電影宣伝自由人

香港映画を中心にしたアジア映画のよもやま話などを紹介

パン・ホーチョン祭

2011-04-29 17:41:32 | Weblog
5月28日から公開されるパン・ホーチョン監督の『ドリーム・ホーム』の公開を記念して、なんと『ビヨンド・アワ・ケン』『AV』『些細なこと』を含む5作品が上映されるとのこと。東京はシアターN渋谷、大阪はシネヌーヴォで1カ月間行われます。
ドリーム・ホーム公開記念HP
今回の『ドリーム・ホーム』はどちらかというとパン・ホーチョン作品としては異質で、血まみれ映画なので、ジョシー・ホーの殺戮シーンは女性には目を覆うような映像がばんばん描かれているので二の足ふむ方もいらっしゃると思いますが、この5作品はパン・ホーチョン・ファンには安心してご覧になられる作品です。

香港電影大堂

2011-04-28 22:03:20 | Weblog
明日29日からはシネマート六本木で「香港電影大堂」が開催されます。上映される作品は香港映画がビデオの登場でばんばん日本に入ってきていたころの作品ばかりで、本当に懐かしいです。
1980年代は今思い出してみれば、私が20代を駆け抜けた時代であり、またバブルの時代でした。といってもその当時は映画業界も「厳しい」という言葉が先にたってましたが、でも今みたいに映画会社が倒産するようなこともなく、賑やかな時代でした。
シネマート六本木のそばを通るたびに思い出しますが、当時の六本木は来日スターをかならず食事に連れていく田舎家などあり、そのあとにはめをはずす場所としてスクエアビルという、全フロアがディスコという有名なビルに連れて行ったものでした。私はそのビルの貸し切りになったワンフロアのディスコでJCやMr.Booと共にした思い出がありますが、そうそうJCがいつも来日した時に買い物に行くお店がいくつかあったことも思い出しました。
87年のGWに『男たちの挽歌』を新宿東急で見ましたが前評判はあったのに厳しい興行でした。『いつの日かこの愛を』はSPOに入った時に、当時のSPOは『野獣たちの掟』や『傷だらけのメロディー』などを発売していたので、香港映画の売り込み資料が置いてあって、その中にこの作品の資料とポスターが置いてあったものをがめて家に持って帰ったこともありました。
当時のスターが泊まるホテルといえば、帝国ホテル、ホテルニューオータニ、ホテルオオクラが3大ホテルでしたが、90年代になるとホテル西洋がよく使われたりしていましたね。JCは帝国ホテルが当時の常宿だった記憶があります。ジョイ・ウォンとレスリー・チャンを泊めたのも帝国ホテルだったし、当時はほんと帝国ホテルが多かったような気がします。あ、ジョン・ローンもそうだった。
今は成田から東京まで車で90分でこれるようになりましたが、あの頃は渋滞がひどくて、かかるときは3時間なんてのもありました。
なんだか懐かしいあの頃の映画。まだ見ていない作品があればぜひこの機会に。



うれしい悲鳴

2011-04-26 17:52:14 | Weblog
今うちの会社は初夏に向けた映画作品の宣伝スタートしています。その作品は先日お伝えした『酔拳レジェンド・オブ・カンフー』(6月25日公開)と、カン・ドンウォン主演の『チョン・ウチ 時空道士』(7月2日公開)なのですが、そんな中、以前から今年は中華圏の公開作品が多いですよと言ってましたが、いやはや、ほんと久々にお祭り状態になってます。公開作品の予定では晩夏から秋にかけて『剣雨』、『精武風雲』、『意外(アクシデント)』、『密告者』、と続き、『新少林寺』もあります。(そのうちのどれかを宣伝しますが)
そしてジャッキー・チェンの『辛亥革命』もあるようです。
ビデオは昨日も伝えたジェイ・チョウの『刺陵(トレジャー・オブ・エンペラー 砂漠の秘宝)』やヴィッキー・チャオの『花木蘭』などもあり、久々に中華映画ファンにはお財布の心配をしなければいけないかもしれませんね。

ジェイ・チョウ

2011-04-25 17:21:31 | Weblog
『酔拳レジェンド・オブ・カンフー』の前売り券がシネマート六本木とシネマート心斎橋で明日26日より発売になります。特典はクリアファイルですが、各館限定枚数です。両面印刷されてますので、ファンは即ゲットしてくださいね。なお、東京と大阪の2館共通券になってます(笑)
ところで6月25日に映画は公開されますが、6月26日はジェイ・チョウの公式ファンクラブがファンミーティングを行うことになってるんですね。それから7月に主演映画『トレジャー・オブ・エンペラー 砂漠の秘宝』が発売されるとか、『グリーン・ホーネット』も6月にDVD発売とか、ジェイ・チョウ・ファンにはたまらない月になりそうです。

第30回香港電影金像奨

2011-04-18 01:21:48 | Weblog
第30回香港電影金像奨が発表になりました。
驚くべきはツイ・ハーク監督の「D」が6部門で受賞したことです。これでツイさんも一時期のスランプを脱したというところでしょうか。今回は受賞している作品が昨年日本でも映画祭で上映されている作品がほとんど占めている点。あとは『D」が日本で公開されるかどうかですね。
ニコラスもアイドルから演技派への移行に成功して、ますます今後の映画が楽しみです。あとはウィリー・チェンが賞を受賞していますが、印象的だったのが彼の回りに旧事務所の面々と一緒だったこと。香港の事務所が解散したときいろいろあったようですが、また一緒に仕事してほしいですね。
最佳電影:
<打擂台>
監製: 林家棟
最佳導演:
徐克 <狄仁傑通天帝國>
最佳編劇:
彭浩翔, 麥曦茵 <志明與春嬌>
最佳男主角:
謝霆鋒 <綫人>
最佳女主角:
劉嘉玲 <狄仁傑通天帝國>
最佳男配角:
泰迪羅賓<打擂台>
最佳女配角:
邵音音 <打擂台>
最佳新演員:
陳奐仁 <李小龍>
最佳新晉導演:
莊文強 <飛砂風中轉>
最佳剪接:
張嘉輝 <葉問2>
最佳攝影:
鮑?熹 <孔子決戰春秋>
最佳動作設計:
洪金寶 <葉問2>
最佳音響效果:
王丹戒, 趙楠 <狄仁傑通天帝國>
最佳視覺效果:
李庸基, 南相宇 <狄仁傑通天帝國>
最佳美術設計:
趙崇邦 <狄仁傑通天帝國>
最佳服裝造型:
余家安 <狄仁傑通天帝國>
最佳原創電影音樂:
泰迪羅賓, 韋?良 <打擂台>
最佳原創電影歌曲:
Here to Stay <東風破>
作曲: 恭碩良
填詞: 恭碩良
主唱: 恭碩良
最佳亞洲電影:
<告白> (日本)
導演: 中島哲也
黎筱娉獲頒終身成就獎
陳自強獲得專業精神獎

インフォメーション

2011-04-08 22:23:49 | Weblog
4月10日(日)より、東京でも大成龍祭2011がTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われますが、イベントが行われることになったとのことで、インフォメーションいたします。

【スクール・オブ・ジャッキー】 トークイベント決定!

日程: 4月10日(日)19:15~「レッド・ドラゴン新・怒りの鉄拳」上映開始前

※大阪・敷島シネポップで好評だったあの2人が六本木に登場!
 大成龍祭2011第1回「レッド・ドラゴン新・怒りの鉄拳」の見どころや
 世界中で喝采を浴びているジャッキー・チェンの最近の活動を熱くトーク致します!!

【スクール・オブ・ジャッキー】
「ジャッキー・チェン 最強伝説」(講談社刊)の著者、クラブイベント「ジャッキーズナイト」オーガナイザーで、ディスクジャッキー(ジャッキーの曲ばかりかけるDJ)としてニッチな層にその名を知られる‘ポリゴン太’と、ジャッキーが人生で一番最初に影響を受けた人と豪語し、ジャッキー来日の際には記者会見でデュエット(東京サタデーナイト)した伝説を持つ‘ゴリラ’、のふたりによるジャッキー啓蒙ユニット。「ラストソルジャー」のパンフ執筆他、ジャッキーを知らない人にジャッキーの良さを正しく伝えていくべく、ネットラジオによる啓蒙活動などを日々行っている。

香港マーケット(メディアアジア)

2011-04-06 21:15:12 | Weblog
エンペラーとライバル関係の映画会社といえばメディアアジア社ですが、最近はフォン・シャオガン監督作品で中国で大ヒットを飛ばしたり、『建国大業』のようなプロパガンダ映画に関係するなど、中国大陸とがっちり手を結んだ作品を送り出しています。
そんな会社ですが、実はジョニー・トー監督をしっかり捕まえており、ここ数年はジョニー・トー作品を柱にしています。
ジョニー・トー監督は、自分が撮りたいものは平気で2~3年かかり、お仕事で作る映画はコメディ中心にあっという間に作っていますが、今回もメディアアジアのラインナップに何本か入っています。
『単身男女』はこの前の大阪アジアン映画祭で上映されているので、ご覧になられた方もいらっしゃると思いますが、こういった作品はまさにジョニー・トーのお仕事作品、儲けましょうねといった作品だと思います。何しろキャスティングが人気スターの顔を揃えているので、中華圏ではそれなりの興行収入をあげるわけです。でも日本ではジョニー・トーといえどもこの手は商売として厳しいので、映画祭でしか上映されないのかもしれません。

話がそれますが、この作品に出演しているダニエル・ウーがスティーブン・フォンと映画製作会社を設立したようですが、ジェネックスの連中はほんとつながりが強いです。

香港マーケット(關羽長)

2011-04-03 14:43:35 | Weblog
映画の投資が盛んな中国映画でいちばんオファーの多いスターは誰かというと、今はドニー・イェンではないでしょうか?日本でも4月には『孫文の義士団』5月には『処刑剣』が公開、6月には「導火線」がDVD発売されますが、とにかく中国映画のドニー作品はお祭り以上のものがあります。
彼の最新作が『關雲長』で4月28日に大陸で公開されますが、題名のごとく、三国志のキャラクターで有名な関羽をドニーが演じてます。共演がチアン・ウェン、スン・リー(『カンフーサイボーグ』のヒロイン!)、アンディ・オン、チン・シュウホウといった面々です。關雲長予告

香港マーケット(英皇作品その3)

2011-04-02 20:51:25 | Weblog
レスリー・チャンといえば、イー・トンシン(デレク・イー)監督との関係も思い出しますが、イー監督の新作である『大魔術』も待機中です。
出演は、トニー・レオン、ラウ・チンワン、ジョウ・シュンで、1916年の袁世凯が亡くなった頃を舞台に、一人のマジシャンが国と愛のために、最大のトリックをしかけるといった作品のようです。
それ以外にもイーソン・チャン、レネ・リウ、バイ・ビン共演のロマンティックコメディ『隱婚男女』隱婚男女予告、チャップマン・トウ製作、ヘイワード・マック監督、ジョーイ・ヨン主演の二人の歌手を描いた『DIVA』などが予定されています。

またこの日がやってきた

2011-04-01 22:10:01 | Weblog
さきほどまで香港では東日本大震災のチャリティーイベント「愛心無國界311」が行われていました。yahoo香港で同時中継されているのをちらりと見ましたが、ちょうど千昌夫が「北国の春」を熱唱しているところで、日本語がいきなり聞こえてきたのでびっくりしました。
いろんな方たちの力が震災にあった人たちを助けようという、その行動は本当に素晴らしいことです。でもその半面、原発の対応を含めて、政府、東京電力、頭に来る。原発大丈夫なの?

話はさておき、今日はエイプリルフールでしたが、この日はレスリー・チャンの命日です。もう8年も経ったわけですが、毎度ながら月日がたつのは早いものです。彼がもし今でも芸能活動していたら50代の半ばで、どんな役を演じていたのか、どんな映画を撮っていたのか、どんな歌を歌っていたのか。
全ては皆の夢の中・・・