電影宣伝自由人

香港映画を中心にしたアジア映画のよもやま話などを紹介

2006年大晦日

2006-12-31 12:37:12 | Weblog
今年もあと少しで終わりです。ブログを始めて250回を越えました。よくもまあ、これだけネタがあるものだと自分でもびっくりするぐらい、今だ挫折することなく続いていることにびっくりしております。また、ここへ寄っていただいている皆さんにも感謝しております。
来年もよろしくお願いいたします。
さて、この休みは仕事がたまっているのでずっと仕事中という感じですが、昨晩はぺ・ドゥナ主演のTVシリーズ「威風堂々な彼女」の1~3巻を観ました。9話分ですね。いつも思うのですが、彼女の演じる役って毎回ながら個性的というか、困難に負けずに立ち向かう役が多く、また表情が豊かで感心します。
この作品の話はまたの機会に。

2007年2月下旬~3月上旬発売のDVD作品

2006-12-30 17:39:28 | Weblog
2007年2月下旬~3月上旬発売のDVD作品の予定です。なお、レンタルのみの作品もあるのですが、それらは省かせていただきます。

中華圏
大陸
3月2日
「三国志 呂布と貂蝉」DVD-BOX2
監督:チェン・カイコー 出演:ホアン・レイ
香港
2月20日
『ブルース・リー物語 BRUCE LEE TRUE STORY』
監督:ウー・スーユエン 出演:ホー・チョンドー
2月23日
「尋泰記タイムコップBC250」DVD-BOX1
監督:ワン・マイフン 出演:ルイス・クー
3月9日
『ゴッド・ギャンブラー ビギンズ』
監督:スティーブ・シン 出演:ニック・チョン
3月15日
『悪漢探偵』
監督:エリック・ツァン 出演:サミュエル・ホイ、シルビア・チェン
『悪漢探偵2』
監督:エリック・ツァン 出演:サミュエル・ホイ、カール・マッカ
『皇帝密使』
監督:ツイ・ハーク 出演:サミュエル・ホイ、カール・マッカ
『スペクターX』
監督:リンゴ・ラム 出演:サミュエル・ホイ、サリー・イップ
『悪漢探偵Ⅴ最後のミッション』
監督:ラウ・カーリョン 出演:サミュエル・ホイ、レスリー・チャン
『バナナコップ』
監督:レオン・ポーチ 出演:ラム・ツーチェン、テディ・ロビン
『レジェンド・オブ・ドラゴン』
監督:ダニー・リー 出演:チャウ・シンチー

台湾
2月23日
『西瓜』
監督:ツァイ・ミンリャン 出演:チェン・シャンチー
『迷子』
監督:リー・カンション 出演:ルー・イーチン
『楽日』
監督:ツァイ・ミンリャン 出演:チェン・シャンチー
3月2日
『深海Blue Cha-Cha』
監督:チェン・ウェンタン 出演:ターシー・スー
3月7日
『タイムトリッパー幻遊伝』
監督:チェン・イーウェン 出演:田中麗奈、チェン・ボーリン
3月9日
「アウトサイダー闘魚<セカンドシーズン>」コレクターボックス
出演:ディラン・クォ

韓国作品
2月21日
「春のワルツ」DVD-BOX1
監督:ユン・ソクホ 出演:ソ・ドヨン
「火の鳥」DVD-BOX2
出演:イ・ジウン
2月23日
「勝手にしやがれ」DVD-BOX
監督:パク・ソンス 出演:イ・ドンゴン、ヤン・ドングン
「ホジュンBOX6~宮廷医官への道」
監督:イ・ビョンフン 出演:チョン・グァンリョル
「韓流スタースペシャル・トークDVD」
出演:カン・ドンウォン、イ・ワン
「韓流スタースペシャル・トークDVD」
出演:イ・ジュンギ、イ・ヨンキョン
「ファッション70s」BOX1
監督:イ・ジェギュ 出演:イ・ヨウォン
2月25日
『クレメンタイン』
監督:キム・ドゥヨン 出演:イ・ドンジュン
2月28日
『遺失物』出演:ホ・ジュノ、ソン・ユナ
『ひまわり』出演;イ・ビョンホン
「香港エクスプレス」DVD-BOX
出演:チャ・ジェヒョン、ソン・ユナ
3月2日
『トンマッコルへようこそ』
監督:パク・クァンヒョン 出演:シン・ハギュン
『天軍』
監督:ミン・ジュンギ 出演:キム・スンウ
『愛と悲しみのマリア』
監督:ソヌ・ワン 出演:シン・ヒョンジュン
「宮(クン)~Love in Palace」BOX2
監督:ファン・インレ 出演:ユン・ウネ
「ガラスの華」DVD=BOX
監督:イ・チャンスン 出演:イ・ドンゴン、キム・ハヌル
「兄貴は19歳」DVD-BOX1
出演:キム・ジェウォン、チョン・ダビン
「女子万歳」DVD-BOX
出演:ソ・ジンプ
3月9日
「少女と泥棒」
監督:チョン・ソンヒョ 出演:キム・レウォン
「どうすりゃいいんだ~1979年の贈り物~」
監督:パク・マンヨン 出演:イ・ジュンギ

レンタルでは『弓』と『深海』が予定されています。
2月25日に『マギーQ マンハッタン・ミッドナイト』という作品もセル&レンタルありますが、この作品は英皇製作で監督がアルフレッド・チャンなので香港映画かと思いきや、全編英語作品になってます。共演にマイケル・ウォン

韓国ものを多数発売しているSPOが「男のアジア」キャンペーンと称して、2,500円(税抜き)で12本の作品を再発売するようです。主な作品は『恋戦。』『特攻BADBOYS』『OVERSUMMER 爆裂刑事』などの作品です。

スパイN

2006-12-29 02:32:08 | Weblog
ただいま、深夜の2時です。今、テレビをつけたら、日本テレビで『SPYN』を放映しています。そう、藤原紀香が婚約発表したので、放映権利を持っている日本テレビが、さっそく放送したというところしょう。ところでこの作品は、香港公開はちょうどクリスマスシーズンでした。日本の公開での宣伝では大々的にやっていましたが、興行はよくなくて、私も公開当時劇場で観たきりですっかり内容など忘れていました。でも今見直すとけっこういろんな俳優がでていて、アクションも大掛かりです。
アーロン・クォックとワン・リーホンが刑事コンビですし、ロー・ワイコンも出てるし、警察署長はおなじみチョン・プイ、それにマコ岩松と、こりゃすごい顔ぶれだわ。アーロンが脚を使ったアクションを見せていますが、これは『赤脚小子』のアクションを思い出させます。
ところで、今放送されているのは英語バージョンで、俳優たちはちゃんと英語をしゃべっていますが、今思うとこの映画が作られていた頃、香港の映画人たちがハリウッドへ乗り込んで活躍していた頃もあり、欧米マーケットを意識した作りになってます。もちろん、この頃に登場してきた若手スターたちも帰国子女が多かったこともありますが、それからわずか6年ぐらいしか経っていないのに、香港のハリウッド進出は成功したとはいえない状況になってしまいました。
藤原紀香も当時はアクションがいまいちとかいろいろ言われていましたが、でもセクシーさと編集でうまくごまかしてはいますがなかなか見せ場を作っています。これでもっと本格的にアクションを学んでたらもっとよかったのかもしれませんが、当時の彼女だとやはり所属事務所はそんな危ないことはさせなかったでしょうね。夢はボンドガールと言われていた彼女もついに結婚、それも一時期アーロンを日本でどうにかしようとしていた吉本との芸人さんとの結婚ですから、遠からず縁があったということですかねえ。
時が経つのが早いというか、あと3日で今年も終わりです。来年こそはあっと驚く香港映画が出てくることを願うばかりです。

師走の断末魔

2006-12-27 22:42:52 | Weblog
1月明けてから『ルワンダの涙』の来日が控えているために、もう連日連夜仕事に追い込まれていて、ひ~。で、明日仕事終わりであせるばかりの1日でした。なにせ、もういくつ寝るとお正月ですからねぇ。
さて、今度のお正月も、ほとんど休むことなく仕事をしていると思いますが、その合間がビデオ三昧になるかどうかです。で、この前、ちょっと借りていた「プライド」の続きと、しれからぺ・ドゥナの「威風堂々な彼女」を観ようと思っております。
実は「威風堂々な彼女」は先週に1巻目を借りてみましたが、韓国っぽい内容だなあと。それから、困難が降りかかっても、前に進むぺ・ドゥナにおもわずニヤリ。これと撮りだめしている「宮」とともに、若手女優に囲まれた初夢でも見てやろうという魂胆もあります(笑)
ところで香港はクリスマス映画シーズンに突入しましたが、『滿城盡帶黄金甲』が1位で『傷城』が2位、それも100万HKドルの差。2作品ともなんとか2000万HKドルを超えて大ヒットしてほしいところです。それよりも早く観たい2作品です。


ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ4

2006-12-25 23:18:04 | Weblog
GHとジェット・リーの揉め事に関して、また2の撮影のことに関しては、ツイ・ハーク監督から聞いたわけですが、その次に会った時は、たしか彼が日本に来ている時に「今度の3は北京で撮影で、紫禁城の前で獅子が100頭でるよ。」と聞いたのです。でも、なんか、絵が思い浮かばなくて「は、そうなんだ。」と答えたのでしたが、できあがった映像を観て、その意味がやっと理解でしたのでした。つまり獅子舞が100頭出てくるということだったのですが、あの広い紫禁城の広場で100組の獅子舞が踊るなんて、まさに圧巻でした。
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ天地争覇』は、ウォン・フェイホンが実家に帰る話ですが、ここで登場するのが、鬼脚七役のシャン・シンシン(我々はどうしてもクマ・キンキンと言ってますが)です。彼はこの前にも『ドラゴン・イン』等のツイ・ハーク作品に出演していますが、『~天地争覇』で抜擢されて以降、ツイ・ハーク作品のアクション・パートで大活躍。特に『ブレード/刀』のクライマックス・アクションは映画史に残るアクションといえるでしょう。


ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナその3

2006-12-24 18:59:03 | Weblog
92年の春、私は香港にいました。香港映画の勢いはとどまるところを知らない、といったほうがいいでしょう。ちょうど香港に着いた日の午前中にジム・チョイがチムサーチョイ・イーストにある事務所の前で射殺された事件が大騒ぎとなっていました。翌日の新聞には、ジェット・リーやミシェル・ヨーが病院に駆けつけた写真が掲載されていました。犯人も殺し屋の手口ということで、結局、犯人もわからずじまいとなってしまいました。
こういった怖い事件はともかくとして、劇場では『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地大乱』とチョウ・ユンファ&トニー・レオン&ジョン・ウー監督の『ハード・ボイルド』が公開されており、これはさっそく見逃せないと劇場をはしごしました。
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地大乱』は、大ヒット第二弾ということで、午後の時間にもかかわらずけっこうお客さんが入っていて、ウォン・フェイホンが初めて白蓮教徒たちに空中二段蹴りをした時の観客のどよめきといったら、忘れられません。私はこのシリーズの中でいちばん好きな作品ですが、ツイ・ハークのいちばん絶好調期といってもよいでしょう。
『ハード・ボイルド』は、後半の病院のアクションシーンにあっけにとられました。どこで撮影したのかはわかりませんが、CGではなくてあれだけビルで火薬使うのは、まさにジョン・ウーの真骨頂ということでしょう。また、トニー・レオンの潜入捜査官は、のちの『インファナル・アフェア』に通じていくといえるでしょう。ファーストシーンで日本の俳優の國峰隼さんが殺し屋役で出演してますが、これも日本と香港の関係の中での話しなのですが、またお話したいと思います。
香港に行くことがいちばん楽しかったのが、この頃でした。

ところで、中国情報局に『赤壁』が日本のエイベックス・エンタテインメントが購入したというニュースが出てましたが、今、『ルワンダの涙』で仕事のお付き合いをしているのですが、よく買ったなあとびっくり!この会社は『傷城』持っているのでがんばってもらわなければ。
中国情報局

クリスマスのイルミネーション

2006-12-23 21:04:20 | Weblog
今日は休みなのに、山のような仕事をこなしながらこのブログを書いております。さっき、銀座の街を歩いていたら、人の多さとお店の飾りつけが目に入ります。
クリスマスといえば、香港の町の飾りつけを初めて観たときはびっくりしました。
ちょうど12月に入ったくらいの時で、フェリー乗り場から見た香港島の高層ビルディングの美しさと、お店の飾りつけが美しくかわいくて、とても中華圏のところだとは思わなかったのですが、そこがイギリス領たるところのクリスマスだったわけです。
で、昨日、新聞を読んでいたら、12月22日は『燃えよドラゴン』が日本で公開された日、というコラムがありました。あの映画で映し出されている香港と現在の香港、それはびっくりするくらいの違いをみせています。きれいになっていくのもいいのですが、猥雑な香港がやはり懐かしい。
香港の夜景といえば『ティラミス』でニコラス・ツェーとカリーナ・ラムが屋上で語り合うシーンがありますが、クリスマスに見る映画としてはちょっとおススメかもしれません。やはりクリスマスにはラブストーリーが良く似合う、ということです。

明23日公開のアジア作品

2006-12-22 14:28:22 | Weblog
明日23日(土)公開のアジア作品です。

『百万長者の初恋』韓国映画
監督:キム・テギュン 出演:ヒョンビン、イ・ヨニ
高校の卒業証書を手にすれば、祖父の莫大な遺産が相続できる傲慢な青年が、クラスの委員長で不幸な境遇にいる少女を恋してしまう、ラブストーリー。
東京:新宿テアトル・タイムズ・スクエアにてロードショー

正月作品が続々と公開されてきておりますが、思いのほかヒット作が少ない現状です。ランキングの上位に入っているのは、年配者を中心ににぎわっている作品ばかりです。来年の春には定年をむかえる世代が一気に増えるので、映画もまたそれらの人たちを中心にした興行になるのでしょうか?
アジア作品も興行においてはなかなか厳しい状況にあります。
ここで、起爆剤になるような作品なりが出てこないと、2007年もこの状態が続くのでしょうか?

本日、TBS系「ニュース23」はお正月映画特集です。うちが宣伝しています『ルワンダの涙』も紹介されますので、ぜひ観て下さい!

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナその2

2006-12-20 19:09:03 | Weblog
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』が東京国際映画祭で上映されていた時点では、まだ東宝東和は購入していませんでした。当時、日本ではクンフーブームが終わっていたこともあったからだと思いますが、やはり上映時間の長さもあったようです。
この当時のツイ・ハークはまさに絶好調でした。なにせ、香港でのアクションのクラシックブームを巻き起こしたわけですから、竹の子のように似た作品が作られていったわけです。またゴールデンハーベストの思惑通りにジェット・リーは新しいアクションスターとして香港で大人気となったわけです。でも、それがギャラをめぐる事件を引き起こし、トラブルが起こったのでした。それは以前、黒社会の話を書いた時にも触れましたが、大きな問題が起こっていったわけです。
ツイ・ハークは引き続き、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地大乱』の撮影に入ります。この段階で、ジェット・リー側はGH側に強気な態度をとったようです。ある日突然、撮影現場にジェット・リーが姿をみせなくなったのでした。それから1週間後に彼が現場に現れたときは、黒服の男二人とともに現れたそうです。ジェット・リーはジム・チョイという『上海1920』を製作したプロデューサーとマネージャー契約を結んだのです。彼はオランダで薬で一旗あげた中国人と言われていました。彼の周りではきな臭い話がいろいろあり、これも前にブログで書きましたが、最後は何者かに射殺されたのでした。

香港は困りもの

2006-12-18 23:35:50 | Weblog
最近、仕事先の作品とかの制作を手伝ったりすると、いろんなトラブルが起きて、DVD発売の日程が延期になる場合があります。キングレコードで「ジミー・ウオングBOX」を手伝っていた時は、向こうから送られてきた素材は最悪だったり、昔のテレビサイズのものだったりで、半年以上も発売延期したことがありましたが、素材のことを細かく思わないのが香港らしいところです。
香港で古い作品のDVDを買った時も、びっくりするような画質とビデオ用の素材で起こしたものだから、字幕がはみ出していてみえないものもありました。(『池女』とかだけど)商品さえだせばいいという、このいい加減さが香港的といったらそれまでですが、日本で出すとなるとそうゆうわけにはいきません。
さて、そうこうやっているうちに、香港のメーカーから出しているDVDの素材と買った権利元から送ってきた素材の長さが違っていたという問題が発生しました。つまり、香港のDVDメーカーが勝手に素材をつまんでいて出していたということなのです。そうなると発売日程を決めている日本のメーカーはたまったもんじゃありません。ということで、某作品の発売が1ヶ月延びそうなのです。
フォーチュンスターの作品も音源変えているという話を前にしましたが、これだから昔のビデオが捨てられないのです。

4年越しの人気スター「ソン・スンホン」

2006-12-17 00:46:33 | Weblog
このブログでは時々韓国映画のこととかも取り上げていますが、先だっての兵役除隊してから日本に来日したソン・スンホンのフィーバーぶりを見て、あることを思い出したのでした。
かれこれ4年ほど前のこと、ソニーピクチャーズから『クローサー(夕陽天使)』の宣伝を頼まれて資料を作っている時に、「このソン・スンホンって誰?」ということでプロフィールを調べていたのですが、この時なぜ香港映画に彼が出ているのか???でした。でも、よくよく調べると、この時点で香港や中国では韓流ブームが最高潮で、アジアマーケットを考えて彼が出演していたとわかったのでした。
これはパブリシティで売り込まなければと、うちのスタッフがマスコミに売り込むもののまったく反応なし。たぶん、韓国系の雑誌以外はほとんど無視されたような記憶があります。
その後、NHKで「秋の童話」などが放送され、日本での人気があがっていき、現在の状況があるわけですが、日本のマスコミって人気が出てこないと記事を取り上げないところがあるので、宣伝している立場からするとムッとしたりもします。それは日本の俳優とかもそうなのですが、例えば柴咲コウが今みたいに有名になる前、ある映画の宣伝をやっていて某女性誌にインタビューの売り込みにいったら断られたことがありました。その後、ブレイクして今ではその雑誌の表紙なんかに出ているわけですから・・・・・笑ってしまいます。
それにしても韓国スターの日本での人気は、ある部分、NHKの影響が大きく関係してます。映画の宣伝においても、NHKで取り上げられると、とたんに入場者が増えたりします。なにせ、国営放送は全国津々浦々まで放送されているわけですから、全国的な人気になるわけですねえ。
ソン・スンホンのファンの方、よろしければ『クローサー』も見てほしいです。
あ、そうそう、先だってある劇場の方と、このフィーバーぶりを見て、ソン・スンホンの作品2本立てをやったらお客さん来るかなあ?と言ってましたがどうなんでしょうね。

番外編『スパイゲーム』その3

2006-12-16 17:02:37 | Weblog
川での撮影の数日後、ケニー・ビー・ファン倶楽部から連絡があって、お茶会あるので来ませんか?とのお誘いがあり、顔を出しましたが、総勢30名近くいましたでしょうか、ちょうど皆で盛り上がっているぐらいに顔を出させていただきましたが、ほんとうに阿Bはニコニコして嬉しそうでした。今を思えば、ファンのほうもちゃんとしたマナーを持っていたので、だからこそ個人の人たちがファン倶楽部を運営してもスターのほうが協力的だったように思います。
一方、ジョイ・ウォンですが、確かこの頃彼女は仕事のやりすぎで身体を壊し、その結果、太ってしまったのでした。1989年を境に彼女の雰囲気が変わってしまったのも、そのためでした。なにせ4本の映画をかけもちしていたほどの売れっ子ぶりでしたが、次第にわがままが激しくなって、手におえなくなってきた時期でもありました。
この映画の後、ジョイは、日本のテレビドラマ「香港から来た女」に出演しましたが、これもこの芸能プロダクションの企画だったと思うのですが、相手役も所属事務所の男優さんでした。映画館での撮影というのもあって、新宿のテアトル新宿で撮影があったのですが、ここでチケットのもぎり役をケニー・ビー・ファン倶楽部の会長がやらされていたのは笑ってしまいましたが、その時にあったジョイは、可憐さがなくなっていて残念に思ったことを覚えています。

明16日公開のアジア作品

2006-12-15 23:29:44 | Weblog
明日16日(土)公開のアジア作品です。

『とかげの可愛い嘘』韓国映画
監督:カン・ジウン
出演:チョ・スンウ 、カン・ヘジョン
晴れの日も雨の日も黄色いレインコートを着て、ポケットにとかげをいれて嘘をついている転校生のアリと彼女を好きになってしまったジョカンの20年にもわたる3度の別れを繰り返す男女の不器用な恋愛を描いた作品。ひたすら初恋の人を思い続ける主人公ジョカンを『マラソン』のチョ・スンウ、いつも嘘をついて相手を煙に巻くヒロイン役を、『トンマッコルへようこそ』のカン・ヘジョンが演じている。
東京:シネマート新宿ほかロードショー

今、このブログを書きながら『ラッシュアワー』を観ていますが、来年は『ラッシュアワー3』の公開も決定してますが、日本で買ってないといわれていた『BB計画』も来年春ぐらいの公開が決まったようです。詳細はわかり次第、またご紹介いたします。
話が変わりますが、今正月映画の第一弾が公開されましたが、年配向けの作品、『硫黄島からの手紙』や『武士の一分』等の興行がいいようです。業界内で予想外だったのが『NANA2』で、前作の30%しか入っていないとのこと。製作から公開までわずか3ヶ月の仕上げだったこの作品、やはりファンはキャスト変更といったニュースが大きかったのでしょうか。
この分だと、正月第二弾の公開作品が早まりそうで、今、私が宣伝している『ルワンダの涙』も初日が決まりましたが、同じ日に公開される作品の多いこと。あせっております。

番外編『スパイゲーム』その2

2006-12-15 01:04:42 | Weblog
『スパイゲーム』が作られることは、香港のほうから情報が流れてきて、「あ、そうなんだ。」程度と、この頃、この製作に動いていたこの芸能プロダクションの担当している女性二人と顔見知りになっていて、香港映画に関しての情報を交換していた記憶があります。なので、日本でロケする時も顔を出してくださいねと言われ、川崎のチネチッタに仕事さぼって行ったのでした。この時も、確かエキストラの一人として、ケニー・ビー・ファンクラブの面々がいたと思うのですが、この撮影の時にあることに気がついたのでした。それは、ライブシーンの演出指揮していたのは、監督のデヴィッド・ウーではなく、この映画を仕掛けた芸プロの女性社長がなぜか舞台上で何か指示していたのでした。
これは後からある人から聞いた話だったのですが、日本のロケの時にもめたらしく、演出にこの女性社長が口出ししてぎくしゃくしたとのことでした。
ところで、皆さんはこの映画を香港=日本合作と思っているかもしれませんが、実は映画の制作費は全て日本なのです。ツイ・ハークのフイルムワークショップはあくまで製作プロという形だったのでした。ただ、この当時、この作品は日本版と香港版があるという話があったのですが、香港版は観てないのでどう描かれていたのかは今だわかりません。香港でDVDが出てないのは、たぶんこの映画の権利が日本にあるということなのでしょうが、当時日本でもヒットしなかった作品なので、日本でのDVD化はむずかしいのかもしれませんね。

中国☆上海 映画祭

2006-12-13 22:27:56 | Weblog
先だって知り合いの宣伝の人間から中国映画のことで教えてほしいことがあるとの電話があり、聞いてみたら、「中国☆上海 映画祭」の宣伝を担当しているとのこと。そんじゃあ、情報載っけるよということで、内訳いただきました。

「中国☆上海 映画祭」
会期:2006年12月16日(土)~22日(金)
会場:テアトルタイムズスクエア
(東京都渋谷区千駄ヶ谷タカシマヤタイムズスクエア12階)
内容:○中国映画7プログラム上映 ※各プログラム定員入替制
○初日舞台挨拶+イベント(予定)
※参加ゲスト(予定)
俳優:蒲巴甲(プー・バージャ)「ヒマラヤ王子」
監督:謝晋(シエ・チン)「芙蓉鎮」
監督:李欣(リー・シン)「自娯自楽」
監督:胡雪樺(フー・シュエフォア)「ヒマラヤ王子」
上映作品
「芙蓉鎮/ふようちん」(1987年/165分)
監督:謝晋(シエ・チン)
主演:劉暁慶(リュウ・シャオチン)、姜文(チアン・ウエン)
88年カルロビ・ヴァリ国際映画祭グランプリ
87年金鶏奨最優秀作品賞 他
87年百花奨最優秀作品賞 他
「喜瑪拉雅王子(原題)/ヒマラヤ王子」(2006年107分)
監督:胡雪樺(フー・シュエフォア)
主演:蒲巴甲(プー・バージャ)、宗吉(ゾンジ)、多布傑(ドブジェ)
「長恨歌(原題)・ちょうこんか」(2005年/110分)
監督:關錦鵬(スタンリー・クワン)
出演:鄭秀文(サミー・チェン)、梁家輝(レオン・カーファイ)、胡軍(フー・ジュン)
05年ヴェネチア国際映画祭ヨーロッパ芸術交流賞
「自娯自楽(原題)/じごじらく」(2004年/120分)
監督:李欣(リー・シン)
出演:尊龍(ジョン・ローン)、李?(ココ・リー)、夏雨(シャー・ユー)
04年ビバリーヒルズ映画祭外国語映画賞
「上海倫巴(原題)」(2006年/110分)
監督:彭小蓮(ポン・シャオリエン)
出演:袁泉(ユアン・チュアン)、夏雨(シャー・ユー)
06年上海国際映画祭オープニング映画

ほか、上海アニメの上映あり。

『ヒマラヤ王子』のフー・パージャは、最近、中国で流行のオーディション番組で優勝したスターで、日本初登場になるわけですね。来日して舞台挨拶もあるようですので、お時間ある方は覗きに行ってみてください。
香港映画好きの人にとっては、昨年の東京国際映画祭で上映された『長恨歌』の上映があるので、その時観れなかった方はいい機会ですね。個人的にはジョン・ローンとココ・リーの『自娯自楽』がえらい気になります。