電影宣伝自由人

香港映画を中心にしたアジア映画のよもやま話などを紹介

2007年最後の日

2007-12-31 03:30:45 | Weblog
2007年もいよいよ最後の日となりました。香港が中国に返還されて10年。いろんなことがありました。
返還特需もなく、香港経済は厳しく、そしてSARSの発生で大騒ぎとなり、その間にレスリー・チャンやアニタ・ムイと、香港芸能界を支えたビッグスターたちがこの世を去り、激動の10年でした。中国大陸のお金も流れてきたこともあって、香港の経済も持ち直しましたが、もはや昔の香港は失われつつあり、あまりに古いものがなくなっていくことで魅力も半減してしまいました。
ブログを書くきっかけは、自分が映画業界に入って関わった過去の記憶を忘れないために、日記のような感じで書いていっていますが、書いて行くうちにいろんなことを思い出してきます。
時は経つのが早いというか、この10年は自分にとっても激動の10年でした。1997年4月13日にうちの師匠が亡くなり、翌98年の7月に前の会社を辞め、それから個人で仕事をスタートし、今年の5月31日に株式会社として新たなスタートを切りました。2008年からまた新たなスタート。またどんな10年が待っているのでしょうか?
昨日、水道橋にあるマッサージ店に行ってきました。ここのお店で働く王さんは、新橋の行きつけのマッサージ店に1年前まで務めていて、今年、親戚のお姉さんと店を立ち上げたのでした。なかなか行けないのですが、私の疲れている脚のポイントがわかっているので、3ヶ月ぶりに行ってきました。水道橋は学生時代や神保町界隈の出版社に行ったついでによくうろうろしていましたが、水道橋から神保町をてくてく歩いて行くと、中華料理屋やマッサージ店がいつの間にやら増えていました。お腹が減ったので1軒の中華に入ったのですが、ここも働いているのは中国人です。どうも知らないうちに水道橋界隈もアジアの人が増えているようです。おまけにベトナム料理やシンガポール料理の店とかもできていて、そのうちここらへんあたりも中華系でひしめいてくるのでしょうかね。
ということで、皆さん、よいお年を。

2月下旬~3月上旬発売のアジア作品(DVDセル)

2007-12-30 17:52:37 | Weblog
今回は久々に2月下旬~3月上旬に発売されるアジア作品の(DVDセル)をご紹介いたします。

●中国映画
2月29日
「碧血剣」DVD-BOX2
監督:ホアン・ズゥチュン 出演:ボビー・ドゥ、ホアン・シェンイー
3月19日
「燃ゆる呉越」BOX1
監督:ホアン・ジエンジョン 出演:チェン・パオクオ、コウヨン

●香港映画
2月22日
『傷だらけの男たち』
監督:アンドリュー・ラウ 出演:トニー・レオン、金城武
『人肉灯篭』
監督:アンドリュー・ラウ 出演:レオン・カーファイ、チンミー・ヤウ
2月29日
『スパイゲーム』
監督:デヴィッド・ウー 出演:ジョイ・ウォン、ケニー・ビー
「リアル・カンフー佛山詠春伝」DVD-BOX
監督:チャン・ワイグン 出演:ユン・ピョウ、リュー・チャーフィー
3月22日
『アンジェラ・マオ テコンドーが炸裂する時』
監督:ファン・フェン 出演:アンジェラ・マオ、カーター・ワン
『アンジェラ・マオ 必殺!サンダーボルト』
監督:ロー・チー 出演:アンジェラ・マオ。ジェイムズ・ティエン
『アンジェラ・マオ ザ・トーナメント』
監督:ファン・フェン 出演:アンジェラ・マオ、カーター・ワン

●韓国映画
2月1日
「ブルー・フィッシュ」DVD-BOX
監督:キム・スリョン 出演:コ・ソヨン、パク・ジョンチョル
2月20日
「がんばれ!クムスン」DVD-BOX5
監督:イ・デヨン 出演:ハン・へジン、カン・ジファン
2月22日
『私のちいさなピアニスト』
監督:クォン・ヒョンジン 出演:オム・ジョンファ、シン・ウィジェ
『愛するときに話すこと』
監督:ピョン・スンウク 出演:ハン・ソッキュ、キム・ジス
『卑劣な街 プレミアムエディション』
監督:ユ・ハ 出演:チョ・インソン、ナムグン・ミン
「マジック」DVD-BOX1
監督:ホン・チャンウク 出演:カン・ドンウォン、キム・ヒョジン
「マイガール」DVD-BOX1
監督:チョン・ギザン 出演:イ・ダヘ、イ・ヨンウク
「無敵の新入社員」DVD-BOX
監督:イ・ヨンソク 出演:ムン・ジョンヒョク、ハン・ジミン
「秋の童話」DVD-BOX2
監督:ユン・ソクホ 出演:ソン・スンホン、ソン・へギョ
「銭の戦争」DVD-BOX1
監督:チャン・テユ 出演:パニ・シニャン、パク・ジニ
「ソウルメイト」DVD-BOX1
監督:ノ・ドチョル 出演:シン・ドンウク、イ・スギョン
「ロマンス」DVD-BOX1
監督:ぺ・ユミ 出演:キム・ジェウォン、キム・ハヌル
「姉さん」DVD-BOX3
監督:キム・ジョンス 出演:ソン・ユナ、キム・ソンス
2月27日
「太王四神記プロローグDVD」
出演:ぺ・ヨンジュン、ムン・ソリ
2月29日
「19歳の純情」DVD-BOX2
監督:チョン・ソンヒョ 出演:ク・へソン、ソ・ジソク
「不良主夫」DVD-BOX
監督:ユ・インシク 出演:ソン・チャンミン、ユミン
「秘書の品格」6枚セット
監督:ファン・インレ 出演:チ・ジニ、シム・へジン
「勝負師」スペシャルフィーチャーDVD-BOX
出演:ソン・スンホン
「マイガール」スペシャルフィーチャーDVD-BOX
出演:イ・ジュンギ
3月5日
『強敵』
監督:チョ・ミノ 出演:パク・チュンフン、チョン・ジョミン
『拍手する時に去れ』
監督:チャン・ジニ 出演:チャ・スンウォン、シン・ハギュン
『ノートに眠った願いごと ディレクターズカット版』
監督:キム・デスン 出演:ユ・ジテ、キム・ジス
『20のアイデンティティ』
監督:ポン・ジュノほか 出演:ピョン・ヒボンほか
『不機嫌な男たち 不倫と純愛』
監督:ミン・ピョングク 出演:チョン・チャン、キム・ユソク
「ありがとうございます」DVD-BOX1
監督:イ・ジェドン 出演:チャン・ヒョク、コン・ヒョジン
「ヴィクティム・オブ・ラブ塩人形」DVD-BOX1
監督:パク・ギョンリョル 出演:ファン・スジョン、キム・ヨンホ
3月7日
「キム・レウォンin順風産婦人科」DVD-BOX
監督:キム・ビョンウク 出演:キム・レウォン、ソン・へギョ
「悲しみよ、さようなら パーフェクトBOX」VOL2
監督:ムン・ボニョン 出演:キム・ドンワン、パク・ソニョン
「ストック-君に贈る花言葉-」DVD-BOX
監督:パク・チャンホン 出演:パク・チニ、リュジン
「商道~サンド~」DVD-BOX4
監督:イ・ビョンフン 出演:イ・ジェリョン、ホン・ウニ
「情~愛よりも深く~」DVD-BOX1
監督:チャン・ホセ 出演:ユ・ジュンサン、キム・ジホ

その他になりますが、2月22日にジェット・リー主演の『ローグ・アサシン』も発売されます。
それにしても相変わらず韓国ものが多いですねえ。
『傷だらけの男たち』の特典映像は、日本での記者会見ほかの模様が収録されているようです。アンジェラ・マオ作品は、彼女の作品インタビューが収録されています。

1年のしめくくり

2007-12-26 23:23:51 | Weblog
今、家に帰ってきましたが、テレビでは「笑っていいとも」で1年間を振り返っておりました。外では火の用心の声が響いています。本当にこの1年あっという間でした。今年の業界を振り返ってみると、映画業界も格差が激しくなっていて、大ヒットするか、宣伝費も回収できない惨敗かの2極化してきています。アジア映画はどちらかというと後者のほう。それにあれだけ騒がれていた韓流ブームも峠を過ぎ、劇場公開もヒットしなくなってしまいました。
もちろん、日本においての香港映画は寂しいかぎりで、ビデオリリースもなかなか思うような形になっておりません。と、後ろ向きな話ばかりですが、でも2008年は中華圏は北京オリンピックが控えております。香港映画界も協力する、なんて話も出ておりますが、大作『レッドクリフ』も控えてますし、クンフーテーマにした日本映画もあるし、年を明ければ日本でも『ラスト、コーション』が公開されます。『ラスト、コーション』のマスコミ評価もうなぎ上りで、試写を観たいろんなマスコミから絶賛の声を聞いています。
来年は楽しみな1年になりそうですね。

生誕快楽

2007-12-25 18:14:44 | Weblog
結局3連休は宣伝企画書書きでてんやわんやの休みでしたが、24日は久々に新橋でマッサージに行きました。久々だったので、身体が固く、背中に乗られて足でもみもみ。ストレッチは「ぎゃ~」といいながら、あっという間の90分でした。
ここの女性陣たちとは顔なじみなので、クリスマスケーキを差し入れしたら、すかさず「生誕快楽!」と一言。香港はもともとイギリス領だったのでクリスマスはありましたが、中国大陸のほうはここ最近のことなんです~と、おなじみの言葉をかけてもらって一緒にケーキを食べました。
香港映画でも、この生誕快楽の日を取り入れた映画は多々ありましたね。いわゆる季節物クリスマス・ムービーといえるでしょう。私がとっとと名づけた『幸せはイブの夜に』なども、スタームービーでコメディでというと、この部類に入る作品です。そんな季節の風物詩のような香港映画は最近なくて寂しいものです。
マッサージをすませ、その足で秋葉原の輸入DVDショップへ行き、3月に宣伝することになっている『DEAD SILENCE』の輸入DVDを買いました。香港ものも買いたかったのですが、ちょっと我慢。そういえば、N監督が大陸版『鉄三角』のDVDを押さえましたと連絡があったのですが、どうも編集が違うようだと大騒ぎしておりました。どんなになっているか早く見たい!

三連休初日

2007-12-22 18:49:33 | Weblog
本日は三連休の初日ですが、私めは会社に出て仕事をしております。その前に午前中、横浜に行って「覇王別姫藝術展」をのぞいてきました。11時ごろに着くと会場は女性の方々でにぎわっており、男性は私をふくめ数える程度。ちょっとはずかしでしたが、でもこの展示会、レスリー・チャン主演『さらばわが愛~覇王別姫』の魅力を知るには十分な内容の展示会になっておりました。いろんなものも展示されているのですが、この映画に関わった方々のインタビューもなかなか面白く、なかには私もよく知っている、この作品の宣伝担当だったH氏や劇場のN女史のインタビューもありました。
そういえば、東京国際映画祭でこの作品を観た後、たまたま公開する劇場のN女史と記者会見場で顔を合わせ「この映画、ヒットするかなあ?」と聞かれて「いい作品だから大丈夫じゃないの?」と会話したことを思い出しました。映画は見事に大ヒットし、この映画でレスリーも日本で多くの人に知られるようになって人気が出たのでした。
さて、会場を出てみなとみらい駅のすぐ近くの中華街の門を撮影しましたが、地下鉄で中華街や山下公園に歩いていけるなんて、10年以上前のことを考えたらうそのようです。
この「覇王別姫藝術展」、明日23日の夕方6時までやっているので、お時間ある方は、中華街へご飯ついででもいいので、のぞかれてみてはどうでしょうか?

明日は

2007-12-21 19:49:25 | Weblog
毎週金曜は明日公開のアジア作品を紹介するのですが、残念ながらありません、というより、年内の公開は終わりということで、来年はどんな作品が公開されるのでしょうね。
でも、今週と来週合わせて31本も映画が公開されるなんて、凄まじい数です。明日からは3連休で、クリスマスイブもありますが、私は残念ながら企画書書きと年賀状のデザインであいもかわらず会社に出ます。

あ、そうそう、香港映画祭の3監督インタビュー記事が現在出ております。
現在発売中:アジポップ、アジアウェーブ、中国語ジャーナル、チャイニーズスター

それから映画秘宝にはしょこタンページでアンジェラ・マオとの2ショットも出ております。

この人は誰?その2

2007-12-20 18:52:52 | Weblog
昨日に引き続き、「嘉禾電影」1974年5月号のポートレートページに掲載されていた女優さんです。
すごくキュートで若々しい彼女は誰?
ヒントです。
1、1980年代はシネマシティで活躍していました。
2、未婚の母になりました。
3、歌手としてアルバムも出しています。
4、映画監督としても活躍。
5、台湾に在住で、ケネス・ビー監督「ドラマー」のクレジットにも名前が入って  いました。
6、日本にも出演作品で来日しました。

私も彼女の出演作品を昔宣伝しましたが、デビューのころの彼女、本当にキュートですね。
答えはコメント欄で↓

この人は誰?

2007-12-19 17:36:49 | Weblog
ここ数日、朝が寒くて蒲団からでるのもおっくうなくらいになってきました。
あと2週間たつと新しい年ですね。
さて、今日は1975年2月号の「嘉禾電影」のポートレート写真ページに載っていた女優さんの写真を載っけてみました。さて、この美しい彼女は誰でしょう?
ヒントです。
1、この当時、ゴールデンハーベスト社と契約しました。
2、GH社初出演映画は「大千世界」です。
3、結婚して、その後離婚した夫は、人気スターでした。
4、息子も今、人気スターとして活躍中。
5、最近、孫が生まれました。

正解はコメント欄を↓

風情

2007-12-18 20:43:37 | Weblog
春に香港へ行った時、ホテルで話しかけられた日本人の親子に、「スターフェリーのセントラル側ってどこで乗ればいいんですか?」って聞かれて説明したのですが、「でも、駅が移動しているので、着いた場所は前と違うところになってますよ。」というと、「え~」と驚かれてしまいました。
今日新聞を読んでいたら、最近、市民が政府に対して、街並み保存運動(集体回憶)を展開していると書いてありました。中環の大通から山手に伸びる嘉咸街という露店街の再開発が計画され、香港らしい雑然とした雰囲気と歴史を持つこの地区も経済の波に飲み込まれようとしているとのことです。
この場所は映画の撮影でもよく使われている場所なのですが、先のスターフェリーの件を含め、市民が街の歴史を保存していくことに大きな関心をよせているのだそうです。
香港は土地自体がすべて政府のもので、これまで再開発を繰り広げることで、経済価値を高めてきた経緯があります。古くなった場所を再開発して高層ビルを建てれば、地価収入になっていくわけです。
しかし、これまではそういったことにも否定をしなかった市民も、古いものに対する価値観を見なおしてきたのだそうです。
街がどんどん高層ビル化していくのもいいかもしれませんが、例えば東京の銀座でも、景観をそこなわないように区の条例で高さ制限をしているのですが、昨年某デパートがそれ以上の高さのビル計画を発表して喧々諤々の議論となり、結局、白紙になったこともありました。
香港は東京の半分ぐらいしか面積がないので、もし同じような建物ばかりになってしまうと、それこそ観光を目玉にしていた香港の魅力もなくなるのではないでしょうか?
今日はちょっぴりまじめなお話でした。

覇王別姫藝術展

2007-12-17 19:40:55 | Weblog
テレビを見ていたら、少年隊の東山紀之主演で「覇王別姫」の舞台宣伝のCMをやっておりました。来年はオリンピックがあるせいか、「トゥーランドット」にしても、舞台劇も中華花盛りです。
さて、前にご招待状をいただいていた「覇王別姫藝術展」が今週開催されるので、その告知をいたします。
映画『さらばわが愛・覇王別姫』に関しては、以前もブログで書きましたが、香港は確か93年1月の新暦お正月に公開されたんですね。うちの師匠は正月は香港に行っていたわけですが、この時のお土産が映画の写真集でした。もらった時に、電影双周刊の雑誌っぽい写真集ではなく、あまりにもりっぱな映画の写真集だったので、びっくりしたことを思い出します。

「覇王別姫藝術展」
日時:2007年12月20日(木)~23日(日)
   9時15分~18時
場所:神奈川県民ホール ギャラリー
   第1・2・3・4・5展示室
入場無料
主催:RED MISSION / RED MISSION JAPAN
協賛:アスミック・エース エンタテインメント株式会社
   湯臣電影(香港)有限公司

12月のイルミネーション

2007-12-15 23:15:36 | Weblog
12月になると、香港で初めて見た、ビルにデコレートされたクリスマスのイルミネーションを思い出します。返還前に行った最後の香港(94年)の時も、街がクリスマスの準備をし始めていた時でした。でも、その時は観客でいっぱいだった香港映画のにぎやかしさはなく、劇場へ入ってもお客がほんの一握りしかいない状況になっていました。
その時に観た映画が『三個相愛的少年』と『密桃成熟時』でした。この2作品は今でも覚えていますが、かなり衝撃的でした。なにせ『三個~』はそれまで取り上げられたこともないゲイを主人公にした話、そして『密桃~』は日本ではアイドル的に紹介されたロレッタ・リーがヌードになった三級片だったからです。
きっとあのあたりぐらいから香港映画がおかしな方向へ向って行ったのではないかと、12月の香港を見て思い出すのでした。ということで、来週は3連休でクリスマス、そしてあっという間に今月も終わりです。月日が経つのは早いものです。

明15日(土)公開のアジア作品

2007-12-14 21:13:48 | Weblog
明日15日(土)公開のアジア作品です。

『カンナさん大成功です!』韓国作品
監督:キム・ヨンファ
出演:キム・アジュン、チュ・ジンモ
日本の少女コミックの原作を映画化した作品で、95キロの体重であるヒロインが一念発起して全身整形でスリムになって、人生見つめなおすラブ・コメディ。主演のキム・アジュンは、この作品で一躍スターとなって、劇中歌も披露する彼女の歌手としても人気を得、歌う曲からマリア現象が起こったとのこと。
東京:シネカノン有楽町一丁目ほかロードショー

『ユゴ 大統領有故』韓国作品
1979年に実際に起きた“10.26大統領殺害事件”を描いた作品で、18年間軍事独裁政権の座にあった、パク・チョンヒ大統領暗殺の一日をドキュメンタリー風に描いた作品。裁判ざたとなり、一部映像上映の差し止めとなったが、日本においては完全版での上映となっている。
監督:イム・サンス
出演:ハン・ソッキュ、ペク・ユンシク
東京:シネマート六本木にてロードショー

『中国の植物学者の娘たち』カナダ=フランス
中国映画ではないですが、フランス在住の中国人監督ダイ・シージエ監督が、中国は描くことができない同性愛を描いたラブストーリー。厳格な植物学者の娘と、実習生としてやってきた女性が、姉妹のように心を寄せ合っていきながら、しだいに許されない関係へとなっていくが。
監督:ダイ・シージェ
出演:ミレーヌ・ジャンパノイ、リー・シャオラン
東京:東劇にてロードショー


12月に入って、お正月映画が始まりましたが、どうもかんばしい状況ではなく、中には年内に終わってしまいそうな作品もあるようです。そうなると来年は映画が前倒しになってしまい、宣伝マンはあたふたするわけですが・・・・
昨日、東宝が2008年のラインナップを発表し、HPにいくとだいたいの作品の公開日程がわかるわけですが、それにしても『少林少女』のビジュアル、もろ『少林サッカー』なのですが、この映画にかかわっている人たちが日本で『少林サッカー』を買い付けた会社の面々ので、まあ納得いたしました。きっとデザイナーも予告制作ディレクターも同じ人を起用していることでしょう。

翻訳の違い

2007-12-13 21:48:44 | Weblog
先だってのアンジェラ・マオ来日のために、うちの女性スタッフ陣に『燃えよドラゴン』を見せたのですが、この映画を封切り当時に劇場で観て、すごく印象に残ったセリフがありました。リーが黒ずくめでアジトに侵入しようとしているところを、黒人のウイリアムズがその姿を見つけて一言言うセリフなのですが、原音では「human fly」と言っていて、現在のDVDでは「鳥人だ」となっているのですが、公開当時は「月光仮面だ。」になっていて、場内で笑いが起きました。まだ中学生で英語のことなんかわからない年齢でしたが、こうゆう異訳は、昔はお客さんにより楽しんでもらうために、わかりやすく表現していたのでしょう。
最近は異訳をすると、とたんにそれは違った訳をしていると騒ぎますが、字幕の文字数は画面上で限られ、なおかつ人が耳と目で確認できる秒数があるために、長いセリフも画面上での表記できる文字数はにらめっことなります。
映画のセリフが有名な作品だと、『カサブランカ』の「君の瞳に乾杯」なんていうのもありますが、そうゆうセリフの妙味ある訳がその映画の印象を残こすこともあるわけです。

1月下旬~2月上旬のDVDアジア映画(レンタル)一覧

2007-12-12 18:58:51 | Weblog
キャンペーンですっかり忘れておりました。
1月下旬~2月上旬のアジア映画(レンタル)一覧です。

●香港作品
1月25日
『人肉燈籠(ランプ)』
監督:アンドリュー・ラウ、出演:レオン・カーファイ

●中国作品(大陸)
1月25日
『見知らぬ女からの手紙』
監督・出演:シュー・ジンレイ
2月1日
「碧血剣」一~五
出演:ボビー・ドゥー


●韓国作品
1月16日
「がんばれ!クムスン」VOL21~27
監督:イ・デヨン、出演:ハン・へジン
「朱蒙(チュモン)」17~19<ノーカット版>
出演:ソン・イルグク
1月23日
「ブルー・フィッシュ」VOL1~8
出演:コ・ソヨン
1月25日
『甘く、殺伐とした恋人』
監督:ソン・ジェゴン、出演:パク・ヨンク
『ウォンタクの天使』
監督:クォン・ソングク、出演:イ・ミヌ
『ワイルド・アニマル』
監督:キム・キドグ、出演:チョ・ジェヒョン
『許されざるもの』
監督:ユン・ジョンピン、出演:ハ・ジョンウ
『レストレス~中天~』
監督:チョ・ドンヨ、出演:チョン・ウソン
『恋愛の目的』
監督:ハン・ジェリム、出演:パク・へイル
「秋の童話」VOL1~5
監督:ユン・ソクホ、出演:ソン・スンホン
「ある素敵な日」VOL5~8
出演:コン・ユ
「マジック・スペシャル・フィーチャー」VOL1~3
出演:カン・ドンウォン
「姉さん」VOL6~10
出演:ソン・ユナ
「恋人」VOL6~10
監督:シン・ウチョル、出演:イ・ソジン
2月1日
「19歳の純情」8~10
出演:ク・へソン
2月6日
『公共の敵2 あらたなる闘い』
監督:カン・ウソク、出演:ソル・ギョング
『花嫁はギャングスター ソウルウエディング』
出演:スー・チー
「無敵の新入社員」VOL1~4
監督:イ・ヨンソク、出演:ムン・ジョンヒョク
「ファンタスティック・カップル」VOL5~8
監督:キム・サンホ、出演:ハン・イェスル
「薯童謡[ソドンヨ]」VOL1~7
監督:イ・ビョンフン、出演:チョ・ヒョンジェ
2月8日
『アイ・ラブ・ユー』
監督:ムン・ヒユン、出演:イ・ソジン
「悲しみよ、さようなら」1~10
出演:キム・ドンワン
「商道[サンド]」VOL11~15
監督:イ・ビョンフン、出演:イ・ジェリョン
「愛するなら彼らのように」VOL1~2
出演:イ・ドンゴン
「花いちもんめ」VOL1~4
出演:チャ・テヒョン
「不良家族」VOL1~8
出演:キム・ミョンミン

●タイ映画
1月25日
『BOAボア』
監督:チャ二トーン・メングスワン、出演:ノパン・プーンヤイ
2月6日
『ロケットマン!』
監督:チャルーム・ウォンビム、出演:ダン・チューポン


わがGHクンフー、マオ姐の第一弾である『~女活殺拳』『~電撃ストーナー』はセルオンリーになってますが、発売日程が1月16日になりました。今回の来日でのコメンタリーが入っておりますので、お楽しみに!