電影宣伝自由人

香港映画を中心にしたアジア映画のよもやま話などを紹介

復仇者之死

2010-11-29 20:25:53 | Weblog
最近、マスコミの友人が香港に行って、信和中心に行ったら、あやしげなDVDショップが増えてたと教えてくれました。たしか、今から6年前にはそういった店があったのですが、その後、全てなくなり、また香港映画のものを売っている店もなくなったので、足を運ばなくなってしまったのですが、あの怪しげな雰囲気はいかにも香港のですね。
とにかく、大陸、香港と、海賊版の流通は相変わらずすごいものがあって、これをやめさせない限り、まともなものが売れなくなるのではないかと思うのですが、中国人はネットだろうが海賊版だろうが見れればいい、という発想が強いので、撲滅はできないでしょう。
さて、そんな中華圏において、日本のAV女優は根強い人気がありますが、ついに蒼井そらが香港映画にも進出し、今週香港で公開となります。復仇者之死予告
ここ数年の香港映画の予告の巧みさには感心しますが、20年前の香港映画の予告は、センスもなにもあったもんじゃないという感じでした。

インタビュー記事

2010-11-24 19:07:27 | Weblog
『モンガに散る』で来日した時にインタビュー取材した媒体が出始めていますので、日付が決定しているものをお知らせいたします。

11月21日「映画秘宝」ニウ・チェンザー監督
11月24日「TVブロス」ニウ・チェンザー監督
11月25日「朝日新聞(夕)」ニウ・チェンザー監督
12月 1日「ブルータス」ニウ・チェンザー監督
12月 6日「ダヴィンチ」イーサン・ルアン、マーク・チャオ
12月18日「TVタロウ」イーサン・ルアン、マーク・チャオ
      「アジアンウェーブ」ニウ・チェンザー監督、イーサン・ルアン、マーク・チャオ
12月20日「キネマ旬報」ニウ・チェンザー監督

12月2~16日スカパーCh319Vパラダイス
        「どきどきパラダイス」ニウ・チェンザー監督



12月18日公開はお正月映画が揃ってきて激戦区になりそうな感じです。
マスコミの評判もかなり高く、皆さんもぜひ劇場のスクリーンで見てください。
ちなみに今発売中の女性誌「クロワッサンプレミアム」や「SWITCH」で1P紹介されてます。
劇場窓口、プレイガイドで前売り券絶賛発売中です。

金馬奨の結果

2010-11-21 01:08:02 | Weblog
台湾金馬奨の結果がでました。
うちで宣伝している『モンガに散る』はイーサン・ルアンが主演男優賞ゲット!音響も受賞し、プロデューサーのリー・リエも今年度の最高映画制作者として受賞です。
日本の公開まで残り1ヶ月。最後の宣伝追い込みです。

◎最佳劇情片:當愛來的時候
◎最佳導演:鍾孟宏(第四張畫)
◎最佳男主角:阮經天(モンガに散る)
◎最佳女主角:呂麗萍(玩酷青春)
◎最佳新導演:何蔚庭(台北星期天)
◎最佳創作短片:馬?巴海
◎最佳紀?片:街舞狂潮
◎最佳男配角:?朋奉(父後七日)
◎最佳女配角:?蕾(第四張畫)
◎最佳新演員:李千娜(茱麗葉)
◎最佳原著劇本:高山、劉杰(透析)
◎最佳改編劇本:劉梓潔(父後七日)
◎最佳攝影:張展(當愛來的時候)
◎最佳視覺效果:南相宇(通天神探狄仁傑)
◎最佳美術設計:彭維民(當愛來的時候)
◎最佳造型設計:?里?(十月圍城)
◎最佳動作設計:洪金寶(葉問2)
◎最佳原創電影音樂:雅茲達尼爾佩曼(春風?醉的夜?)
◎最佳原創電影歌曲:第36個故事(第36個故事)
◎最佳音效獎:杜篤之(モンガに散る)
◎最佳剪輯獎:布?松弗洛朗斯、翁首鳴、曾劍(春風?醉的夜?)
◎年度台灣傑出電影工作者:李烈(モンガに散る)
◎年度台灣傑出電影:第四張畫
◎終身成就獎:徐立功
◎特別貢獻獎:孫越


AFM

2010-11-13 17:10:36 | Weblog
AFMのマーケットから帰ってきた方々からいろんな情報を聞いたのですが、日本の買い付けは比較的低調で、中華系作品はあまり買われていないとのこと。ただ、メディアアジア社の『李小龍』は誰に聞いても、その会社何?というところが買ったそうなのですが、これも本当かどうかわからないという話です。
マーケットでは中国の経済的好調からか、大きなブースがいっぱいあったそうですが、ツイ・ハーク&ジェット・リーの3D『New Dragon Gate Inn』など、これから作られる作品のインフォメーションもかなりあったようです。また『葉問』以降、クンフーものも続々と作られているので、これらの作品は特に中東のほうがかなり買ったということで、盛況だったそうです。(でも日本はカヤの外)。
ちなみにベニー・チャン監督の『少林寺』は予告のみしかインフォされていなくて、ベルリン国際映画祭でお披露目とのことですが、買い付け金額がばか高くて、日本の会社は現状では手を出してないとのことだそうです。

讓子彈飛

2010-11-10 14:46:44 | Weblog
チアン・ウェン(姜文)は『鬼が来た』の中国国内上映禁止で、監督としては当局からのお達しで干されていたわけですが、その間、プロデューサー、俳優として活躍しており、私も7年前に『ミッシングガン』という作品の宣伝を手がけました。その彼の久々の監督・出演作品が『讓子彈飛』で、英皇が製作しました。共演はチョウ・ユンファ、グォ・ヨウ(チアン監督のメイン俳優ですね)、カリーナ・ラウといった面々。予告を見る限り、エンタテインメントのようですから、中国ではヒットを飛ばしそうですね。讓子彈飛予告1
讓子彈飛予告2

コメディ好き

2010-11-08 18:31:24 | Weblog
昔から香港映画にはベタなコメディ映画が多くて、とてもじゃないけど日本のマーケットにはまったくあわないのですが、中国人ってコメディ好きなのか、ということが昨日なんとかくわかりました。
いつものマッサージ屋に行って、終わった後に店の子たちと映画の話をしていたのですが、笑える映画は好きということで、『狙った恋の落とし方』の続編あるよという話をしたら、とたんにこの映画の笑えるシーンの話となり、彼女たちはグォ・ヨウが教会で説教の話を聞くシーンが最高に可笑しいと笑いながら話しておりました。あと『唐伯虎點秋香2之四大才子』のリッチー・レンがいい、とも話してました。唐伯虎點秋香2之四大才子予告
ここのところ中国映画も数多く作られており、今は1年間に400本作られているとのことなのですが、作られているジャンルもコメディが多めで、東京中国映画週間で上映されている作品もコメディがかならず入ってますが、でも内容はというと日本のマーケットにはちょっと合わない作品のように感じます。

そういえば、金馬奨にノミネートされている『父後七日』ですが、タイ・ポーが出ていたのですね。父後七日予告

バブルでGO

2010-11-07 17:15:34 | Weblog
昨晩、CXで日本シリーズが延長になっていたので、その影響で番組時間がずれて放送された『バブルでGO!』を見ていたのですが、広末涼子がタイムスリップする1990年は、世の中バブル真っ盛りでしたが、映画の世界もビデオでバブル真っ盛りでした。
劇中のディスコで、故飯島愛が出てきますが、私、リアルにTバックで踊る飯島愛を見た記憶が芝浦のゴールドでありました。といっても、ここでAV業界が集まってショップ用のイベントを行っていたところに行ったのですが、当時はビデオ業界が幕張メッセとかでブースを出して業界用の展示会とか行っていたわけですが、今考えると、ほんとバブルなことをやっていたわけです。
また、映画祭なども、それを開催するためにスポンサーがお金を出してくれていたわけで、そうゆうお金が出せる環境であったことも今では考えられない時代だったあわけです。
そういった状況を踏まえて、香港映画のビデオがどんどんレンタルに置かれていったのもこの時代ですし、バブルだったからこそ、日の目を見なかった香港映画を見ることができたとも言っていいでしょう。
「キン・フー映画祭」「香港電影博」「ツイ・ハーク的電影世界」などなど、まさにこの『バブルでGO!』の時代こそが香港映画の熱い時代だったのかもしれません。

ド忘れ

2010-11-04 19:58:14 | Weblog
すっかりTOKYOフィルメックスのチケット発売だったことが昨日だったことを忘れ、今チケットぴあを見たら、『密告者』だけが即売れ完売だったようですね。しまった買い損ねた。
ということで、今年はどうも映画祭で映画を見ることに関しては縁がないようです。

日本の不況は昨年の映画会社の倒産から、今度はビデオメーカーにも波及しており、香港映画は日本側のディストリビューターはまったく手を上げなくなってますが、それにしびれを切らした香港の会社はテレビ権をMATVに売ってしまっているので、ますます日本での公開やビデオ発売が遠のく悪循環。

都内では、単館系の劇場が続々と閉館になろうとしている状況で、ちょっとさびしい感じがします。
大阪でも来年は大きなシネコンがオープンするので、大阪の単館にも影響がでそうな雰囲気で、いろんなことが来年にかけて起きそうな映画業界でもあります。

李小龍

2010-11-03 02:58:58 | Weblog
昨日は仕事の話で江戸木純さんとミーティングをしたんですが、雑談で東京国際映画祭の宇田川さんとブルース・リー上映の時のトークの話になり、その時に李小龍の予告が流れたと聞いたのですが、それがたぶんメディアアジア社の『李小龍』のことだと思うのですが、HPに予告がアップされており、見ることができます。李小龍予告

情報

2010-11-02 12:25:32 | Weblog
今週土曜日は、うちが宣伝のお手伝いしている『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』の初日なのですが、マスコミ取材を入れる舞台挨拶の時間をチェックするために、他の公開作品のチェックをしていたら、バルト9のホームページに『燃えよドラゴン』11月6日~1W上映というのが目に入りました。今月はリーファンにとってはイベント月になるわけですが、11月26日にはパラマウントジャパンからブルーレイが発売とお財布には厳しい月になりそうですね。ちなみにユニバーサルジャパンで発売されていたフォーチュンスターのライブラリーは、今度はパラマウントから出るようで、12月にはジャッキー・チェン作品が発売されることになってますが、これまで発売された日本版を持っている人たちに触手がのびるものになっているかどうか。パラマウントジャパン

東京国際映画祭で上映された『葉問』は、2011年1月22日より新宿武蔵野館での上映が決定してます。