で公開された『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』は、ジョイ・ウォンの人気を決定づけた作品で、あの当時、街を歩くとジョイのポスターがよく売られていましたね。
倩女幽魂ティーザー予告

グリーン・ホーネット

2010-08-11 01:39:22 | Weblog
先週土曜の「王様のブランチ」で、ソニーピクチャーズの新作紹介をしていたのですが、その中に『グリーン・ホーネット』が紹介されていました。この作品はオリジナルはブルース・リーの出世作のTVシリーズですが、このリメイク作品では、ジェイ・チョウがリーの演じたカトーを演じております。アメリカ公開は来年1月で3Dだそうですが、この予告を見る限りでは、ジェイもなかなか様になっております。当初はチャウ・シンチーに話が行ってましたが、年齢的なことを考えるとジェイのほうがあっていたように思われます。星爺もハリウッドの話は出ては消えではや十数年、もう期を逃したかなあ。
グリーン・ホーネット予告

かくし芸

2010-08-10 00:51:07 | Weblog
今、入っていなかった部屋に入れてあったビデオを違う部屋へ移動させているのですが、撮りためてラベルも貼っていないビデオが多いので、中身を確認しています。すると結構古い映像が出てくるわけで、1986年のフジテレビかくし芸大会の映像が出てきました。頭10分ぐらい欠けてるんですが、東軍、西軍のキャプテンが、いかりや長介にハナ肇、フジテレビの司会者が逸見さんと、現在亡くなられてる方の姿がちらほら。時の移り変わりを感じます。
さて、そんな映像の中に、ジャッキー・チェン、そしてテレサ・テンが登場しており、残念ながらジャッキーが何をやったのかはわからないのですが、テレサ・テンはパロディドラマ『ポリポリ・アカデミー』(ポリス・アカデミーのパロ)で女教官として登場します。
2人の日本での当時の人気がわかる、貴重な出演番組ですね。

チャイナ・ブルー

2010-08-03 23:29:33 | Weblog
今日は映画業界で話題になったのが、映画評論家の今野雄二さんが亡くなられたことでした。報道では自殺となっていたので、より驚きをかくせませんでした。朝っぱらにくらたまの旦那Kから電話をもらい、「俺、3週間前に『ソルト』の試写で隣同士で、話した時はそんなことするようには見えなかった。」と言ってましたが、誰だって知ってる人が自殺するなんて、なかなかわからないと思います。社内でも先週、「最近、今野さん、うちの試写にこないね。」なんて話していたばかりだったので、本当にこのニュースは驚きました。
そんな今野さんといえば、1970年代に「11PM」の水曜日で映画特集があったときにかならず品田雄吉さんと出演されてましたが、今からちょうど2年前なんですが、試写室にいらしていた今野さんとお話したことがありました。そのとき、私は松竹ビデオ事業部と『ファースト・ミッション』のDVD発売の仕事をしていたのですが、この日本版『ファースト・ミッション』のオープニングを飾る名曲「チャイナ・ブルー」の作詞を今野さんが担当されていて、この作品のDVD化されることを話しながら、どうしてこの曲の作詞を担当したんですか?なんて聞いたりしたわけです。この時の今野さん、「多少、印税入ってくるのかな?」なんて笑いながら話されていたのが思い出されます。

故人のご冥福をお祈りいたします。