電影宣伝自由人

香港映画を中心にしたアジア映画のよもやま話などを紹介

年末

2011-11-30 21:00:57 | Weblog
明日が12月1日なんて、あっという間の1年ですが、今年は日本で公開された中華映画が久々に多くて、うちの会社も久々に5本の作品を手伝いました。
といいながら、2012年1月14日公開の『三国志英傑伝 関羽』もどたばたで準備していますが、来年は再び予想以上の公開作品が増えそうです。
ただ、秋に関西のシネコン2館が閉館や、本日付で福岡のソラリアシネマも閉館と、劇場も厳しい運営を強いられています。
皆さんはあまりご存知ではないかと思いますが、大手のシネコンはデジタル化がされていき、来年はほぼシネコンはフイルムでの上映ができなくなります。また、業界全体のデジタル化の波と、バカ高い投資のできない中小の劇場、配給会社に対してVPFの問題が出てきているために、今後、ミニシアターでかかっていたような小さな作品の公開が厳しくなるのではといった、いろんな問題が来年出てきそうです。

さて、『大魔術師』の新しい大陸予告編がありました。
大魔術師大陸新予告
『東成西就2011』も公開されましたが、どんな内容なのか、ジェフ・ラウだからくだらないと思いますが見たいですね。
東成西就2011予告

シャンハイ スペシャル・エディション [Blu-ray]
クリエーター情報なし
Happinet(SB)(D)


流星剣侠伝 大人物(りゅうせいけんきょうでん だいじんぶつ)DVD-BOX
ニコラス・ツェー、アンジェリカ・リー主演
マクザム

奪命金

2011-11-28 15:05:06 | Weblog
ギリシャから始まり、イタリア、スペインの財政危機で、株をやっているうちのスタッフはひーひー言っていますが、そんなスタッフに見せたかった映画が、昨晩のフィルメックスで鑑賞した『奪命金』です。
最初、この題名でどんな映画なんだろうか?と思っていましたが、観終わってたから、なるほどと。
映画が始まる前にジョニー・トー監督のセルフコメント映像には笑ってしまいましたが、編集しないで見せたところはFILMEXプロデューサーの市山さんのグッドジョブといったところですね。
さて、映画ですが、リスクの高い金融商品を売る女性銀行員(デニス・ホー)、気のいいヤクザの男(ラウ・チンワン)、そして刑事(リッチー・レン)とその妻。その三様が高利貸しの社長が殺害されたことを中心に、話がつながっていきます。でも、あくまでもこれらの三者は関わることなく各自の話が進むという、ジョニー・トーがメッセージで言ってましたが、これまでとは違う演出をした作品になってます。
作品のストーリーはここでは見ていない人がいると思いますので書きませんが、ただ、この映画を見る場合、ストーリーが3者を並行して描いていないので、そこが見ていて理解できない人もいるかもしれません。しかしながら、皮肉とスリリングな展開はジョニー・トーらしさでもあり、個人的には楽しめました映画でした。
ただ、私が仕事をしたことある、某会社の買い付け担当が言っていましたが、この前半の部分がなかなか理解しづらいことと、金融のことがわかりずらいので、買い付けるにはなかなか難しいかも、とも話していましたが、私ももしこの作品を買うことを考えるとそこらへんのポイントが引っかかるなというのがビジネス的な感想でもありました。
ところでこの映画の個人的なツボですが、やくざのボスの誕生会で最初にお客として名刺を配ってくれといっているB哥役がン・チーホンだったのですが、この人、ほんまもんの893で、久しぶりに見たなあという懐かしさを感じました。『古惑仔』や『バレット・オブ・ラブ』でのチャーリー・チャンとの兄弟役が印象的ですが、ものほんなのでこうゆうダークサイドな人をやらせればぴったりです。
それとテレンス・インが登場したのも驚きでしたが、最初、顔がふっくらしているので、誰?テレンス?と認識するまで数秒かかりました。



そうそう、映画が始まる前に、隣に座っていた女性の方が『新少林寺』を早く見に行かなきゃという話をしてくださっていたのですが、シネコンは入っていない回はずばっと切ってしまうので、まだのお方は早く行ってくださいませ。3週目になって1日1~2回とかにもなりかねないので。
おかげさまで見た方からの評判がすごくよくて嬉しいかぎりです。

おまけ。
先だってエリック・クォックがコンサートで恋人のグレース・イップに結婚を申し込んだ映像がYOUTUBEにあがっていると知り合いに教えてもらいました。なんとその舞台上で、神父役をニコラス・ツェーがやらされたという面白い映像です。しかしながらコンサートの映像を観客が撮ってるって、セキュリティー甘いですね。
ニコラスとグレースは『ジェネックス・コップ』で共演しましたが、私は日本映画『案山子』の撮影で来ていた彼女の取材入れで1度会いました。まだあの頃は幼い感じしていましたが、あれから10年経ってしまったんだと、この映像を感慨深く見ました。
エリック・クォックコンサート

金馬奨2011

2011-11-27 18:43:50 | Weblog
昨日は台湾金馬奨が発表されましたが、賞の中心は、今年台湾で爆発的なヒットとなった『賽克‧巴萊』、主要の賞を受賞した『桃姐』が中心になりましたね。
ただ残念ながらほとんどの作品の日本公開がまだないのが寂しいかぎりです。

作品賞
『賽克‧巴萊』
監督賞
許鞍華(アン・ホイ)『桃姐』
主演男優賞
劉華(アンディ・ラウ)『桃姐』
主演女優賞
葉嫻(デニー・イップ)『桃姐』
助演男優賞
徐詣帆『賽克‧巴萊』
助演女優賞
唐群『到阜陽六百里』
新人賞
柯震東『那些年,我們一起追的女孩』
新人監督賞
烏爾善『刀見笑』
ドキュメンタリー賞
『金城小子』
オリジナル短編賞
『小偷』
脚本賞
楊南倩, 勇星, 秦海璐, 葛文, 席然『到阜陽六百里』
脚色賞
朱蘇進, 述平, 姜文, 郭俊立, 危笑, 李不空『讓子彈飛』
撮影賞
趙非『讓子彈飛』
視覚効果賞
翁國賢, 姜鍾翊『武侠』
美術賞
奚仲文, 孫立『武侠』
造形賞
郝藝『刀見笑』
アクション監督賞
甄子丹(ドニー・イェン)『武侠』
音楽賞
何國杰『賽克‧巴萊』
主題歌賞
『完美落地』
編集賞
陳曉東『尋找背海的人』
音響賞
杜篤之, 湯湘竹, 吳書瑤『賽克‧巴萊』
終身成就紀念獎
丁善璽(ティン・シャンシー)


さて、本日はブルース・リーの生誕日でもあり、東京フィルメックス最終日で、私は最後の上映となる『奪命金』の日劇の方に行きます。


鴻門宴予告

2011-11-21 17:38:55 | Weblog
『新少林寺』も無事スタートし、まずはほっとしました。で、引き続き弊社は『三国志英傑伝 関羽』に入ります。
今日はドニー・イェン作品でもおなじみの谷垣健治さんにお会いしました。『~関羽』の現場にも行かれていたとのことで、いろんな話を聞いたのですが、曹操役が最初レオン・カーファイ、という案だったというのは驚きました。でも、個人的にはやっぱりチアン・ウェンのほうが重厚で、今回の曹操役はぴったりと思っております。
さて、中国映画は時代劇が多いですが、ダニエル・リー監督の『鴻門宴』の予告編を見つけました。レオン・ライ、リウ・イーフェイ、アンソニー・ウォン、小春、アンディ・オンと、ある意味固い布陣ですが、どんな出来栄えやら。鴻門宴予告
ところでこの予告、後ろのほう、予告のリールまでアップされているんですが、普通はCUTするのに。さすが向こうはアバウトです。

暮れ公開の映画に出ている日本人俳優

2011-11-18 21:44:03 | Weblog
中華映画も以前から日本人俳優が出てましたが、今年の暮れに公開される作品に、二人の有名な日本人俳優が出演しています。
まずは、チャン・イーモウ監督最新作でクリスチャン・ベール主演の『金陵十三釵』。ここでは渡部篤郎が日本軍の兵として出演してます。金陵十三钗予告
そしてもう一本は、ジングル・マー監督、タン・ウェイ、セシリア・チャン、レネ・リウが出演している『極速天使』。こちらには北村一輝が出演しています。極速天使予告
気になる作品です。

近況

2011-11-17 14:58:01 | Weblog
『新少林寺』の公開がいよいよ今週の19日となり、宣伝は最後の追い込みになっております。ドタバタのせいか、ツイッターでしか情報だせない感じになってます。
うちの会社は媒体の露出担当なので、今はテレビと新聞の最終ぎめをしているところです。今週は14日の次長課長の宣伝隊長就任応援隊イベントをやり、この媒体露出でどたばたし、なおかつアンディ・ラウの娘役をやった嶋田瑠那ちゃんも来ているので、その取材入れもしています。
さて、19日土曜は、有楽町駅の前にあるスバル座で、第一回目(10時30分)の終了後に、次長課長と嶋田瑠那ちゃんの舞台挨拶あります。瑠那ちゃん、まだ9歳ですが、もうかわいいというか、同じ世代の女の子と比較してまったくオーラが違います。お時間ある方はぜひお越しください。

それから、発表になりましたが、『三国志英傑伝 関羽』(関雲長)の公開が2012年1月14日からヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷で決定しました。時間がないのに、素材がまだこなくてどたばたしています。前売り券は近日発売となりますが、もう少々、お待ちを。

楊門女將之軍令如山

2011-11-03 07:00:24 | Weblog
セシリア・チャンは芸能復帰してから映画出演が続いていますが、彼女が時代劇に出演しているのが、ジャッキー・チェン製作、フランキー・チェン監督の『楊門女將之軍令如山』。このお話は『14アマゾネス王女の剣(十四女英豪)』で描かれた楊家の女性たちの戦いを描いているのですが、かなりリアルに殺されていくようですね。
そういえばフランキー・チェンは1999年ごろにジャッキー・チェン主演、宮沢りえ、唐沢寿明共演の作品を企画していて流れた経緯がありました。
楊門女將之軍令如山予告

投票結果(~1970年代)

2011-11-02 19:16:26 | Weblog
皆さんに投票していただいた大好きな映画(~1970年代)の集計を遅ればせながら発表いたします。

1位はジャッキー・チェンの代表作でしたね。ブルース・リー登場後のインパクトの強さは忘れられませんし、ジャッキーの初期主演作の代表作でもあります。
話は変わりますが、今週金曜深夜に行われる「東京国際ジャッキー映画祭」の打ち合わせで東映の方とお話した時に、東映版のジャッキー作品の予告とか残っているかどうか調べてもらったのですが、やはりというか、ラボにも残っていないとのことでした。残念でした。
ま、当日は上映以外にいろんな催し物やりますが、お宝プレゼントはうちの蔵出しを少しします。
お越しになられた方は、ぜひ当たれ、と念仏を唱えてください(笑)

ところでこの投票結果の中で、なかなか日本でビデオ化していないホイ兄弟の傑作『天才與白痴』が入っていますが、日本では香港の権利元の窓口になっているT社がジャッキー・チェンほかのライブラリーを出しているP社で出すのかどうか、またU社では出さなかった作品も出すのかどうかが気になるところです。

投票結果
6票
『ドランクモンキー酔拳』
5票
『Mr.BOO!ミスター・ブー』
4票
『ブラッド・ブラザース 刺馬』
『新・片腕必殺剣』
3票
『ヴェンジェンス 報仇』
『上海ドラゴン 英雄拳』
2票
『燃えよドラゴン』
『吼えろ!ドラゴン起て!ジャガー』
『スネーキーモンキー蛇拳』
『片腕カンフー対空飛ぶギロチン』
『モンキーフィスト猿拳』
『少林寺列伝』
『五毒拳』
「野玫瑰之戀」
1票
『片腕必殺剣』
『香港ノクターン』
『大女侠』
『大酔侠』
『山中傳奇』
『アンジェラ・マオの女活殺拳』
『キングボクサー/大逆転』
『ドラゴン危機一発』
『ドラゴン怒りの鉄拳』
『ドラゴンへの道』
『カラテ愚連隊』
『続・嵐を呼ぶドラゴン』
『少林寺三十六房』
『ワンス・アポン・ア・タイム英雄少林拳』
『水滸伝』
『マジック・ブレード』
『忠烈図』
『残酷復讐拳』
『少林寺虎鶴拳』
『Mr.BOO!インベーダー作戦』
『ミスターブー・ギャンブル大将』
『クレイジーモンキー 笑拳』
『カンニングモンキー 天中拳』
「點指兵兵」
「六月新娘」
「紅粉熬星」
「毒女」
「天才與白痴」
「沙胆英」