自分が宣伝という立場にいる仕事をしているせいか、映画祭の舞台挨拶やティーチイン、イベントなどは特にどういう仕切りでやっているのか、ついつい職業的見方で眺めていることがあります。
最近は予算が縮小されているせいか、東京国際映画祭でもボランティアを使ったりしているのですが、要領を得ないというか、仕切りが悪かったりすることが多々あり、見ているこちらはイライラすることが多くなりました。
さて、本日から映画祭が開始されましたが、私はさっそく東京・中国映画週間の『ムーラン』のイベントに行ってきました。ちょうど入口でもにかるさんとバッタリ会ったので軽くお話をして会場であるシアターTSUTAYAに入りました。
で、定時を遅れてスタートしたイベント・・・・なんじゃこれ
まずマイクの音はでないわ、で始まり、『ムーラン』製作会社のプロデューサー二人が挨拶した後に流れた特別映像が、はっきりいってヨウツベでも見れるような、マーケット用プロモ映像、それもたかだか2分強ぐらいしかなく、映像が終わって司会が「皆さんどうでしたか?」の問いに、こちとら声も出ず。
その後、ゲスト登場で、ジングル・マー監督を呼んでもなかなか出てこないわでタイミングをはずし、ゲストが壇上に上がっての挨拶中にまたマイクの音が出なくなり、それに気をきかせたヴィッキー・チャオが声出して観客を笑わせるなど、なんかちぐはぐな内容。それで5名の方にサイン入りの写真プレゼントの抽選会なんていうのが始まり、結局30分強でイベントは終わり、1,300円の前売り買って行った私ははっきりいって金返せ~です。
今回は『ムーラン』の新たな映像が見れると思った顔見知りのマスコミの面々、帰り際に話をしましたが苦笑というより、やっぱり大陸の中国人の発想は・・・といったところでしょうか。
あと最後にマスコミ向けの写真撮影で、司会が「マスコミ以外の方の撮影はやめてください。」とアナウンスしていたのですが、すでにイベントが始まった段階でお客さんは写真撮っているわけで、いまさらそんなこと言ってどうすんのよと。
それと場内ではマスコミらしき人が空いている席に座っていて、その席に座る人がやってきてちょっとごたごたしたり、そうゆうのをチェックする係もいないという、こんなひどい仕切りは見たことない!
結局、このイベントって、『ムーラン』製作会社のマスコミアピールというか、東京国際映画祭(の関連イベントでしかないのですが)で『ムーラン』注目!とかいって中国国内とかで明日記事が出るんでしょうね。
と、怒りのコメントを今渋谷のネカフェで書いておりますが、ゲストのヴィッキー・チャオが白の衣装でかわいらしく登場し、チェン・クンもなかなかの好青年でした。ただ、ジェイシーは衣装がラフすぎて、おもわず突っ込みを入れたくなりました
それから、『建国大業』の平日の上映がなくなってしまい、あわてて24日夜の回に変更したのですが、平日に行こうとチケットをお持ちの方、渋谷シアターTSUTAYAでの上映は23、24、25日のみですのでお気をつけください。
さて、これから『ジャッキー・チェンを探して』見ます。